分割併合の旅と福島　2日目中編

2021/12/04 - 2021/12/05

https://4travel.jp/travelogue/11721058
https://4travel.jp/travelogue/11721309
本編は上記「Akrさまと行く分割併合の旅（旅行日・11/6）」の続編的旅行記です。
全体の内容としては小牛田でAkr編成と「併合」し、前回行きそびれた「喫茶まるゆ」のリベンジ、渡波駅と石巻・日和山の訪問、Akrさまの旅行記にたびたび登場する仙台駅「こけし氏」との対面ののち、Akr編成と「分割」
翌日「毛利編成」は福島方面へ単独運用となり、桑折駅・伊達駅・飯坂温泉駅に「停車」して、プチ観光をするといふ内容となっております。
鉄道用語が多く出てきてわかりにくいこと、なにとぞご了承願いたいです。
要は1日目はAkrさまと鳴子と石巻でオフ会を開催し、2日目は私単独で飯坂温泉観光するといふ感じです。

写真の枚数が200枚～300枚に上り、1日目、2日目とも前・中・後編くらいに分けて投稿したいと思ふし、「ポイントは投稿月3本」の制限があるので、間隔があいてしまふ事何卒ご了承のうえ、ご覧くださいませ。

さて、2日目中編の内容ですが、飯坂温泉観光がメインで、温泉むすめ「飯坂真尋ちゃん」の”聖地巡礼”も兼ねており、ヲタ要素が非常に濃くなっておりますこと予めご了承ください。

温泉むすめは下記参照
https://onsen-musume.jp/

写真は飯坂観光協会の内部です。

※公開日 令和4年1月28日

エリア 飯坂温泉(福島)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: Yahoo!トラベル

こんな感じで「いくぜ！飯坂」ってやってみると、なんとなく「とのっちさま」のリスペクトみたいな。
使用したきっぷは「いい電1日フリーきっぷ（800円）」、飯坂までの往復（370×2）と9つある共同浴場の利用（200円・波来湯は300円）で十分もとはとれる計算。
「いい電」と「共同浴場」の障がい者割引は効くが、銭に触る機会を極力減らしたいので、素直にフリー切符を利用。

福島駅 駅

さあて、9時12分の電車で飯坂へ向かゐませう。
電車は1000系、「青ガエル（旧5000系）」時代から東急のお下がりです。
中間車改造なので、前の7000系同様、オリジナルとは違い顔つきが独特。

”ももりんは見た”
「みたわよ～、あのアベックったら昼間からいちゃいちゃ、いちゃいちゃ…」

実際はいませんでしたが、なんとなく市原悦っちゃん風の茶番を思いつきました。

https://4travel.jp/travelogue/11721299
Akrさまの上記旅行記を読んで「妻面に窓がある車両って懐かしいな～」なんて思ってたら、こちらの車両にもついていてビックリ！
前の7000系もたしかさうだ、これって非冷房が主流だった時代の名残？

福島の次、曽根田の駅舎（昭和17年・1942築）は工事中のため、覆いがかかっていた。
どうやら「復元工事」とのこと、一時は解体かといわれていたが、木造駅舎を残す意思が感じられてよかった。

写真は医王寺前～花水坂、線路は一段高いところを走っており、先ほどの貝田～藤田ほど雄大ではないものの、リンゴ畑が旅に彩を添える。

9時34分　飯坂到着
「券売機」と書かず、「自動きっぷうりば」と書く点がニクい。

ひとまず、駅前の光景を眺める。
駅舎東側にかかるアーチは「十綱橋」、大正4年・1915架橋、昭和42年・1967改修。

令和2年に「我が国最古級の鉄製アーチ橋」として登録有形文化財に登録。

そのあとは福島信用金庫のATM跡を改装したと思われる「真尋ちゃん神社」を訪れてみる。
一応「温泉むすめ」は「神様」って設定だもんね。
絵馬の実物は「なかや旅館」にあるさうだが、この屈託のない笑顔に癒された！

続いて「飯坂温泉観光協会」がファンの聖地になっていると聞きつけ、行ってみることに！
でた～「祭壇」、飯坂のみならず、全国のファンから「奉納」されたグッズ（缶バッチ等）が所せましと並んでますよ～

この組み合わせ、どっちも好きなのでサイコー！
鉄道むすめ・杜みなせサンと松島温泉の松島名月チャンでは！

祭壇中央には声優さんのサインが！
真尋ちゃん役は吉岡茉祐さん（まゆしぃ）が務めており、仙台が舞台のアニメ「Wake Up, Girls!」の島田真夢役、仙台放送「かのおが便利軒」のナレーションとして諸先輩方の識るところであり、なにかと東北と縁が強い。

ぜひとも、飯坂温泉に行く前に「温泉むすめ公式」のラジオもお聞きになるといいでせう。
https://www.youtube.com/watch?v=HAU2H7vE5pA

このあとは「波来湯」でひとっぷろ浴びました。
42度と45度の浴槽があり、当初は温めだけ入るつもりだったんですが、意を決して熱めにも挑戦！
キリっとして、湯あがり最高！

波来湯 温泉

温泉だけに飽き足らず、さらなる聖地へ！
鯖湖湯からほど近い「ほりえや旅館」、こちらには2度宿泊したことがあります。
「おじゃまします」と声掛けすると、まず大女将さんが対応してくれた。
なんでも亡くなった祖父と同い年で、お元気さうで何よりです。

飯坂温泉 ほりえや旅館 宿・ホテル

うぉ～缶バッチの種類はさすが、観光協会にヒケをとらん！

鉄道ファンとしてはこちらの「へドマ（ヘッドマーク）」も気になる。
実際運行されたんだろうか。

さっき観光協会で缶バッチすら見つけられなかった「道後泉海ちゃん」のイラストを発見！
なんせ、生徒会長っスから。

それに混じって「飲食営業」の許可証が飾られてるのがグッとくる！
「県」も旧字体だし。

大女将さんに「グッズ見せてください」と伺うと、若旦那さんが出てきて、対応してくれた。
そのついでに館内も案内してくれた。
こちらは平成31年2月に泊まった『さくらの間』だが、テレビが壁掛けになったり、畳・壁紙・床の間か大幅に改装され、色んな意味で驚きがあった。
昔の古めかしほうが良かった感じもするし、ハードのアップデートはお客様の満足度に直結するので、企業努力として認める点もある。

続いて『真尋ちゃんルーム』に案内してもらった。
こちらも宿泊可能で、ヲタの心をグッと掴むこと間違いなし。
たしか、予約は電話のみだったやうな。
『とある魔術の～』グッズも混じってるが、そこら辺のゆるさもいい！

続いて3階方面にまわり、そとの景色を眺める。
向かゐに控える『なかむらや旅館』のたヽずまいはかはらず。

3階→2階へ戻る階段、ここら辺も『千と千尋～』をイメージして壁紙を張り替えたとか（若旦那さん談）、良し悪しはともかく、遊郭みたいで色っぽいかも。

こちらは改装して5年くらいになるのかな、特別室（1泊18000円）

天井は樹齢200年の檜に張り替えたとか。
柾目と板目両方ふんだんに使って、なんだか贅沢。

若旦那さん
『先代の趣味で零戦が500機ほど』
その他戦艦武蔵などもあり、ミリヲタの心もグッと掴むこと間違ひなし。

帰り際、玄関にて。
『さういえば、真尋ちゃんの特技は空手だったな～』

こちらでは『中学生真尋ちゃん』のキーホルダー（700円）を購入！
高校生真尋ちゃんはセーラー服に法被ですが、ブレザーも似合って、困り顔ぎみなところが(≧▽≦)
男勝りな真尋ちゃんですが、なんかギャップ萌え！

続いて『吉原食堂』でも昼食をと思ひ、堀切邸の前を通りました。
写真の新蔵（明治20年・1887築）は前回ちらっと取り上げましたが、いいアングルでなかったので、ここでリベンジしましたが、まあまあかな。
空襲避けの『黒塗り』の感じが伝わればよいかと…

旧堀切邸 名所・史跡

しかし『吉原食堂』の暖簾があがってなかったので、取り敢えずブラブラ。
写真は『飯坂湯町』バス停付近、全面になまこ壁が施された蔵があって『こりゃ文化財級だな～』と、壮観な光景に浸っておりました。

飯坂温泉の街並 名所・史跡

取り敢えず、飯坂名物の『けしまんぢう』を買っとかなきゃ、と思って『一味庵本店』を訪れてみることに。
『ショーケースの写真とっていいですか？』と尋ねたら、快くOKしていただきました。
左のケースには、いちご大福などが陳列されてました。

一味庵 グルメ・レストラン

けしまんぢう（税込100円）
当日はチーズが品切れでしたが、ベーシックな『けしまんぢう』を食べたかったので、それにしました。
パッケージもレトロですね。

中身はこんな感じです。
まんぢうの生地は『東京のひよこ』みたいな感じでで、けしの風味が心地よいです。
久々に食べましたが、美味しかったです！

そのあと『飯坂八幡神社』へ歩みを進めると、『大門の湯』が見えてきました。
今回はパスしましたが、松の枝振りが見事です。

大門の湯 温泉

2年ぶりの飯坂八幡神社、早速お参りしませう。
ご祭神は誉田別尊（応神天皇）息長足姫命（おきながたらしひめのみこと・神功皇后）、玉依姫命（たまよりひめのみこと・神武天皇の母君）
天喜4年（1056）源義家公の手より創建、写真の拝殿は十八世紀末に改築。
http://hachimanjinja.info/

八幡神社 寺・神社・教会

当社の例大祭である『けんか祭り』はこのやうに屋台がぶつかり合い、岸和田のだんじり並みに激しいお祭り。
真尋ちゃんもこれに参加するくらいだから、やはり男気のある方だな～なんて。
今年はご祈祷のみだったらしい、コロナ禍ゆえ仕方なし。

参拝を済ませ、駅方面へ足を進ませると、満願寺（信達十二番札所）に『寒椿』が植えてあった。
家にあった椿に比べ、華に勢いがある。

そろそろ正午、『麺飯酒家万来』で昼食を取りました。
注文したのは万来めん・しょうゆ（800円）、俗にいふ「広東麵」ですな！
一口めはあっさりした印象でしたが、胡椒で味変しつつ、しいたけ、豚肉をかみしめると、その風味が加わり、パンチのある味に！
もやし、キャベツ、葱のしゃきしゃき感も加えてよし！
いや～ホッとする味付けでしたな～、汁もシャバシャバになりにくかったですし。

麺飯酒家 万来 グルメ・レストラン

こちらでは円盤餃子も食べれるとのことでしたが、「早めにご注文ください」と催促があり、今回は見送ることに。

さて、今章はここまで、ご覧くださいまして誠にありがとうございました。
最終章については、月明け公開予定ですので、よければご覧ください。

この旅行記へのコメント （4）

• まるきゅーさん 2022/01/31 18:50:03

  飯坂良いですね～

  毛利様、こんにちは。まるきゅーです。
  いい電って上田電鉄に似ているような...　まあ車両が同じですからね。
  あの車端部の窓は東急だとまだ9000系とかにあったような...
  記憶が定かではないですが。
  そして鉄道むすめは聞いたことがありますがなんせ鉄道以外のことに見向きもしないのでよくわかりませんでした。
  僕も温泉を組み合わせることも考えたいですが乗りつぶし優先で唯一くっつけたのはあのいわき旅行記なので（それ以外にも地元の銭湯にはたまに行く）やってみるのも有りかもしれません。まあこけしを叩くほどの度胸が無いので無理でしょうが。
  最後に少し余談ですが栄冠は君に輝く作曲者の古関さんは僕の地元に縁があるらしいです。書いていたら福島駅の高原列車は行く聞きたくなってきた。郡山の扉には敵わないけど（以下長くなるので自制）　まるきゅー

  毛利慎太朗さん からの返信 2022/01/31 21:26:18

  Re: 飯坂良いですね～

  まるきゅーさま、毎度ご覧くださいまして誠にありがとうございます。
  まるきゅーさまのいわき方面の旅行記を改めて見直しましたが、なかなか興味深かったですね。
  私としては日立3番線と十王の『いつでも夢を』が気になるところですが、十王が即切りなのは誠にもったいないですねえ、なにせ日本を代表する女優さんが元歌唄ってますんでね。
  余韻以上聞きたきゃ朝とか余裕のある時間帯を狙い打ちするしかいないですか、あといわき湯本はyoutubeでいろいろと聞きましたがありゃ神メロですな。
  
  温泉は駅近のみゆきの湯を利用されたとの由、熱めと温めの浴槽があるのは波来湯とおんなじで、初心者にも優しい感じで、いってみたくなりました。
  硫黄系の『さはこの湯』と併せて湯めぐりもよささうですね。
  
  それと、常磐線の復旧について、私に質問を投げ掛けてくれたのに、スルーしてごめんなさい。
  私としては、チェルノブイリなみの災害だから、発災時復旧は難しなあと思っており、よくぞ復旧してくれたという感じで、時の長さは関係ありません。
  わたしもこの区間は震災前2度通りまして、常磐線は完乗してるんですが、東北本線は大宮～久喜だけ未乗なんていうトンチンカンなことをやってます、鉄道組合員としては？です。
  北東パスで完乗したとき（09年）は、体力温存のため最初グリーン車にすればよかったんですが、ケチってしまってクタクタになった感じで、415系にものったにはのったのですが、感動が薄いですかね。
  それより08年にスーパーひたちでいって、普通で帰ってきたとき、夜の森の桜がきれいだったことははっきり思い出せますかね。
  
  おっとっと長くなった、妻面窓の情報ありがとうございます、東急9000系も置き換えが決まり、あのGTO音がきけなくなるのは残念な気もしますね。
  ではでは！
  
  ー毛利慎太朗ー

• へけけさん 2022/01/29 21:59:20

  飯坂温泉　行きたくなりました

  慎太朗さん　こんばんは　ちょいな！
  　温泉娘公式ラジオ聞きましたよ　　いいですね　吉岡さん　ちょっとよくわからんのですが飯坂温泉に行ってみたくなりました　ほりえや旅館もいいじゃないですか　65歳のじじいが行ったらおかしいでしょうか？　へけけ

  毛利慎太朗さん からの返信 2022/01/29 22:42:43

  Re: 飯坂温泉　行きたくなりました

  へけけさま、ちょいな！
  コメントくださりありがとうございました、そして、ラジオも聞いてくれたんですね。
  わたしも実は『Wake up gilrs』詳しく見たことがないんですが、イオン東北のイメージキャラクターをつとめていたり、仙台の観光動画がyoutubeであがってたりしてたので、存在は知っていたくらいですかね。
  
  ま～『諸先輩方』とは書きましたが、これは『鉄ちゃん』ではなく、『ヲタ』の先輩方に向けたので、あんま気にしなくてええです。
  
  ほりえや旅館、『真尋ちゃんルーム』じゃなくても、おすすめです。
  『さくらの間』はリフォームされましたが、縁側の痕跡の柱なんかはそのままで、『ここから先でしきってたんか』と昔を思い出すこともできますかね。
  ご飯も家庭的な料理で、朝食だけつけて、夕食に円盤餃子を頬張る計画でもいいと思います。
  （照井の本店が近くにあります）
  朝食には、ずいき（里芋の茎の干したの）の味噌汁とか、飯坂名物『ラジウム玉子』とか出ましたね。
  砂糖をつけて食べる梅干しも珍しいと思います（これはお茶請け）
  1泊２食、1名1室で9000円くらいですかね。（朝食付きだと6500円くらい）
  
  最後に、65歳の旅慣れしたへけけさまがいらしても、違和感ないとおもいますよ。
  外湯も9つあるので、湯めぐりなんかも楽しいですね。
  熱い湯も、ときたま入ると目がしゃきっとしていいものです。
  
  ー慎太朗ー