世界一周＞中東＞レバノン＞ベイルート<br /><br />2009年の平和なレバノンの旅行記をアップしています。<br /><br />あれから10年、2020年のレバノンはというと・・・<br />昨年から、政府の経済政策の失敗、腐敗、増税、失業などへの不満から、民衆のデモが起こっています。<br />主だったお店は暴動の被害を受けて閉店しているみたいだし、建設現場も中断。至るところにバリケードが築かれて、ベイルートは兵士だらけなんだとか。<br />そこに追い打ちをかけたのがコロナ。<br />経済状況もどんどん悪化するうえ、通貨価値が下落、レバノンは輸入が多い国だそうで、人々の生活はますます圧迫されてきているそう・・・あの平和なトリポリでも銀行への襲撃が起こったそうです。<br /><br /><br />キリスト教徒とイスラム教徒が半々の国、それだけで心配なのに、東にシリア、南にイスラエルを抱え、平和を維持し続けるのはそんなに簡単なことでないことはみんなわかっていたと思うけど・・・それでも私がレバノンを訪れた時の穏やかな光景を思いだすと、悲しい話です。<br /><br />当時書いた日記の最後にも、レバノンの今後を案じる一文が書いてありました。

世界一周の思い出　レバノン③中東のパリ・ベイルート

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2009/01/15 - 2009/01/20

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コロコロパッカーさん

世界一周＞中東＞レバノン＞ベイルート

2009年の平和なレバノンの旅行記をアップしています。

あれから10年、2020年のレバノンはというと・・・
昨年から、政府の経済政策の失敗、腐敗、増税、失業などへの不満から、民衆のデモが起こっています。
主だったお店は暴動の被害を受けて閉店しているみたいだし、建設現場も中断。至るところにバリケードが築かれて、ベイルートは兵士だらけなんだとか。
そこに追い打ちをかけたのがコロナ。
経済状況もどんどん悪化するうえ、通貨価値が下落、レバノンは輸入が多い国だそうで、人々の生活はますます圧迫されてきているそう・・・あの平和なトリポリでも銀行への襲撃が起こったそうです。

キリスト教徒とイスラム教徒が半々の国、それだけで心配なのに、東にシリア、南にイスラエルを抱え、平和を維持し続けるのはそんなに簡単なことでないことはみんなわかっていたと思うけど・・・それでも私がレバノンを訪れた時の穏やかな光景を思いだすと、悲しい話です。

当時書いた日記の最後にも、レバノンの今後を案じる一文が書いてありました。

エリア

ベイルート(レバノン)

中東で最もヨーロッパに近い町、ベイルート。１泊ぐらいでいいかなと思ったけど、なんだかちょっと長居したくなってしまいました。
宿から。
内戦で大打撃を受けた旧市街、今はすっかり修復され、ぴかぴかのヨーロッパ風。
パリ！？
そしてまた、突然現れてぎょっとする。この付近はほとんどきれいに修復が進んでいるけれど、ここだけは負の遺産のごとくそのまま残されていました。
地中海
お久ぶりのマック。ここにもあった、限定メニューその名もマックアラビア。
海側から離れると、今も残る廃墟と化したビル郡。
内戦が続き、2006年にはイスラエルに攻撃された国。
地中海を眺めながら、おしゃべりに講じる女子
海岸通り、子供が自転車で遊んでる、平和を謳歌してるね。
ベイルートの海の向こうには、キプロス。
海岸通り
中東でも裸で日向ぼっこする人が多いのは、クリスチャンが多いからかな。
女の子の服装も、周辺諸国と違ってタイト。
ベイルート女子はおしゃれ
ベイルートの町のことはなぜか記憶にこびりついていて、時々夢で唐突に出てきます。
ダウンタウンのこんな景色が懐かしく思い出されます。
教会
海があって、中東で唯一砂漠がなくて、豊かな山もある国。
一方、地下資源は全くないそう。
パンケーキのようですが、若干水っぽい。
どらやきの皮をすこし薄めた感じ。
作り方はどら焼きの皮と同じで、平たい鉄板に記事を流していく。さっぱりしていて、甘くなく、朝食にとてもいい。
シリア、レバノン、ヨルダンで見ました。
当時のおいしい中東料理NO１はシュワルマ。チキンが入っています。
中に何を入れるかは国によって若干違うけど、サワークリームやピクルス、トマトなどが入ってます。
サワークリームはにんにくテイストが◎。チャパティの皮をかりかりに焼いてくれるのがトルコ～ヨルダン風。
スタバだってあります。
今中東というと、一般的に一番日本人が多く行っているのはＵＡＥかと思います。
レバノンが安全で平和なら、レバノンほど観光しやすい国は無かったんじゃないかな、ＵＡＥみたいに国民が尖っていないし、徒歩で歩ける街、古いスーク、おいしい伝統的中東料理、ちょっと疲れた時に休めるスタバ、なんでもあるんだから。
遺跡の多い国ではあるけど、こんな市外のど真ん中にも。ローマ時代のものらしい。
平和が訪れ、かつて中東のパリと呼ばれた華やかな街並みが戻ってきました。
ムハンマドアミンモスク、青いドームが目印。
この前年の2008年に完成したそうです。
モスクと教会が同じくらい多く、隣合って建っていることさえある。せっかくきれいに立て替えたのだから、もう壊し合うことはしないでほしい。
今回のデモの標語の中に、宗教は関係ない、われらは一つ、みたいなのがあったそう。
宗教に起因する悲劇的な戦争は世界中が経験している、同じアラブ民族のもと、同じような悲劇は繰り返さないでほしいです。。。
そしてもうひとつ、初体験。日本と同じでおっさんだらけ。競馬新聞片手にわーわー言ってました。
競馬場。
銃弾の跡なんてね・・・
こんなに非人道的なものはない。攻めてくる宇宙人なんていないのに、なんで必要なのよ。
これは・・・！？
確か、世界一周に出発する前に日本に上陸したクリスピークリームドーナツ。
日本ではまだまだ大行列だったころです。
これが噂のあれか！並ばなくていいことだし、レバノンで初体験しちゃいました。
アラビア語表記がかわいい
間違いなく、人生で最初のクリスピークリームドーナツ。
はーこれが行列のやつかー
エミール・マンサール・アッサフ・モスク
夜のベイルート
ベイルートはトリポリとは違って、庶民的なスークなどを見ることなく、ただただ都会でした。
しかしクリスチャンとムスリムの共存という点で考えさせられることも多かったです。
一方でパレスチナ難民が多いこともあり、開放運動はほかのどこの国よりも過激でした。
町も厳戒態勢で、武装した兵士や装甲車までうようよしていてとっても不気味。真の平和はまだまだ遠い先・・・

女の子たちはあんなに自由を謳歌しているのに。