夏旅：震災後初めて福島へ　（2）ファミリーにお勧めの相馬焼体験

2022/06/05 - 2022/06/07

コロナ禍が少し落ち着き　旅行にでもでたいなあと話がまとまり　観光客の少ないエリアを目指して　東京を出ました。

東北新幹線ができてから　かつての東北旅行は何だったんだろうと思うほど　楽になったので　福島県に行くことになりました。大堀相馬焼の体験をメインイベントにすえて　白河を中心に楽しむことにしました。

ゆっくり東京を出ても　昼には新白河に到着。
ランチを食べてから　土を捏ねに行きます。
そして温泉へ。

エリア 白河(福島)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.0
• ホテル: 4.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 3.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー 新幹線
• 旅行の手配内容: 個別手配

ランチを食べた「ITTE・MICCA」と
道を挟んだ反対側に　
窯元がありました

大堀相馬焼窯元 いかりや商店 専門店

こんな作品が
ゴロゴロしている仕事場と　
作品を展示販売しているショールームと　
混在していました

【錨屋窯】（いかりやがま）

江戸時代から現在まで続く
「大堀相馬焼」の窯元です

大堀相馬焼窯元 いかりや商店 専門店

【錨屋窯】

浪江町大堀で300年以上焼きものづくりをしていましたが
2011年の東日本大震災の原発事故で　
白河市に避難してきたんだそうです

大堀相馬焼窯元 いかりや商店 専門店

【錨屋窯】

だから新しく建てられたお店は　
ピッカピカでとてもきれい

大堀相馬焼窯元 いかりや商店 専門店

実際の作業場では　
お仕事をなさってました

「おじゃましますよ～」

大堀相馬焼窯元 いかりや商店 専門店

左側が焼く前　
右側が焼いた後　

10~15％小さくなるんだそうです

【錨屋窯】

陶芸教室をやっていて
＊体験コース
＊数回に分けて行う基本コース
＊ロクロを使うコース
＊本格的にやってみたい方向けの本格コース
＊ZOOM陶芸教室
＊出張陶芸教室
がメニューです

【錨屋窯】

私たちは「１回からの体験コース」

【錨屋窯】

一時間からということでしたが　
ショッピングもしたので
二時間ぐらい　いたと思います

【錨屋窯】

先生が実際に目の前で　
やり方を実践してくれます

【錨屋窯】

こねて　
ちぎって　
棒状に伸ばして

重ねて形を作ります

【錨屋窯】

表面を滑らかに整え

説明書もありますから　
読みながら
見ながら
学習

近所のお子さんたちの教室もやっているようで　
作品が並んでいました

夏休み　どうしようかなあとお考えの方　
とってもお勧めです

先生の作品はあっという間にできてしまったので
それからは　体験あるのみ

上薬の色も選べます

私が作ってみたもの
完成までに二か月ぐらいかかるそうで　
色を付けたり焼いたりは　
お店にお任せ

宅急便で完成後　送ってくれるそうです
もちろん再度取りに行ってもいいんですよ

これが相馬焼独特の技法で　
「二重焼き」です

熟練者しかできないんだそうです

この作品にあるのが
「駒絵」

相馬中村藩の時代に田畑を耕す農耕馬を訓練し
戦馬にしたてて人々を護った「御新馬」を描いたもの

狩野派の技法だそうです

「駒絵」は機械的に焼き付けてあるものと　
手描きの作品とあります

仲間の一人が　手描きの作品を買いました

そのほか　色々なテーブルウェアや　
ナプキンリングなどの小物など　
楽しいお買い物ができます

ディスプレイもとてもオシャレ

イメージしていた陶芸体験とは全然違って　
とっても楽しかったです

まあ最初に教授が「陶芸体験をしたい」と言い出した時は　
正直　興味がなかったのですが　
やるとみるとは大違い　ってこんなことをいうんでしょうね

宅急便の手続きをしてから　
お店を出ました

宅急便代込みで2,750円でした
安くて驚きました

大震災前に23軒の窯元があったのに　
現在は半減してしまったそうです

大堀相馬焼窯元 いかりや商店 専門店

【南湖公園】

伝統的工芸品の国指定を受けている「大堀相馬焼」
震災に負けず　いつまでも残ってほしいですね

南湖公園 公園・植物園

【南湖公園】

「士民共楽」の理念のもと　
松平定信が築造した日本最古といわれる公園

【南湖公園】

1801年に築造
散歩道があるので　
時間があったら歩きたいところ

南湖公園 公園・植物園

http://shirakawa315.com/sightseeing/nanko.html

南湖公園 公園・植物園

宿のある岩瀬湯元温泉までは　
けっこう距離があるので
先を急ぎました

小峰城も　白河の関跡も　パスしました

【道の駅　羽鳥湖高原】

途中　日本酒をお部屋で楽しみたいという弟の意見で　
ここの道の駅に寄りました

道の駅 羽鳥湖高原 道の駅

この周りにもペンションがあったり　
ブリティッシュヒルズや
https://www.british-hills.co.jp/
　
太平洋クラブ白河リゾートがあるので
https://www.taiheiyoclub.co.jp/course/shirakawa/　

充分楽しめそうなエリアでした・・・

道の駅 羽鳥湖高原 道の駅

ヤーコンが売られていましたが　
もっとふつうの　
道の駅にありがちな一般野菜は　
置いてありませんでした

道の駅 羽鳥湖高原 道の駅

１１８号線を西へ進んでいくと　
宿の駐車場を発見

ここは宿から離れているので　
まずは宿まで行って　
荷物を降ろしてから
車を置きに来ました

宿の方が車で　
ドライバーを駐車場から宿まで　
運んでくれました

岩瀬湯本温泉　ひのき風呂の宿　分家 宿・ホテル

左手に見えているのが　
宿の正面玄関

岩瀬湯本温泉　ひのき風呂の宿　分家 宿・ホテル

昔ながらの「宿」ってかんじで　
ちょっと　うきうき

岩瀬湯本温泉　ひのき風呂の宿　分家 宿・ホテル

玄関から見上げたら　
こんな感じ

岩瀬湯本温泉　ひのき風呂の宿　分家 宿・ホテル

「古民家」と聞いていたので　
教授曰く　「ボロ家　ってことだよ　きっと」

大外れ（　＾ω＾）・・・

岩瀬湯本温泉 温泉

女性３人で使った方の部屋

コロナ禍対策で　
すでにお布団が敷いてありました

岩瀬湯本温泉　ひのき風呂の宿　分家 宿・ホテル

お茶とお茶菓子　
用意されていました

岩瀬湯本温泉　ひのき風呂の宿　分家 宿・ホテル

部屋付きの洗面と　トイレ

岩瀬湯本温泉　ひのき風呂の宿　分家 宿・ホテル

トイレもウォッシュレットで　
ありがたいですね

岩瀬湯本温泉　ひのき風呂の宿　分家 宿・ホテル

こちらは男性４人が使った部屋

かなり広いです

３部屋を一部屋として使っているようです

網戸越しに見た　
部屋からの眺望

６人だったら　
こちらだったようです　
でも　宿の方のご配慮で　
みんなで集まってお話しする部屋が欲しいでしょうから
ってことで　
こちらだけでなく　
女性部屋を追加してくださったらしいです

こういう気の使い方をしてくださるのは　
とてもうれしいですね

エアコンも天井に設置されていましたし　
窓もアルミサッシに代えてあったので
寒さ対策　暑さ対策も　万全　

こちらの洗面とトイレも　
同様の造り

受付ロビーと玄関　

男女でスリッパの大きさが違います　
でもガラが一緒なので　
時々女性用がなくなってたりして

ロビーに該当する　
待ち合わせエリア

ちょっとしたお土産物も置いてありました

この宿の茅葺屋根は　
無事でしたが　
お向かいの一般の方の屋根を始めとして　
村内の茅葺屋根の多くが　
トタンのようなもので覆われていたのが残念

【源泉亭　湯口屋旅館】

こちらはとても立派な建物の旅館でした　
この日は営業していませんでしたが・・・

源泉亭　湯口屋旅館 宿・ホテル

【源泉亭　湯口屋旅館】

コロナの影響でしょうか　
まだ観光客が戻ってきていないから　
休業なのでしょうか

町の公共浴場の外に　
誰でも使っていい足湯がありました

元郵便局　

今は村内に郵便局もないのかな？

岩瀬湯本温泉 温泉

公共浴場は　村民のみ利用できます

この後　小学生の男の子が　
お風呂でほてった顔をして　
出てきました

「毎日　来てるよ！」と
とても人懐っこく話しかけてきました

この子だけじゃなく　
全体的に感じたのが　
どの人もとても気さくで　
すぐに話しかけてきてくれるという点

宿の方曰く

ゴルフ場で働いている人が多いので　
お客様慣れしているんだそうです

こちらからすれば　
とてもいい気分でぶらぶらできました

病気になったら白河まで行くのかしらね　
とはなしながら歩いていたら　
ありましたよ　診療所

無医村じゃなくて良かった

白河に戻るより　
「大内宿」の方が近い
そんなエリアです

「大内宿」にも行きたいと申し出てみましたが
　
「あんな人工的なところに行っても仕方ないだろう？」という　
教授の一言で　オワリ

確かにこちらは手が入れられていなくて　
自然がいっぱい

野生動物を見かけることもなく　
おいしそうな　
野草があちらこちらでみかけられる中を
ブラブラ散歩

すごい木

吊り橋を発見

【鶴沼川】

村はこの川に沿ってありました
こんな岩瀬湯元温泉で一泊します

そして今までに経験したことがないほど　
おなかが満腹になるご馳走をいただきましたが
それは次の旅行記で

鶴沼川渓谷 自然・景勝地