世界一周の思い出　レバノン②天空の村ブシャーレへ

2009/01/15 - 2009/01/20

世界一周＞中東＞レバノン＞トリポリ

いつもイイネをありがとうございます。引き続き、大好きな中東の過去旅行記をアップしています。

コロナの波は収まりそうもないですねー・・・
在宅勤務になってから食材の買い出しとゴミ出し以外全然外に出てなかったから、昨日ちょっとだけ家の周りの工場地帯を歩いたとき、『ああ、世界はこんなに美しいのか』と、中二病っぽい気持ちになりました。

2月以降、旅をキャンセルした友人もたくさんいます。。。
お母さんを連れて海外に行く予定だったとか、節目の誕生日を夫婦で祝うための海外旅行とか・・・
旅好きとして、本当に残念に思います。

旅行好きの友人たちが口をそろえて言うのは『計画どころか、妄想さえできない！』ということ。つらいつらいつらい。
新緑の季節なのに山にも行けない、実家にさえ帰れない、休みはこれでもかってほどあるのに。
楽しみがない日々って、こんなにもやる気がなくなるのか。

こんなときこそ、と思い立って、忘れそうになっている過去の旅行記をアップする作業を続けています。ちょっとだけ、生き返ります。

コロナがおさまったら、どこに行こうかな、とりあえず南国かな。
さすがに暇が続いたのか、飛行機嫌いの夫も南国に行きたい気持ちになってきたっぽい。外出自粛の思わぬ副産物か？
サマーリゾート見せながら、洗脳をする日々は続く。

エリア トリポリ(レバノン)

トリポリから、国旗にもなっているレバノン杉群生地のすぐ近くにあるブシャーレの町に日帰りで行ってきました。

作りかけの家が妙に多いんですよね、お金なくなっちゃったのか、内戦が落ち着いて、ほんとに建設ラッシュなのか。

アジアあるある、『3階を作るつもり』を主張する家。

日本みたいな景色。ここも中東なのよね。

冬でもこの景色。段々畑の緑が乾いた心に効く！中東と言っても、こんなネパールみたいなところもあるんだなー。

雪山が見えてきました。

海辺で暖かいトリポリからたったの１時間ですが、雪山が目の前に迫ってきます。
写真ではわかりずらいけど、真ん中あたりに渓谷があります。この渓谷の眺めもなかなかダイナミックで素敵。

スキー場もあるそうです。

レバノン杉かしら。
ガイドも誰もいないので、正直どれがレバノン杉か分からない。レバノンで杉を見ただけでよしとする。

渓谷になっているのが分かりますでしょうか。

カディーシャ渓谷というそうです。

この渓谷を縦に見下ろすと、それは素晴らしい絶景なんだそうです。

断崖

小さなブシャーレの街を散策。

町自体は小さくて３０分もあれば見て回れます。
細かいところを１つ１つ見ていると、案外いろいろな発見があって面白い。
こんな何にもない小さい町でのんびりしてみるのもたまには楽しい。

ヨーロッパみたいな街並みです。

レバノンのキリスト教人口は40パーセントを越えます！
イスラム教徒は54パーセント。
民族的には95パーセントがアラブ人で、4パーセントがアルメニア人だそう。
アルメニア・・・この間行こうと思って調べたらＵＡＥ経由が多くて、なるほど、中東とご縁があるからなのか。

レバノンの旧宗主国はフランス。

お屋敷

教会が多いのもブシャーレの特徴。なんだかヨーロッパの田舎町のようで、イスラム疲れにちょっと一息付くことができました。

浮いてそうな家

ぜったい作りかけだと思うんだけど・・・

春や夏に来たらすばらしかろう。

ここからあと５キロほどでレバノン杉の群生地。ペルセポリスの神殿の屋根にもなっていたという由緒ある木だそうですが、残念ながら現在は乱獲によりその数は数千程度なのだとか

中東全域にあるココナッツのおかし。とても甘い。ココナッツのマカロン？？

それでは、トリポリに戻ります。

以上、ブシャーレでした。

天空の街、という異名を持つらしいですよ。

ブシャーレから戻ってお昼過ぎのバスで首都ベイルートに向かいます！