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2020年3月末に2年間のジャマイカ生活を終えて帰国して以来、天気の悪い日以外は1時間から2時間、時には3時間ほどの散歩に出ることにしているが、一番頻繁に歩いているのが木津川の堤防。京田辺市の東端を南から北に流れる木津川左岸(西側)の堤防には通称木津川サイクリングロード(CR)が走っている。<br /><br />木津川サイクリングロードは非公式な呼び方で、正式には京都府道801号京都八幡木津自転車道線の一部。これは、1987年に全線の整備が完了した全長約45kmの自転車・歩行者専用道で、嵐山の渡月橋右岸から木津の泉大橋左岸まで桂川、木津川沿いをつないでいる。全体をさす公的な愛称はなく、嵐山から八幡までの桂川沿いの部分のみ桂川サイクリングロードが案内板の愛称として使われている。<br /><br />幅員3mの舗装道路が続き、アップダウンが少なく走り易い。私も息子と一緒に、全コース制覇したことがある。ただ、一気にってことではなく、山城大橋から上流の泉大橋往復は2001年6月で、下流の御幸橋までの往復は同じ年の9月にしたが、桂川部分の御幸橋と西大橋往復はその2年後の2003年9月、その先の嵐山までの往復はさらに1年後の2004年9月で、全線制覇に3年3か月掛った(下の写真1)。息子とは小学校高学年くらいから中学生の頃は、この他にも時々サイクリングしてたのが懐かしい。それとは別に1人で御幸橋までの往復は2010年11月にもしてる。<br /><br />木津川は三重県の青山高原に源を発し、京都と大阪の府境付近で宇治川、桂川と合流し淀川となる全長85kmの川。青山高原から伊賀市に向けては北に流れ、鈴鹿山脈と布引山地からの流れを合わせて西に向かった後、生駒山地に遮られて木津で北に方向を変え、京田辺市の東を北上した後再び西に向かい、三川合流する。この辺りでは大阪湾に流れ込むのに逆方向に流れており、ちょっと違和感がある。山城大橋から淀川に合流して大阪湾に注ぐまでは49.2km(下の写真2)。<br /><br />3世紀頃から交通路として利用され、平城京などの都城建設に伴う木材運搬用の港(木の津)が造られ、その後も内陸にある平城京の外港として機能し、町の名前(のちの木津町、現在の木津川市)となり、川の名前となった。また、上流の伊賀上野は戦国時代に東への守りの要として上野城が築かれ、京・大阪への航路が整備された。南山城地域の支流は天井川が多く(最大14あった)、かつては大雨で堤防決壊し大きな被害を出している。<br /><br /><br />京田辺の木津川CRの散歩に続く

京田辺 木津川サイクリングロード(Kizugawa Cycling Road, Kyotanabe, Kyoto, JP)

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2020/05/23 - 2020/05/25

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ちふゆ

ちふゆさん

2020年3月末に2年間のジャマイカ生活を終えて帰国して以来、天気の悪い日以外は1時間から2時間、時には3時間ほどの散歩に出ることにしているが、一番頻繁に歩いているのが木津川の堤防。京田辺市の東端を南から北に流れる木津川左岸(西側)の堤防には通称木津川サイクリングロード(CR)が走っている。

木津川サイクリングロードは非公式な呼び方で、正式には京都府道801号京都八幡木津自転車道線の一部。これは、1987年に全線の整備が完了した全長約45kmの自転車・歩行者専用道で、嵐山の渡月橋右岸から木津の泉大橋左岸まで桂川、木津川沿いをつないでいる。全体をさす公的な愛称はなく、嵐山から八幡までの桂川沿いの部分のみ桂川サイクリングロードが案内板の愛称として使われている。

幅員3mの舗装道路が続き、アップダウンが少なく走り易い。私も息子と一緒に、全コース制覇したことがある。ただ、一気にってことではなく、山城大橋から上流の泉大橋往復は2001年6月で、下流の御幸橋までの往復は同じ年の9月にしたが、桂川部分の御幸橋と西大橋往復はその2年後の2003年9月、その先の嵐山までの往復はさらに1年後の2004年9月で、全線制覇に3年3か月掛った(下の写真1)。息子とは小学校高学年くらいから中学生の頃は、この他にも時々サイクリングしてたのが懐かしい。それとは別に1人で御幸橋までの往復は2010年11月にもしてる。

木津川は三重県の青山高原に源を発し、京都と大阪の府境付近で宇治川、桂川と合流し淀川となる全長85kmの川。青山高原から伊賀市に向けては北に流れ、鈴鹿山脈と布引山地からの流れを合わせて西に向かった後、生駒山地に遮られて木津で北に方向を変え、京田辺市の東を北上した後再び西に向かい、三川合流する。この辺りでは大阪湾に流れ込むのに逆方向に流れており、ちょっと違和感がある。山城大橋から淀川に合流して大阪湾に注ぐまでは49.2km(下の写真2)。

3世紀頃から交通路として利用され、平城京などの都城建設に伴う木材運搬用の港(木の津)が造られ、その後も内陸にある平城京の外港として機能し、町の名前(のちの木津町、現在の木津川市)となり、川の名前となった。また、上流の伊賀上野は戦国時代に東への守りの要として上野城が築かれ、京・大阪への航路が整備された。南山城地域の支流は天井川が多く(最大14あった)、かつては大雨で堤防決壊し大きな被害を出している。


京田辺の木津川CRの散歩に続く

  • 写真1 京都八幡木津自転車道線 嵐山起点

    写真1 京都八幡木津自転車道線 嵐山起点

  • 写真2 山城大橋から大阪湾

    写真2 山城大橋から大阪湾

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