世界一周の思い出　レバノン④圧巻のバールベック遺跡

2009/01/15 - 2009/01/20

世界一周＞中東＞レバノン＞バールベック

レバノン最後は、バールベック、今日はレバノン一番の見所です。
ペルセポリスやパルミラと比べると、それほど大規模ではないけれど、ぎゅっと凝縮されていてかなりボリューム満点。
巨大な柱や細かなレリーフなどは溜息ものでした。これは是非ともお勧めです。

エリア ベイルート(レバノン)

ベイルートから約９０キロ先のバールベックを目指します。

本日のお宿はドミトリー、レトロな感じ！
季節外れで観光客はほとんどいませんでした。

では早速バールベック観光へ。
これはビーナス神殿かな

今日の道連れは、パルミラやハマでもちらちら会っていた日本人旅行者（つい数年前まで定職についてなかったけど、そろそろ落ち着いたのだろうか。）、と、香港人カップル。
みんな旅慣れていて頼りになる人ばかり！

日本人バックパッカーくんは、久々に一緒に行動して楽って感じた日本人。
互いに依存し合わないのはもちろんのこと（旅先ではこれが一番重要だったりする）、右か左で迷ったときどちらに行くかが感覚で合うというか。
そして旅以外のごく普通の話題も自然に話せる、これも重要。
旅中だと変に力まなくてすぐ心を開けるってのもあるから、日本で会っていたらそうもならないかもしれないけど。（→その後日本でもちょろちょろ飲みに行って、バックパッカーの心を思い出させてくれる貴重な存在。）
２日ぐらいだったけど、どうもありがとー！（たくさん写真も撮ってもらって感謝）

かつてビーナス神殿があった場所。今は、柱が残っています。

無造作にころがる１偏ですら魅力的。

ビーナス神殿跡地。奥に見える柱は、バールベックのシンボル。２２ｍの高さがあり、パルミラよりも大きいそう。

ドーム型の屋根が少し残っているのが珍しい。

ビーナス神殿に続く階段

前庭と言われる部分みたい。

バールベックの標高は1200?あるそうです。夜寒かった記憶が。

何気なく撮った香港カップルの写真。
後ろに映っているのは神殿の屋根の部分で、ライオンの口から雨水が流れる仕組みだったそう。
サングラスしているので隠さなくても良かったんだけど、二人が今も付き合っているかどうかは分からないから、一応ね（笑）

巨大な柱　歩き方を置いて、比較してみました。

直径2.5mの柱

そんな巨大な柱で神殿作ってみました。
ジュピター神殿の６本柱です。バールベックのシンボル。
これが54本並んでいたそうですが、8世紀の地震で崩れたのだとか。8世紀って、平城京に遷都してた頃よ。

柱の大きさが分かるものは、この記念写真でした。
中東を旅しているだけあって、みんなどこか、埃っぽい服装（笑）
この日１日だけの旅仲間たち。
３人はこの後ベイルートに向かったように記憶しています。

ベカー高原にあるバールベック。肥沃な大地で、ナイルとメソポタミアを結ぶ交易地として栄えていたそうです。

そしてバッカス神殿。こんな完全な形で残っているのを見るのは初めて。現存するローマ神殿の中で、最も保存状態がいいといわれているそう。

神殿。バッカスは、酒神という意味だそう。あのチョコレート思い出しちゃった。

バッカス神殿入り口

同行の香港カップルの彼氏のほうが写ってる。人を入れて写真を撮っておくと、大きさが分かりますね。

屋根以外はほとんど残っているそう。

アンコールワットのバンティアイスレイを思いだします、レリーフの美しさは必見。

ここにも屋根が残っています。

天井までレリーフがびっしり。すごいなー。

あ、これ天井の柄と一緒だ。

支えてみました。
同行者がたくさんいたはずだけど、この写真は自撮り。
きっと、それぞれ自由行動の時間も取り入れたんだろう。
旅の途中は絶対に一人になる時間が必要。ずっと誰かと一緒にいた場所ほど、覚えていないことが多いから。

ちょっとどなたの言葉か忘れてしまったんですが、女性登山家の方が『山は一人が
いい』と言っていて、登山愛好家の母も、私もその言葉に激しく同感。
母も山の息吹を感じるために今だに一人で山に入るし、私は定期的に一人旅をします。
友人や夫との旅も面白いけれど、感性や感覚が研ぎ澄まされるのは圧倒的に一人の時だと思います。

先ほどの巨大な柱が見えます。

すっかり癖になってしまったバクラバ。レバノン最後の日も、いただいてきました。

宿の屋上から。せっかく泊まったのにうっかりライトアップを見逃してしまった・・・

意外と居心地の良かった町、バールベックでのんびり１泊し、翌日シリアに戻ります！