一ノ瀬泰造の墓参りへ行く！…シェムリ・ママチャリ散歩④

2020/07/20 - 2020/07/20

チャリで一ノ瀬泰造の墓へ。
ネット情報によると彼の遺骨はこの場には埋葬さておらず、本当の墓ではないようです。なので厳密に言えば墓参りにはならないかもしれませんが、まぁそれはそれ。とりあえず見に行ってみようかなと。
ついでに東バライ周辺にある遺跡も訪ねます。

エリア シェムリアップ(カンボジア)

私がチャリを借りるのはいつもこの「PHNOM PENH MODERN LOUNDRY 999」。
1日1ドル(4000リエル)。いーね！
https://i.4travel.jp/user/review/show/14051380

シェムリアップ川沿いの道を北上。
時刻はまだ朝7:00前。ひんやりした空気が気持ちいい。

そして国道6号線を右折、橋を渡ります。

橋の上から。美しいシェムリアップ川。

そしてアプサラロードを左折。
シェムリで一番自転車にやさしい道かも…。

アプサラ ロード 散歩・街歩き

ストリート60と交わるアプサラ像のあるロータリーを右折。このロータリーを直進した先にアンコールパスチケット売り場があります。

そしてバンテアイスレイ方面へ左折します。
ここまで約10km、一ノ瀬泰造の墓までの約半分の地点です。

ここで変なもんに遭遇。レストランの看板ですが…
ん？

ミッキー？いや耳からするとロジャーラビット？
いや、服装は完全にミッキーだけど…
アウトー！どっちにしろパクりです。

ようやくのどかな道になりました。

田んぼをバックについついカシャリ。

東バライの“中”にある「プラダック村」の交差点到着。

実は朝めし用にお弁当を用意していたんですが宿に忘れてきてしまいました～。トホホです…。

なのでこの交差点にある屋台で揚げパンをいただきますー。
うまし。

交差点を直進し約1.3km、ここを右折です。

「一ノ瀬泰造の墓」への案内看板はありません。その代わりにご覧のような看板があります。分かりにくいですがグーグルマップには正確な「墓」の場所が登録されているので、それを見れば迷うことはないと思います。

そして砂利道を進むこと、約850m。

左に入る道に看板があります。

「ようそこ(かなり読みづらいです) TAIZO 500(m)」の文字が確認できます。

と、ここでどこからともなくおばちゃん登場。
身振りと現地語で「一緒にお墓参りに行くぞ」的なことを言ってきます。すでにお供え用として周りの雑草などの花を摘み始めています。ひょっとしてガイド料とか取られるんちゃうかなとちょっと警戒。

そして500mほど進むと2つ目の看板があります。

再びTAIZOの文字が…

看板の先には木造の簡素な橋。
チャリはここまで、残りは歩きとなります。

かなり雑な造りなので慎重に渡ります。

橋の上からの眺め。
水牛たちが水浴びしてるのどかな所です。

どんだけ歩くのかと思いましたが、橋を渡り終えたところから墓らしきものが見えました。

一ノ瀬泰造墓石 文化・芸術・歴史

小屋の中には人影が…

管理人？かと思いましたがたまたまいた野良仕事中のおっさんのようです(詳細不明)。なのでこのおっさんからは入場料とかドネーションとかは言われませんでした。

その間におばちゃんは墓の掃除をして花と食べ物を供え、お祈りしています。私も合掌…。

誰かがビールも？
この後、おばちゃんから寄付してくれというようなことを言われました(現地語なので正確にはわからず)。どういう人かはわかりませんが実際に花や食べ物を供えてくれており、一ノ瀬泰造氏に対しては追悼してくれているように思えたので、それに対する感謝の意味で少額ですが箱に寄付を入れました。よくありがちな寄付の額に文句を言われたり、“ガイド料”の請求もなく“商売気”などはまったく感じられませんでした。

小屋には写真が何点か飾られています。

一ノ瀬泰造氏。

「掘り出され泥にまみれた泰造の遺骨を、近くを流れる川で洗ってやる。」とあります。

「シェムリアップ省内のポーランカ寺院で、泰造の葬儀を行う。」とあります。

もう一人おばちゃんが現れた。この人は牛飼い。

たまたまでしょうか。とても賑やかになりました。
さて、“墓参り”も済んだことだし、東バライ周辺を走りに行きます。

まずは東バライ。
西バライには水が残っており貯水池としての役目を果たしていますが、こちらの東バライは完全に干上がってしまっており跡地には人々が暮らす村があり道路も走っています。中心部には東メボン遺跡がありますが、西側半分はほぼ森、東側の大部分は田んぼになっています。その中の小道を走ってみます。

東バライ 滝・河川・湖

これは稲でしょうか？
まだ田植えの時期ではありませんが、とにかく一面の大草原です。

なんか和むのは日本人である証拠。

♪この木なんの木、気になる木～

なかなか絵になる所でもあります。

続いて東バライの北側方面へ。

「タ ソム」前通過。“諸事情”により内部は見学できず…。

タ ソム 史跡・遺跡

続いて「クロル コー」へ。
こちらは見学できました。

クロル コー 史跡・遺跡

マイナーな遺跡のようで訪れる観光客は少ないみたいです。
と言っても現在は新型コロナの影響でどこ行っても人はいませんが…

完璧に修復されてしまったものより、このくらいの状態の方が趣きがあります。

時間の経過を感じさせてくれます。

次は向かいのニャック ポアンと行きたいところですがパス。その代わりにニャック ポアンの浮かぶプリア カンの貯水池に降りてみます。雨季前なので水はほとんどなし。

来た道を戻り、東メボンへ。

「東メボン」は外からチラ見のみ。“諸事情”により内部には入れず…。

東メボン 史跡・遺跡

「プレ ループ」も同様。

プレ ループ 寺院・教会

そしてスラ スランへ。
バンテアイ クディの東側にある沐浴池です。

スラ スラン 史跡・遺跡

テラスからは眺めがいい。

周囲の道も雰囲気がいいのでぜひ。ツーリスト用のカフェやレストランもあります。

たまたま手頃な屋台を発見したので、この辺で昼めしにします。

麺をいただきまーす。というか麺しかない。

野菜やら肉やら具だくさんですが、あまりおいしくない…。
1杯4000リエル。

さて、再出発です。が、雨雲が気になる…。

スラ スランからその南側に位置するプラサット バッチュムへは裏道を通りショートカットできますが(車、トゥクトゥクは不可)道が分かりにくい。こんな小道も通ります。

プラサット バッチュム到着。

プラサット バッチュム 史跡・遺跡

全面修復中で立ち入りできず。

上部のレンガが今にも崩れてきそう。

続いてプラサット クラヴァンへ。
こちらへも裏道を通って行きます。

民家の脇を通り抜けます。

ちょっと迷いました。こんな分かれ道がいくつかありましたから…。

雨にも少し降られましたが、なんとかたどり着きました。
完全に裏口から入った形ですが、実際はこちら側が正面になります。

プラサット クラヴァン 史跡・遺跡

祠堂が5基並んでいます。

この遺跡の見所は祠堂内部の見事な浮き彫りです。
必見です。

これで、予定した見学は終了です。
あとはぼちぼち帰ります。

来るときはメインロードを使ったので、帰りはなるべく裏道で行きます。

グーグルマップのお陰で迷うことはありません。便利になりました。

この店にあったエビのかき揚げうまそうだったんで買っときゃよかったな。
食べ物も一期一会…。

ほんと裏道は楽しいです。

ちょっと広い道になった。
車も通るので砂ぼこりが…

東バライからずっと南下して来ましたがここで来る時に通ったストリート60に出ました。ここからは舗装道路で帰ります。

ストリート60はプラウホックサップマーケットの準備中。

プラウ ホックサップ マーケット 市場

“アプサラ ロータリー”まで戻って来ました。
そしてアプサラロード→国道6号線→シヴァタ通りを経て無事帰着しました。

今回のルート(一部)。
走行距離約55km、所要時間約8.5hのママチャリツーリングでした。
疲れたー。
(終)