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 北の道1の1  日本出発 - パリ<br /><br /> 昨年2015年にフランス人の道を歩いて感激したので、今年は北の道を歩こうと早くから決めていた。初めて行った昨年のサンチャゴ巡礼は、ネットで航空券を買うのが初めてどころか、ネットでの買い物も初めてという初めて尽くしだったので大いに緊張したが、今年は2回目なので幾らか余裕を持って準備を進めることができました。<br /><br /> まず一番初めに手がけるのはやっぱり航空券の手配。北の道へはパリのモンパルナス駅からスペイン国境のエンダイヤ駅までTGVで移動するので、これは昨年のフランス人の道とほぼ同じなので割と気楽。<br /><br /> 今年は少し慣れたので格安の航空券を探すことにしました。カタール航空で、行き:羽田→パリ、帰り:バルセロナ→成田のオープンジョーで往復ともドーハ乗換えが入るけど68,000円ちょっと。昨年買ったANAの半額近くという破格の安さです。オープンジョーと言うのは普通に往復する航空券より割高と聞いていたが、そんなでもなかった。ドーハでの乗り換え時間が1時間15分しかないので、もし荷物がロストされた場合を考えて、パリで2泊することにしました。こうすれば、もし荷物が行方不明になってもパリの宿に届けられる可能性が大きいのではないかと想像しての防衛作戦です。<br /><br />5/9

歩く歩く歩く2016 北の道1

25いいね!

2016/05/09 - 2016/07/29

83位(同エリア450件中)

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北の道1の1  日本出発 - パリ

 昨年2015年にフランス人の道を歩いて感激したので、今年は北の道を歩こうと早くから決めていた。初めて行った昨年のサンチャゴ巡礼は、ネットで航空券を買うのが初めてどころか、ネットでの買い物も初めてという初めて尽くしだったので大いに緊張したが、今年は2回目なので幾らか余裕を持って準備を進めることができました。

 まず一番初めに手がけるのはやっぱり航空券の手配。北の道へはパリのモンパルナス駅からスペイン国境のエンダイヤ駅までTGVで移動するので、これは昨年のフランス人の道とほぼ同じなので割と気楽。

 今年は少し慣れたので格安の航空券を探すことにしました。カタール航空で、行き:羽田→パリ、帰り:バルセロナ→成田のオープンジョーで往復ともドーハ乗換えが入るけど68,000円ちょっと。昨年買ったANAの半額近くという破格の安さです。オープンジョーと言うのは普通に往復する航空券より割高と聞いていたが、そんなでもなかった。ドーハでの乗り換え時間が1時間15分しかないので、もし荷物がロストされた場合を考えて、パリで2泊することにしました。こうすれば、もし荷物が行方不明になってもパリの宿に届けられる可能性が大きいのではないかと想像しての防衛作戦です。

5/9

旅行の満足度
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
30万円 - 50万円
交通手段
徒歩
航空会社
カタール航空
旅行の手配内容
個別手配

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  •  5月のゴールデンウィークが終わった9日に自宅を出発して、昨年まで嘱託で勤務していた職場に顔を出しました。丁度、仲のいいYさんが日直で一人だけいたのでグッドタイミングです。そこへ親友のうぶちゃんがやって来ました。なんと車で信号待ちしていた前を私が歩いて横断したので追いかけてきたそうです。二人に見送られての出発となったので、幸先が良い気がする。前橋駅から羽田へ電車でゴー。私の後ろ姿はうぶちゃんが撮ってくれました。

     5月のゴールデンウィークが終わった9日に自宅を出発して、昨年まで嘱託で勤務していた職場に顔を出しました。丁度、仲のいいYさんが日直で一人だけいたのでグッドタイミングです。そこへ親友のうぶちゃんがやって来ました。なんと車で信号待ちしていた前を私が歩いて横断したので追いかけてきたそうです。二人に見送られての出発となったので、幸先が良い気がする。前橋駅から羽田へ電車でゴー。私の後ろ姿はうぶちゃんが撮ってくれました。

  •  電車とモノレールを乗り継いで順調に羽田空港に到着。飛行機に乗るときは毎回早め早めに行動しているので、今回も出発までには時間はたっぷりです。飛行場に来ると、いつも気分が高揚して楽しいです。だだっぴろい空港内を上に行ったり下に行ったり、外に行って離発着を眺めたり、人間ウォッチングしてみたり。うぶちゃんが持たせてくれたワンカップも飛行機を見ながら外のテーブルで頂きました。

     電車とモノレールを乗り継いで順調に羽田空港に到着。飛行機に乗るときは毎回早め早めに行動しているので、今回も出発までには時間はたっぷりです。飛行場に来ると、いつも気分が高揚して楽しいです。だだっぴろい空港内を上に行ったり下に行ったり、外に行って離発着を眺めたり、人間ウォッチングしてみたり。うぶちゃんが持たせてくれたワンカップも飛行機を見ながら外のテーブルで頂きました。

  •  雨の中で傘を差した女の子が一人ポツンと飛行機を眺めていたのが印象的でした。遠く離れた恋人がやってくるのを待っているのでしょうか?山下達郎の歌でもバックに流れたら、名作ドラマのシーンみたいです。

     雨の中で傘を差した女の子が一人ポツンと飛行機を眺めていたのが印象的でした。遠く離れた恋人がやってくるのを待っているのでしょうか?山下達郎の歌でもバックに流れたら、名作ドラマのシーンみたいです。

  •  空港の隅には長い待ち時間に疲れたのか、外国人の子どもが靴まで脱いで床にべったりと寝かせられていたのが哀れを誘いました。親の都合に付き合わされる子供も大変だね。

     空港の隅には長い待ち時間に疲れたのか、外国人の子どもが靴まで脱いで床にべったりと寝かせられていたのが哀れを誘いました。親の都合に付き合わされる子供も大変だね。

  •  カタールのチェックインが始まったので列に並びます。カタールはJALとシェアしているので、マイル申請も忘れないようにしないとです。翌10日の深夜0時半出発が10分だけ早まったらしい。搭乗券を貰って147番ゲートに移動。<br /><br />5/10

     カタールのチェックインが始まったので列に並びます。カタールはJALとシェアしているので、マイル申請も忘れないようにしないとです。翌10日の深夜0時半出発が10分だけ早まったらしい。搭乗券を貰って147番ゲートに移動。

    5/10

  •  日付が代わった10日深夜に離陸。最初の機内食はこんな感じです。和食はまだ頼まなくても大丈夫です。飲み物はいつもビール。普段からいつも粗食なので、機内食はご馳走です。ただテーブルが小さいといつも感じる。この狭いテーブルから物を落とさないように食べるのがちょっと苦労します。

     日付が代わった10日深夜に離陸。最初の機内食はこんな感じです。和食はまだ頼まなくても大丈夫です。飲み物はいつもビール。普段からいつも粗食なので、機内食はご馳走です。ただテーブルが小さいといつも感じる。この狭いテーブルから物を落とさないように食べるのがちょっと苦労します。

  •  ドーハ到着前に二度目の機内食が提供されました。こんどもご馳走です。トマトジュースとコーヒーも飲ませてもらいました。エコノミーしか乗ったことないけど、外国へ運んで貰えるだけで満足です。それ以外の目的ないし。

     ドーハ到着前に二度目の機内食が提供されました。こんどもご馳走です。トマトジュースとコーヒーも飲ませてもらいました。エコノミーしか乗ったことないけど、外国へ運んで貰えるだけで満足です。それ以外の目的ないし。

  •  ドーハ空港は飛行機から施設内へ移動するのに土管みたいな通路をドッキングさせるのじゃなくて(名前知らない)、いつもバスで移動するらしいです。こっちの方が空港を感じられて好きかな。あの筒みたいな通路は隔離施設みたいで余りいい感じがしないです。

     ドーハ空港は飛行機から施設内へ移動するのに土管みたいな通路をドッキングさせるのじゃなくて(名前知らない)、いつもバスで移動するらしいです。こっちの方が空港を感じられて好きかな。あの筒みたいな通路は隔離施設みたいで余りいい感じがしないです。

  •  ドーハ空港はどでかい空港ですが、ゲート案内は巨大なアルファベットが示してくれるので間違いようがないのが嬉しいです。途中には目を楽しませてくれるオブジェなんかを横目で見ながらパリ行のゲート前に到着。

     ドーハ空港はどでかい空港ですが、ゲート案内は巨大なアルファベットが示してくれるので間違いようがないのが嬉しいです。途中には目を楽しませてくれるオブジェなんかを横目で見ながらパリ行のゲート前に到着。

  •  パリ行の機内食はこんな感じです。飲み物は白ワイン。食べて座っているだけなので、ブロイラー状態が続きます。ドーハからは日本人は私の他にいないようでした。食事ももう日本食はありません。

     パリ行の機内食はこんな感じです。飲み物は白ワイン。食べて座っているだけなので、ブロイラー状態が続きます。ドーハからは日本人は私の他にいないようでした。食事ももう日本食はありません。

  •  何事もなくパリに到着して、昨年覚えた32番出口を探しました。もう2回目なのでチケットは運転手から買えると分かっているので余計な心配もすることなくバスでモンパルナスに到着。昨年も泊まったドミトリーに無事チェックイン完了。受付してくれたマダムに、昨年の背の高い若者はと聞いたら、彼は辞めたと知らされました。再会を楽しみにしていたのでちょっぴり残念でした。

     何事もなくパリに到着して、昨年覚えた32番出口を探しました。もう2回目なのでチケットは運転手から買えると分かっているので余計な心配もすることなくバスでモンパルナスに到着。昨年も泊まったドミトリーに無事チェックイン完了。受付してくれたマダムに、昨年の背の高い若者はと聞いたら、彼は辞めたと知らされました。再会を楽しみにしていたのでちょっぴり残念でした。

  •  買ってきた食べ物を食堂に並べて簡単な夕食としました。節約生活スタートは花のパリで、トマトとサクランボでお洒落に始まったのでした。

     買ってきた食べ物を食堂に並べて簡単な夕食としました。節約生活スタートは花のパリで、トマトとサクランボでお洒落に始まったのでした。

  • 5/11<br /> ドミトリーの部屋にはスキンヘッドの男性がいて、見かけによらずフレンドリーだった。何かの大会でパリにやって来たらしいが、日記に書かれていないので詳しくは分からない。喘息もあるようなことを言っていた。

    5/11
     ドミトリーの部屋にはスキンヘッドの男性がいて、見かけによらずフレンドリーだった。何かの大会でパリにやって来たらしいが、日記に書かれていないので詳しくは分からない。喘息もあるようなことを言っていた。

  •  パリ2泊なので行ったことがないモンマルトル方面へ今回は行く作戦です。このドミトリーには美味しい朝食サービスがあるので楽しみにしていた。今回も大きなクロワッサンを幾つも食べて途中で腹ペコにならないようにしておく。モンマルトル方面の地下鉄や地図を印刷して来たのでそれを見ながら作戦を立てました。地図等は荷物軽減のために、終わったそばから捨てて行きます。

     パリ2泊なので行ったことがないモンマルトル方面へ今回は行く作戦です。このドミトリーには美味しい朝食サービスがあるので楽しみにしていた。今回も大きなクロワッサンを幾つも食べて途中で腹ペコにならないようにしておく。モンマルトル方面の地下鉄や地図を印刷して来たのでそれを見ながら作戦を立てました。地図等は荷物軽減のために、終わったそばから捨てて行きます。

  •  このホステルから一番近い地下鉄駅へ向かう途中、昨年もいたルンペンのおじさんのネグラが電車のガード下にまだあった。昨年は全ての家財道具は手の届く範囲にまき散らしていたが、今年はテントみたいのにまとめてあったので、少しレベルアップしたようだ。この人こうやって枯れたように死んで行くんだろなー。欧州に物乞いが多いというのは、日本みたいな救済制度がないのだろうか。

     このホステルから一番近い地下鉄駅へ向かう途中、昨年もいたルンペンのおじさんのネグラが電車のガード下にまだあった。昨年は全ての家財道具は手の届く範囲にまき散らしていたが、今年はテントみたいのにまとめてあったので、少しレベルアップしたようだ。この人こうやって枯れたように死んで行くんだろなー。欧州に物乞いが多いというのは、日本みたいな救済制度がないのだろうか。

  •  地下鉄駅に下りて行き最初の電車に乗り込む。パリの地下鉄は一般的に上りと下りの2系統しかないから乗るのは簡単だ。一回 Barbes Rochehouarl駅で乗り換えしてモンマルトルに一番近い Anvers駅で降りる。駅前からはモンマルトルの坂がもう見えており、土産物屋も林立している。そこを抜けるといよいよモンマルトルの圏内に入ってきた。すると黒人の一団が何か喋りながら私の腕に紐を巻きつけようとしてきた。これかっ!ネットで読んだミサンガを取れないように巻き付けて金をせびる連中だ。ノーノーと言いながら振り切ると、また同じ一団に囲まれるが、またノーノーと言って振り切る。お前らの言いなりにはならないよっと。

     地下鉄駅に下りて行き最初の電車に乗り込む。パリの地下鉄は一般的に上りと下りの2系統しかないから乗るのは簡単だ。一回 Barbes Rochehouarl駅で乗り換えしてモンマルトルに一番近い Anvers駅で降りる。駅前からはモンマルトルの坂がもう見えており、土産物屋も林立している。そこを抜けるといよいよモンマルトルの圏内に入ってきた。すると黒人の一団が何か喋りながら私の腕に紐を巻きつけようとしてきた。これかっ!ネットで読んだミサンガを取れないように巻き付けて金をせびる連中だ。ノーノーと言いながら振り切ると、また同じ一団に囲まれるが、またノーノーと言って振り切る。お前らの言いなりにはならないよっと。

  •  上から見ていると、何も知らずにミサンガを巻き付けられてご満悦な顔をしているご婦人がいる。あーあーと思うがそれでご機嫌ならサギにあったとは思わないだろう。婦人の顔には笑みが見えるし、詐欺の黒人は何やら一生懸命に訴えている絵づらが面白いのでアフレコを入れてみましょう。<br />婦人 だってあなた勝手に巻き付けてお金くれはないでしょう(笑)<br />黒人 いえマダム、これはタダではないのですよ。<br />婦人 あらそう、だったら返すわよ。<br />黒人 いえマダム、これは一度巻き付けたら外せないのです。<br /><br /> 周りで見守っている仲間たちも、このやり取りの行方を固唾を飲んでみています。まぁどっちにしろ夫人は楽しそうで緊迫感は伝わってこないので平和的に解決したでしょう?もちろん最後まで見てる程の暇人でもないので、さっさと次に移動しましたが。

     上から見ていると、何も知らずにミサンガを巻き付けられてご満悦な顔をしているご婦人がいる。あーあーと思うがそれでご機嫌ならサギにあったとは思わないだろう。婦人の顔には笑みが見えるし、詐欺の黒人は何やら一生懸命に訴えている絵づらが面白いのでアフレコを入れてみましょう。
    婦人 だってあなた勝手に巻き付けてお金くれはないでしょう(笑)
    黒人 いえマダム、これはタダではないのですよ。
    婦人 あらそう、だったら返すわよ。
    黒人 いえマダム、これは一度巻き付けたら外せないのです。

     周りで見守っている仲間たちも、このやり取りの行方を固唾を飲んでみています。まぁどっちにしろ夫人は楽しそうで緊迫感は伝わってこないので平和的に解決したでしょう?もちろん最後まで見てる程の暇人でもないので、さっさと次に移動しましたが。

  •  サクレクール寺院は立派な教会だった。入口上部にはフランスの英雄ジャンヌ・ダルクとあと一人(名前忘れた)の大きな石像が並んでいた。ジャンヌ・ダルク、死んでから持ち上げられても嬉しくないよな、可哀そう。

     サクレクール寺院は立派な教会だった。入口上部にはフランスの英雄ジャンヌ・ダルクとあと一人(名前忘れた)の大きな石像が並んでいた。ジャンヌ・ダルク、死んでから持ち上げられても嬉しくないよな、可哀そう。

  •  中に入ると大層立派なドームの教会で、ペトロの大きな像もあった。これってバチカンにあったペトロ像と同じなんじゃ!と気が付いて、今年の冬に行ったイタリアツアーの写真を見返した所、半歩右足を出したスタイルとか、まったく同じ像だったことが分かった。作者が同じ注文を受けたってことなんか、こんなこともあるんだな。ここは入場料は無料だった。無料で入れる有名な教会はあちこちにあるので節約旅行者にはありがたい。

     中に入ると大層立派なドームの教会で、ペトロの大きな像もあった。これってバチカンにあったペトロ像と同じなんじゃ!と気が付いて、今年の冬に行ったイタリアツアーの写真を見返した所、半歩右足を出したスタイルとか、まったく同じ像だったことが分かった。作者が同じ注文を受けたってことなんか、こんなこともあるんだな。ここは入場料は無料だった。無料で入れる有名な教会はあちこちにあるので節約旅行者にはありがたい。

  •  貧乏絵描きがいると言う路地に行ってみると、テレビなどで良く見る光景が広がっていた。これこれ、パリと言うとこの光景が浮かぶんだよな。でもパリにはこの光景がどこにもある訳じゃなくて、ここにしかないものらしい。絵描きが道行く観光客に、一枚描かせてなんて声を掛けているが、私には誰も声を掛けてくれない。風体を値踏みして無駄なことはしないってことなんか。

     貧乏絵描きがいると言う路地に行ってみると、テレビなどで良く見る光景が広がっていた。これこれ、パリと言うとこの光景が浮かぶんだよな。でもパリにはこの光景がどこにもある訳じゃなくて、ここにしかないものらしい。絵描きが道行く観光客に、一枚描かせてなんて声を掛けているが、私には誰も声を掛けてくれない。風体を値踏みして無駄なことはしないってことなんか。

  •  モンマルトルを見てからは徒歩で赤い風車のムーランルージュを外から見物する。貧乏旅行者の私が入れるような代物でないのは承知しているので、外から建物だけ見られればいいやとやって来たが、入口から引っ込んだミニホールみたいな所までは入れて、綺麗なお姉さんのポスターなどは何枚も見ることができたから上出来だ。

     モンマルトルを見てからは徒歩で赤い風車のムーランルージュを外から見物する。貧乏旅行者の私が入れるような代物でないのは承知しているので、外から建物だけ見られればいいやとやって来たが、入口から引っ込んだミニホールみたいな所までは入れて、綺麗なお姉さんのポスターなどは何枚も見ることができたから上出来だ。

  •  ショーを見るにはどのくらい掛かるんだろうと料金表を覗いてみると、一番安いのが125ユーロらしい。円なら16,000円ほどか。で、ランクは細かくあるけど一番高いVIP席だと420ユーロって、これホントか!?5万円以上するんだが。まぁいくら安くても高くても入る気はないのでどうでもいいや。

     ショーを見るにはどのくらい掛かるんだろうと料金表を覗いてみると、一番安いのが125ユーロらしい。円なら16,000円ほどか。で、ランクは細かくあるけど一番高いVIP席だと420ユーロって、これホントか!?5万円以上するんだが。まぁいくら安くても高くても入る気はないのでどうでもいいや。

  •  この辺りはキャバレーのムーランルージュがあるくらいだから治安は悪そうなのが一目で分かった。セックスショップとかストリップ小屋などが彼方此方に見られる。夜になんか歩いていたら声が掛かりそうだな。くわばらくわばら。<br /><br /> 珍しく公共トイレのボックスがあったので利用させて貰ったあと歩き出したのだが、どうも様子がおかしい。何か変だなと思いながら歩いていると、なんと左手の坂の先にモンマルトル寺院が見えて来た。がーんだ。これでやっとトイレを出てから逆に歩き始めたことに気が付く。何度もやっているが、建物に入ると出た時に逆走することがたびたびある。これからも何度もやりそうだなー、注意しよう。

     この辺りはキャバレーのムーランルージュがあるくらいだから治安は悪そうなのが一目で分かった。セックスショップとかストリップ小屋などが彼方此方に見られる。夜になんか歩いていたら声が掛かりそうだな。くわばらくわばら。

     珍しく公共トイレのボックスがあったので利用させて貰ったあと歩き出したのだが、どうも様子がおかしい。何か変だなと思いながら歩いていると、なんと左手の坂の先にモンマルトル寺院が見えて来た。がーんだ。これでやっとトイレを出てから逆に歩き始めたことに気が付く。何度もやっているが、建物に入ると出た時に逆走することがたびたびある。これからも何度もやりそうだなー、注意しよう。

  •  歩いていると公園があって、Wi-Fiがどうとかと書かれている看板が目に入る。そう言えばパリには無料のWi-Fiスポットがアチコチにあると聞いたので入ってみよう。確かにベンチにもWi-Fiの文字が見えるので繋いでみたところ、本当に繋がった。凄い凄いよパリ。図書館などの公共施設のみならず、こんな屋外でもWi-Fiが用意されてるなんてさすがだ。

     歩いていると公園があって、Wi-Fiがどうとかと書かれている看板が目に入る。そう言えばパリには無料のWi-Fiスポットがアチコチにあると聞いたので入ってみよう。確かにベンチにもWi-Fiの文字が見えるので繋いでみたところ、本当に繋がった。凄い凄いよパリ。図書館などの公共施設のみならず、こんな屋外でもWi-Fiが用意されてるなんてさすがだ。

  •  また歩いて次は凱旋門へ。途中の橋の上からは名前だけは私でも知っているLazare駅が見下ろせた。へー、こんな所にあったのか。歩いていると色んな発見がある。まぁ駅に用はないので素通り。

     また歩いて次は凱旋門へ。途中の橋の上からは名前だけは私でも知っているLazare駅が見下ろせた。へー、こんな所にあったのか。歩いていると色んな発見がある。まぁ駅に用はないので素通り。

  •  昨年は凱旋門屋上へ上るためのチケット売り場には長蛇の列があったが、今回はまったく行列なしなのでテロの影響は想像以上にあるようだ。凱旋門は地上から見るだけならタダなのでそうする。凱旋門からまた地下鉄に乗ってドミトリーへ帰り、一日が終わる。金使わない一日だったな。

     昨年は凱旋門屋上へ上るためのチケット売り場には長蛇の列があったが、今回はまったく行列なしなのでテロの影響は想像以上にあるようだ。凱旋門は地上から見るだけならタダなのでそうする。凱旋門からまた地下鉄に乗ってドミトリーへ帰り、一日が終わる。金使わない一日だったな。

  •  今日の夕飯は缶ビールとスーパーから買ってきたハムと何か覚えてないもの。ご覧のように見た目エサみたいな食べ物です。<br /><br /><br />5/12 イルンへ移動  Pari - Irun<br /><br /> 北の道のスタート地点はフランス国境のスペインの町イルンです。でも、フランス側からイルンに行くための列車は滅多にないというので、フランスのエンダイユからイルンまでは歩きで国境を越えるのが普通のようなので自分もそう計画してあります。

     今日の夕飯は缶ビールとスーパーから買ってきたハムと何か覚えてないもの。ご覧のように見た目エサみたいな食べ物です。


    5/12 イルンへ移動  Pari - Irun

     北の道のスタート地点はフランス国境のスペインの町イルンです。でも、フランス側からイルンに行くための列車は滅多にないというので、フランスのエンダイユからイルンまでは歩きで国境を越えるのが普通のようなので自分もそう計画してあります。

  •  5月12日、愛想の良かったホステルのマダムを入れて写真を一枚撮ってからモンパルナス駅へ。昨年、駅への近道をしようと入って行き、苦労を重ねた入口もパチリ。今回は学習したのでここから入っても大丈夫だ。

     5月12日、愛想の良かったホステルのマダムを入れて写真を一枚撮ってからモンパルナス駅へ。昨年、駅への近道をしようと入って行き、苦労を重ねた入口もパチリ。今回は学習したのでここから入っても大丈夫だ。

  •  昨年は焦りまくってお世話になった構内のインフォメーションもそのままあった。この辺りですんごく苦労したんだよなーと、インフォも撮っておく。昨年はこの中に英語がまったく話せない係が二人いたけど、言葉が通じなくても親切に対応してくれたお陰で危機を切り抜けることができた思い出のインフォメーションだ。<br /><br /> 駅ではフランス新幹線のTGVでも出発20分前にならないと出発ホームの番号が発表されない。それはすでに学習済みだし、エンダイユは終着駅なので降りる駅を間違えることもないので随分気楽でいられる。<br /><br /> 10時24分発の列車に乗り込むときに一応確認のため、近くにいたフランス婦人に自分のチケットを見せて、この列車でいいのかと手真似で聞いたところ、婦人は「来い来い」と言うので意味が分からないまま着いて行くと、その人は私の隣の席だった。よくもまぁ知らずに隣の席の人に声を掛けたもんだね。<br /><br /> 英語を良く話すフランス婦人で、年齢は70ちょっとと言うところか。ボルドーの母親を訪ねるそうだが、有名なボルドーがこの線上にあるのを初めて知った。婦人はサンチャゴ巡礼を知っていて、自分でも短期間を数回刻んで歩いたようなことを言っていたが自分の英語力ではハッキリしない。

     昨年は焦りまくってお世話になった構内のインフォメーションもそのままあった。この辺りですんごく苦労したんだよなーと、インフォも撮っておく。昨年はこの中に英語がまったく話せない係が二人いたけど、言葉が通じなくても親切に対応してくれたお陰で危機を切り抜けることができた思い出のインフォメーションだ。

     駅ではフランス新幹線のTGVでも出発20分前にならないと出発ホームの番号が発表されない。それはすでに学習済みだし、エンダイユは終着駅なので降りる駅を間違えることもないので随分気楽でいられる。

     10時24分発の列車に乗り込むときに一応確認のため、近くにいたフランス婦人に自分のチケットを見せて、この列車でいいのかと手真似で聞いたところ、婦人は「来い来い」と言うので意味が分からないまま着いて行くと、その人は私の隣の席だった。よくもまぁ知らずに隣の席の人に声を掛けたもんだね。

     英語を良く話すフランス婦人で、年齢は70ちょっとと言うところか。ボルドーの母親を訪ねるそうだが、有名なボルドーがこの線上にあるのを初めて知った。婦人はサンチャゴ巡礼を知っていて、自分でも短期間を数回刻んで歩いたようなことを言っていたが自分の英語力ではハッキリしない。

  •  名前はマリエッタで、カタールのチケットの裏に名前を書いてもらったら、「えーっ、カタールを使ったのか!」と言う顔をされた。フランス人はカタールだと何かあるのか?テロ関連?<br /><br /> いろんなことを教えてくれて、エンダイユはフランス読みで、スペイン語ではアンダイヤと発音するとか、ルルドの発音は難しくて何度やってもOKが貰えなくて、マリエッタの口を真似て発音したらすぐOKがもらえた。ルーは口を横に開き、ドは口をすぼめてルードゥと言うらしい。日本的にルルドと言ったんじゃ通じない筈だ。

     名前はマリエッタで、カタールのチケットの裏に名前を書いてもらったら、「えーっ、カタールを使ったのか!」と言う顔をされた。フランス人はカタールだと何かあるのか?テロ関連?

     いろんなことを教えてくれて、エンダイユはフランス読みで、スペイン語ではアンダイヤと発音するとか、ルルドの発音は難しくて何度やってもOKが貰えなくて、マリエッタの口を真似て発音したらすぐOKがもらえた。ルーは口を横に開き、ドは口をすぼめてルードゥと言うらしい。日本的にルルドと言ったんじゃ通じない筈だ。

  •  ボルドーが近くなったらあれもこれもワイン農家だとか、電車が徐行したら線路脇の草刈をしている人を注意しているのだとか、あの大きな橋は船が通る時には上下するんだとか。お粗末英語の私でも相手が喋るのは身振りも加わるので何となく意味が分かって楽しい。ボルドー駅で握手をしてバイバイ。マリエッタのお陰で飽きることなくここまで来れたので感謝だ。<br /> <br /> ボルドーの後は各駅停車になったのか、TGVなのにやたらと停まるようになった。TGVは座席を回転させる機能がないようで、ずーっと後ろ向きのまま走るので気分が悪い。私は後ろ向きに走る乗り物には弱いのだ。早く走らせるより、こういうサービスの方が重要な気がするのだがな。昨年降りたバイヨンヌでは巡礼らしき人達が数人降りていった。みんなサンジャン・ピエ・ド・ポーからフランス人の道800kmを歩きはじめる人たちだ。みなさんにブエン・カミーノ。

     ボルドーが近くなったらあれもこれもワイン農家だとか、電車が徐行したら線路脇の草刈をしている人を注意しているのだとか、あの大きな橋は船が通る時には上下するんだとか。お粗末英語の私でも相手が喋るのは身振りも加わるので何となく意味が分かって楽しい。ボルドー駅で握手をしてバイバイ。マリエッタのお陰で飽きることなくここまで来れたので感謝だ。
     
     ボルドーの後は各駅停車になったのか、TGVなのにやたらと停まるようになった。TGVは座席を回転させる機能がないようで、ずーっと後ろ向きのまま走るので気分が悪い。私は後ろ向きに走る乗り物には弱いのだ。早く走らせるより、こういうサービスの方が重要な気がするのだがな。昨年降りたバイヨンヌでは巡礼らしき人達が数人降りていった。みんなサンジャン・ピエ・ド・ポーからフランス人の道800kmを歩きはじめる人たちだ。みなさんにブエン・カミーノ。

  •  エンダイユ駅に到着。駅を出たらイルンへは右に行けばいいらしいけど、一応駅の前にいた警察官に聞いてから歩き出す。この辺りの地図を印刷して持ってきてあるが、実際とはだいぶ違うし頼りの黄色い矢印は呆れるほど少ないと言うか無いに等しかった。

     エンダイユ駅に到着。駅を出たらイルンへは右に行けばいいらしいけど、一応駅の前にいた警察官に聞いてから歩き出す。この辺りの地図を印刷して持ってきてあるが、実際とはだいぶ違うし頼りの黄色い矢印は呆れるほど少ないと言うか無いに等しかった。

  •  通りかかったスペインおじさんに教えてもらい、事前にgoogleマップで見ていた陸橋を渡ったところに矢印を発見、無事に今晩の宿に到着できる。

     通りかかったスペインおじさんに教えてもらい、事前にgoogleマップで見ていた陸橋を渡ったところに矢印を発見、無事に今晩の宿に到着できる。

  •  雑居ビルに間借りしているようなアルベルゲだった。2階に上がって行くと二人の先客が受付をしている最中だった。今回初めてのアルベルゲ泊まりだ。2段ベッドでごちゃごちゃ寝が懐かしい。シャワーだけして今日は汗もかいてないので洗濯はナシ。

     雑居ビルに間借りしているようなアルベルゲだった。2階に上がって行くと二人の先客が受付をしている最中だった。今回初めてのアルベルゲ泊まりだ。2段ベッドでごちゃごちゃ寝が懐かしい。シャワーだけして今日は汗もかいてないので洗濯はナシ。

  •  近くのスーパーで買出ししてアルベルゲの三畳ほどの狭いキッチンで夕飯にする。ここにコリア、ドイツ、ブラジル、ポーランドと初日から国際色豊かな人たちが集まって楽しく過ごせる。共通語は英語だが、私の英語は昨年より少しだけマシになったけど10%も理解できてない。ここのアルベルゲでは朝飯が食べられるらしいのが分かった。<br /><br /> 充電ポイントが少ないし、タブレットもカメラも余り使ってないので明日くらいは持つだろうと今日は充電はしないでおく。まだ8時だけど天気が悪いので薄暗い。みんなより早めに寝ることにして上のベッドで寝袋に潜り込む。<br /><br /><br /> イルン出発・歩きのスタート  Irun - サンセバスチャン<br /><br />5/13<br /> 早朝、タブレットが電気不足のお知らせを発したので誰もいない食堂で充電を始める。10分でも20分でも充電しないよりはマシだろう。6時から朝食を食べさせてもらう。パンにコーヒー紅茶と、外国のブレックファーストはいつもこんなもんだ。朝食はしっかり食べようと言っている日本人には物足りない。<br /><br /> とても親切で感じのいいオスピタレロに持参の和風マリアカードを進呈し7時に出発。いよいよ歩きのスタートだ。って、既に自宅から前橋駅まで5キロ歩いてるし、エンダイユからイルンまで4キロ歩いているので今更スタートでもない気がするが、クレデンシャル(巡礼必携のスタンプ帳)のスタンプはイルンしか押されてないから記録的にはイルンがスタート地点になる。

     近くのスーパーで買出ししてアルベルゲの三畳ほどの狭いキッチンで夕飯にする。ここにコリア、ドイツ、ブラジル、ポーランドと初日から国際色豊かな人たちが集まって楽しく過ごせる。共通語は英語だが、私の英語は昨年より少しだけマシになったけど10%も理解できてない。ここのアルベルゲでは朝飯が食べられるらしいのが分かった。

     充電ポイントが少ないし、タブレットもカメラも余り使ってないので明日くらいは持つだろうと今日は充電はしないでおく。まだ8時だけど天気が悪いので薄暗い。みんなより早めに寝ることにして上のベッドで寝袋に潜り込む。


     イルン出発・歩きのスタート Irun - サンセバスチャン

    5/13
     早朝、タブレットが電気不足のお知らせを発したので誰もいない食堂で充電を始める。10分でも20分でも充電しないよりはマシだろう。6時から朝食を食べさせてもらう。パンにコーヒー紅茶と、外国のブレックファーストはいつもこんなもんだ。朝食はしっかり食べようと言っている日本人には物足りない。

     とても親切で感じのいいオスピタレロに持参の和風マリアカードを進呈し7時に出発。いよいよ歩きのスタートだ。って、既に自宅から前橋駅まで5キロ歩いてるし、エンダイユからイルンまで4キロ歩いているので今更スタートでもない気がするが、クレデンシャル(巡礼必携のスタンプ帳)のスタンプはイルンしか押されてないから記録的にはイルンがスタート地点になる。

  •  オスピタレロに教えてもらったショートカットを進み、遊歩道からすぐ山の中に入っていく。天気は小雨、北の道は雨が多いと聞いていたのでガッカリすることもない。なんせ5月の半分は雨だそうなので、降らなかったら儲けものと思っていた方がいいようだ。

     オスピタレロに教えてもらったショートカットを進み、遊歩道からすぐ山の中に入っていく。天気は小雨、北の道は雨が多いと聞いていたのでガッカリすることもない。なんせ5月の半分は雨だそうなので、降らなかったら儲けものと思っていた方がいいようだ。

  •  山の中にあるグアダルペ教会まで順調に進み、フランスのおばさん二人組みを抜かし、その後も4人を抜かすが自分が抜かれることはなかった。抜かされる一方だった昨年とは随分違う気がするが、これは今日の殆どが高齢ペレグリノ(巡礼者)だからか?

     山の中にあるグアダルペ教会まで順調に進み、フランスのおばさん二人組みを抜かし、その後も4人を抜かすが自分が抜かれることはなかった。抜かされる一方だった昨年とは随分違う気がするが、これは今日の殆どが高齢ペレグリノ(巡礼者)だからか?

  •  ここまでやって来ると、イルンと思われる町が眼下に見えるようになった。空は気色悪い雲に覆われていて、今日はやっぱりこんな空模様の一日になりそうだなぁ。

     ここまでやって来ると、イルンと思われる町が眼下に見えるようになった。空は気色悪い雲に覆われていて、今日はやっぱりこんな空模様の一日になりそうだなぁ。

  •  雨の方も順調に降り出してきやがって、ゴアテックスでない安もの合羽は着てても汗でずぶ濡れ状態だ。もはや雨を防ぐと言うより寒さをしのぐための雨具と思える。湾を見下ろす丘から急坂を降りて船着場に到着。噂に聞いていた巡礼路が渡し舟のところに来たようだ(写真右下に黄色い矢印が確認できる)。

     雨の方も順調に降り出してきやがって、ゴアテックスでない安もの合羽は着てても汗でずぶ濡れ状態だ。もはや雨を防ぐと言うより寒さをしのぐための雨具と思える。湾を見下ろす丘から急坂を降りて船着場に到着。噂に聞いていた巡礼路が渡し舟のところに来たようだ(写真右下に黄色い矢印が確認できる)。

  •  船賃0.70ユーロ、向こう岸まで数分だが日本でも乗ったことがない渡し舟なので、ちょっとワクワクするものがある。ここでイルンで一緒だったフランスおじさんと一緒になる。この人の雨装備は完璧で、腰まで届くすっごく長いゲーターに大きなポンチョを被って、更に傘までさしだした。合羽を着ても着なくてもびしょ濡れなので、すでに合羽は脱いでしまって濡れネズミ状態の私とは行って帰るほど違う。

     船賃0.70ユーロ、向こう岸まで数分だが日本でも乗ったことがない渡し舟なので、ちょっとワクワクするものがある。ここでイルンで一緒だったフランスおじさんと一緒になる。この人の雨装備は完璧で、腰まで届くすっごく長いゲーターに大きなポンチョを被って、更に傘までさしだした。合羽を着ても着なくてもびしょ濡れなので、すでに合羽は脱いでしまって濡れネズミ状態の私とは行って帰るほど違う。

  •  下船後も良く分からない英語でお喋りしながら暫く一緒に歩くが、丘の上に上る長い急階段で差がつき、また一人旅になった。特に言いませんけど、私の方が先ですよ。(言ってる)

     下船後も良く分からない英語でお喋りしながら暫く一緒に歩くが、丘の上に上る長い急階段で差がつき、また一人旅になった。特に言いませんけど、私の方が先ですよ。(言ってる)

  •  ここからの山道は中々痺れるものだった。山道の険しさもそうだが、それ以上に山上から見える湾や、深い山の景色が抜群だった。天気が悪いことも良い味付けになっているように感じる。いかにも北の道にやって来たと言う匂いがプンプンする。

     ここからの山道は中々痺れるものだった。山道の険しさもそうだが、それ以上に山上から見える湾や、深い山の景色が抜群だった。天気が悪いことも良い味付けになっているように感じる。いかにも北の道にやって来たと言う匂いがプンプンする。

  •  大きな町ドナステアはバスク語だ。スペイン語ではサン・セバスチャンと言い、ちゃんと二つの地名が標識に書かれている。山の上から見下ろすと、御覧のように大きな街だ。急坂を下ってドナステアに降りたところでオーストリア人夫婦と一緒になる。彼らは二人ともスペイン語が堪能だったので、今夜の宿に当てがない私はコバンザメよろしく後を着いていくことにする。

     大きな町ドナステアはバスク語だ。スペイン語ではサン・セバスチャンと言い、ちゃんと二つの地名が標識に書かれている。山の上から見下ろすと、御覧のように大きな街だ。急坂を下ってドナステアに降りたところでオーストリア人夫婦と一緒になる。彼らは二人ともスペイン語が堪能だったので、今夜の宿に当てがない私はコバンザメよろしく後を着いていくことにする。

  •  海岸通りにはダウンのコートを着た人までいるが、私は半袖Tシャツで歩いていることに激しく違和感を感じる。

     海岸通りにはダウンのコートを着た人までいるが、私は半袖Tシャツで歩いていることに激しく違和感を感じる。

  •  1時間以上海岸線を歩いて、今夜の宿Albergue Juvenil La Sierenaに到着。まだオープン前らしく、受付で数人が待っていた。ここはイルンのオスピタレロが「駄目出し」していた宿だが、どうも普通のアルベルゲじゃなくてユースホステルのようだ(巡礼以外の人も泊まっているから)。チェックインを済ませたオーストリアの小父さんが「ユーも泊まれるそうだ」と嬉しそうに伝えてくれるが、ここは本来は予約が必要らしいと後で分かる。

     1時間以上海岸線を歩いて、今夜の宿Albergue Juvenil La Sierenaに到着。まだオープン前らしく、受付で数人が待っていた。ここはイルンのオスピタレロが「駄目出し」していた宿だが、どうも普通のアルベルゲじゃなくてユースホステルのようだ(巡礼以外の人も泊まっているから)。チェックインを済ませたオーストリアの小父さんが「ユーも泊まれるそうだ」と嬉しそうに伝えてくれるが、ここは本来は予約が必要らしいと後で分かる。

  •  施設は近代的で値段も16ユーロと高め設定。シャワー洗濯してからタブレットのGPSでスーパーを見つけて買い出しに行く。1リットルビール、プチトマト、ヨーグルト、チーズで5.58ユーロ。別口で何か練りこんであるパンを1本買ったら、これが1.8ユーロと高かった。早速アルベルゲの大きな食堂で一人宴会。<br /><br /> 渡し舟で一緒だったフランスおじさんも到着して同じ部屋になった。て言うか、部屋は沢山あるのに全員をひとつの部屋に押し込む気らしい。おじさんもオーストリア夫婦も明日はサラウツを目指すらしいので、私もそうすることにする。<br /><br /><br /> 北の道1の2 アルベルゲがない サンセバスチャン - ゲタリア

     施設は近代的で値段も16ユーロと高め設定。シャワー洗濯してからタブレットのGPSでスーパーを見つけて買い出しに行く。1リットルビール、プチトマト、ヨーグルト、チーズで5.58ユーロ。別口で何か練りこんであるパンを1本買ったら、これが1.8ユーロと高かった。早速アルベルゲの大きな食堂で一人宴会。

     渡し舟で一緒だったフランスおじさんも到着して同じ部屋になった。て言うか、部屋は沢山あるのに全員をひとつの部屋に押し込む気らしい。おじさんもオーストリア夫婦も明日はサラウツを目指すらしいので、私もそうすることにする。


    北の道1の2 アルベルゲがない サンセバスチャン - ゲタリア

  • 5月14日(土)外は曇り、でも必ず降る。7時半サンセバスチャン出発。やっぱり小雨がパラついて来たが、昨日よりずっとマシ。ずんずん坂道を登っていく。途中、接待なのか食べ物などが載った小さなテーブルがあり、そこの椅子に雨具のまま座っている女性がいた。ロンドンから来たそうだが、イギリス人ってカトリックじゃなくてプロテスタントが殆どの気がするのでカトリックの巡礼路に来る人は珍しいのかなと思ったりしたが良く分かってない。サンチャゴ巡礼って新教・旧教は関係ないのかな。

    5月14日(土)外は曇り、でも必ず降る。7時半サンセバスチャン出発。やっぱり小雨がパラついて来たが、昨日よりずっとマシ。ずんずん坂道を登っていく。途中、接待なのか食べ物などが載った小さなテーブルがあり、そこの椅子に雨具のまま座っている女性がいた。ロンドンから来たそうだが、イギリス人ってカトリックじゃなくてプロテスタントが殆どの気がするのでカトリックの巡礼路に来る人は珍しいのかなと思ったりしたが良く分かってない。サンチャゴ巡礼って新教・旧教は関係ないのかな。

  •  海岸線を離れてからは結構な山の中に入って行く。ひと組の男女が前を歩いているからいいが、たった一人だけだったら不安になるような山道だ。雨降ってるし。<br /><br /> こんな山道なのにマウンテンバイクで走っている人たちがやってきた。足をつくスペースもないような狭い山道なので転落しそうだなーと思ってすれ違ったが、案の定一人が谷側に転落した。でも、草の上に上手に着地したのか大したこともなさそうで仲間にひっぱり上げられていた。

     海岸線を離れてからは結構な山の中に入って行く。ひと組の男女が前を歩いているからいいが、たった一人だけだったら不安になるような山道だ。雨降ってるし。

     こんな山道なのにマウンテンバイクで走っている人たちがやってきた。足をつくスペースもないような狭い山道なので転落しそうだなーと思ってすれ違ったが、案の定一人が谷側に転落した。でも、草の上に上手に着地したのか大したこともなさそうで仲間にひっぱり上げられていた。

  •  ひと山越えた海辺の町オリオではお祭りをやっていて、凄い賑わいだ。通り抜けるにも人混みをかき分けて通らせてもらうこと数回「ほらー、ペレグリノを通してやんなー」な感じで。この大混雑の中をでっかいバックパックを背負っての通過は中々骨が折れるが、賑やかな祭りにウキウキと楽しくもあった。

     ひと山越えた海辺の町オリオではお祭りをやっていて、凄い賑わいだ。通り抜けるにも人混みをかき分けて通らせてもらうこと数回「ほらー、ペレグリノを通してやんなー」な感じで。この大混雑の中をでっかいバックパックを背負っての通過は中々骨が折れるが、賑やかな祭りにウキウキと楽しくもあった。

  •  バスク地方特有のベレー帽を被っている人がちらほらいたり、テレビのスペインの祭りでよく目にする巨大な人形や、子供たちは何やら伝統的な遊びをしている。ここで巡礼路が分からなくなったので地元の老人に訪ねたら、私の手を引いて案内してくれ、老人はちょっと誇らしげに見えた。海辺の町なので、やっぱり海関連のお祭りなのだろうか。女の子達がやっている長縄は波に例えているらしかった。

     バスク地方特有のベレー帽を被っている人がちらほらいたり、テレビのスペインの祭りでよく目にする巨大な人形や、子供たちは何やら伝統的な遊びをしている。ここで巡礼路が分からなくなったので地元の老人に訪ねたら、私の手を引いて案内してくれ、老人はちょっと誇らしげに見えた。海辺の町なので、やっぱり海関連のお祭りなのだろうか。女の子達がやっている長縄は波に例えているらしかった。

  •  沢山の大きな手漕ぎボートが繰り出している。何かレースでもやるのだろうかと、暫く見ていたがちっとも進展しないので歩きだす。<br /><br /> 目的地のZarautzの町が見えてきたところで、昨日一緒だった男性と一緒に町に入っていく。宿を見つけるときは誰かと一緒の方が心強い。でもこの人はビーチが見たいと言って途中から海岸方面に行ってしまったので一人で宿探しをすることになった。<br /><br /> アルベルゲ情報がおぼろなので勘を頼りに探してみたが見つからないので町のインフォメーションに入って聞いてみたところ、この町にはアルベルゲはないと言う答え。あるのは夏季しかオープンしないアルベルゲだけだって。ホテルは50ユーロもするらしいので、さっさと町を後に次の町を目指す。節約巡礼の私が50ユーロのホテルなんかに泊まったら罰が当たっちまう。<br /><br /> 海岸線を歩いていたところ、巡礼の女性がやってきたので話してみたところ、この人は次の町のゲタリアに泊まるそうなので、ゲタリアに当てがある訳じゃないが少し心強くなった。ゲタリアに向かう足取りが幾分軽くなった気がする。

     沢山の大きな手漕ぎボートが繰り出している。何かレースでもやるのだろうかと、暫く見ていたがちっとも進展しないので歩きだす。

     目的地のZarautzの町が見えてきたところで、昨日一緒だった男性と一緒に町に入っていく。宿を見つけるときは誰かと一緒の方が心強い。でもこの人はビーチが見たいと言って途中から海岸方面に行ってしまったので一人で宿探しをすることになった。

     アルベルゲ情報がおぼろなので勘を頼りに探してみたが見つからないので町のインフォメーションに入って聞いてみたところ、この町にはアルベルゲはないと言う答え。あるのは夏季しかオープンしないアルベルゲだけだって。ホテルは50ユーロもするらしいので、さっさと町を後に次の町を目指す。節約巡礼の私が50ユーロのホテルなんかに泊まったら罰が当たっちまう。

     海岸線を歩いていたところ、巡礼の女性がやってきたので話してみたところ、この人は次の町のゲタリアに泊まるそうなので、ゲタリアに当てがある訳じゃないが少し心強くなった。ゲタリアに向かう足取りが幾分軽くなった気がする。

  •  5キロ歩いてゲタリアに到着したがアルベルゲの当てはないので、ここで一緒になったフランス小父さん3人組とうろうろする。道筋にペンションと書かれた看板を見つけたので「ペンションはチープホテル」と伝えたらすぐに呼び鈴を押して一泊幾らなのか聞き出した。一人40ユーロ!!ちっとも安くないじゃん。でも、宿の人からアルベルゲのある所を教えてもらったので、瓢箪からコマだった。山の上と聞いてきたが、一山越すんじゃなくて、丘を登る程度だったのに加え町外れだったのでこれはとてもラッキーだった。何でも聞いてみるもんだ(フランス小父さんが聞いたけど)。

     5キロ歩いてゲタリアに到着したがアルベルゲの当てはないので、ここで一緒になったフランス小父さん3人組とうろうろする。道筋にペンションと書かれた看板を見つけたので「ペンションはチープホテル」と伝えたらすぐに呼び鈴を押して一泊幾らなのか聞き出した。一人40ユーロ!!ちっとも安くないじゃん。でも、宿の人からアルベルゲのある所を教えてもらったので、瓢箪からコマだった。山の上と聞いてきたが、一山越すんじゃなくて、丘を登る程度だったのに加え町外れだったのでこれはとてもラッキーだった。何でも聞いてみるもんだ(フランス小父さんが聞いたけど)。

  •  受付開始が3時半で、数人が入り口にある椅子に座って待っていた。女性以外の3人はイルンで一緒だった知った顔なのが嬉しい。すぐ受付が始まり12ユーロだった。50ユーロ、40ユーロを聞いて来た後なので、12ユーロなら安く感じてしまう怖さ。朝食は別に4ユーロだそうだが、周りに何もない所なので頼んでおく。<br /><br /> いつものルーチンの後、20分ほど坂を下りて町まで食料を仕入れに行く。結構離れているが、他のみんなも歩いて買い出しに来ていた。北の道はアルベルゲが本当に少ないので、知り合いになった人達が同じアルベルゲに沢山集合してくる。これが北の道の醍醐味で一番の魅力なのかも知れないと思った。

     受付開始が3時半で、数人が入り口にある椅子に座って待っていた。女性以外の3人はイルンで一緒だった知った顔なのが嬉しい。すぐ受付が始まり12ユーロだった。50ユーロ、40ユーロを聞いて来た後なので、12ユーロなら安く感じてしまう怖さ。朝食は別に4ユーロだそうだが、周りに何もない所なので頼んでおく。

     いつものルーチンの後、20分ほど坂を下りて町まで食料を仕入れに行く。結構離れているが、他のみんなも歩いて買い出しに来ていた。北の道はアルベルゲが本当に少ないので、知り合いになった人達が同じアルベルゲに沢山集合してくる。これが北の道の醍醐味で一番の魅力なのかも知れないと思った。

  •  食堂で一人宴会していたところ、「ヘーイ、ジャパニーズ」と大きな声でオランダ人が到着してきた。こちらも「オーッ、ネーデルランダーッ」と返す。67歳元気そのもの。その後もブラジル人のジルベルトが到着してくる。二人ともイルン以来2度目なので親近感が増しているようだ。<br /><br /><br /> アルベルゲは駅の中  ゲタリア ー デバ<br /><br />5/15(日)

     食堂で一人宴会していたところ、「ヘーイ、ジャパニーズ」と大きな声でオランダ人が到着してきた。こちらも「オーッ、ネーデルランダーッ」と返す。67歳元気そのもの。その後もブラジル人のジルベルトが到着してくる。二人ともイルン以来2度目なので親近感が増しているようだ。


     アルベルゲは駅の中  ゲタリア ー デバ

    5/15(日)

  •  朝から雨がバシャバシャと音を立てて降っている。7時15にドイツ人がポンチョに身を包んで出発していった。今日はデバ迄行くそうだ。欧米の人はみんな詳しく書かれたガイド本を持っているので予定が立てやすいらしい。私はと言えばgoogleからダウンロードした地図に自分で書き込んだアルベルゲ情報を印刷した紙だけなので非常に心もとない。だから、欧米人にはなるべく宿情報を教えてもらうようにしている。

     朝から雨がバシャバシャと音を立てて降っている。7時15にドイツ人がポンチョに身を包んで出発していった。今日はデバ迄行くそうだ。欧米の人はみんな詳しく書かれたガイド本を持っているので予定が立てやすいらしい。私はと言えばgoogleからダウンロードした地図に自分で書き込んだアルベルゲ情報を印刷した紙だけなので非常に心もとない。だから、欧米人にはなるべく宿情報を教えてもらうようにしている。

  •  朝食で前に座ったオランダ人もデバだと言っている。雨の中、かなり歩くのかと思ったら18キロだそうだ。だったら私もそうすることにする。ガイド本、羨ましい。

     朝食で前に座ったオランダ人もデバだと言っている。雨の中、かなり歩くのかと思ったら18キロだそうだ。だったら私もそうすることにする。ガイド本、羨ましい。

  •  合羽の上下を着て出発する。天気が悪いので日が出ている時間なのに薄暗い。だがその後、午前中に青空になってきた。今回3日目にして初めての快晴だ。港町に出たところの果物屋でオレンジ、バナナを買って歩き出し、しばらく歩くとどうも矢印が見当たらないことに気づく。近くにいたスペイン人に聞いたら、その人はカミーノは分からないけど通りの店の人に聞いてくれ、町の案内図をくれて教えてもらう。やっぱり果物屋を出たところで逆に歩き始めたのだと分かった。どうも家の中に入ってしまうと方向が分からなくなることが往々にしてあるので注意しなくては。って、先日パリでやったばかりだろう>自分

     合羽の上下を着て出発する。天気が悪いので日が出ている時間なのに薄暗い。だがその後、午前中に青空になってきた。今回3日目にして初めての快晴だ。港町に出たところの果物屋でオレンジ、バナナを買って歩き出し、しばらく歩くとどうも矢印が見当たらないことに気づく。近くにいたスペイン人に聞いたら、その人はカミーノは分からないけど通りの店の人に聞いてくれ、町の案内図をくれて教えてもらう。やっぱり果物屋を出たところで逆に歩き始めたのだと分かった。どうも家の中に入ってしまうと方向が分からなくなることが往々にしてあるので注意しなくては。って、先日パリでやったばかりだろう>自分

  •  本来の道を歩き出し、暫くしたらフランス人グループに追いついたので道を間違ったことを伝えたら、その人は私が別方向に歩き出したので声を掛けたのだが私が気づかずに行ってしまったと言っていた。名前を聞いてきたので教えたら、今度は「ヘーイ、ミッチャン」と声を掛けるよと言っている。彼の名前はルーゴンで、私と同い年だった。

     本来の道を歩き出し、暫くしたらフランス人グループに追いついたので道を間違ったことを伝えたら、その人は私が別方向に歩き出したので声を掛けたのだが私が気づかずに行ってしまったと言っていた。名前を聞いてきたので教えたら、今度は「ヘーイ、ミッチャン」と声を掛けるよと言っている。彼の名前はルーゴンで、私と同い年だった。

  •  このフランスグループと半日一緒に歩き、山の中にあった接待のワインみたいのを皆で回し飲みしたりしてとても楽しかった。そのあとは2日前のサンセバスチャンで一緒にアルベルゲを探したオーストリア人夫婦と歩く。道は一本なので、馴染みになったオランダ人とも時々会って挨拶を交わす。歩いている巡礼は少ないけれど、その殆どが顔見知りなので楽しい。やっぱり歩く人が少ない北の道は巡礼同士の繋がりが強いと感じる。

     このフランスグループと半日一緒に歩き、山の中にあった接待のワインみたいのを皆で回し飲みしたりしてとても楽しかった。そのあとは2日前のサンセバスチャンで一緒にアルベルゲを探したオーストリア人夫婦と歩く。道は一本なので、馴染みになったオランダ人とも時々会って挨拶を交わす。歩いている巡礼は少ないけれど、その殆どが顔見知りなので楽しい。やっぱり歩く人が少ない北の道は巡礼同士の繋がりが強いと感じる。

  •  途中の村の教会に入ってみたら、なにか特別なことをやっているようで人でごった返している。着飾った子供たちが列を作って登場してきたので、あぁ初聖体なんだなと想像できたので、近くの人にいい加減なスペイン語で聞いたらプリメーロコメールと言ったのでやっぱりそうだった。

     途中の村の教会に入ってみたら、なにか特別なことをやっているようで人でごった返している。着飾った子供たちが列を作って登場してきたので、あぁ初聖体なんだなと想像できたので、近くの人にいい加減なスペイン語で聞いたらプリメーロコメールと言ったのでやっぱりそうだった。

  •  デバの町へ入る急坂で乗用車がでんぐり返しをしていた。この急坂で急ブレーキを掛けると、つんのめってこうなるようだ。更に進むとデバの町へは公共のエレベーターで降りて行くのだった。エレベーターが巡礼路なんて初めてだよ。ガラス張りのエレベーターは奇麗で洒落ていた。

     デバの町へ入る急坂で乗用車がでんぐり返しをしていた。この急坂で急ブレーキを掛けると、つんのめってこうなるようだ。更に進むとデバの町へは公共のエレベーターで降りて行くのだった。エレベーターが巡礼路なんて初めてだよ。ガラス張りのエレベーターは奇麗で洒落ていた。

  •  この町でもお祭りをやっていて、テレビで見たことのある巨大な人形が練り歩いていて大賑わい。スペインはお祭りが大好きな国らしく、時期がちょうど良かったのかアチコチで出っくわす。<br /><br /> この町までは18キロと聞いたが、実際にはデバまでは20数キロあったようだ。山越えもあったから少々疲れた。デバのアルベルゲは駅の構内にあった。離れたインフォメーションで受付して宿代の5ユーロを払ってからまた駅に戻る。その間に何人ものペレグリノが集まりだしていて、インフォメーションまで受け付けしに行かなくても、ここで出来るようなことを言っている。どうも余計な無駄足を踏んでしまった気がする。

     この町でもお祭りをやっていて、テレビで見たことのある巨大な人形が練り歩いていて大賑わい。スペインはお祭りが大好きな国らしく、時期がちょうど良かったのかアチコチで出っくわす。

     この町までは18キロと聞いたが、実際にはデバまでは20数キロあったようだ。山越えもあったから少々疲れた。デバのアルベルゲは駅の構内にあった。離れたインフォメーションで受付して宿代の5ユーロを払ってからまた駅に戻る。その間に何人ものペレグリノが集まりだしていて、インフォメーションまで受け付けしに行かなくても、ここで出来るようなことを言っている。どうも余計な無駄足を踏んでしまった気がする。

  •  オープン時間になったら二人のオスピタレロがやってきてベッドを振り分けだした。私のベッドは9番で下段なのだが、ドイツの夫人は自分のベッドが下だと勘違いしている。面倒なので上段にしたがちょっと残念。下段の方が手の届く所にザックがあって何かと便利で楽なのだが。<br /><br /> 合羽のズボンは足上げが大変なので、オスピタレロに断ってこのアルベルゲに置いていくことにする。新品で1度しか使用してないので勿体無いのだが、使わない物をこの先2ヶ月間も持ち歩く訳にはいかないだろう。そこそこ重いし。これから雨が降ったら合羽は上着だけだ。<br /><br /> シャワーのあと町に買い物に出るが、シエスタでどこもシャッターが下りていて買うことができない。唯一、中国人経営の雑貨屋だけは開いていたので1リットルビールと菓子、それに変なパンみたいのを仕入れてアルベルゲ外のベンチで食べる。このアルベルゲには食堂も食べるスペースもなく、椅子のある共用スペースには「飲食禁止」なんて張り紙がしてある。それは巡礼にはちょっとキツイ。

     オープン時間になったら二人のオスピタレロがやってきてベッドを振り分けだした。私のベッドは9番で下段なのだが、ドイツの夫人は自分のベッドが下だと勘違いしている。面倒なので上段にしたがちょっと残念。下段の方が手の届く所にザックがあって何かと便利で楽なのだが。

     合羽のズボンは足上げが大変なので、オスピタレロに断ってこのアルベルゲに置いていくことにする。新品で1度しか使用してないので勿体無いのだが、使わない物をこの先2ヶ月間も持ち歩く訳にはいかないだろう。そこそこ重いし。これから雨が降ったら合羽は上着だけだ。

     シャワーのあと町に買い物に出るが、シエスタでどこもシャッターが下りていて買うことができない。唯一、中国人経営の雑貨屋だけは開いていたので1リットルビールと菓子、それに変なパンみたいのを仕入れてアルベルゲ外のベンチで食べる。このアルベルゲには食堂も食べるスペースもなく、椅子のある共用スペースには「飲食禁止」なんて張り紙がしてある。それは巡礼にはちょっとキツイ。

  •  外でもWi-Fiだけは通じるので、ビールを飲みながらフェイスブックを更新していたら、友達がログインしていたのでテレビ電話で話すことができる。凄いねインターネット、スペインからでも無料でテレビ電話ができちゃいます。<br /><br /> シエスタ中でもフィエスタ(祭り)はやっている。巨大人形のほか、でかいお面を被った人が紐の先に袋が付いた物で子供を叩く祭りイベントらしく、子供は隠れたり出てきたり走って逃げたり大騒ぎ。子供はいつも可愛い。<br /><br /> 商店はシエスタで開いていなかったが、バルに入ったらちょっとした食料が買えそうなのでオレンジとパンを2個買っておく。バルなのでオレンジは絞ってジュースとして提供するものらしかったが、「いいわよ」と言う感じで売ってくれた。ムチャグラシアスって、客からも言うのだ。<br /><br /> 明日のカミーノ(巡礼路)を確認するために少し先まで歩いてみる。離れて見ると、本当にこのアルベルゲは駅構内に作られているのが確認できてビックリだ。<br /><br /> 部屋に戻ると明日のカミーノの標高差が話題になっていて、結構ハードらしい。オランダ人は6時に出ると言っているので私も早めに出ようかな。ハードそうなので、食べなくてもいいと思っていた夕飯を食べに近くのバルに行ってみる。ジャガイモのトルティージャと大きなビールで3.5ユーロ。トルティージャが思ったより安かったので、もっと食べても良かったなと思った。明日の行動食用にはパン2個と2日前から持ち歩ってる硬いパンとオレンジ他があるので途中で腹が空くことはないだろう。山の中で空腹になるのだけは避けなければならない。<br /><br /> ブラジル人ジルベルトの足が驚くほど酷いことになっていたのでビックリ。足の爪が1枚剥げて下の肉が真っ赤に見えている。他にも剥げそうな爪がある。みんな平気な顔してるけど、それぞれに色々抱えて歩いている。<br /><br /><br /> 北の道3 北の道の魅力  デバ - マルキナ<br /><br />5月16日(月)歩き4日目

     外でもWi-Fiだけは通じるので、ビールを飲みながらフェイスブックを更新していたら、友達がログインしていたのでテレビ電話で話すことができる。凄いねインターネット、スペインからでも無料でテレビ電話ができちゃいます。

     シエスタ中でもフィエスタ(祭り)はやっている。巨大人形のほか、でかいお面を被った人が紐の先に袋が付いた物で子供を叩く祭りイベントらしく、子供は隠れたり出てきたり走って逃げたり大騒ぎ。子供はいつも可愛い。

     商店はシエスタで開いていなかったが、バルに入ったらちょっとした食料が買えそうなのでオレンジとパンを2個買っておく。バルなのでオレンジは絞ってジュースとして提供するものらしかったが、「いいわよ」と言う感じで売ってくれた。ムチャグラシアスって、客からも言うのだ。

     明日のカミーノ(巡礼路)を確認するために少し先まで歩いてみる。離れて見ると、本当にこのアルベルゲは駅構内に作られているのが確認できてビックリだ。

     部屋に戻ると明日のカミーノの標高差が話題になっていて、結構ハードらしい。オランダ人は6時に出ると言っているので私も早めに出ようかな。ハードそうなので、食べなくてもいいと思っていた夕飯を食べに近くのバルに行ってみる。ジャガイモのトルティージャと大きなビールで3.5ユーロ。トルティージャが思ったより安かったので、もっと食べても良かったなと思った。明日の行動食用にはパン2個と2日前から持ち歩ってる硬いパンとオレンジ他があるので途中で腹が空くことはないだろう。山の中で空腹になるのだけは避けなければならない。

     ブラジル人ジルベルトの足が驚くほど酷いことになっていたのでビックリ。足の爪が1枚剥げて下の肉が真っ赤に見えている。他にも剥げそうな爪がある。みんな平気な顔してるけど、それぞれに色々抱えて歩いている。


    北の道3 北の道の魅力  デバ - マルキナ

    5月16日(月)歩き4日目

  •  早朝、まだ暗いうちにデバのアルベルゲを出発。写真で見るとおり、2階建のアルベルゲは駅の構内にあります。今朝は雨の降ってないスタートなのでラッキーだ。大きな川を渡るとすぐに山の中に入っていく。この日もしょっちゅうフランス親父達とつるんで歩く。それと元気なオランダ人も。<br /><br /> このオランダ人はイルンで最初にあったので私と同じイルンがスタートかと思っていたが、フランスのル・ピュイからスタートしてスペイン国境の村サンジャンまで歩き、そこからイルンまでバスで来て北の道を歩き始めた人だった。もう1ヶ月以上歩いていると聞いたのでギョギョギョだ。<br /><br /> 映画「サンジャックへの道」のスタート地点だったル・ピュイの道には興味があって、でもそこは毎日次のジット(フランス版アルベルゲ)に予約を入れないとならないらしいのでフランス語は十個程度の単語しか知らない私にはハードルが高いなぁと思っていたので、あんたはフランス語が出来るのかと聞いてみた。出来ないって!?でも、問題ないそうだ。食べる・泊まるはみんな身振りで伝わるだろと、そのポーズをしてみせている。うーむ、そうは言ってもなぁ~。このオランダ人は英語が喋れるから私とはやっぱり違うだろう。

     早朝、まだ暗いうちにデバのアルベルゲを出発。写真で見るとおり、2階建のアルベルゲは駅の構内にあります。今朝は雨の降ってないスタートなのでラッキーだ。大きな川を渡るとすぐに山の中に入っていく。この日もしょっちゅうフランス親父達とつるんで歩く。それと元気なオランダ人も。

     このオランダ人はイルンで最初にあったので私と同じイルンがスタートかと思っていたが、フランスのル・ピュイからスタートしてスペイン国境の村サンジャンまで歩き、そこからイルンまでバスで来て北の道を歩き始めた人だった。もう1ヶ月以上歩いていると聞いたのでギョギョギョだ。

     映画「サンジャックへの道」のスタート地点だったル・ピュイの道には興味があって、でもそこは毎日次のジット(フランス版アルベルゲ)に予約を入れないとならないらしいのでフランス語は十個程度の単語しか知らない私にはハードルが高いなぁと思っていたので、あんたはフランス語が出来るのかと聞いてみた。出来ないって!?でも、問題ないそうだ。食べる・泊まるはみんな身振りで伝わるだろと、そのポーズをしてみせている。うーむ、そうは言ってもなぁ~。このオランダ人は英語が喋れるから私とはやっぱり違うだろう。

  •  デバから次の宿泊地マルキナまで村も町もなく数時間ずっと山の中を歩く。本当に北の道は過酷と感じる。この道を歩くペレグリノは統計的にはフランス人の道の1割しかいないので、人が少ないイコールそれ目当ての宿もバルも店も少ないと言うことになる。結果としてこの道を歩くペレグリノは数少ない次のアルベルゲを目指して長い距離を歩かなくてはならないと言うことだ。でもそれは同じ顔ぶれがいつも同じアルベルゲに集合することになるので、ペレグリノ同士の連帯感はフランス人の道よりずっと強くなるというおまけが付く。歩く道がしんどけりゃしんどいほど仲間意識が強くなるのは容易に想像できる。

     デバから次の宿泊地マルキナまで村も町もなく数時間ずっと山の中を歩く。本当に北の道は過酷と感じる。この道を歩くペレグリノは統計的にはフランス人の道の1割しかいないので、人が少ないイコールそれ目当ての宿もバルも店も少ないと言うことになる。結果としてこの道を歩くペレグリノは数少ない次のアルベルゲを目指して長い距離を歩かなくてはならないと言うことだ。でもそれは同じ顔ぶれがいつも同じアルベルゲに集合することになるので、ペレグリノ同士の連帯感はフランス人の道よりずっと強くなるというおまけが付く。歩く道がしんどけりゃしんどいほど仲間意識が強くなるのは容易に想像できる。

  •  人が少ないから一日歩いても誰とも会わない日が時々あるので、歩いている人を見つけるとなるべく離れないようにしている。お互いに道連れは心強い貴重な存在なのは誰でも同じだろう。今日は珍しく黒人のアメリカ青年と会った。しばらく数人で歩いていたが、このアメリカ人は途中で青い髪をした女の子が休んでいたらそこに引っかかってそのままになった。若者はそうだよなー。

     人が少ないから一日歩いても誰とも会わない日が時々あるので、歩いている人を見つけるとなるべく離れないようにしている。お互いに道連れは心強い貴重な存在なのは誰でも同じだろう。今日は珍しく黒人のアメリカ青年と会った。しばらく数人で歩いていたが、このアメリカ人は途中で青い髪をした女の子が休んでいたらそこに引っかかってそのままになった。若者はそうだよなー。

  •  マルキナの町に入ってきたら、ルゴン達フランスグループ3人は途中の張り紙にあった15ユーロの私営アルベルゲがgoodと言って、そっち方面に行ってしまった。残った私たちグループは(フランス人2、オーストラリア婦人、オランダ人と私)公営アルベルゲを目指す。途中にあった教会に入ったら、大きな岩が聖堂の中にあってビックリした。どんな謂れ(いわれ)があるんだろう?

     マルキナの町に入ってきたら、ルゴン達フランスグループ3人は途中の張り紙にあった15ユーロの私営アルベルゲがgoodと言って、そっち方面に行ってしまった。残った私たちグループは(フランス人2、オーストラリア婦人、オランダ人と私)公営アルベルゲを目指す。途中にあった教会に入ったら、大きな岩が聖堂の中にあってビックリした。どんな謂れ(いわれ)があるんだろう?

  •  アルベルゲのオープンまで1時間あるので、近くのバルのテラス席でビールを飲んで待つことにする。日本から持参の黒糖ピーナッツを提供したら好評だったので持ってきた甲斐があった(写真テーブル中央黄色い袋)。フランス人のルックが2杯目のビールをみんなに奢ってくれた。フランス人太っ腹~。<br /><br /> アルベルゲがオープンしたので全員でチェックイン。宿代はドナティーボだったので5ユーロを入れる。ベッドは今日も暮らしづらい上段だったが仕方なかろう。フランス人二人に和風マリアカードを上げたら裏に名前を書いてというので、こっちのノートにも名前を書いてもらう。ルックは英語を話すがモーリス(写真右から二人目)はフランス語のみ。最初のうちモーリスは皆が英語で話しているとずっと押し黙っていたが、この頃になるとフランス語で話すようになったので、打ち解けてきたのが分かる。

     アルベルゲのオープンまで1時間あるので、近くのバルのテラス席でビールを飲んで待つことにする。日本から持参の黒糖ピーナッツを提供したら好評だったので持ってきた甲斐があった(写真テーブル中央黄色い袋)。フランス人のルックが2杯目のビールをみんなに奢ってくれた。フランス人太っ腹~。

     アルベルゲがオープンしたので全員でチェックイン。宿代はドナティーボだったので5ユーロを入れる。ベッドは今日も暮らしづらい上段だったが仕方なかろう。フランス人二人に和風マリアカードを上げたら裏に名前を書いてというので、こっちのノートにも名前を書いてもらう。ルックは英語を話すがモーリス(写真右から二人目)はフランス語のみ。最初のうちモーリスは皆が英語で話しているとずっと押し黙っていたが、この頃になるとフランス語で話すようになったので、打ち解けてきたのが分かる。

  •  二人とも昨年フランス人の道を9月に歩いたそうなので、私とは4ヶ月ずれていたようだ。北の道を歩いていると、時々「ユーはカミーノは何度目だ?」と聞かれることがある。やっぱり最初はフランス人の道を歩き、2度目3度目に北の道に来る人が多いようだ。私はまだたったの2度目だけど、2度目と言えるのがちょっと誇らしい気になる。まぁ威張るようなことではないが。<br /><br /> ここには手洗いで洗濯したあとに自動の絞り器があって非常に助かる。丸い筒に濡れたままの衣類を入れて蓋をするとブーンと音を立てて脱水してくれる。外側に置いた洗面器には絞られた水がじゃんじゃん出てきて気持ちがいい。手洗いの洗濯では最後のこの絞る作業がとても大変で額の血管がぶち切れそうになる。そこまでやらないと早く乾かないから毎回絞る作業には苦労が付きまとう。どこのアルベルゲにもこんな絞り器が備わっていると助かるのだがなぁ。<br /><br /> この絞り器の順番を待っていたら、前の夫婦が昨年フランス人の道で私を見たと言い出したのでビックリ!!確かに昨年の5月から6月に掛けてフランス人の道を歩いたと言ったら、「やっぱり」と言う様なことを言っていた。こちらは欧米人の顔を覚えきれないが、あちらは珍しい東洋人なので覚えていてくれたらしい。こんなこともあるんだなぁと、ちょっと嬉しくなる。

     二人とも昨年フランス人の道を9月に歩いたそうなので、私とは4ヶ月ずれていたようだ。北の道を歩いていると、時々「ユーはカミーノは何度目だ?」と聞かれることがある。やっぱり最初はフランス人の道を歩き、2度目3度目に北の道に来る人が多いようだ。私はまだたったの2度目だけど、2度目と言えるのがちょっと誇らしい気になる。まぁ威張るようなことではないが。

     ここには手洗いで洗濯したあとに自動の絞り器があって非常に助かる。丸い筒に濡れたままの衣類を入れて蓋をするとブーンと音を立てて脱水してくれる。外側に置いた洗面器には絞られた水がじゃんじゃん出てきて気持ちがいい。手洗いの洗濯では最後のこの絞る作業がとても大変で額の血管がぶち切れそうになる。そこまでやらないと早く乾かないから毎回絞る作業には苦労が付きまとう。どこのアルベルゲにもこんな絞り器が備わっていると助かるのだがなぁ。

     この絞り器の順番を待っていたら、前の夫婦が昨年フランス人の道で私を見たと言い出したのでビックリ!!確かに昨年の5月から6月に掛けてフランス人の道を歩いたと言ったら、「やっぱり」と言う様なことを言っていた。こちらは欧米人の顔を覚えきれないが、あちらは珍しい東洋人なので覚えていてくれたらしい。こんなこともあるんだなぁと、ちょっと嬉しくなる。

  •  夕方(と言っても日暮れが9時10時と遅いのでいつから夕方なのか不明)、オーストラリアのアンナ54歳が誘ってくれて夕飯を食べに行くことになった。他にブラジルのジルベルトとオランダのヘルツゥの4人で町のレストランへ。テーブルを囲んで大いに盛り上がるが英語が片言の私はどうしても置いていかれるが仕方ない。こちらに話を振ってくれると何とかかんとか片言で返すことが出来る程度。もっと英語が話せるようになりたいといつも思う。<br /><br /> 料理は最初に豆のスープが鍋で出てきて、次に豚肉ステーキ。デザートにはライスコンレチェ。これは米が入ったデザートで、スペインでは定番かと思われる。ちなみに、米はスペインでは野菜と同じ扱いになるらしく、1皿目の選択では野菜サラダと並んでパエリアなんかがチョイスできるレストランもある。ちなみにこちらではパスタも前菜の部類に入る。太る筈だよ。ビール2杯飲んで、みんなでワインを1本頼んで一人14ユーロだから安い方だろう。他の席にもベレグリノが数人テーブルを囲んでいるので挨拶しながら店を後にする。<br /><br /> 食後にアンナとスーパーEROSUKI(スペイン定番のチェーン店)に行って次ぐ日の食料を仕入れる。バナナ×3、オレンジ、青りんご、高いヨーグルトのOIKOS×2で2.74ユーロ、日本円なら330円(1ユーロ120円)とても安い。<br /><br /> 明日は有名なゲルニカ迄の25kmを頑張ることにする。20km地点にアルベルゲがあるようだが、みんなゲルニカに行くと言っているので私もそうする。もうここマルキナで予定より1日先行しているので、どこかで短い日を入れてもいいのだが、やっぱり仲間になった人たちと一緒の方が楽しい。<br /><br /><br /> 歩く歩く歩く2016  北の道2 へつづく

     夕方(と言っても日暮れが9時10時と遅いのでいつから夕方なのか不明)、オーストラリアのアンナ54歳が誘ってくれて夕飯を食べに行くことになった。他にブラジルのジルベルトとオランダのヘルツゥの4人で町のレストランへ。テーブルを囲んで大いに盛り上がるが英語が片言の私はどうしても置いていかれるが仕方ない。こちらに話を振ってくれると何とかかんとか片言で返すことが出来る程度。もっと英語が話せるようになりたいといつも思う。

     料理は最初に豆のスープが鍋で出てきて、次に豚肉ステーキ。デザートにはライスコンレチェ。これは米が入ったデザートで、スペインでは定番かと思われる。ちなみに、米はスペインでは野菜と同じ扱いになるらしく、1皿目の選択では野菜サラダと並んでパエリアなんかがチョイスできるレストランもある。ちなみにこちらではパスタも前菜の部類に入る。太る筈だよ。ビール2杯飲んで、みんなでワインを1本頼んで一人14ユーロだから安い方だろう。他の席にもベレグリノが数人テーブルを囲んでいるので挨拶しながら店を後にする。

     食後にアンナとスーパーEROSUKI(スペイン定番のチェーン店)に行って次ぐ日の食料を仕入れる。バナナ×3、オレンジ、青りんご、高いヨーグルトのOIKOS×2で2.74ユーロ、日本円なら330円(1ユーロ120円)とても安い。

     明日は有名なゲルニカ迄の25kmを頑張ることにする。20km地点にアルベルゲがあるようだが、みんなゲルニカに行くと言っているので私もそうする。もうここマルキナで予定より1日先行しているので、どこかで短い日を入れてもいいのだが、やっぱり仲間になった人たちと一緒の方が楽しい。


    歩く歩く歩く2016 北の道2 へつづく

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この旅行記へのコメント (2)

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  • タコキムチさん 2021/10/05 01:09:28
    おくさん、はじめまして
    こんにちは
    カメラちゃんと申します。

    続きをゆっくり読みたいので、フォローさせていただきました。

    よろしくお願いします。

    おく

    おくさん からの返信 2021/10/05 02:29:17
    Re: おくさん、はじめまして
    こんにちは、コメントとフォローありがとうございます。お名前から想像すると、旅先で良い写真を沢山撮っているんでしょうね。私も写真を撮るのは大好きなので、1度の巡礼で3000枚位は撮ってきますが、腕もカメラもロクナもんじゃないのでそれなりです。

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