アユタヤにもかつてあった定番の日本人宿&アユタヤ勝手にランキング～

2020/02/24 - 2020/03/05

久しぶりにアユタヤを訪れました。3～4回目くらいでしょうか。
初めてアユタヤにやってきたのは23年前、バックパッカー全盛の時代です。当時はネットはあまり普及しておらず、頼りと言えば旅人からの話と宿にある情報ノート。いや～アナログですなぁ。各地に定番の日本人宿がいくつかありました。アユタヤに来るたびにその時に泊まった宿に泊まり続けています。今回はその宿をご紹介致します。
そして勝手にアユタヤランキングを決めさしてもらいました。
①定番観光スポット(寺院、遺跡)ベスト3
②穴場的観光スポット(寺院、遺跡)ベスト3
③飲食系スポットベスト3
④アユタヤワースト3
⑤番外編3スポット
言うまでもありませんがすべて私の独断と偏見に満ちたランキングです。クレームはご遠慮願います。

エリア アユタヤ(タイ)

アユタヤのお宿。
かつては日本人バックパッカーの間では名の知れたG.Hでしたが、今は看板も掲げられておらず見る影もありません。これじゃ誰もG.Hだなんて気づきません。昔ながらの“安宿”なんて最近では流行らないんでしょうね。最近の旅行者は値段よりも清潔さ快適さを求めますから…。時代は変わりました。
看板を掲げてないと言うことは“ワケアリ”かも知れないので名前は伏せておきますが、ネットで調べればちゃんと出てきます。

入ってすぐのレセプション&一応共用スペース。

2階の客室部。木造の建物はやはり味わい深いです。

ファンのダブル、1泊150B(約512円)のお部屋。
200Bの部屋もあります。A/Cの部屋はありません。トイレ、シャワーは共用。Wifiはちゃんと繋がります。風の抜けが悪く、この時期は昼間も夜も暑かった。2～3泊すれば慣れます。夜は扉を開けていれば多少涼しくはなりますがその代わり当然蚊は入ってきます。10泊しましたがその間、隣りの部屋に西洋人カップルが2泊していきました。物好きもいるもんですね。客がほとんど来ないので静かでいいんですが…。

味のある洗面所。左側がシャワー&トイレ。もちろん水シャワーのみです。けどこの時期は水シャワーが気持ちいい。

諸先輩方の遺物であるホコリを被った文庫本たち。表紙に書かれた「タイG.H」とはスコータイにあったG.Hでしょうか(現在の状況は不明)。当時はこのG.Hと同じ“系統”の宿でした。もちろん私もお世話になった口です。懐かしいです。
その昔ネットのない時代の娯楽はもっぱら読書でした。ある意味いい時代でした。現在私はネットに支配され本を読む時間がなくなってしまいました。

とある1冊の官能小説の表紙をめくるとなにやら張り紙が…。その瞬間一気にフラッシュバック。そう言えば当時からこんなの見かけました。なんともぶっ飛んだイカれたご教示です。

さらに発見。南無阿弥陀仏…。

さて、ここからは「アユタヤ勝手にランキング～」です。
改めていいますが私の独断と偏見100%ですのでご了解のほどを。
まずは①定番観光スポットベスト3です。
第1位「ワットマハータート」。
アユタヤに来たら外せないスポットです。

ワット マハータート 史跡・遺跡

なんと言っても“菩提樹の根に取り込まれてしまった仏像の頭”でしょうか。アユタヤ観光に来てコレを見ないで帰るのはモグリです。過ぎ去った時のロマンと神秘さを感じます。

ワット・マハタート 仏頭 建造物

①定番観光スポット
第2位「ワット ヤイチャイモンコン」。
何と言っても本堂裏にある大きな仏塔が美しいです。

ワット ヤイ チャイ モンコン (チャオプラヤー タイ寺院) 寺院・教会

仏塔と仏像が一体美。プルメリアも文字通り華を添えます。

仏塔中段からの眺め。

一画には涅槃仏もあります。

涅槃仏 (ワット ヤイ チャイ モンコン) モニュメント・記念碑

①定番観光スポット
第3位「ワット チャイ ワッタナーラーム」。
なんともスケールの大きな寺院。

ワット チャイワッタナーラーム 寺院・教会

大きな仏塔が並ぶ姿は壮観の一言です。

続いて②穴場的観光スポットベスト3
第1位「ワット タンミカラート」。

ワット タンミカラート 建造物

ほぼ崩れてしまった本堂ですがなかなか美しいです。

神殿を思わせる巨大な柱が並んでいます。

獅子が取り囲む仏塔も見応えあり。

②穴場的観光スポット
第2位「ワット ケー」。
アユタヤの町の北東端の島にある寺院。渡し船を使わないと行けません。

ワット ケー 寺院・教会

場所がら訪れる方が少なく、ひっそり。まさに時が止まったかのような錯覚に陥ります。

もはや、わびさびの世界…。

②穴場的観光スポット
第3位「ワット メーナーン プルー厶」。
シブシブの門をくぐり中に入るとシブシブの本堂があります。

ワット メー ナーン プルーム 史跡・遺跡

本堂前にある仏像たち。

本堂裏手にはこれまたシブシブの仏塔が…。

続いて③飲食系ベスト3
第1位「BAACバンク前の屋台」。
市街中心部ナレースアン通り(バス乗り場、7-Elvenの辺り交差点角) 、「Bank for Agriculture and Agricultural Cooperatives」前に夕方から出る屋台。いつも賑わっていて、行列ができるほどです。

おかずをチョイスするスタイル。小皿に盛ってもらって1皿12B！

人気の理由はこの安さ。例えばおかず2皿で24B、ライスは1皿5Bで計29B(約95円)となります。安い！うまい！いーね。いつも混んでるのもうなずけます。注文して料理を作ってもらうこともできます。

③飲食系
第2位「Big C mini」。
アユタヤ中心部バス乗り場周辺は「7-Eleven」,「Big C mini」,「Tesco Lotus Express」の3つがひしめくコンビニ激戦区。私がビールを買うのに選んだのがBig C mini。理由は安いビールを置いているから。それは「ビア・アーチャー」。お値段大びん46B(約151円)。ビア・チャンより10Bも安いんです。最近めっきり見かけなくなりましたが置いている店には置いてあります(当たり前ですが…)。

それともう一つの理由がBig C miniのみが店内で飲めるからです。クソ暑いファンの部屋に宿泊してる私にとってはA/Cの効いた空間で格安ビールが飲めるなんて夢のようです。まさに極楽です。多少落ち着けない感はありますが贅沢は言ってられません。

③飲食系
第3位「アンポーン デパート」。
の入口にある…

アンポーン デパートメント ストア 百貨店・デパート

「Dairy Queen」というアイス屋の…

ソフトクリームがめっちゃうまいです。
“シングル”ならお値段たったの10B(約33円)、しかもコーンの底までぎっしり詰まってます。お得です。

続いて④アユタヤワースト3です。
ワースト1位「アヨタヤ水上マーケット」。
水上マーケットを模したレストランと土産物屋の集合体です。いわゆる水上マーケットではありませんのでご注意を…。

アヨタヤ水上マーケット 市場

食事と買い物をするためになぜか入場料200B(約655円)を取られます。タイ人は無料。しかもアユタヤの入場料相場よりかなり高いです。ふざけんなって話です。バカにするのもいい加減にしろと言いたいです。象乗りも高いので要注意です。

そんな極悪スポットですがこのかわいいカエルとイモムシの置物が唯一の救いでした。水上マーケット外の土産物屋にいます。

④アユタヤワースト
ワースト2位「バンラン ナイトマーケット」。
普通のローカルマーケットですが、そこはタイでも有数の観光地アユタヤ。外国人に対しては隙あらばボッてきます。40Bのパッタイを50Bで売りつけるおばちゃんに遭遇しました。普通タイ人はこんなことしないんですがもう味をしめちゃってるようです。10Bぽっち…。このおばちゃんにしたら我々はおもてなしの対象ではなく金儲けの道具なんでしょうね。悲しいです。
すべての方がそうだとは思いません。ごくごく一部の方だけだと思いますが。

バンラン ナイトマーケット 市場

④アユタヤワースト
ワースト3位「トゥクトゥク」。かわいらしいトゥクトゥクたちには罪はないのですが、ちょっとウザいのがドライバー。まぁこれも観光地の宿命です。他の国の客引きに比べれば随分控えめですが…。

トゥクトゥク タクシー系

最後に⑤番外編3スポットを紹介します。
その1「ワット モンドップへの渡し船」
チャンタラカセーム宮殿向かいで開かれるナイトマーケットの船着き場から出る渡し船です。ちなみに対岸に見えているのがワットモンドップです。
この渡し船については
https://i.4travel.jp/review/show/13965569
をご覧下さい。

渡し舟 船系

なんとおばちゃんの手漕ぎ船です。料金は片道3B。
あっという間に着いてしまいますが、なんとものどかな時間が過ごせます。超おすすめです。

ついでにワットモンドップもご紹介。このお寺の敷地を抜けた先に前述したワット ケーがあります。ついでにどうぞ。

ワット モンドップ 寺院・教会

⑤番外編
その2「ワット ナープラメーン」。
あまり知られていませんが、実はこのお寺にもワットマハータートと同じく、菩提樹の根に取り込まれてしまった仏像の頭があります。場所はこの本堂向かって左手奥。

ワット ナー プラメーン 寺院・教会

どこにあるかわかりますか？写真中央辺りです。

写真の中央下側辺りです。
しかしなんとなくビミョー。なんとなく不自然さを感じてしまいます。しかし貴重なものであるはずなのにワットマハータートのように“名所”になっていないのでしょう。謎は深まるばかりです…。興味がわいた方はぜひご覧になって下さい。

⑤番外編
その3…「象」
まあ、これは言うまでもありませんがやはり象！私は象には乗りませんでしたが、このように町中を象が歩いているのも眺めることもできます。日本では絶対にないと思います。
タイでも乗れる場所はそう多くはありません。ぜひこの機会に乗っちゃいましょう。
(終)
p.s この頃から新型コロナの影響がじわりとやって来ました。アユタヤ滞在中にインドが発行済みのビザを無効化しビザ取得の厳格化を発表。実質の入国禁止措置です。タイの後、ミャンマー、インドを計画していましたが断念。ラオスへ避難することにしました。

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