GoToトラベルで奥湯河原へ　☆　（１）密を避けちょっと寂しい喜寿のお祝い旅行

2020/12/12 - 2020/12/14

恒例の教授のお誕生日の季節がやってきて　再び湯河原へ行ったのは　昨年も暮れ押し迫ってきた頃。

今年は教授が77歳を迎えます。　
節目のお誕生会は　ちょっといい宿を予約するのですが　
今回は　奥湯河原の『加満田』になりました。　

幹事さんは　昨年の春から予約を入れて準備してきましたが　
新型コロナウィルスの刻々と変わる状況に　
一喜一憂しながらこの日を迎えたそうです。

今回は幹事ではなかったので　私はお気楽に　温泉旅行を楽しみました。

エリア 湯河原温泉(神奈川)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: タクシー JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

【加満田旅館】

明けましておめでとうございます
今年もよろしくお願いいたします

昨年アップした旅行記の続きから始めます

奥湯河原温泉 加満田 宿・ホテル

今年の宿泊先に選ばれたのは　
古希のお祝いの時に利用した　
加満田旅館

奥湯河原にあります

それもかなりの奥にあります

湯河原駅 駅

余計な観光客が　
入り込んでこないので　
とても静かなエリアです

ここで教授から授業でご指導を受けた　
元教え子たちが　集まります

私だけは教え子じゃないんですが・・・

奥の建物は加満田旅館です

奥湯河原温泉 加満田 宿・ホテル

私の指導教授は　
とっくに鬼籍に入ってしまいました

仕方ないです　
大学の先生なのに　アル中でしたから・・・

授業中でも手が震えていましたね

でもそれだけに人を集めるのが大好きで　
毎年お正月には　H先生のお宅に　
何十人も人が集まったものでした

O教授も　その集まってくる中の
お一人でした

その頃はまだ助手でお若く　
20代でした

まっ　私もまだ10代でしたが

それが今では喜寿ですから　
時のたつのは　
なんて速いんでしょう

河童の　「かぱた」

「カパタ」君の奥で　
O教授たちが　何か見つけたようです

どうみても
グー

何故か　結果のわかっているジャンケンをしている　
おかしな二人・・・

近づいてよく見たら　自然の木の切り株のよう　

もともとの筋に　ちょっと深く切り込みを入れただけの　
自然の彫刻でした　

びっくり・・・

そんな中を　お散歩している　
ご近所のワンちゃん　

人嫌いなんだそうです　

警戒して　こちらを眺めています

さあ自然庭園の探索を終えて　
温泉にでも　
つかりましょうか

旅館でも12月なので　
クリスマス仕様でした

かわいいクリスマスツリーが出迎えてくれました

奥湯河原温泉 加満田 宿・ホテル

蛙の置物

かわいい　♪♪

清水崑さんが描いた　
かっぱの掛け軸

漫画家の清水崑さんの定宿が　
この温泉旅館　加満田　でした


週刊新潮に　長いこと連載していた河童の漫画です

ちょっと年配の方なら　
「黄桜」のCMの河童と言えば　
覚えていらっしゃるのでは？

部屋に入りました　
今回の部屋は　「田毎（たごと）」でした

この丸く切り抜いた模様が　
田毎の月をデザインしてあるお部屋

「田毎の月」とは　棚田の多い日本らしい風景

斜面に並ぶ不揃いな形の田んぼそれぞれに月が移りゆくことを「田毎の月」と言い表すそうです　
松尾芭蕉や小林一茶など多くの文人墨客が　歌句の題材にしたようで　
文人に好まれた宿らしいなあ　と思いました

部屋からの景色

先ほど歩いていた5000坪の　
自然庭園です

広縁付きのお部屋ですが　
障子の桟も　独特なデザインですね

http://www.kamata-oku.com/

食事前に　温泉に入りましたが　
写真を撮るのははばかられるので　
ホームページを添付しておきます　

動画で見れますよ

https://kamatablog.exblog.jp/29323443/　

12月のメニューが　ブログにアップされているので　
これも　アドレスを添付しておきますね

湯葉真丈

地物のお刺身　

飾り付けがかわいい

日本酒もいろいろ注文しましたが　
これ　けっこう私の口にあいました　

もちろん飲み物は別料金ですが　
今回は地域クーポンを活用できたので　
新たにお金を支払うことはなかったです

政治家ではないので　
できれば　非難してほしくないのですが　
13名での夕食風景　

ガラ～ンとした大広間に　
距離を置いて　お料理が並べられていました

2週間を過ぎた現在　
この中から感染者は出ていません

デザートのチョコムース　
イチゴがのっていましたが　
かなりのおいしさでした　

そして湯河原産のおミカン

毎年来ていた女性で　
今回自粛したBちゃんから　
宿にバラの花と祝電が届いていました　

喜ぶO教授


いつまでもお元気でお過ごしください

お部屋に戻ったら　
床が延べられていましたが　
3人で相談の結果　
配置を変えました

こんな風に敷き直して　
顔と顔が向き合わないようにしたら　
コロナ対策以上に　
熟睡できました

そのあと　二次会で　
男性の部屋に集まりましたが　
やはり広々とした2間続きの部屋だったので　
密を避けられたかと思います

いつもだと3つ用意するバースデーケーキですが　
今回は２つだけ　

ろうそくもともしましたが　
吹き消すのは　やめにしました

しょうがないですね　

76歳　数えで77歳　
喜寿のお祝いでした

今年のお誕生日には　
派手に吹き消せるようになっていると　
いいのですが　

もしかしたら今後そんな時代は　
戻ってこないかもしれませんね

いつも宿に用意していただく　
取り皿やフォークは　
すべて使い捨てのできる　
紙やプラ製品を買ってきて　利用しました　

食べたらすぐにごみ袋に放り込みました

新しい生活様式なんだか　
昔の様式に戻ったんだか　
よくわかりません

久しぶりに集まったので　
夜更けまで話し込みたいところでしたが　
こんなところでクラスターを発生させたら　
宿にも迷惑をかけるので　
12時ならないうちに　
部屋に戻りました

朝起きてみたら　
風が強い日でした　

モミジの葉が　
日に輝きながら　
降り注いでいました

前回泊った時も思ったのですが　
自然庭園は朝の方が日が射して　
美しいです

宿の提供しているお土産です　
大ホテルとは違って　
ささやかです　

清水崑さんの河童の手ぬぐいが　
特にお勧めのようです

使いきれないクーポン券があったので　
幹事さんの提案で　
お菓子と湯河原の旅館の女将さんたち提案の　
手作りジャムを　全員お土産に持ち帰ることにしました

地域クーポンで宿に用意してもらった　
お土産２点　

午前中には売り切れてしまうことが多い　
小梅堂のきび餅と　
滅茶苦茶美味しかった　みかんジャム

こうしてみると　
GoToキャンペーンは　
実にありがたいですね

でも　元をただせば　
私たちの必死に収めた税金なんですよね　

ちょっと納得しがたいところも　
あるんですが・・・

天気もいいので　
駅まで歩きましょうということになりました

来る時と違って　
ずっと坂道のくだりだから　
大したことないんじゃないかって

奥湯河原温泉 加満田 宿・ホテル

モミジなど　
紅い紅葉がきれいな季節で　
自然の香りを満喫です

今回は入る時間がなかったのですが　
露天風呂も　
風情がありました

奥湯河原温泉 加満田 宿・ホテル

湯河原の温泉街の中の旅館より　
奥湯河原の方が　
自然の美しさを　
より味わえます

手荷物を全員分詰め込んだ　
幹事さんの車が　
出発です　

待ち合わせ場所は　
町立美術館です

さあ　森林浴をしながら　
歩きましょう

湯河原の駅からここまで
市バスもあります　

宿から　徒歩2分ぐらいです

バスで駅まで23分　

費用は片道320円

駅までの　バス道に沿って　
川が流れていました

下り始めてすぐのところにあった　
【山翠楼】　

祖父のお気に入りで　よく来ていて　
話を聞かされたものですが　
私は泊ったことがありません

山翠楼SANSUIROU 宿・ホテル

その祖父は96歳で亡くなりましたが　
今　私の父も96歳の誕生日を迎えました

新型コロナのせいで　
大好きな旅行に　
思ったように連れてきてあげられないのが　
辛いです

もみじの郷？

前からあったのかしら　
いつもタクシーやバスで来てしまうので　
気が付かなかったのかな・・・

ここが入り口だそうです　

【もみじの郷】というのは　
人工的に540本のもみじを植えて　
ハイキングコースとして整備したスポットらしいです

池峰ハイキングコースの道中にあるため　
歩きやすい服装や靴で訪れるように　

との　ご注意がのっていました

小さな滝とモミジ

こうやって写真で見ていると素敵ですが　
唯一の誤算は　
バイクの集団が　
次から次へと　
箱根の方から下りてくること

うるさいし　
危ないし　
雰囲気　ぶち壊し・・・

県立奥湯河原公園の碑の前で　
Oさんをパチリ

五段の滝と名付けられた　
100mの高低差に渡って　
流れ落ちる滝があるのですが　
肉眼でやっと見えますが　
カメラにはとらえきれませんでした

もう少し木の葉が落ちないと　
難しいと思いました

不動滝まで　来ました

歩いて下りて行ったメイン部隊は　
ここには寄らずにどんどん行ってしまいましたが　
この滝に来るのが初めてだという人がいたので　
3人ほど　別働隊として　
ちょっと寄り道をすることにしました

不動滝 自然・景勝地

【不動滝】

五段の滝から　5分ぐらい下ったところにありました

落差15メートル

不動滝 自然・景勝地

滝の左側には身代わり不動尊

右側には出世大黒尊

一人だけ　参拝しに登っていきましたが　
私にもう出世は関係ないので　
上がりませんでした

見上げると　モミジと青い空のコントラストが　
目に染みます

あら　きれいなデザイン

沢山のトラベラーさんが来ている　
エクシブですね

エクシブ湯河原離宮 宿・ホテル

とても立派ですが　
何だか「湯河原」っぽくない　
浮いた感じがしたのは　
私だけでしょうか

エクシブ湯河原離宮 宿・ホテル

コロナ淘汰が起これば　
どこもかしこも　
高級リゾート化していくんでしょうね

旅行の目的によっては　
こういうホテルもいいのでしょう

エクシブ湯河原離宮 宿・ホテル

ほどなく　町立美術館に到着しました　

ここまで来れば　
もう「奥湯河原」ではなく　
完全に「湯河原」の温泉郷の中です　

ここが幹事さんとの待ち合わせ場所　

無事到着しました

私は昼食後　ハシビロコウのふたばにあうために　
掛川へ向かいます

町立湯河原美術館 美術館・博物館

この旅行記へのコメント （4）

• 働きマンさん 2021/01/11 08:59:50

  あけましておめでとうございます。

  Mさん♪
  
  本年もどうぞよろしくお願いします！
  
  表紙のお写真は掛川のハシビロコウの「ふたば」ですか？
  それともMさんのご自宅のぬいぐるみでしょうか？（笑）
  めっちゃ可愛いです！
  Mさんらしい新年のご挨拶だなーと微笑ましい！（笑）
  
  それにしても毎回思いますが、教授さん。
  幸せものですねー。
  ７７歳になっても教え子がお誕生日を祝ってくれてしかも旅行まで企画してくれて。
  参加を自粛された教え子さんが、バラを贈ってくださるなんて。
  そんな生き方ができた教授さんがちょっぴり羨ましく思いました。
  
  教育産業・・・。
  小学生の頃は
  「学校の先生になる！」
  なんて言っていた自分が懐かしいです。（笑）
  大きくなるにつれ、現実的になり、大学生の頃は
  「ディーラーになる！」
  って言っていたのに、今や普通の会社員（笑）
  
  素敵な教授さんと素敵なご関係を築いてきたMさんにも天晴です！
  
  これから掛川花鳥園かな？
  ハシビロコウのお写真おまちしています！
  
  働きマン

  M-koku1さん からの返信 2021/01/12 01:30:32

  Re: あけましておめでとうございます。

  働きマンさん
  
  こちらこそ今年もどうぞよろしくお願い致します!
  
  そうです。ふたばちゃんのぬいぐるみです。一番大きいのがつい最近出たのですが、私が行った2日後ぐらいが売り出し日だったので、これは大きい方から二番目です。
  最後に買ったぬいぐるみは、ボストンのテディベアだったのですが、それは娘へのお土産でした。自分のために買ったのは、何年ぶりがわからないぐらい前です。
  めっちゃ可愛いので、毎朝毎晩話しかけています。なんともみっともない話ですが、手ざわりも鳥そのもの!
  すごく良くできています。
  値段は2800円でしたが、シャンシャン関係のぬいぐるみより、遥かによくできているので、衝動買いです。
  Facebookで掛川花鳥園をフォローしているぐらいお気に入りなのですが、東京からの中途半端な距離がネックですね。
  
  教授のお話を少々。
  私達教え子に対して、とてもまめに連絡をしてきます。集まろう!と声掛けもしてくださいます。だからこそ続いている関係だと思います。いつの間にか、年末のお誕生会がないことのほうが、考えられなくなってしまっています。人間関係って大切ですよね。
  コロナなんかに負けたくないです。
  
  頑張りましょうね!
  
  Mより

• jijidarumaさん 2021/01/06 19:43:52

  羨ましい老教授との誕生会！

  M-koku1さん 、
  今晩は。
  
  恒例の教授のお誕生日の祝を兼ねた忘年会、武漢ウイルス禍ながら、
  羨ましい繋がりですね。
  老教授も喜寿の由、何度か拝見したこの種の旅行記で面倒見の良かった
  教授の様子がうかがわれます。OB連中が協調性高く、まとまるのは
  会社でも所謂三田会が一番でしたね。
  それに比して、我が校は協調性なく、俺がオレガの連中ばかりでした。
  会社は利益集団ですから、それはそれで頼れるものはありますけど、
  部下に持つと一寸大変でしたね（私もそうだったのでしょうけど）。
  
  老教授は喜寿とのこと、私共と同じですから、教授に負けぬように健康に
  勤めようと思います（笑）。
  
  次は掛川でしたっけ？
  ではまた。
  jijidaruma
  

  M-koku1さん からの返信 2021/01/07 11:51:07

  RE: 羨ましい老教授との誕生会！

  jijidarumaさん　
  
  
  おはようございます　
  
  
  > 恒例の教授のお誕生日の祝を兼ねた忘年会、武漢ウイルス禍ながら、
  > 羨ましい繋がりですね。
  > 老教授も喜寿の由、何度か拝見したこの種の旅行記で面倒見の良かった
  > 教授の様子がうかがわれます。OB連中が協調性高く、まとまるのは
  > 会社でも所謂三田会が一番でしたね。
  
  
  教授の人間性の魅力と、　まわりに集まっている人間たちの興味の対象の方向性が同じという　二つの要素に支えられているかと思います。
  三田会の結びつきは確かに強いかもしれませんが　
  逆にほかの大学のOB たちの動きがわからないので、なんとも言い難いところです。
  
  仏文科の教授など　在学中から学生をクリスマスにお宅に呼んでくださったり、
  研究所の教授も　お正月にOBから学生までお宅に呼んでくださったり、
  卒業する前から　人間関係は密だったと思います。
  
  貴重な財産になっていると思います。
  大学って　勉強だけではなく　社会性の習得も要求されると思うのですが、
  Covid-19のせいで　大学に通えない多くの大学生のことを考えると、
  将来の日本という社会に　なんだか大きな影を落としそうな気がして　不安を覚えます。
  まあ彼らが社会を担う頃には　こちらは鬼籍に入っているので　心配しても仕方ないですが。
  
  
  > それに比して、我が校は協調性なく、俺がオレガの連中ばかりでした。
  > 会社は利益集団ですから、それはそれで頼れるものはありますけど、
  > 部下に持つと一寸大変でしたね（私もそうだったのでしょうけど）。
  
  
  jijidarumaさんは　自らドイツ語やドイツ文化の習得に努められたりしているので、部下としてとても頼もしかったでしょうね。
  また上司としては　幅広い教養で部下の尊敬を集められていたのではないでしょうか。
  
  
  教授に　「老」教授と言ったら　おこると思いますよ。
  ご本人はお元気だし　jijidarumaさんも　お元気そう。
  昔と違って　栄養の良くなった現在　喜寿の方々を老人組に入れるのはどうかと思っています。
  個人差が大きいのは事実ですが。
  それでも新型のコロナウイルスは　高齢者への攻撃力が強いみたいです。
  どうぞくれぐれもお大事に！
  
  SF好きの私としては　時々こんな風に思ってます。
  「C国の若い狂った科学者が　老人大国への道を進む社会を　若者の手に取り戻すために　老人を殺傷する力の強い変異ウイルスを作り出して　ばらまいたのが　今回の武漢ウイルスだった。」・
  こんな作品が書けそう・・・
  
  >
  > 次は掛川でしたっけ？
  > ではまた。
  > jijidaruma
  >
  
  はい、お楽しみにしていただけると嬉しいです。
  相変わらず　内容は薄っぺらいですが・・・（（笑））
  
  Mより