2016/05/09 - 2016/07/29
339位(同エリア500件中)
おくさん
歩く歩く歩く2016 北の道3
歩き9日目 ポベーニャ - イズラレス
5月21日(土) 早朝、母娘におはようはウクライナ語で何と言うのか聞いてみた。ホーベンと言うらしいが、次に会った時には確実に忘れているだろう。あれ?昨日はウクライナじゃなくてドイツだと思ったけど、本当はウクライナだったのかな?だってドイツ語でおはようなら知っているし。もしかしたらウクライナ生まれだが今はドイツに住んているってことなのかな?言葉が自由に通じないのでこの辺りは謎のまま。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- カタール航空
-
ポベーニャを7時にスタートする。急な石段を登りきると、すぐ海沿いの遊歩道に出て素晴らしい眺めが見られる。絶景の始まりだ。ビュービューと冷たい潮風が顔に当たるが景色の方が勝ってる。雨の日だとこの景色の魅力も半減するか知れないけど、今朝は合羽も被らないし足元も気にしないで済むのでよかった。欲を言えばもう少し明るいときに見たかった景色だな。
-
海沿いのなだらかな遊歩道が続くが、場所によっては階段状にもなっていて飽きることが無い。北の道に来て良かったと思えるような絶景が続く。
-
素晴らしい景色をこれでもかと言うくらい堪能しながら歩き、途中にあったベンチで粗末な朝飯にする。ベンチの隣には水道も設置してあるのでオレンジで濡れた手を洗うのに具合がいい。スペインのオレンジは日本のと違って薄い皮で中身がたっぷり詰まって好きなのだが、いかんせん手が果汁でびちょびちょになるのが玉にきずだ。だから近くに水道があるベンチは休憩ポイントとして最高。水道が無い所ではボトルの水で手に付いたオレンジの粘々を取るようにしている。
-
その後もしばらくのあいだ素晴らしい景色を満喫しながら舗装された遊歩道を延々と歩く。途中には素掘りのトンネルもあって、昔自転車で走ったことのある新潟の笹川流れを思い出した。美しい景色が連なる北の道でも、ピカイチなのがこの辺りだろう。
-
アスファルト道路を歩いたり小さな山を越えたりしてまた海岸に出て、小さな漁村を通り越したところで断崖に空けられたトンネルが2つ並んであった。
-
さて、頼みの矢印がここには見当たらない。どっちを行けばいいんだろう?どちらを行ってもまた1本の道になる可能性も考えられるが、そうでなかったら面倒なことになる。ふたつとも中を覗いても先に光がまったく見えない。正解なら巡礼路、不正解の方はどこに行くんだろう?
ふたつとも似たようなトンネルだが、出口からこっちに続く道は左の方が幾らか人が通った形跡が感じられるので、左のトンネルを選択する。真っ暗闇のトンネルなのでザックからヘッドランプを出して、照らしながら入っていくと、トンネルは平らではなく、グーンと上に向かって伸びていた。それで入り口から覗いても先に光が見えなかったんだ。上の方に出口の光が認められたのでほっとする。この辺りはリアル冒険の旅みたいだ。 -
トンネルから明るい外に出て一安心する。出てからトンネルを振り返ったら、もう一方の出口が見当たらないので行先は別の所だったらしい。こっちを選択して正解だった気がする。しかし、ここからの巡礼路は恐ろしいものだった。
-
これが巡礼路ーっ!?と思わせるもので、狭いコンクリート通路の両側は落ちたら怪我では済まないと言う代物だったのだ。幸い、両側に古びた鉄の手すりが付いているから良いものの、これがなかったら足がすくんで歩くことができない。
-
その危険地帯を通り越すと、今度は両手を使って這い上がるような急な崖が待っていて、見落としても不思議でないほどの狭い獣道がうっすらと付いていた。いったい何なんだこの巡礼路は。まるで自然のアスレチックのようだよ。アスレチックなら安全を考慮してあるが、ここは気を抜くと海に真っ逆さまに落ちそうだ。驚きながらも話の種にと写真を何枚も撮る。
-
上りきってしまうと上から見る景色は抜群だった。苦労あってのこの景色かとも思うが、ケガをしてしまっては元も子もないだろう。
丘を越え反対側に出ると公園のようになっていて犬の散歩をしている人たちがちらほらいる。ちょっと丘を越えただけで別世界のように平和な光景が広がっていた。ここにあったベンチで持参のチョコパンなぞ食べながら大休止。食料を持っていればこそ、こうして途中で食事もできるので食料はやっぱり切らさないのが吉だ。 -
歩き出したらすぐ町の中に入り、速攻で巡礼路を見失うも、おおよその方向は分かっているので暫く歩いてまた巡礼路と合流出来る。海の傍を歩く巡礼路は内陸の道と違って、海から離れなければとんでもない方向に行かないのがありがたい。
-
ひたすら歩き続け山間部へ入って行く。途中の町を通り過ぎる所にアルベルゲの看板があったので、こんな所にもあったんだと思うが今日はイズラレスのアルベルゲに泊まるとヤナ母子に伝えてあるので途中で引っかかる訳にはいかない。スーパーもその近くにあったが、この道筋には食べられるようなベンチも見当たらないので何も買わないで通り過ぎる。が、それ以来スーパーには1軒も出会うことはなかったのでちょっと残念。チャンスに後ろ髪はないのだ。
軽めの山道で数日前に会った黒人のアメリカ青年が道端で休んでいたのでオラーと言いながら通り越して、また海岸線に戻ってきた。この青年は怖い顔をしていて服装も飛び跳ねた格好をしているが、片言英語で話してみると気持ちの良さそうな青年だったのが分かった。 -
羊の次は牛の群れがのんびりと草を食んでいた。牛は図体が大きいので側を歩く時は若干の危険を感じるが、とても大人しい動物なのでやたらなことをしない限りは安全だ。群れの中をそろりそろりと通りぬける。
-
腹が減ってきたけど手持ちの食料も尽きていることだし、村の中に1軒だけあったバルに入って何か食べることにする。ビールとプレート料理で、内容は目玉焼き1個、俵型コロッケ5個、ソテーした豚肉と大量のフライドポテト、それに別皿でパンも付く。後から顔見知りの巡礼夫婦がやってきたのでお喋りしながら一緒に写真を撮る。今日は私と同じアルベルゲに泊まるそうだ。旦那がショーンコネリーに良く似ているのでそう言ったら、本人も自覚があるようで、自分からジェームズ・ボンドと言ってポーズを取っくれる。顔に似合わず茶目っ気のあるやっちゃな。
-
その後も上り下りの道を歩き続け、やっとこさIslaresのアルベルゲに到着する。シャワーも浴びて一段落したところへアメリカ人がやってきて、入り口で「ジャパニーズ」と呼びかけているので玄関に出てみたら、自分はここには泊まらないで次のアルベルゲに行くと言っていた。私がちょっと前にアルベルゲの外でやって来るアメリカ人に向かって手を振ったので、自分が泊まると思って手を振ってくれたのに別のアルベルゲを目指すから悪いと思って、それでわざわざ寄ってくれたのか、ありがとうよアメリカ人。
-
残念なことにこの村にもスーパーはなかった。仕方ないので村で唯一のバルで、またもやワンプレートの定食9ユーロを食べることにする。1枚のプレートに目玉焼きが2個、コロッケと豚肉に定番のフライドポテトが山盛り載っている。昼間とおんなじだよ。それに、うっかりビールを3杯も飲んだので大枚14.40ユーロも使う羽目になってしまった。店で飲むビールはスーパーの5倍だ。今日は2食ともバルでご飯を食べたので出費がオーバーしてしまった。スーパーマーケットがないと辛い。手持ちの食料は尽きているので明日の朝飯を食べるあてが無い。
-
アルベルゲに戻ると、昨日の夕飯を一緒に食べたマルテンが私のベッドの上段になっていた。このアルベルゲは恐怖の3段ベッドだが、1段目は床からマットレスの高さしかないので床に寝るのと変わらない。なので3段と言っても驚くほど高くは感じない。でも3段目は勘弁だ。
小規模のアルベルゲなので、ベッド数以上の巡礼がやってくると、床にじかにマットレスを敷いた上に寝ることになるらしい。倉庫にはその為のマットレスが何枚かあったので。だがその方が日本人の私には3段目よりずっとマシだ。今日は3段目に寝る人は出なかったので良かった。
ビルバオで洗濯機をシェアして金払うのを忘れていてるカタラン(カタルーニャ人)のバネッサもやってきた。バネッサはどうでもいいが、アッラとヤナが頑張ってやって来るかというのが気になって何度も外を見に行くが、4時過ぎてもやって来ないので途中にあった私営のアルベルゲに泊まったのだろう。女性が泊まりたくなるような、見るからにお洒落な新しいアルベルゲが巡礼路沿いにあったから。結局、二人とはこの後もずっと会うことはなかった。 -
地図を見ながら明日の作戦を練る。ポンタロン迄4.5キロ、幾ら何でも近すぎる。次にアルベルゲがあるLiendo迄は14.1キロ山坂有りなので、ここに泊まりたいがアルベルゲがあるか確認できてない。それが駄目だと次にアルベルゲがあるのはLaredoで(Liendoと似てるが別の村)、ラレドはそこから更に山坂を11キロ歩かなければならない。合計29.6キロか、平地ならともかく私には無理っぽい。手ごろな所に私営でいいからあればそこで手を打つが、あるかどうかも実際には分からない。さてどうする!?
昼間一緒になったスペイン語を話すショーン・コネリー夫婦はサントーニャ迄行くと言っているが、そこへは40キロ以上はありそうだ。しかし、25.6キロだと言っている?マジですか?それなら歩ける距離だが本当の所はどうなんだろう?私の持っている地図より欧米人のガイドブックの方が確実なので、それに賭けるか。
歩き10日目 イズラレス - サントーニャ -
5月22日(日)今日は店が閉まっている日曜日だ。ドミンゴ注意報を発令する。空一面を嫌~な雲が覆っている。今日はもう雨で決まりのようだ。他の巡礼もみんな雨仕度をして出発していく。私も雨仕様でIsraresのアルベルゲを7時5分に出発する。すぐにスティックを持っていないことに気づいて引き返す。たまに両手にスティックを持たずにフラッと出てしまうことがまだある。でも、あれ?何か変だなと数分以内に気づくので無くしてしまうことは最後までなかった。忘れ物をすると言うのは嫌なもんだ。
雨風が強く手が冷たく感じる。昨年はスティックを持つときに良かろうと思い、滑ってしまう軍手でなく皮の手袋を持参したが、スティックを持つにも季節的にも手袋は不要なのが分かったので、まだ新しいのをアルベルゲのお兄さんに上げたことを思い出した。手が冷たいと言っても雨の中で手袋しても濡れて暖かくはならないのでやっぱり手袋は不要だ。そんなことを考えながら雨の中を黙々と歩き続ける。 -
前方100mには赤いバックパックのペレグリノが歩いているのでぴったりマークして付いていくが途中で見失う。でも、暫くしたら村のラウンドアバウト(ヨーロッパに良くあるグルグル回りながら方向を変える交差点)でまた見つけたので追いつき、教会の下屋で雨宿りしたときに話しかけてみる。ソフトな顔つきがフランス人に見えたので、フランス語は分からないから英語で話しかけたら「ノーイングレス」だそうだ。予想が外れスペイン人だった。適当なスペイン語で今晩はどこに泊まるのか聞いたら、ここから20.1kmにあるLaredoだそうだ。Laredoか、覚えておこう。
教会から歩き始めると、すぐに泥の山道になる。歩き続けていると、ずっと先を歩いていた筈のスペイン人が後ろから現れた?え、何で!?と思ったら道を間違えて迷っていたそうだ。地元のスペイン人でも山の中では言葉は関係ないから迷うんだな。 -
次の大きめな村の中で運良くバルを見つけたので合羽を脱いで入っていったら、さっきのスペイン人の他に二人のペレグリノがいた。挨拶はどこの国の人でもオラだ。小さめのボカディージョとジャガイモのトルティージャひと切れとビールを飲んでやっと朝飯を食べられた。バルでは写真のように、食べ物にフォークをブスっと突き刺して出してくるのでお行儀が悪い。びしょ濡れで寒かったが店内は暖房を入れてなくても少し暖かかったのでホッとするものがあった。ホットなだけに。
隣にはミニスーパーがあったので、干しブドウとクッキーに小さなパンを仕入れる。4.8ユーロ。干しブドウの袋を手に取ってみたら、端に穴が空いていて中身がポロリとこぼれた。申告して私がやったと思われるのも面倒なので、そっと元にもどして別のをチョイスする。やっと食料を手に入れられたので少し安心する。 -
また山の中を進むが村からは舗装路が伸びていて、歩きやすいから距離がはかどる。でも舗装路を歩いていると黄色い矢印は脇に伸びる泥道へと誘導するので、はいそうですかと下りていくと、どうも村の中にある小さな教会へ寄っていけという巡礼路のようだ。こういうのは良くあって、グルッと回り道をさせられてから、また元の巡礼路に接続するパターンだ。わざわざその教会まで行っても、スペインの教会の殆どは入り口に鍵が掛かっていて入ることはできない事が多いのだがな。しかしこの教会は開いていたのでお参りしていく。わざわざ回り道させる位だから開けてくれてるのかな。
-
村の中にあった小さな公園にベンチがあったので、靴を脱いで小休止をする。GPSで位置を確認してみたら、目的のLaredoの町がここから2キロ程なので気を良くする。せっかく町が見えてきたと言うのに大きく回り道をさせられて長い階段を下りやっと町の中へと入っていく
。
公営アルベルゲは坂を降りて左に曲がった所にあったのですぐ見つかった。まだ時間が早いので近くにスーパーがあるか探してみる程余裕があったが、そこにペレグリノのおじさんと長い杖を持った若い娘がやって来たのでアルベルゲはこっちだよと一緒に歩いて行くが、二人の持っているガイドブックにはどうもここは夏だけオープンするアルベルゲのようだ。良く見たら入口の張り紙にもそんなようなことが書いてあるようだし。せっかく見つけたのにダメか。 -
二人は次の町のサントーニャを目指すと言うので私もその後ろに続くことにする。海岸の近くを歩く道なので向かい風がもの凄く、足の速い二人に付いていくのが大変。
1時間以上歩いた所に船着場があって、巡礼路はここから海を渡って行くようだ。チケット売り場で次の船は5時と教えてもらったのを伝えてくれる。二人はレストランに入って行くが、私は朝飯のような昼飯のようなのを食べたのでビールでも飲むかと付いていく。
店の外に目をやると、数人のペレグリノが強い海風の中を船着場目指して歩いていくのが見えた。離れたところにある船着場はここからは見えないが、きっと船が出るまでにはかなり時間があるので戻ってくるだろうと思ったが誰も戻ってくる気配はない。女の子も船着場に行ったので、どんなことになっているのか私も様子を見に行くことにする。 -
レストランから船着場までは砂浜を100mほど歩いた先にあって、渡し舟は既に待機していた。運転席にはホタテのマークが貼ってあるので巡礼者御用達なのが分かる。砂浜から舟に直接ガコンと板が渡してあって、乗り込んでもいいらしいので入っていくと既に女の子を含めて5・6人が狭い船内の椅子に座っていた。私が乗り込んだらすぐに出航したので、定員になり次第出発するのかな?時間なんか関係なさそうだった。渡し賃は2ユーロだった。だとすると、レストランで出航時間まで待っているペレグリノはいつまで立っても向こう岸に行けないことになるんだがな?!
-
サントーニャに着いたところで全員がアルベルゲはあっちだこっちだと協議を始めたので、どうも私営アルベルゲに泊まりたいようだ。だったら私とは別だろうと、GPSを取り出して公営のアルベルゲの位置を確認してから一人で歩き出す。他の人たちは着いてこないが女の子は一緒に歩きだしたので、この子も公営を目指しているようだ。その途中、女の子は巡礼路上に張ってあったポスターの私営アルベルゲの中に入っていったので公営でなくてもいいらしい。私営の割りに入り口はしょっぱい雰囲気が漂っていた。
-
町を離れ大きな橋を渡ったところで地図にあったとおり公営のアルベルゲを見つける。大きな施設で、壁にアルベルゲと大きく書いてあるが体育施設も併設されていたのでユースホステルのようだ。中に入って受付をしていたら、ほかの皆もゾロゾロとやってきたので私営は見つからなかったのかな?いったん私営に入っていった女の子も一緒に来たのであそこでチェックインはしなかったようだ。どう言うことなのか聞いてみたいがそれを聞けるだけの英語力がないし、見切り発車で聞き始めたら理解に時間が掛かりすぎて長くなりそうなので止めておく。
-
夕飯・朝飯が付いて14.5ユーロは安い安いよ。私があてがわれた部屋は6人部屋だがとてもゆったりベッドが配置してある。部屋には大き過ぎるロッカーとトイレとシャワーもあるので快適に過ごせそうだ。昨日泊まったアルベルゲは20人も泊まるのにシャワー1、トイレ2だけだった。この部屋には長い杖を持った女の子が入ってきた。国はアルバニアで、ドイツ語を喋るらしい。アルバニアってどこかな?今のところはこの子と二人だけだが、結局この部屋にはこれ以上人は入ってこなかった。
※アルバニアは私の聞き違いで、実際はスペイン語でドイツと言う意味のアルマニアと言ったのだと後になって気づく。
快適なアルベルゲだが、残念なのは町から大きく外れているのでスーパーへ行くなら又かなり歩かなくてはならないことだ。おまけに今日はドミンゴ(日曜日)なのでスーパーを見つけたとしても閉まっている確立が高い。今日も1リットルビールはお預けか。
食事は宿で食べられるけど、どうしてもビールが飲みたいので来た道をまた歩いて町を目指す。案の定、せっかく歩いて行ってもスーパーはどこも閉まっていた。仕方ないので広場にあったバルに入って生ビールを飲ませてもらう。Wi-Fiがあったので接続してフェイスブックを更新する。ちょっとしたツマミもサービスしてくれて、2杯飲んでも3ユーロ。円なら360円だ。スペインのビール安すぎ。これに慣れたら日本のビールは高くて飲む気がしないだろう。もっとも、自宅で飲むときはビールなんて絶対に飲まなくて、いつも発泡酒より安い第3のビールだ。逆にスペイン人が日本でビールを飲もうとしたら高くてビックリすることだろう。酒のみの私はそれを想像するだけで可哀そうと涙を流してしまう(うそ)。
アルベルゲに戻っても喉は渇いていたので自販機のコーラを飲む。ここの自販機は高め設定で1.3ユーロもしていた。普通は利用し易い1ユーロが多いのに公営なのに高すぎるぞ。コーラはビールと同じ値段で、水は少し安くなるが場所によっては水とビールは同じ値段だ。なので私はいつでもどこでも絶対にビールを飲む。
欧米人でも毎日ミネラルウォーターを買っている人は珍しくないが、私は今年も80数日間のあいだ一度も水は買わないで無料の水道水で通した。幾ら500mlで1ユーロしないと言っても毎日買っていたら大変だよ。
アルベルゲの夕飯にはフランス人4人グループと昨日一緒だったカップル。40代に見えるが夫婦でなくガールフレンドだと言っている。どういう関係なのか興味津々だ。フランス人は全員が同じグループかと思ったが、次ぐ日は別に行動していたのでソロも混ざっていたようだ。料理の方はまぁ普通かな。サラダ、スープには細切れパスタが入っているので私も利用するインスタントスープとそっくりだ。それにラザニア。メインは魚の切り身が2枚で、これは魚が不得手の私でも美味かった。それに加えてパンとワインはこっちでは定番だ。近くのテーブルには次ぐ朝の用意が既にしてあった。だから朝食時間は何時でもいいと言ってたのか。 -
同じ部屋になった女の子は夕食に来なかったので申し込んでなかったようだ。お金が不足しているのか、いつも食べないのかちょっと気になる。この部屋には大きな荷物棚があったので、私のバックパックを床からそっちに移しておいたところ、部屋に戻って来た女の子がそれを見つけて「誰かこのベッドルームに来たの?」と聞いて来たが、それは私のだと伝える。やっぱり男女二人だけなのが気になるのかな。私も彼女はそう思ってるだろなと想像できるので気になるよ。
明日の作戦を立てる。女の子に明日はGuemesに行きたいと言ったら、Guemesに行くには23kmと29kmのふたコースがあると言っている。随分な違いだな、分岐があったら注意しよう。
歩く歩く歩く2016 北の道4につづく
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
歩く歩く歩く2016
-
前の旅行記
歩く歩く歩く2016 北の道2
2016/05/09~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
次の旅行記
歩く歩く歩く2016 北の道4
2016/05/09~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2016 北の道1
2016/05/09~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2016 北の道2
2016/05/09~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2016 北の道3
2016/05/09~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2016 北の道4
2016/05/09~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2016 北の道5
2016/05/09~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2016 北の道6
2016/05/09~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2016 北の道7
2016/05/09~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2016 北の道8
2016/05/09~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2016 北の道9
2016/05/09~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2016 北の道10
2016/05/09~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2016 北の道11
2016/05/09~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2016 北の道12
2016/05/09~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2016 ポルトガル人の道1(2016北の道12の続き)
2016/05/09~
ポルトガル
-
歩く歩く歩く2016 ポルトガル人の道2
2016/05/09~
ポルトガル
-
歩く歩く歩く2016 ポルトガル人の道3
2016/05/09~
ポルトガル
-
歩く歩く歩く2016 ポルトガル人の道4
2016/05/09~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2016 ポルトガル人の道5
2016/05/09~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2016 イギリス人の道1(2016ポルトガル人の道5の続き)
2016/05/09~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2016 イギリス人の道2
2016/05/09~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2016 フィステラの道1(歩く歩く歩く2016 イギリス人の道2の続き)
2016/05/09~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2016 フィステラの道2
2016/05/09~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2016 おまけ1 マドリッド(歩く歩く歩く2016 フィステラの道2の続き)
2016/05/09~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2016 おまけ2 トレド
2016/05/09~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2016 おまけ3 マドリッド・セゴビア
2016/05/09~
マドリード
-
歩く歩く歩く2016 おまけ4 バルセロナ
2016/05/09~
バルセロナ
-
歩く歩く歩く2016 おまけ5 サンパウ病院・グエル公園
2016/05/09~
バルセロナ
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
サンティアゴ・デ・コンポステーラ(スペイン) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 歩く歩く歩く2016
0
29