2009/01/26 - 2009/02/01
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世界一周>中東>イスラエル>エルサレム
アンマンの宿近くからバスを使いムジャンマシャマーリーバスターミナルへ。
途中、車のディーラーなどが密集する地区へ。アンマンはいい車も多く走っているので、所得が高い人も多そう。
バスターミナルもなかなかきれい。各乗り場には部屋があり、きれいに舗装されている。
8時にはバスターミナルに着き、早々にミニバスは出発。
荒涼としたヨルダンらしい大地を進み、約1時間でイスラエルとの国境へ到着。
出国税を払い、国境であるキングフセイン橋を渡るバスに乗る。
キングフセイン橋は日本の援助が入っているらしいが、日本のロゴが小さかった。
もうちょっと主張すればいいのに。
で、5分ほどでイスラエルへ入国、と同時に、ヘブライ語!ついに、イスラエル人バックパッカー、略してラエリーの本拠地にやってきてしまった。
国民が全員ラエリーみたいなパリピだったらどうしよう。
さっそく銃を構えた若者がいた。彼の顔付はアラブ人ぽかった。
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さて、当時バックパッカーにとっては、この国境越えがちょっと厄介と言われていた。
その前に、パスポート。イスラエルのハンコが押されたパスポートでは、入国が拒否される国があったので、まずは旅のルートづくりが重要。(もしくは、パスポートを切り替える直前にイスラエルに行く)
まずは、荷物とお別れし、荷物だけX線へ。
驚いたのは係員。係官はユダヤ人らしき女性。荷物などを扱う下働きはすべてアラブ人ではないか。
次に本人の身の回りの物をチェック。
空気の出るマシーン?の中に入り、写真を撮られると同時にプシュっと空気をふきつけられる。なんだあれ。
そしてついに、イジワル係官として名高いイミグレーションへ。
係官はすべて若い女性。イランやイエメン、シリア、レバノン、パキスタンと、敵国ビザ勢ぞろいの私のパスポートを見て、眉を吊り上げるかと思いきや、呆れてプッと笑っていた。
私も長期戦は覚悟だ。一緒にやってきた日本人と、『あ、食べ物ホテルに忘れてきたね』などと世間話をしつつ、質問コーナーを待ち受ける。
5分も待たずに名前が呼ばれ、さっき渡された問診票(?)とともに、面接が始まる。
面接官はオフィスカジュアルの少し年上の女の人。とてもやわらかい感じで進む。あれ?なんでそんなに優しいの?罠?
質問は旅程がメイン。
アラブ圏、イスラム圏の時だけ、『いつから?』『なぜ?』と言った質問が。パキスタンに2回入国していたことも突っ込まれた。
『大陸横断をしたかったから、イランやパキスタンにも行きたかった』と伝える。
世界一周中で、その証拠もパスポートにしっかりと残っているので、あまり怪しまれることもなく10分程度で終了。
最後に、世界一周の資金について聞かれた。女の人は笑いながら、答える必要はないけれど、ただ私が興味があるから、と言ってきたので、USDで答えると、意外と少ないのね、と驚いていた。
面接のあとは、ドイツ人の女性サイクリストと話したりした。170cm以上あって、ゲルマン人ながたいをしていたので最初は男の人かと思ってしまった。オレンジのバックをどこかで見たと言ったら笑っていた。
30分もたたないうちに再び名前を呼ばれ、2回ぐらい『本当にスタンプ押しちゃっていいの!?』と聞かれた。そんな配慮がされるのか。
もうしばらくイスラエルのスタンプで入国拒否されるような国に行くこともないし、胸を張って『もちろん!』と答えておいた。
以上で入国審査は終了。
次のブースで顔写真と指紋の採取があり、最後にパスポートチェック。
ここで晴れてバックパックと再会を果たすのです。よくぞご無事で。
ちなみに荷物オープンチェックはなく、あっさり終わったという印象。
両替はちょっと手間取った。まずは係員が1時まで戻らない。そしてレートが悪い。
ここからアラブバスでダマスカスゲートに向かう。
イスラエルにはアラブ人のアラブバスと、ユダヤ人のバスがあり、両者は走る地区も区切られている。
アラブバスがユダヤバスのバスターミナルに乗り付けるということは決してない。(アラブ人は、確実にテロを実行するためにバスを狙うとされていることも一因らしい。)
アラブバスの運賃はめちゃくちゃ高かったけれど、ミニバスはとてもきれい。
助手席側のドアに続くハンドルがドライバーのところについていて、助手席側のドアも開け閉めできる仕組み。 -
看板はヘブライ語とアラビア語と英語が併記。思ったよりアラブ人の影を色濃く見ることができた。
途中、ラクダや、ラクダ飼いのベトウィンを見ることができた。
ドイツ人カップルのサイクリストを追い越し、バスはあっという間にエルサレムへ。
あれ、意外と汚いな?
それもそのはず、私が入ったんのは東エルサレム=アラブ人地区だった。
家並みは薄クリーム色の四角いレンガ造り。噂通り、丘がたくさんあり、乾いた大地にオリーブの木がたくさん植えられていた。 -
ダマスカス門で降ろしてもらい、すぐホテルファイサルは見つけられたが、閉まっていたので隣のPALMへ。
この二つの人気バックパッカーズは治安が不安視されるアラブ人地区にあるが、ある意味ユダヤ人地区よりも安全という説もあった。
8ベットのドミトリーの宿は、ネット、お茶、トイペがフリーで、キッチン付き。バックパッカーにはすべてがありがたい。
荷物を下ろして両替を済ますと、早速旧市街へ。 -
入り口まで歩いて1分という立地が素敵!
このあたりは完全にアラブ人街なので、町の雰囲気、置いてあるもの、汚さ、すべてアラブ式。アンマンと大して変わらない雰囲気だ。
しかし時々見るパレスチナの文字。ヘブライ語で書かれた値札、ユダヤ帽をかぶる若者、教会、キリスト地区の穏やかな街並み、そして黒いコートを着たユダヤ正統派の人々などが、イスラエルに来たことを実感させる。 -
ヘブライ語の値札。
エルサレムの街は、ざっくり分けると岩のドームを中心に、西側がユダヤ人街、そこから時計周りに、アルメニア地区、キリスト地区、イスラム地区に別れているらしい。
今日はツーリストインフォメーションで地図をもらい(さすが先進国、地図もガイドツアーも充実)、手探りで嘆きの壁やイスラム地区を散策します。迷路に迷い込んだかのような街で、すごくわくわくします。 -
そういえば、バンクシーの国ですね。当時はまだバンクシーなんて名前聞いたこと無かったな。
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こっちはアラビア語。
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ユダヤ人がかぶっている帽子。小さな子もかぶっている。
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アラブ人街のお土産やさん通り。
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エルサレムTシャツ
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コーラパーカー
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やりたい放題
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ユダヤ人地区へようこそ
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素敵なモザイク画
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気が付いたら街並みが変わっていた。
ここはユダヤ人地区。 -
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ユダヤ正統派の衣装を着た人!
初めて黒いアバヤを見た時みたいな衝撃だった。 -
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ユダヤ人女性も、ロングスカートと白いタイツで足はなるべく隠すのが良しとされているらしい。
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エルサレムを見渡せる丘にやってきました。
ここでイスラエルの基本情報。
イスラエルは人口888万人(2018年)
四国ぐらいの面積。ユダヤ人口は75%。
宗教はユダヤ教が75%、イスラム教が17.5%、キリスト教が2%。
言語はヘブライ語とアラビア語の他に、ロシア語など、イスラエル帰還前の居住地の言語を使用する人もいるそう。 -
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岩のドームが見えます!
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岩のドーム
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ユダヤ人地区。
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兵役中のユダヤ人女性。
彼女たちは兵役が明けると、世界の物価の安い場所にグループで散らばって大騒ぎをすることで有名。当然イスラム圏にはいない。
そりゃ、そうなるわな。こんな若いのに、銃を持たされて。 -
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では、嘆きの壁に向かいます。
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イチオシ
嘆きの壁Wailing Wallです。エルサレムにいる間、ほぼ毎日通いました。
夜になると、壁の間に生えたヒソプの草を伝って夜露が落ちる。これを涙に例え、いつの頃か、嘆きの壁と言われるようになったのだとか。
もう一節。神殿の霊が白い鳩になり、ユダヤ人とともに嘆いた。 -
この壁は、紀元前20年ごろの神殿の一部です。
この地下に、第二神殿の石が17段埋まっている。
その上、見えている部分は、第二神殿時代の石が7段。
その上がちょっと小さいローマ時代の石が4段。
さらにその上の一番小さい石がマムルーク朝時代。
現在は、合計21m。 -
長い長い歴史をかいつまんで言うと、長いことこの壁は
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人が触れる高さまで、壁が黒ずんでいる。
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礼拝する際は、男性は必ず帽子をかぶります。
(紙製のものを貸し出しもしてくれる) -
安息日(金曜日没から土曜夕方)・祝日は、写真NGでした。
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お祈りは24時間OK。
必ず入り口でイスラエル兵によるボディチェックを受ける。 -
右は女性がお祈りするエリア。
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長いスカートと黒いストッキング。
ユダヤ教では、髪や肌だけでなく、関節を隠すそう。
もっと正統派は、スカーフで髪も隠す。
イスラムとすごく似ているのです・・・
既婚女性は頭を経路の帽子で覆う。 -
正統派の男性は女性を見ない。
女性が近づくと走って逃げる人もいるらしい。
女性へ劣視もあるのだとか。 -
お肉は正統な手段で処理したものしか食べず、豚は禁止。こんなところでもイスラム教に似ている。
ユダヤ教でも偶像崇拝は禁止されている。 -
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若い人も伝統をリスペクトして、おじさんと同じスタイルをしている。
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このもみあげを長くするスタイルも多かった。
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雨の日は、お気に入りの帽子に専用のビニール袋をつける。
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フリーパレスチナTシャツ。
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キリスト教地区の探検は後日。
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アラブ人地区
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ネコと少年。
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アラブ人街で食材を買い出し。値段交渉が面倒くさいし、アンマンのように『1個ならくれてやる』もない、むしろ多分、ふっかけられている。
夕ご飯は今夜も自炊でトマトパスタ。
ネットして、お休みなさい。
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