運行開始１周年の特急ひのとりに乗って大和路へ①紫陽花が満開の長谷寺

2021/06/25 - 2021/06/25

　昨年3月に近鉄特急ひのとりが運行開始されてから1周年。
近鉄株主優待券の片道乗り放題の乗車券有効期限が間近となり無駄にしてはいけないと思い、近鉄ポスターに惹きつけられて奈良大和路へ出掛けました。
　奈良県内で7年間勤務していたのに長谷寺は駅から歩いて行くには少し遠いこともあり、参詣した事はありませんでした。
テレビの旅番組で観た長谷寺と室生寺が素晴らしく、今回の目的地に選んだのが長谷寺と室生寺です。
本編は紫陽花が満開の長谷寺です。

エリア 桜井・三輪・山の辺の道(奈良)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

このポスターに魅かれて近鉄特急ひのとりに乗って大和路へ！
近鉄グループホールディングスの株主でもあるので、売上に貢献できるように往路は特急ひのとりに乗車します。

新型名阪特急ひのとりは昨年3月に運行開始して1周年

＜昨年3月に特急ひのとりに乗った時の旅行記＞
　https://4travel.jp/travelogue/11614356

これから乗る大阪難波行きの特急ひのとり

近鉄名古屋駅 駅

近鉄グループホールディングスの株主優待で半年に一度送られてくる沿線招待乗車券（100株だけでも半年に一度4枚ずつ送付されてくるのが楽しみです）
近畿日本鉄道の鉄軌道線全線で利用でき下車前途無効の片道通用券
今回は近鉄名古屋⇒大和八木まで2,050円分を乗車します。

沿線招待乗車券と鉄軌道線全線という名称が面白い！

近畿日本鉄道　鉄軌道路線図
私鉄日本一の路線距離を誇る近鉄の鉄軌道線全線で利用できるのは価値があります。

インターネット予約のチケットレスサービスは窓口で購入することなくスマホで特急券が購入できポイントも付きとても便利。
1,840円（特急料金1,640円＋ひのとりレギュラー料金200円）

昨年3月には好奇心でプレミアムシートを利用しましたが、今回はレギュラーシートを利用

普通なら満席状態だろうに車内は貸切状態。
こんな状態なのでコロナ禍で株価は昨年からパッとしません。
皆さん近鉄電車に乗って旅に出ましょう！

レギュラーシートでもゆったりと座れます。

プレミアム車両デッキのカフェスポットで挽きたてコーヒーを購入。

挽きたてコーヒーを飲みながら車窓風景を楽しみます。

名古屋から1時間37分で大和八木駅に到着し改札口を出ます。
奈良県内で7年以上勤務していた事もあり大和八木駅は思い出深い駅です。
35年ぶりに大和八木駅界隈を散策。
大和八木駅周辺はすっかり様変わりしており時代の変遷を感じました。

大和八木駅 駅

大和八木駅より急行五十鈴川行きの乗って長谷寺駅へ（車番2625）

山間部を走り、平日のオフピークの時間でもあり車内を独り占め。

大和八木駅から5つ目の長谷寺駅に到着

長谷寺駅 駅

長谷寺駅の駅舎

ちょうど紫陽花が満開の季節！
鎌倉の長谷寺の紫陽花は見に行った事はありますが、奈良の長谷寺を参詣した事はなかったので、紫陽花が咲いている時にいつか訪れてみたいと思っていました。
これで紫陽花で有名な東西の長谷寺に参詣する事ができました。

長谷寺駅前
長谷寺駅前から長谷寺まで道のりは1,700ｍ。
歩いて長谷寺に向かいます。

南都銀行の建物は周囲の景観と調和した門前町風

西国三十三カ所霊場の第八番札所としても知られる長谷寺に20分位歩き到着。

長谷寺 寺・神社・教会

『花の御寺』と言われるだけに今は至る所に紫陽花が満開です。

色とりどりの紫陽花が艶やかに咲き誇っています。

紫色の紫陽花も綺麗！

長谷寺は四季を通じて桜、ぼたん、紫陽花、紅葉、寒ぼたんが咲き、『花の寺』として有名です。

長谷寺入山・本堂特別拝観・大講堂特別拝観がセットになった共通入場券（1,700円）

本堂特別拝観・大講堂特別拝観の期間でもあり、紫陽花が満開で良い時に訪れる事ができました。

登廊（のぼりろう）
京都の伏見稲荷大社の真っ赤な鳥居が連なる「千本鳥居」は有名で人気のある観光スポットですが、長谷寺は趣きがひと味違います。
長い長いこの階段は上登廊・中登廊・下登廊と3廊に分かれていて、総数はなんと399段！

地植えだけかと思いきや鉢植えの紫陽花も展示され、丹精を込めて育てられているのが感じられました。

1段の段差が低く、中登廊、上登廊と続くほどに段差が高くなっています。途中で鋭角に曲がり延々と続く登廊

蔵王権現三尊像を参拝の際は新型コロナウイルス感染症対策で三鈷杵（さんこしょ）に直接手を触れることなく手をかざしてお祈りするよう注意書きがありました。

初瀬山の中腹にあり、新緑に囲まれるように立つ長谷寺の本堂

長い長い399段の登廊をハアハアと登り本堂に到着しました。

登廊を登りきった所からの景色

本堂には本尊の十一面観世音菩薩立像安置されています。
訪れた時は特別拝観期間中で、普段は入ることのできない正堂内の入堂ができました。
十一面観世音菩薩立像観音様の御足（おみあし）に直接触れてお参りすることが出来ました。（残念ながら撮影禁止で写真はありません）

観音様との結縁（けちえん）の証として特別拝観記念でいただいた五色線。
五色線を左腕につけて有難く御足（おみあし）を触らせていただきました。

高さ12.3ｍ日本最大級の十一面観世音菩薩立像観音様のスケールの大きさと荘厳さに圧倒されました。
残念ながら本堂内は撮影禁止。

長谷寺のホームページをご覧ください。
＜長谷寺のホームページ＞
https://www.hasedera.or.jp/

戦後の1954（昭和29）年、日本に初めて建てられ「昭和の名塔」と呼ばれている五重塔

大講堂も特別拝観の期間中で拝観できました。

本坊大講堂の廊下

起伏のある山あいに建ち並ぶ長谷寺

広い境内の長谷寺を巡った後は飲食店や土産物店が建ち並ぶ通りを通り長谷寺駅に戻ります。

門前町らしい雰囲気の吉野館で昼食をいただきました。
にゅうめんセット（税込1,000円）
　にゅうめん、山くらげ梅あえ、ふりかけご飯

にゅうめんは野菜たっぷりで美味しかったです。

桜井市は三輪そうめんで有名ですが、「そうめん」は冷やしてめんつゆにつけて食べるのに対し、「にゅうめん」は温かく煮て食べるというのが大きな違いです 。

『花の御寺　長谷寺』の余韻に浸りながら長谷寺駅へと戻りました。

この後は②室生寺編に続きます。