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 歩く歩く歩く2016 ポルトガル人の道1<br /><br /> 日本出発から46日目   Santiago - O Porto<br /><br /> 北の道を歩き終えて、今日からポルトガル人の道を歩くためにポルトへ移動します。これまでの北の道では「歩きN日目」でしたが、二つ目の道を歩きだすので、ごっちゃになるから今回から「日本出発からN日目」で統一しました。<br />

歩く歩く歩く2016 ポルトガル人の道1(2016北の道12の続き)

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2016/05/09 - 2016/07/29

3475位(同エリア7854件中)

旅行記グループ 歩く歩く歩く2016

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 歩く歩く歩く2016 ポルトガル人の道1

 日本出発から46日目   Santiago - O Porto

 北の道を歩き終えて、今日からポルトガル人の道を歩くためにポルトへ移動します。これまでの北の道では「歩きN日目」でしたが、二つ目の道を歩きだすので、ごっちゃになるから今回から「日本出発からN日目」で統一しました。

旅行の満足度
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
30万円 - 50万円
交通手段
鉄道 徒歩
航空会社
カタール航空
旅行の手配内容
個別手配
  •  6月21日(火)サンティアゴ・メノールのアルベルゲ早朝。昨日立てた計画より少し早めに行動開始する。目が覚めてしまえば横になっている理由は何も無い。疲れてもいないし、早く動けるなら早い方が何かと安全だし安心だ。<br /><br /> 地下のキッチンでインスタントスープでも作って朝飯にしようかと降りていくと、キッチンは終日開いてるんじゃなくて、この時間は鍵を掛けて閉じているようだ。こんな早い時間にキッチンにやって来たことがなかったので知らなかった。朝飯は途中のどこかで食べればいいやと駅に向かって歩き出す。まだ真っ暗で道端の街頭だけが光っている。駅へ行くには確かこの道で良かったんだよなと自問自答する。間違いなくこの道だと思うが、もし違っていたら大変だ。歩き旅の時と違って交通機関を利用するときはこういうのが厄介だ。<br />

     6月21日(火)サンティアゴ・メノールのアルベルゲ早朝。昨日立てた計画より少し早めに行動開始する。目が覚めてしまえば横になっている理由は何も無い。疲れてもいないし、早く動けるなら早い方が何かと安全だし安心だ。

     地下のキッチンでインスタントスープでも作って朝飯にしようかと降りていくと、キッチンは終日開いてるんじゃなくて、この時間は鍵を掛けて閉じているようだ。こんな早い時間にキッチンにやって来たことがなかったので知らなかった。朝飯は途中のどこかで食べればいいやと駅に向かって歩き出す。まだ真っ暗で道端の街頭だけが光っている。駅へ行くには確かこの道で良かったんだよなと自問自答する。間違いなくこの道だと思うが、もし違っていたら大変だ。歩き旅の時と違って交通機関を利用するときはこういうのが厄介だ。

  •  サンティアゴ駅には5:50に着く。早めに行動した筈だが、結局、駅到着は予定とぴったりになってしまった。予定通りに行動開始したらこれより遅かったと言う事か、キッチンは閉まっていて逆に良かった。やっぱり早めの行動開始が肝要だ。<br /><br /> 暗闇にぼんやりと浮かび上がった駅舎が寂しそうだが、中に入っていくと大きなコロコロバッグや、私と同じようなバックパックを背負った沢山の旅行者が静かに電車の時間が来るのを待っていた。さすがに子供なんか一人もいない。

     サンティアゴ駅には5:50に着く。早めに行動した筈だが、結局、駅到着は予定とぴったりになってしまった。予定通りに行動開始したらこれより遅かったと言う事か、キッチンは閉まっていて逆に良かった。やっぱり早めの行動開始が肝要だ。

     暗闇にぼんやりと浮かび上がった駅舎が寂しそうだが、中に入っていくと大きなコロコロバッグや、私と同じようなバックパックを背負った沢山の旅行者が静かに電車の時間が来るのを待っていた。さすがに子供なんか一人もいない。

  •  駅の電光表示板には A Corunaや、オウレンセ、マドリッド行きの出発時間が見えるので必要な情報をメモしておく。マドリッドは巡礼が終わってからは必ず行くが、他の行き先も必要になるときがあるかも知れないので。ガイドブックを持っていない私には大事な情報だ。<br /><br /> Vigo行きの時間が迫ってきたので地下道を歩いて指定のホームに移動する。地下から上がるところにはセキュリティーチェックがあって、荷物の検査とチケットのチェックがあった。でも、お座なりにセキュリティーのマネだけしている感じで真剣とは程遠い。駅には巡礼の象徴である帆立貝を小さなリュックに取り付けて、大きなコロコロを引いている女性がいた。この人も巡礼なのかな?どういうスタイルの巡礼をするんだろう。巡礼路でコロコロを転がしている姿が思い浮かびおかしくなったが、コロコロはどっかに預けて小さなザックだけで歩くのだろう。よく目にした軽装ペレグリノの正体はこれらしい。<br /><br /> 6:17、定刻どおりに出発する。ポルトに行くのは昨年に続き2回目なので幾分気楽さがある。昨年はバスで移動したが今回は列車。列車は乗換えがあるのでそれが面倒だが、中を自由に動き回れる開放感が魅力だ。

     駅の電光表示板には A Corunaや、オウレンセ、マドリッド行きの出発時間が見えるので必要な情報をメモしておく。マドリッドは巡礼が終わってからは必ず行くが、他の行き先も必要になるときがあるかも知れないので。ガイドブックを持っていない私には大事な情報だ。

     Vigo行きの時間が迫ってきたので地下道を歩いて指定のホームに移動する。地下から上がるところにはセキュリティーチェックがあって、荷物の検査とチケットのチェックがあった。でも、お座なりにセキュリティーのマネだけしている感じで真剣とは程遠い。駅には巡礼の象徴である帆立貝を小さなリュックに取り付けて、大きなコロコロを引いている女性がいた。この人も巡礼なのかな?どういうスタイルの巡礼をするんだろう。巡礼路でコロコロを転がしている姿が思い浮かびおかしくなったが、コロコロはどっかに預けて小さなザックだけで歩くのだろう。よく目にした軽装ペレグリノの正体はこれらしい。

     6:17、定刻どおりに出発する。ポルトに行くのは昨年に続き2回目なので幾分気楽さがある。昨年はバスで移動したが今回は列車。列車は乗換えがあるのでそれが面倒だが、中を自由に動き回れる開放感が魅力だ。

  •  Vigoにも時間通りに到着。ここはスペインとポルトガルとの国境の駅だ。ポルトガルへは直通列車がないので、ここでポルト行きに乗り換える必要がある。発車までには1時間20分もあるので駅構内のバルで朝飯を食べることにする。カフェコンレチェが1.35ユーロでジャガイモ入りのトルティージャは倍の2.60ユーロだった。何度かビールと一緒にトルティージャを食べたことはあるが、いつもコミで支払っていたので単品価格は知らなかった。あとでガッカリしないようにトルティージャは高いものと覚えておこう。<br /><br /> このバルでいい時間つぶしができた。いま8時20だから発車までの待ち時間が40分になった。転ばぬ先の杖で出発ホームを確認しておこう。言葉が不自由なので、早め早めの行動は重要だ。この駅のホームは3本しかないのに、私が乗るポルト行きは15番ホームとなっている。またこれだよ。

     Vigoにも時間通りに到着。ここはスペインとポルトガルとの国境の駅だ。ポルトガルへは直通列車がないので、ここでポルト行きに乗り換える必要がある。発車までには1時間20分もあるので駅構内のバルで朝飯を食べることにする。カフェコンレチェが1.35ユーロでジャガイモ入りのトルティージャは倍の2.60ユーロだった。何度かビールと一緒にトルティージャを食べたことはあるが、いつもコミで支払っていたので単品価格は知らなかった。あとでガッカリしないようにトルティージャは高いものと覚えておこう。

     このバルでいい時間つぶしができた。いま8時20だから発車までの待ち時間が40分になった。転ばぬ先の杖で出発ホームを確認しておこう。言葉が不自由なので、早め早めの行動は重要だ。この駅のホームは3本しかないのに、私が乗るポルト行きは15番ホームとなっている。またこれだよ。

  •  立っている駅員さんにすぐ聞いてみる。そしたら1本のホームでも乗る位置によってホーム番号が異なるらしい。ずっと先の方に行くと15の文字が見える。あぁこれが15番ホームかと安心する。スペインもポルトガルもこのタイプの駅があるので油断できない。やっぱり早めの確認は大切だ。発車直前にホームが見つからないなんてなったら冷や汗もんだ。

     立っている駅員さんにすぐ聞いてみる。そしたら1本のホームでも乗る位置によってホーム番号が異なるらしい。ずっと先の方に行くと15の文字が見える。あぁこれが15番ホームかと安心する。スペインもポルトガルもこのタイプの駅があるので油断できない。やっぱり早めの確認は大切だ。発車直前にホームが見つからないなんてなったら冷や汗もんだ。

  •  ポルト行きの電車は短い車両で、今まで利用した列車と比べ明らかに古いようだ。折りたたみテーブルもリクライニングもなく小物を入れるカゴさえないので時代物のようだ。国境をまたぐ国際列車なのにこんなんでいいのかなぁ?それともこれはポルトガル国鉄の車両なんだろか?唯一良いところは座席が進行方向を向いているところか。日本の長距離列車は必ず進行方向を向くことができるが、ヨーロッパではそんなの関係ないらしい。だからこの列車も逆に走る時は後ろ向きに座らせられることだろう。座席もさっきの列車より幾分狭く感じる。今のところ私の隣りは空席なのでポルトに着くまでに誰も来ないといいな。<br /><br /> 電車は定刻通りに動き出した。やればできるじゃんスペイン(ポルトガルか?)。もっともここが始発なので当たり前なのかも知れない。車内はガラガラのままだ。いいぞいいぞ、この調子でポルトまで行ってくれ。

     ポルト行きの電車は短い車両で、今まで利用した列車と比べ明らかに古いようだ。折りたたみテーブルもリクライニングもなく小物を入れるカゴさえないので時代物のようだ。国境をまたぐ国際列車なのにこんなんでいいのかなぁ?それともこれはポルトガル国鉄の車両なんだろか?唯一良いところは座席が進行方向を向いているところか。日本の長距離列車は必ず進行方向を向くことができるが、ヨーロッパではそんなの関係ないらしい。だからこの列車も逆に走る時は後ろ向きに座らせられることだろう。座席もさっきの列車より幾分狭く感じる。今のところ私の隣りは空席なのでポルトに着くまでに誰も来ないといいな。

     電車は定刻通りに動き出した。やればできるじゃんスペイン(ポルトガルか?)。もっともここが始発なので当たり前なのかも知れない。車内はガラガラのままだ。いいぞいいぞ、この調子でポルトまで行ってくれ。

  •  ビーゴ湾に沿って線路が続いているので景色がとてもいい。ほどなくして検札の車掌がやってきたのでチケットを渡すと、そのチケットを見もしないで近くの人とお喋りしながらボールペンで一本の線を引いて行ってしまった。さすがスペイン(ポルトガルか?再)。でもそのあと思い出したが、乗り込む際に列車を確認するためにチケットを見せた車掌だったようだ。それで私のチケットを覚えていたのかも知れない。それにしてもなー、日本でそれやって先輩にばれたら大目玉だ。<br /><br /> 途中の駅に停まっても駅名のアナウンスは一切無い。停車駅の名前さえアナウンスしないんだから次の駅名なんか言う訳ない。海外は何でも自己責任の世界だ。私の降りるポルトは終点と分かっているので心配はしてないが、じゃないと駅が近づくごとにずっと緊張してないといけないだろうと思った。日本の鉄道はありがたいね。<br /><br /> ポルト手前のViana do Casteloと言う駅に停まったらさっぱり動き出さないでいる。ポルト到着時刻は10:18の予定だが既に10:22を回っているので、もしかしたらここがポルトなのかと心配になり、近くに座っているおばさんに「ポルト?」と聞いてみる。フランス語で返ってきて「あと2駅でポルトで、1時間掛かるよ」と言っている(らしい)。5つ程知っているフランス単語の中からメルシボクと言ってみる。ポルトは終着駅と思っているのでまぁ大丈夫なんだろうが、アナウンスがあっても理解できないので一抹の不安はある。<br /><br />※この2年後にViana do Casteloに歩きで訪れることになるのだが、今はこの町がサンチャゴ巡礼路になっていることさえ知りませんでした。<br /><br /> フランスおばさんはリスボンをスタートした巡礼者だった。それにしてはリュックが小さいので全部歩く巡礼とは違うようだ。ボンベイロ(消防署)で寝たのかと手まねを交えて聞いてみたら、そうだそうだと言っている。やっぱり北の道とは違った苦労がありそうだが、おばさんは良いガイドブックを持っているので大丈夫なのだろう。自分の苦労は大袈裟に言うけど、ひとの苦労は何でも軽く考えがち。汗<br /><br /> 駅の時計を見たら、私のとは1時間ずれていることに気づく。え、何で!?それで大事なことに気がついた。ポルトガルはスペインと違ってサマータイムを導入してなかったのだ。だから電車が1時間遅れていると思ってたのは間違いで、定刻どおりに運行していたらしい。そのポルトの新しいホームに電車は停止した。一年ぶりのポルトだ。

     ビーゴ湾に沿って線路が続いているので景色がとてもいい。ほどなくして検札の車掌がやってきたのでチケットを渡すと、そのチケットを見もしないで近くの人とお喋りしながらボールペンで一本の線を引いて行ってしまった。さすがスペイン(ポルトガルか?再)。でもそのあと思い出したが、乗り込む際に列車を確認するためにチケットを見せた車掌だったようだ。それで私のチケットを覚えていたのかも知れない。それにしてもなー、日本でそれやって先輩にばれたら大目玉だ。

     途中の駅に停まっても駅名のアナウンスは一切無い。停車駅の名前さえアナウンスしないんだから次の駅名なんか言う訳ない。海外は何でも自己責任の世界だ。私の降りるポルトは終点と分かっているので心配はしてないが、じゃないと駅が近づくごとにずっと緊張してないといけないだろうと思った。日本の鉄道はありがたいね。

     ポルト手前のViana do Casteloと言う駅に停まったらさっぱり動き出さないでいる。ポルト到着時刻は10:18の予定だが既に10:22を回っているので、もしかしたらここがポルトなのかと心配になり、近くに座っているおばさんに「ポルト?」と聞いてみる。フランス語で返ってきて「あと2駅でポルトで、1時間掛かるよ」と言っている(らしい)。5つ程知っているフランス単語の中からメルシボクと言ってみる。ポルトは終着駅と思っているのでまぁ大丈夫なんだろうが、アナウンスがあっても理解できないので一抹の不安はある。

    ※この2年後にViana do Casteloに歩きで訪れることになるのだが、今はこの町がサンチャゴ巡礼路になっていることさえ知りませんでした。

     フランスおばさんはリスボンをスタートした巡礼者だった。それにしてはリュックが小さいので全部歩く巡礼とは違うようだ。ボンベイロ(消防署)で寝たのかと手まねを交えて聞いてみたら、そうだそうだと言っている。やっぱり北の道とは違った苦労がありそうだが、おばさんは良いガイドブックを持っているので大丈夫なのだろう。自分の苦労は大袈裟に言うけど、ひとの苦労は何でも軽く考えがち。汗

     駅の時計を見たら、私のとは1時間ずれていることに気づく。え、何で!?それで大事なことに気がついた。ポルトガルはスペインと違ってサマータイムを導入してなかったのだ。だから電車が1時間遅れていると思ってたのは間違いで、定刻どおりに運行していたらしい。そのポルトの新しいホームに電車は停止した。一年ぶりのポルトだ。

  •  駅の改札を過ぎて(日本みたいに改札はないが気分で)駅前広場に出たら、すぐ金をくれと言うのがやって来たが無視して歩き出す。ここから予約したダトバ・デザインホステルへは歩きで往復したことがあるので、これも随分と気楽だ。<br />

     駅の改札を過ぎて(日本みたいに改札はないが気分で)駅前広場に出たら、すぐ金をくれと言うのがやって来たが無視して歩き出す。ここから予約したダトバ・デザインホステルへは歩きで往復したことがあるので、これも随分と気楽だ。

  •  25分ほど歩いて、この辺りを曲がればカテドラルの近くに出るかなと当たりを付けて左に曲がって行くとドンルイスⅠ世橋が見えてきた。カテドラルは橋の袂付近にある。今日は勘が冴えている。

     25分ほど歩いて、この辺りを曲がればカテドラルの近くに出るかなと当たりを付けて左に曲がって行くとドンルイスⅠ世橋が見えてきた。カテドラルは橋の袂付近にある。今日は勘が冴えている。

  •  カテドラルの中に入っていくと、ネットで紹介していたとおり絵葉書を売っている小さな売店があって、そこでクレデンシャルを求めることができた。2ユーロ。出発地点であるカテドラルのスタンプは押されているが、パスポート情報は自分で記入すればいいらしい。クレデンシャルはペレグリノのパスポートと称されることもある重要な物なのに、ここでは随分と雑な扱いなんだな。カミーノの地図が欲しいと言ったら近くのインフォメーションで貰えるようなことを言っている。

     カテドラルの中に入っていくと、ネットで紹介していたとおり絵葉書を売っている小さな売店があって、そこでクレデンシャルを求めることができた。2ユーロ。出発地点であるカテドラルのスタンプは押されているが、パスポート情報は自分で記入すればいいらしい。クレデンシャルはペレグリノのパスポートと称されることもある重要な物なのに、ここでは随分と雑な扱いなんだな。カミーノの地図が欲しいと言ったら近くのインフォメーションで貰えるようなことを言っている。

  •  そのインフォメーションは昨年スタンプを貰ったところなのだが、建物は別の所に引越ししていた。でもすぐ近くなので問題なく地図をゲットする。

     そのインフォメーションは昨年スタンプを貰ったところなのだが、建物は別の所に引越ししていた。でもすぐ近くなので問題なく地図をゲットする。

  •  ポルトガル第二の都市ポルトを脱出するためのカミーノを確認しておきたいので捜し歩くが、黄色い矢印も埋め込みコンチャ(帆立貝)もないので貰った地図を頼りに遠くまで捜し歩くことしばし。そこに警官がいたので教えてもらうことにする。警官はカミーノのことを知っていて巡礼に好意的だった。丁寧に教えてくれた後にアルベルゲの場所も教えてくれるので、自分はホステルを予約していることを告げる。知っているポルトガル語は唯一オブリガード(ありがとう)だけなので、オブリガードと何度も言って、親切な警官と一緒に写真を撮ってからその場を後にする。日本のカチッとした警察官と違って、ご覧のように無精ひげを生やしたお気楽スタイルだがちゃんと腰にはピストルを挿している本物だ。

     ポルトガル第二の都市ポルトを脱出するためのカミーノを確認しておきたいので捜し歩くが、黄色い矢印も埋め込みコンチャ(帆立貝)もないので貰った地図を頼りに遠くまで捜し歩くことしばし。そこに警官がいたので教えてもらうことにする。警官はカミーノのことを知っていて巡礼に好意的だった。丁寧に教えてくれた後にアルベルゲの場所も教えてくれるので、自分はホステルを予約していることを告げる。知っているポルトガル語は唯一オブリガード(ありがとう)だけなので、オブリガードと何度も言って、親切な警官と一緒に写真を撮ってからその場を後にする。日本のカチッとした警察官と違って、ご覧のように無精ひげを生やしたお気楽スタイルだがちゃんと腰にはピストルを挿している本物だ。

  •  昨年も見たけど通り道にあるのでまた世界遺産のサン・ベント駅を見物しに中に入ってみる。世界遺産がタダなのは良いことだ。もちろん、撮影禁止なんて無粋なことは言わない。壁のアズレージョ(装飾タイル)がほんと見事。<br /><br /> まだ1時だが、前日に予定していたことは全て完了したのでホステルに向かうことにする。途中、ブエン・カミーノと声を掛けてくる青年がいた。アメリカ人でリスボンから歩いて来たそうだ。凄いねーと褒めてあげる。気の良さそうな若者だが私の予約したホステルには泊まらないと言うので残念。今日のホステルはアルベルゲと違って観光客がほとんどだから、同じ巡礼が一人でも居ると心強いのだがな。<br /><br /> ホステルのチェックインは2時からだけど、バックパックを預かってくれるので空身で買い物に出かける。雑貨屋で1リットルビールが2ユーロもするので、小瓶を2本買ってみたが、小瓶も高額設定の0.95ユーロもしていた。だったら1リットルビールの方が安かったかな?「やっぱり1リットルビールを買う」と言うのも何なのでそのまま。つまみのハムも買ってホステルに戻ったら、時間前だけどチェックインさせてくれる。Hotels.comで予約したとおり一泊19ユーロだが、5ユーロがどうのこうの言っている。カードキーのデポジットなのかな?理解できないが5ユーロ払う。

     昨年も見たけど通り道にあるのでまた世界遺産のサン・ベント駅を見物しに中に入ってみる。世界遺産がタダなのは良いことだ。もちろん、撮影禁止なんて無粋なことは言わない。壁のアズレージョ(装飾タイル)がほんと見事。

     まだ1時だが、前日に予定していたことは全て完了したのでホステルに向かうことにする。途中、ブエン・カミーノと声を掛けてくる青年がいた。アメリカ人でリスボンから歩いて来たそうだ。凄いねーと褒めてあげる。気の良さそうな若者だが私の予約したホステルには泊まらないと言うので残念。今日のホステルはアルベルゲと違って観光客がほとんどだから、同じ巡礼が一人でも居ると心強いのだがな。

     ホステルのチェックインは2時からだけど、バックパックを預かってくれるので空身で買い物に出かける。雑貨屋で1リットルビールが2ユーロもするので、小瓶を2本買ってみたが、小瓶も高額設定の0.95ユーロもしていた。だったら1リットルビールの方が安かったかな?「やっぱり1リットルビールを買う」と言うのも何なのでそのまま。つまみのハムも買ってホステルに戻ったら、時間前だけどチェックインさせてくれる。Hotels.comで予約したとおり一泊19ユーロだが、5ユーロがどうのこうの言っている。カードキーのデポジットなのかな?理解できないが5ユーロ払う。

  •  女の子に案内されてベッドルームに行ったら、残念ながら今回も2段ベッドの上だった。女の子に下のベッドの方が良いと言ってみたが、この子に決裁権はないらしいので一旦諦める。ここのベッドには各ベッドにぐるりとカーテンが取り付けられているが、アルベルゲに慣れた身にはこんなの無い方が開放的で好きだ。<br /><br /> シャワーを浴び、少し洗濯してからキッチンのテーブルで飲み始めたら、ペドロウソのアルベルゲでメロンと辛いインスタントラーメンを試食させてくれたコリアンの女の子がやって来たのでビールを一杯ご馳走する。名前はサラちゃんだった。昨年もこのホステルで3人の巡礼と一緒になったが、カミーノの後にポルトにやってくる巡礼は結構いるので、ここで出会うこともあるようだ。<br /><br /> さて2泊することだし、どうしても上段ベッドは嫌なのでフロントに行って交渉したら、パソコンを操作していとも簡単に下段に変えてくれたので拍子抜けした。やったね、これで2日間は快適に過ごせそうだ。カタコト英語なのでネットの翻訳機能を使い、用意した交渉の文を見せただけだけど運よく成功した。Wi-Fiがある所では私のコミュニケーション力は飛躍的に向上するのだった。<br /><br /><br /> 日本出発から47日目  O Porto 2日目<br /><br />6月22日(水)ポルトのタトバ・デザイン・ホステル2日目。7時半から朝食なので行ってみたら、もう既に沢山の人たちが食べていた。7時でもいいのかな?だったら早めに出発したい明日はパッキングを済ませてから7時に来てみよう。<br /><br /> 昨年は見当たらなかったオレンジ、キュウリ、トマトが置いてあったので一通り食べてみる。コーンフレーク2杯、パンにチーズ・ハムを挟んだのを2個、コーヒー2杯を飲んで腹いっぱい。私は30分ほど掛けてゆっくりしたが、殆どの人たちは食べたらさっさと食堂を後にして部屋に戻って行った。隣の談話スペースにも誰もいない。どんだけ早く観光に出かけるのかと思ったが真実は不明。

     女の子に案内されてベッドルームに行ったら、残念ながら今回も2段ベッドの上だった。女の子に下のベッドの方が良いと言ってみたが、この子に決裁権はないらしいので一旦諦める。ここのベッドには各ベッドにぐるりとカーテンが取り付けられているが、アルベルゲに慣れた身にはこんなの無い方が開放的で好きだ。

     シャワーを浴び、少し洗濯してからキッチンのテーブルで飲み始めたら、ペドロウソのアルベルゲでメロンと辛いインスタントラーメンを試食させてくれたコリアンの女の子がやって来たのでビールを一杯ご馳走する。名前はサラちゃんだった。昨年もこのホステルで3人の巡礼と一緒になったが、カミーノの後にポルトにやってくる巡礼は結構いるので、ここで出会うこともあるようだ。

     さて2泊することだし、どうしても上段ベッドは嫌なのでフロントに行って交渉したら、パソコンを操作していとも簡単に下段に変えてくれたので拍子抜けした。やったね、これで2日間は快適に過ごせそうだ。カタコト英語なのでネットの翻訳機能を使い、用意した交渉の文を見せただけだけど運よく成功した。Wi-Fiがある所では私のコミュニケーション力は飛躍的に向上するのだった。


     日本出発から47日目  O Porto 2日目

    6月22日(水)ポルトのタトバ・デザイン・ホステル2日目。7時半から朝食なので行ってみたら、もう既に沢山の人たちが食べていた。7時でもいいのかな?だったら早めに出発したい明日はパッキングを済ませてから7時に来てみよう。

     昨年は見当たらなかったオレンジ、キュウリ、トマトが置いてあったので一通り食べてみる。コーンフレーク2杯、パンにチーズ・ハムを挟んだのを2個、コーヒー2杯を飲んで腹いっぱい。私は30分ほど掛けてゆっくりしたが、殆どの人たちは食べたらさっさと食堂を後にして部屋に戻って行った。隣の談話スペースにも誰もいない。どんだけ早く観光に出かけるのかと思ったが真実は不明。

  •  コリアンの巡礼が居たので少しお喋りする。こちらはリー君、フランス人の道とフィステラの道を歩いてきたそうだ。ポルトへは昨年の私と同じ、巡礼後の観光で来たらしい。このホステルは巡礼御用達でもあるまいに、ホントにここには巡礼が集まるな。きっとここんちがポルトでは格安だからだろうと想像する。多くの人は長期間の巡礼なので私と同じように節約しているんだろう。

     コリアンの巡礼が居たので少しお喋りする。こちらはリー君、フランス人の道とフィステラの道を歩いてきたそうだ。ポルトへは昨年の私と同じ、巡礼後の観光で来たらしい。このホステルは巡礼御用達でもあるまいに、ホントにここには巡礼が集まるな。きっとここんちがポルトでは格安だからだろうと想像する。多くの人は長期間の巡礼なので私と同じように節約しているんだろう。

  •  市内地図を見ながら今日の作戦を練り、それに沿って一日観光する。まずホステルから一番近くにあるカテドラルを訪問。昨日既にスタンプも貰ってあるので是と言って用はないので近くをウロウロして写真を撮る。ここには朝から観光客が繰り出していた。

     市内地図を見ながら今日の作戦を練り、それに沿って一日観光する。まずホステルから一番近くにあるカテドラルを訪問。昨日既にスタンプも貰ってあるので是と言って用はないので近くをウロウロして写真を撮る。ここには朝から観光客が繰り出していた。

  •  カテドラルに黄色い矢印があったので、それを追ってみる。狭い石段を下りて行くが、狭いうえにぐねぐねと曲がった路地は冒険してるみたいで面白い。しばらくしたら矢印を見失ってしまったが、世界遺産ドンルイスⅠ世橋の橋脚部分まで来ていた。

     カテドラルに黄色い矢印があったので、それを追ってみる。狭い石段を下りて行くが、狭いうえにぐねぐねと曲がった路地は冒険してるみたいで面白い。しばらくしたら矢印を見失ってしまったが、世界遺産ドンルイスⅠ世橋の橋脚部分まで来ていた。

  •  橋の上からは川べりの景色を何度か見ていたが、ここまで下りたことはなかったので、折角だから川べりを歩いてみよう。

     橋の上からは川べりの景色を何度か見ていたが、ここまで下りたことはなかったので、折角だから川べりを歩いてみよう。

  •  上から見てただけでは分からなかったが、この川べりの道は観光地になっているようだ。沢山のバルやレストランが軒並み開店の準備をしていた。活気のある風景はこちらまで元気になるようだ。一般的に考えると外国からやってくる観光客は橋の上を歩いて渡るけれど、ここまで下りてこないんじゃないのかな?でもこれだけの店があると言うことは、自分が想像できないだけでここにやって来る観光客は案外といるのかも知れないな。自分が単に橋の上しか知らないだけか。

     上から見てただけでは分からなかったが、この川べりの道は観光地になっているようだ。沢山のバルやレストランが軒並み開店の準備をしていた。活気のある風景はこちらまで元気になるようだ。一般的に考えると外国からやってくる観光客は橋の上を歩いて渡るけれど、ここまで下りてこないんじゃないのかな?でもこれだけの店があると言うことは、自分が想像できないだけでここにやって来る観光客は案外といるのかも知れないな。自分が単に橋の上しか知らないだけか。

  •  橋の下を歩いて向こう岸まで渡ってみると、今日明日にでも祭りがあるようで、準備に大わらわしていた。電飾でも配線しているのか、恐ろしい高さの橋脚に取りついている人がいる。川岸の通りには鉄骨のやぐらを組んで巨大なスピーカーを取り付けている人もいる。夜になったら始まるのかな?ちょっと見てみたい気もするが、明日は歩きの初日なので体力温存した方が身のためかな。

     橋の下を歩いて向こう岸まで渡ってみると、今日明日にでも祭りがあるようで、準備に大わらわしていた。電飾でも配線しているのか、恐ろしい高さの橋脚に取りついている人がいる。川岸の通りには鉄骨のやぐらを組んで巨大なスピーカーを取り付けている人もいる。夜になったら始まるのかな?ちょっと見てみたい気もするが、明日は歩きの初日なので体力温存した方が身のためかな。

  •  付近をアチコチを回り、楽しみにしていたポルトワインも試飲してみた。昨年は5ユーロで3杯飲めたのに、今年は2杯だけだった。実質的に値上げされていたので悲しい。<br />

     付近をアチコチを回り、楽しみにしていたポルトワインも試飲してみた。昨年は5ユーロで3杯飲めたのに、今年は2杯だけだった。実質的に値上げされていたので悲しい。

  •  橋の向こうに戻るためにはこの川底の繁華街からドンルイスⅠ世橋の高さまで上がらなくてはならない。当たりを付けて、この路地を上がっていけば橋の袂付近にでるだろうと歩いて行くが、予想を大きく外れて訳の分からない町中に出てしまった。橋から延びる大きな道路をいつ越えてしまったのか、狐につままれたような気分になる。知らずに地下道ででも越えてしまったのかな?

     橋の向こうに戻るためにはこの川底の繁華街からドンルイスⅠ世橋の高さまで上がらなくてはならない。当たりを付けて、この路地を上がっていけば橋の袂付近にでるだろうと歩いて行くが、予想を大きく外れて訳の分からない町中に出てしまった。橋から延びる大きな道路をいつ越えてしまったのか、狐につままれたような気分になる。知らずに地下道ででも越えてしまったのかな?

  •  ぐるぐる回り道しながらも、なんとか橋の近くまでやってくると、遠くから何度も見ていた正体不明の丸い建物があったので寄ってみる。でも中には入れないし、何の建物かも分からなかったが、この高台から見る世界遺産の橋も、これはこれで価値があるものだったから良しとする。図らずも今日は世界遺産の橋を下と上から見てしまった。

     ぐるぐる回り道しながらも、なんとか橋の近くまでやってくると、遠くから何度も見ていた正体不明の丸い建物があったので寄ってみる。でも中には入れないし、何の建物かも分からなかったが、この高台から見る世界遺産の橋も、これはこれで価値があるものだったから良しとする。図らずも今日は世界遺産の橋を下と上から見てしまった。

  •  カテドラル隣のインフォメーションに行ってポルトのスタンプを貰う。新らしいクレデンシャルに加え、北の道で使っていたクレデンシャルにも最後の一発を押して貰う。スタンプがいっぱい押されたクレデンシャルを見たことがないのか、受付にいた4人が凄く驚いてくれたのでこちらも嬉しくなり記念写真を撮らせてもらう。ポルトガル人の道では、ここポルトをスタートに選ぶ人が圧倒的に多いので、今まで見てきたクレデンシャルはスタンプが押されていないのかも知れない。<br />

     カテドラル隣のインフォメーションに行ってポルトのスタンプを貰う。新らしいクレデンシャルに加え、北の道で使っていたクレデンシャルにも最後の一発を押して貰う。スタンプがいっぱい押されたクレデンシャルを見たことがないのか、受付にいた4人が凄く驚いてくれたのでこちらも嬉しくなり記念写真を撮らせてもらう。ポルトガル人の道では、ここポルトをスタートに選ぶ人が圧倒的に多いので、今まで見てきたクレデンシャルはスタンプが押されていないのかも知れない。

  •  今日は巡礼じゃなくて観光してるんだから、観光気分を盛り上げようとポルトガル名物のナタの店に入ってみる。1つだけじゃ盛り上がらないので3つも買って食べたけど、さすがにこの甘さを3つは食べすぎでげんなりする。

     今日は巡礼じゃなくて観光してるんだから、観光気分を盛り上げようとポルトガル名物のナタの店に入ってみる。1つだけじゃ盛り上がらないので3つも買って食べたけど、さすがにこの甘さを3つは食べすぎでげんなりする。

  •  観光観光と精力的に動き回って、観光客用と思われる干しタラの店とか土産物やを見て回るが、もちろん買う気なんかこれっぽっちもない。このタラの店は看板にカフェとかチョコラテなんて書いてあるので、魚屋じゃなくて本当に観光客用の店らしい。観光客が干しタラなんか買うのかな。

     観光観光と精力的に動き回って、観光客用と思われる干しタラの店とか土産物やを見て回るが、もちろん買う気なんかこれっぽっちもない。このタラの店は看板にカフェとかチョコラテなんて書いてあるので、魚屋じゃなくて本当に観光客用の店らしい。観光客が干しタラなんか買うのかな。

  •  最後にクレリゴスの塔で有名な教会を訪問する。ここは塔に上りさえしなければ無料なのに加え、この教会の守護聖人(たぶんそう)のおだやかな顔が大好きなので毎回よるようにしている。

     最後にクレリゴスの塔で有名な教会を訪問する。ここは塔に上りさえしなければ無料なのに加え、この教会の守護聖人(たぶんそう)のおだやかな顔が大好きなので毎回よるようにしている。

  •  帰り道で黄色い矢印を見つけたので写真に撮っておく。明日ちゃんとこの矢印を辿って行けますように。夕方になる時間までアチコチ精力的に歩きまわってホステルに帰る。

     帰り道で黄色い矢印を見つけたので写真に撮っておく。明日ちゃんとこの矢印を辿って行けますように。夕方になる時間までアチコチ精力的に歩きまわってホステルに帰る。

  •  観光の一日だったけど、やっぱり夕飯はつつましくホステルの食堂でカット野菜とハム、それに定番のビールで済ます。<br /><br /><br /> 日本出発から48日目  O Porto - Vairao<br /><br /> 6月23日(木)昨日は7時半に食堂に行ったら既に沢山の人が食べていたので、決まりでは7時半と言っても7時から食べられるんだと思い込んで早めに朝飯を食べに行く。しかし、食堂へ上がる階段にはイスがバリケード状に並べてあって入れないようになっていた。今日はポルトをスタートする日なので早く食べてさっさと出発したいのだが運が悪い。

     観光の一日だったけど、やっぱり夕飯はつつましくホステルの食堂でカット野菜とハム、それに定番のビールで済ます。


     日本出発から48日目  O Porto - Vairao

    6月23日(木)昨日は7時半に食堂に行ったら既に沢山の人が食べていたので、決まりでは7時半と言っても7時から食べられるんだと思い込んで早めに朝飯を食べに行く。しかし、食堂へ上がる階段にはイスがバリケード状に並べてあって入れないようになっていた。今日はポルトをスタートする日なので早く食べてさっさと出発したいのだが運が悪い。

  •  時間通りに7時半から食べ始められて8時半にホステルを出発する。カードキーを返しても5ユーロは返してくれなかったので、デポジットではなかったようだ。何で5ユーロ取られたのかさっぱり分からない。言葉が不自由でももっと突っ込めば良かったと後で反省した。5ユーロは私にとって一回分の食事代に相当するのだから。

     時間通りに7時半から食べ始められて8時半にホステルを出発する。カードキーを返しても5ユーロは返してくれなかったので、デポジットではなかったようだ。何で5ユーロ取られたのかさっぱり分からない。言葉が不自由でももっと突っ込めば良かったと後で反省した。5ユーロは私にとって一回分の食事代に相当するのだから。

  •  まず昨日見つけた黄色い矢印のある地点を目指す。どこの街でも同じだが、大きな街ほど矢印が見つけにくい。特にここはポルトガル第二の都市ポルトだから尚更。分からない所では近くにいるポルトガル人を捕まえて教えて貰う以外ないのだが、一人目はカミーノを知っていたが2回目の人は知らなかった。ポルトガル語は仕入れてないので、こちらが言うのは「どんですた(スペイン語)かみのでさんてぃあご?」の一点だ。<br /><br /> 交差点が現れたけど矢印は見当たらないし、どっちへ行ったらいいのか分からない。道端で困ったなと考えていたら、小型トラックが脇に止まりおじさんが降りてきた。ペレグリノが道に迷っていると認めて、わざわざ教えに来てくれたのだった。この人はさすがに良く知っていて、どの巡礼路を行きたいのかと言っている。どの巡礼路!実はここポルトからの巡礼路には3つあることをつい昨日知ったところだ。海沿いを行くラコスタ、真ん中を行くセントラル、もうひとつは覚えてない。セントラルを行きたいと伝えると、今行こうとしているのはラコスタへ行く道だから、セントラルなら少し戻って教会の所にフレッチャー(矢印)があると言っているようだ。危なかった、このまま運良く(と言うか運悪く)矢印が続いていたらラコスタへ行ってしまうところだった。日本で作って来た地図はセントラルだけなので、当然、セントラルへ行きたいのだ。ラコスタって道はこっちに来て初めて聞いたし。<br /><br /> 教えてもらったとおり、少し戻った所に小さい教会があった。あ、これかと広い道路の反対側にある教会を見ながら信号が変わるのを待っていると、バックパックを背負ったコリアンが教会前の歩道を歩いているではないか。おぉ、渡りに船だ。なんて間がいいんでしょうと糠喜びする。実はこれは間が良いどころでなく間が悪かったのが後になって判明する。<br /><br /> 教えてくれた地元の人は、教会の所にフレッチャーがあると言っていたが、このコリアンはカミーノを知っているようで自信を持って歩いている。この人の後ろを着いていけば間違いなくカミーノの矢印が見つかるだろうと100mほど後ろを見失わないようについて行く。3、40分ほど歩いた交差点で信号待ちをしているコリアンの後ろにはバックパックを背負った欧米人カップル二人が着いたので、これで駄目押しで間違いないと確信する。私も追いついたのでコリアン青年に声を掛ける。だが返って来た答えは意外なものだった。自分はペレグリノだが、これからマドリッドへ行くためのバス停に向かっているところだとーっ!ソーリーとか言いながらバス停の方に歩いて行ってしまった。屋根の上に上がったらハシゴを外された気分で大ショック。<br /><br /> 二人の欧米人はコリアン青年とは別の方向に歩きだしたので、今度はこの後に続こうと思ったが、さっきのこともあるしもしかしたらカミーノへ行かない可能性も無きにしもあらずだ。万いち違ってたら傷が深くならない内に修正した方が身のためだ。念のため呼び止めて聞いてみることにする。そしたらまたまた意外な答えが!自分たちはペレグリノだが、スタートするのはスペイン国境のTuiなので、これからTui行きのバス停に行くところだとーっ!なんかさっき聞いた話とデジャブるんですけど。Tuiとはここから100km以上離れた巡礼路上の町だ。良かったー早めに聞いといて。状況的にはちっとも良くないけど。<br /><br /> Tuiからサンティアゴまでは115kmあり、サンティアゴまで100km以上歩いた巡礼者に発行される巡礼証明書の条件をクリアする地なので人気の町だ。Tuiから歩きだす人は沢山いるそうだ。<br />(※この辺りはカミーノを探すのに必死で写真がありません)<br /><br /> カミーノとはまったく別の所に来てしまってるし、もう頼れるものは何もないので雨粒の当たらない所に移動して必殺技のタブレットをバックパックから引っ張り出す。ポルトから脱出するための地図も情報も持っていないが、セントラルルートでポルトの次に大きな街はMaiaと言うことだけは分かっているので、GPS頼りにMaia方面に歩きだす。<br /><br /> 霧雨になった中を不安な気持ちを抱えて暫く歩いて行くと正面に高速道路が横たわっているのが見えだした。通常は高速道の下には向こう側に行くためのトンネルがあるので、このまま進んでも問題ないだろうと想像する。が、残念ながら行き止まり。自分の常識だとこの大きさの道路が高速道路を越えられないのは有り得なかったが、ポルトガルではこんなこともあるんだな。仕方ないので今来た道を300mほど戻り、大きな交差点で迂回することにする。今の道だって大きかったのに行き止まりになったのが解せなかったが、考えても仕方なかろう。<br /><br /> 今度の道は大きいだけじゃなく交通量が多いので、こっちなら高速道を突っ切れるだろうと歩いて行くと、案の定、道はそのまま高速道の下を通って向こうまで伸びている。と、なんと電柱に黄色い矢印を発見!!わっ、やっとカミーノを発見できた。紆余曲折があったがこれで一安心だ。

     まず昨日見つけた黄色い矢印のある地点を目指す。どこの街でも同じだが、大きな街ほど矢印が見つけにくい。特にここはポルトガル第二の都市ポルトだから尚更。分からない所では近くにいるポルトガル人を捕まえて教えて貰う以外ないのだが、一人目はカミーノを知っていたが2回目の人は知らなかった。ポルトガル語は仕入れてないので、こちらが言うのは「どんですた(スペイン語)かみのでさんてぃあご?」の一点だ。

     交差点が現れたけど矢印は見当たらないし、どっちへ行ったらいいのか分からない。道端で困ったなと考えていたら、小型トラックが脇に止まりおじさんが降りてきた。ペレグリノが道に迷っていると認めて、わざわざ教えに来てくれたのだった。この人はさすがに良く知っていて、どの巡礼路を行きたいのかと言っている。どの巡礼路!実はここポルトからの巡礼路には3つあることをつい昨日知ったところだ。海沿いを行くラコスタ、真ん中を行くセントラル、もうひとつは覚えてない。セントラルを行きたいと伝えると、今行こうとしているのはラコスタへ行く道だから、セントラルなら少し戻って教会の所にフレッチャー(矢印)があると言っているようだ。危なかった、このまま運良く(と言うか運悪く)矢印が続いていたらラコスタへ行ってしまうところだった。日本で作って来た地図はセントラルだけなので、当然、セントラルへ行きたいのだ。ラコスタって道はこっちに来て初めて聞いたし。

     教えてもらったとおり、少し戻った所に小さい教会があった。あ、これかと広い道路の反対側にある教会を見ながら信号が変わるのを待っていると、バックパックを背負ったコリアンが教会前の歩道を歩いているではないか。おぉ、渡りに船だ。なんて間がいいんでしょうと糠喜びする。実はこれは間が良いどころでなく間が悪かったのが後になって判明する。

     教えてくれた地元の人は、教会の所にフレッチャーがあると言っていたが、このコリアンはカミーノを知っているようで自信を持って歩いている。この人の後ろを着いていけば間違いなくカミーノの矢印が見つかるだろうと100mほど後ろを見失わないようについて行く。3、40分ほど歩いた交差点で信号待ちをしているコリアンの後ろにはバックパックを背負った欧米人カップル二人が着いたので、これで駄目押しで間違いないと確信する。私も追いついたのでコリアン青年に声を掛ける。だが返って来た答えは意外なものだった。自分はペレグリノだが、これからマドリッドへ行くためのバス停に向かっているところだとーっ!ソーリーとか言いながらバス停の方に歩いて行ってしまった。屋根の上に上がったらハシゴを外された気分で大ショック。

     二人の欧米人はコリアン青年とは別の方向に歩きだしたので、今度はこの後に続こうと思ったが、さっきのこともあるしもしかしたらカミーノへ行かない可能性も無きにしもあらずだ。万いち違ってたら傷が深くならない内に修正した方が身のためだ。念のため呼び止めて聞いてみることにする。そしたらまたまた意外な答えが!自分たちはペレグリノだが、スタートするのはスペイン国境のTuiなので、これからTui行きのバス停に行くところだとーっ!なんかさっき聞いた話とデジャブるんですけど。Tuiとはここから100km以上離れた巡礼路上の町だ。良かったー早めに聞いといて。状況的にはちっとも良くないけど。

     Tuiからサンティアゴまでは115kmあり、サンティアゴまで100km以上歩いた巡礼者に発行される巡礼証明書の条件をクリアする地なので人気の町だ。Tuiから歩きだす人は沢山いるそうだ。
    (※この辺りはカミーノを探すのに必死で写真がありません)

     カミーノとはまったく別の所に来てしまってるし、もう頼れるものは何もないので雨粒の当たらない所に移動して必殺技のタブレットをバックパックから引っ張り出す。ポルトから脱出するための地図も情報も持っていないが、セントラルルートでポルトの次に大きな街はMaiaと言うことだけは分かっているので、GPS頼りにMaia方面に歩きだす。

     霧雨になった中を不安な気持ちを抱えて暫く歩いて行くと正面に高速道路が横たわっているのが見えだした。通常は高速道の下には向こう側に行くためのトンネルがあるので、このまま進んでも問題ないだろうと想像する。が、残念ながら行き止まり。自分の常識だとこの大きさの道路が高速道路を越えられないのは有り得なかったが、ポルトガルではこんなこともあるんだな。仕方ないので今来た道を300mほど戻り、大きな交差点で迂回することにする。今の道だって大きかったのに行き止まりになったのが解せなかったが、考えても仕方なかろう。

     今度の道は大きいだけじゃなく交通量が多いので、こっちなら高速道を突っ切れるだろうと歩いて行くと、案の定、道はそのまま高速道の下を通って向こうまで伸びている。と、なんと電柱に黄色い矢印を発見!!わっ、やっとカミーノを発見できた。紆余曲折があったがこれで一安心だ。

  •  一度矢印を発見すると、あるわあるわ、これでもかと言うくらい道の両側に黄色い矢印が大量に描かれている。しかも、分岐点には正解の方に矢印があるのは勿論、行ってはいけない方には×印まで描かれている念の入れようで、こんな丁寧な巡礼路は初めてだ。ポルトを脱出するときにこれを見つけていれば苦労することなく市外へ出られただろうにと残念になる。あのコリアン青年がタイミング悪く目の前に登場したのが迷うきっかけだったが、やっぱり人頼みじゃなくて自分自身の目と耳で確認しないといけないなと感じる。

     一度矢印を発見すると、あるわあるわ、これでもかと言うくらい道の両側に黄色い矢印が大量に描かれている。しかも、分岐点には正解の方に矢印があるのは勿論、行ってはいけない方には×印まで描かれている念の入れようで、こんな丁寧な巡礼路は初めてだ。ポルトを脱出するときにこれを見つけていれば苦労することなく市外へ出られただろうにと残念になる。あのコリアン青年がタイミング悪く目の前に登場したのが迷うきっかけだったが、やっぱり人頼みじゃなくて自分自身の目と耳で確認しないといけないなと感じる。

  •  ポルトからの巡礼路は、家並みが途絶えることなく続いており、道もずっと平らでまるで関東平野のようだ。巡礼路が舗装道路のことは良くあるが、この道はすんごく詰まらない道だった。写真のような景色とも言えない普通の道路を延々と歩かなくてはならない。自分はいま何をしてるんだっけかな?なんて思ってしまう。

     ポルトからの巡礼路は、家並みが途絶えることなく続いており、道もずっと平らでまるで関東平野のようだ。巡礼路が舗装道路のことは良くあるが、この道はすんごく詰まらない道だった。写真のような景色とも言えない普通の道路を延々と歩かなくてはならない。自分はいま何をしてるんだっけかな?なんて思ってしまう。

  •  ここにきて面白いことに気がついた。ポルトガルにはファティマと言うマリア様が出現した聖地があって、そこへの巡礼路がサンチャゴ巡礼路と重なっていたのだ。青い矢印だけのこともあれば、黄色い矢印と一緒に青い矢印が反対方向を指していることもあった。そこには必ず「FATIMA」と書かれている。時にはナルトの模様みたいにグルグルが3つ描かれた印もあって、これはマリア様が出現したときに天空がグルグル回ったという言い伝えに因んだもののようだ。サンチャゴ巡礼路は数あれど、このような矢印があるのは、ここポルトガル人の道だけだろう。珍しいものが見られた。て言うより、この青い矢印はずっとサンチャゴまで続いているようだ。

     ここにきて面白いことに気がついた。ポルトガルにはファティマと言うマリア様が出現した聖地があって、そこへの巡礼路がサンチャゴ巡礼路と重なっていたのだ。青い矢印だけのこともあれば、黄色い矢印と一緒に青い矢印が反対方向を指していることもあった。そこには必ず「FATIMA」と書かれている。時にはナルトの模様みたいにグルグルが3つ描かれた印もあって、これはマリア様が出現したときに天空がグルグル回ったという言い伝えに因んだもののようだ。サンチャゴ巡礼路は数あれど、このような矢印があるのは、ここポルトガル人の道だけだろう。珍しいものが見られた。て言うより、この青い矢印はずっとサンチャゴまで続いているようだ。

  •  民家の玄関口にもファチマの奇跡が再現されたアズレージョ(装飾タイル)があちこちに見えるので、ここポルトガルのマリア信仰のほどが伺える。私みたいな天の邪鬼にはこんだけまっすぐ信じられると言うのは幸せなんだろなと言う気がしてくる。ポルトガルの人達の拠り所なんだろう。<br /><br /> 途中に銀行があったのでキャッシングに挑戦する。失敗してカードが戻らないとそれこそエライことになるので慎重を期して今まで人に見て貰ってやっていたが、初めて自分一人だけでキャッシングすることが出来た。ATMは銀行の外に設置してあることが多いのだが、この銀行は中に入れたので、もし不具合が生じても、すぐ銀行員に助けて貰えるだろうと言うのも考慮してのことだったが、上手いこと成功した。これからもずっとこの調子でキャッシングして行きたい。<br /><br /> ここポルトガルでは200ユーロが上限だった。スペインはいつも300出来たのだが、これは物価の差だろうか?カードの決済日は27日なので、その前にもう1回キャッシングしておきたい。キャッシングはシャッキンなので利息が掛かる。日割り計算なので決済日に近い方が利息も数日だけで済むと言う訳だ。

     民家の玄関口にもファチマの奇跡が再現されたアズレージョ(装飾タイル)があちこちに見えるので、ここポルトガルのマリア信仰のほどが伺える。私みたいな天の邪鬼にはこんだけまっすぐ信じられると言うのは幸せなんだろなと言う気がしてくる。ポルトガルの人達の拠り所なんだろう。

     途中に銀行があったのでキャッシングに挑戦する。失敗してカードが戻らないとそれこそエライことになるので慎重を期して今まで人に見て貰ってやっていたが、初めて自分一人だけでキャッシングすることが出来た。ATMは銀行の外に設置してあることが多いのだが、この銀行は中に入れたので、もし不具合が生じても、すぐ銀行員に助けて貰えるだろうと言うのも考慮してのことだったが、上手いこと成功した。これからもずっとこの調子でキャッシングして行きたい。

     ここポルトガルでは200ユーロが上限だった。スペインはいつも300出来たのだが、これは物価の差だろうか?カードの決済日は27日なので、その前にもう1回キャッシングしておきたい。キャッシングはシャッキンなので利息が掛かる。日割り計算なので決済日に近い方が利息も数日だけで済むと言う訳だ。

  •  中間の目的地、マイアの町に近づいてきた。来てみるとMaiaの街はとても大きかった。巡礼路は街の中には入って行かずにずっと外側を迂回するように作られていたが、黄色い矢印は相変わらず懇切丁寧に記してあって、交差点を別方向に行くときなんか何個もの矢印が導いてくれていた。これなら市街に入って苦労するより長く歩いた方がずっとマシだ。<br />

     中間の目的地、マイアの町に近づいてきた。来てみるとMaiaの街はとても大きかった。巡礼路は街の中には入って行かずにずっと外側を迂回するように作られていたが、黄色い矢印は相変わらず懇切丁寧に記してあって、交差点を別方向に行くときなんか何個もの矢印が導いてくれていた。これなら市街に入って苦労するより長く歩いた方がずっとマシだ。

  •  町を過ぎると徐々に田舎道に代わり、道筋に大きなスーパーがあったのでこの脇に座り込み休んで行くことにする。靴を脱いで足を開放してやり、昨日買ったまま飲まずに持ち歩いていた500mlの缶ビールをスナック菓子と一緒に飲む。缶ビールを持ち歩くことは普段ないのだが(重たいし)、昨晩は腹がいっぱいになってしまったので勿体ないから飲まなかったものだ。その判断が功を奏して(か?)、今ここで楽しむことができる。飲んでからすぐ歩きだしたので少し酔ったようでフワフワと気持ちがいい。

     町を過ぎると徐々に田舎道に代わり、道筋に大きなスーパーがあったのでこの脇に座り込み休んで行くことにする。靴を脱いで足を開放してやり、昨日買ったまま飲まずに持ち歩いていた500mlの缶ビールをスナック菓子と一緒に飲む。缶ビールを持ち歩くことは普段ないのだが(重たいし)、昨晩は腹がいっぱいになってしまったので勿体ないから飲まなかったものだ。その判断が功を奏して(か?)、今ここで楽しむことができる。飲んでからすぐ歩きだしたので少し酔ったようでフワフワと気持ちがいい。

  •  ポルトガルの田舎道は両側に石積みがずーっと続いていて、道路上には10cm四方の石が斜めに敷いてある。独特でいかにもポルトガルぽい。しかも、そのような道が延々と続いているので、これはもう文化じゃないかと思うほどだ。その内この石畳の突起がボディーブローのように足裏に効いてくる。<br /><br /> ついにポルトガル人の道で第一ペレグリノ発見。少し前を夫婦ものらしい二人連れが歩いている。ポルトガル語は「ありがとう」しか知らないが話しかけてみる。私が泊まろうとしているVairaoよりひとつ進んだVilarinhoに泊まる予定だそうだ。ビラリンホか、私も都合によってはそこまで足を延ばしてもいいかも知れないな。覚えておこう。この夫婦は歩くのが遅いので、ぐんぐん差が広がってやがて見えなくなってしまった。やっと会えた巡礼なのに勿体ないけど、自分のペースを守るのは大切だ。<br /><br /> 暫く歩いて行くと、はるか先にペレグリノらしき人影がまた見えだした。二人目のペレグリノのようだ。やっぱりポルトガル人の道は巡礼者がぐっと少ない。青年のように見えるが、疲れているようで歩みが遅いからその内追いつくだろうと歩いて行くと、町の看板が掲げられた所に立って地図を見ていた。男性に見えたが近づいたら女の子だった。ドイツからやって来た子で、今晩は最初に私が予定していたバイラオに泊まりたいそうだ。コンポステラで会ったN夫妻がビラリンホのアルベルゲは良かったと言ってたので、どっちにしようか迷っていたが、この子がバイラオならバイラオでいいやと言う気になった。

     ポルトガルの田舎道は両側に石積みがずーっと続いていて、道路上には10cm四方の石が斜めに敷いてある。独特でいかにもポルトガルぽい。しかも、そのような道が延々と続いているので、これはもう文化じゃないかと思うほどだ。その内この石畳の突起がボディーブローのように足裏に効いてくる。

     ついにポルトガル人の道で第一ペレグリノ発見。少し前を夫婦ものらしい二人連れが歩いている。ポルトガル語は「ありがとう」しか知らないが話しかけてみる。私が泊まろうとしているVairaoよりひとつ進んだVilarinhoに泊まる予定だそうだ。ビラリンホか、私も都合によってはそこまで足を延ばしてもいいかも知れないな。覚えておこう。この夫婦は歩くのが遅いので、ぐんぐん差が広がってやがて見えなくなってしまった。やっと会えた巡礼なのに勿体ないけど、自分のペースを守るのは大切だ。

     暫く歩いて行くと、はるか先にペレグリノらしき人影がまた見えだした。二人目のペレグリノのようだ。やっぱりポルトガル人の道は巡礼者がぐっと少ない。青年のように見えるが、疲れているようで歩みが遅いからその内追いつくだろうと歩いて行くと、町の看板が掲げられた所に立って地図を見ていた。男性に見えたが近づいたら女の子だった。ドイツからやって来た子で、今晩は最初に私が予定していたバイラオに泊まりたいそうだ。コンポステラで会ったN夫妻がビラリンホのアルベルゲは良かったと言ってたので、どっちにしようか迷っていたが、この子がバイラオならバイラオでいいやと言う気になった。

  •  この子を後にしてぐんぐん進んで行くと、やがてバイラオの村に差し掛かる。道端の看板には「バイラオのモナステリオ・アルベルゲまで500m」と書かれている。こういうのは励みになって有り難い、気を良くして歩いて行くと、ほどなく大きな建物の前に到着する。これが今晩の宿らしい。<br /><br /> この周りには店らしいのは何もないし、小さな村なので食べられない可能性がある。スーパーかバルがないかなとタブレットの地図で探していると先ほどの女の子も到着してきた。この子は良いガイドブックを持っていて、近くの民家に行ってアルベルゲの鍵を開けて貰うことを知っていた。呼び鈴を押して出てきた夫婦がオスピタレロだった。モナステリオの鍵を開けて貰うために着いて行くと、鍵は開けっぱなしだったようで先着のペレグリノが中から出てきた。

     この子を後にしてぐんぐん進んで行くと、やがてバイラオの村に差し掛かる。道端の看板には「バイラオのモナステリオ・アルベルゲまで500m」と書かれている。こういうのは励みになって有り難い、気を良くして歩いて行くと、ほどなく大きな建物の前に到着する。これが今晩の宿らしい。

     この周りには店らしいのは何もないし、小さな村なので食べられない可能性がある。スーパーかバルがないかなとタブレットの地図で探していると先ほどの女の子も到着してきた。この子は良いガイドブックを持っていて、近くの民家に行ってアルベルゲの鍵を開けて貰うことを知っていた。呼び鈴を押して出てきた夫婦がオスピタレロだった。モナステリオの鍵を開けて貰うために着いて行くと、鍵は開けっぱなしだったようで先着のペレグリノが中から出てきた。

  •  門から入っていくと庭も建物も大きなものだった。さすが元修道院。ベッドルームは少人数用が沢山あり、なんとここは平ベッドだった。しかも、1グループに1部屋をあてがってくれるので私たちは一人一部屋になった。ベッドは少々お粗末だが、初のシングルルームだ。バイラオにして良かった。料金はドナティーボだったのでいつものように5ユーロを入れる。こんな巨大なアルベルゲなのに、本日の宿泊者は先着のドイツ人と我々二人に後からやって来たポルトガル夫婦の5人だけだけだった。<br />

     門から入っていくと庭も建物も大きなものだった。さすが元修道院。ベッドルームは少人数用が沢山あり、なんとここは平ベッドだった。しかも、1グループに1部屋をあてがってくれるので私たちは一人一部屋になった。ベッドは少々お粗末だが、初のシングルルームだ。バイラオにして良かった。料金はドナティーボだったのでいつものように5ユーロを入れる。こんな巨大なアルベルゲなのに、本日の宿泊者は先着のドイツ人と我々二人に後からやって来たポルトガル夫婦の5人だけだけだった。

  •  女の子がスーパーへ一緒に行かないかと言うので付き合う。さすが詳しいガイドブックを持っていると強い。こんな小さな村なのに村の様子まで描かれているらしい。女の子に先導してもらい行ってみると、小さなスーパー(何でも屋)がちゃんとあったので有難い。1リットルビールもちゃんとあった。チーズとハムは塊を切ってくれる方式だった。生ハムは良くあるが、チーズをこうして切って貰うのは初めてだ。ほかにバナナ2、トマト、プラムとパンを買う。全部で5.28ユーロととても安い。女の子はコーヒーが好きなようで、バルも兼ねているこの店から空き瓶にコーヒーをテイクアウトしていた。

     女の子がスーパーへ一緒に行かないかと言うので付き合う。さすが詳しいガイドブックを持っていると強い。こんな小さな村なのに村の様子まで描かれているらしい。女の子に先導してもらい行ってみると、小さなスーパー(何でも屋)がちゃんとあったので有難い。1リットルビールもちゃんとあった。チーズとハムは塊を切ってくれる方式だった。生ハムは良くあるが、チーズをこうして切って貰うのは初めてだ。ほかにバナナ2、トマト、プラムとパンを買う。全部で5.28ユーロととても安い。女の子はコーヒーが好きなようで、バルも兼ねているこの店から空き瓶にコーヒーをテイクアウトしていた。

  •  ビールは冷えてなかったので、キッチンの冷凍庫に放り込んでシャワー洗濯してから飲もうとしたらキンキンに冷えていた。今回の旅の中で最高に冷えたビールなので嬉しい。食堂で一人宴会の始まり。<br /><br /> 食堂に居たドイツのおじさんが「ここはどこなの?」とドイツ語のみでとぼけたことを言い出したのでバイラオだと教えてやる。ドイツ語しか話さないのでドイツの女の子を連れてって上げる。どうもブルゴスからファティマへ行ったようだが、ふたつは随分離れているし方向違いなので何だか良く分からないな。ブルゴスから電車移動してファティマからサンチャゴ目指して歩いている途中と言うことなんかな?<br /><br /> フランス人やイタリア人で英語を喋れない人は普通にいるが、ドイツ人で英語を喋れないのは珍しいな。私みたいにアチコチで苦労してるだろうと推測して親近感を覚える。<br /><br /> 女の子の持っているガイドブックでは、ポルトからここまで28キロだった。この子は私が泊まったのと同じタトバ・デザイン・ホステルに5泊もして今朝出発したそうだ。ポルトって、そんなに見るとこあるかな?それは置いといて、じゃぁ私とは2泊一緒だったということか、そう言えば朝食のときに背の高い女の子を見たような気がするが定かでない。明日はまた28キロ歩いてBarcelosまで行くそうだ。私はそこまでは歩かないのでこの子とは一期一会だろう。何しろ日程が2日進んでいるのでなるべくゆっくり歩いて日にちを埋めたいのだ。<br /><br /> ひと眠りして目が覚めたら10時過ぎで、外は真っ暗闇だった。いけない、外のスタンドに洗濯物を干したままだった。このままでは折角乾いたのが夜露でまた濡れてしまう。スペインなら10時は日暮れ時だがポルトガル時間の10時はスペインの11時だ。廊下も階段も真っ暗になった中を懐中電灯を頼りに3階から下まで降りて行って取り込んでくる。人けの無いでかい元修道院の中は気持ちが良いものではなかったが、良かった気が付いて。<br /><br /> 起きたついでに今後の日程を考えることにする。今までのアルベルゲと違って一人部屋なので電気も点け放題だ。どうしても日にちが余りすぎるので、フィステラの道に加え予定してなかったイギリス人の道と言うものを歩こうかと思いつく。これだと日程を余すことなく使い尽すことになりそうだ。最後に歩こうと思っていたムシアルートは日にちが足りなくなるのでカットすればいいし。よしっそっちで検討しよう。<br /><br /><br />歩く歩く歩く2016 ポルトガル人の道2へつづく<br />

     ビールは冷えてなかったので、キッチンの冷凍庫に放り込んでシャワー洗濯してから飲もうとしたらキンキンに冷えていた。今回の旅の中で最高に冷えたビールなので嬉しい。食堂で一人宴会の始まり。

     食堂に居たドイツのおじさんが「ここはどこなの?」とドイツ語のみでとぼけたことを言い出したのでバイラオだと教えてやる。ドイツ語しか話さないのでドイツの女の子を連れてって上げる。どうもブルゴスからファティマへ行ったようだが、ふたつは随分離れているし方向違いなので何だか良く分からないな。ブルゴスから電車移動してファティマからサンチャゴ目指して歩いている途中と言うことなんかな?

     フランス人やイタリア人で英語を喋れない人は普通にいるが、ドイツ人で英語を喋れないのは珍しいな。私みたいにアチコチで苦労してるだろうと推測して親近感を覚える。

     女の子の持っているガイドブックでは、ポルトからここまで28キロだった。この子は私が泊まったのと同じタトバ・デザイン・ホステルに5泊もして今朝出発したそうだ。ポルトって、そんなに見るとこあるかな?それは置いといて、じゃぁ私とは2泊一緒だったということか、そう言えば朝食のときに背の高い女の子を見たような気がするが定かでない。明日はまた28キロ歩いてBarcelosまで行くそうだ。私はそこまでは歩かないのでこの子とは一期一会だろう。何しろ日程が2日進んでいるのでなるべくゆっくり歩いて日にちを埋めたいのだ。

     ひと眠りして目が覚めたら10時過ぎで、外は真っ暗闇だった。いけない、外のスタンドに洗濯物を干したままだった。このままでは折角乾いたのが夜露でまた濡れてしまう。スペインなら10時は日暮れ時だがポルトガル時間の10時はスペインの11時だ。廊下も階段も真っ暗になった中を懐中電灯を頼りに3階から下まで降りて行って取り込んでくる。人けの無いでかい元修道院の中は気持ちが良いものではなかったが、良かった気が付いて。

     起きたついでに今後の日程を考えることにする。今までのアルベルゲと違って一人部屋なので電気も点け放題だ。どうしても日にちが余りすぎるので、フィステラの道に加え予定してなかったイギリス人の道と言うものを歩こうかと思いつく。これだと日程を余すことなく使い尽すことになりそうだ。最後に歩こうと思っていたムシアルートは日にちが足りなくなるのでカットすればいいし。よしっそっちで検討しよう。


    歩く歩く歩く2016 ポルトガル人の道2へつづく

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