2017/06/21 - 2017/06/29
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ポポポさん
この旅行記のスケジュール
2017/06/27
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ブラチスラバ観光の後編です。
前編はブラチスラヴァ城の観光が中心でしたが後編は旧市街の町歩きです。
ブラチスラバはスロバキアの首都でありながら人口は42万強と少なく、日本の地方都市並みの規模しかありません。
町の規模が小さいという事は観光地が固まっていることで効率的に観光することができます。
そんな旧市街の中心にあるフラヴネー広場から今回の旅行記はスタートします。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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ブラチスラバ旅行記の後編です。
通りを歩いて行くとその先には旧市街の広場がありました。この広場がフラヴネー広場です。
ここは旧市街の中心広場で旧市庁舎や各国の大使館などがあります。
写真は広場の北西にあるフランス大使館です。フラヴネー広場 広場・公園
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広場にあるロランドの噴水。
皇帝マクシミリアンの命により1572年に造られた噴水でブラチスラバでは最も古い公共の水汲み場です。
噴水の中央に立つ騎士像は皇帝マクシミリアンですが、中世の騎士ローラントという風説もあります。ローラント(ロランド)はドイツのブレーメンやクロアチアのドブロブニクに像がある中世の英雄ですが、なぜそのように呼ばれるようになったかは定かではありません。ロランド噴水 建造物
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皇帝マクシミリアンの騎士像をアップで。
ロランド噴水 建造物
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広場の南東にあるのが旧市庁舎です。現在旧市庁舎は市歴史博物館になっています。歴史博物館の入り口は内部にある中庭側にありました。
写真左にある時計塔にはナポレオン率いるフランス軍が侵攻してきた際に、発砲した大砲の砲弾が着弾した跡が残っています。旧市庁舎 建造物
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広場にはベンチの肘を置いたナポレオンの像がありました。
ナポレオンの軍門に下ったブラチスラバはある意味ナポレオンと関係の深い都市なので、こんな像が設置されたのかも。
どんな関係があるかは旅行記を読み進めていただければ分かると思います。 -
こちらは広場に面した南側の建物群。右端の建物はギリシア大使館で左端の建物は日本大使館です。
フラヴネー広場 広場・公園
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フランス大使館の右隣りの建物は副知事公舎、依然は貴族の宮殿でした。
フラヴネー広場 広場・公園
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青銅の衛兵さんです。直立不動の姿勢が普通なのにこの衛兵さん、右に体重がかかっていませんか?
右に体が寄りかかっているように見えるんですが・・・。衛兵さんの後ろの建物が日本大使館です。 -
写真の建物が日本大使館、入り口の上部には菊の御紋章がありました。
また入り口の左右には土産物店がありましたが左の店は一般的な土産物店、右は食料品から自然化粧品、衣料品など雑貨店のような感じの店でした。
さて、ここからは30分の自由行動。まず最初に寄ったのは日本大使館の入り口右の土産物店でした。
この店には各種の蜂蜜があり、いずれも手ごろな価格でした。日本大使館(ブラチスラヴァ) 散歩・街歩き
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写真は広場南側の建物です。
土産物店を物色したので次は周囲の散策。旧市庁舎の裏に行ってみました。フラヴネー広場 広場・公園
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旧市庁舎の隣、広場側から見れば市庁舎の裏にあるのがこの薄いピンク色の大司教宮殿です。
依然は大司教の宮殿でしたが現在は旧市庁舎にある歴史博物館の別館になっています。
この宮殿はハンガリーのエステルゴムの冬の宮殿として建てられ、王族の戴冠式の時の晩餐会が催されていました。
この宮殿を有名にしたのは1805年、プレスブルク平和条約(フランスとの講和条約)締結の会場となった事です。
1805年12月に行われたアウステルリッツ三帝会戦でフランスのナポレオンはロシア・オーストリア連合軍を撃破、多数の死傷者を出してアレクサンドル1世はロシアに敗走、オーストリア皇帝フランツ1世はナポレオンに屈服しました。
この条約締結の後フランツ2世(オーストリア皇帝フランツ1世)は神聖ローマ皇帝を退位し、神聖ローマ帝国は解体されました。
この時点ですでにウィーンはナポレオンに占領されていたためこの条約をもってオーストリア帝国は完全にナポレオンに屈服しました。大司教宮殿 (ブラチスラバ) 城・宮殿
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オーストリア帝国にとっては屈辱的な宮殿ですが、世界史の上では歴史に名を残す場所となりました。
この宮殿は旧市街では一番大きく豪華なので必見です。大司教宮殿 (ブラチスラバ) 城・宮殿
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ここは中庭に入ることができます。写真は宮殿から中庭に入る入り口、中庭の真ん中には彫像と噴水がありました。
大司教宮殿 (ブラチスラバ) 城・宮殿
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ルネッサンス様式の彫像はドラゴン退治で有名な聖ゲオルギウスです。
大司教宮殿 (ブラチスラバ) 城・宮殿
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中庭から眺めた大司教宮殿と聖ゲオルギウスの彫像。
正面入り口側の外壁よりも中庭の外壁の方がピンクの色は濃かったです。大司教宮殿 (ブラチスラバ) 城・宮殿
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ブラチスラバで一番気に入っているのがこの空間とこの景色です。
左に大司教宮殿、正面には旧市庁舎の裏口側、そして右にはポーランド大使館があるこの空間が最も美しい場所だと思います。
ここはフラヴネー広場の裏側にあたる場所なので人通りが非常に少ないのです。この広場は大変静かで建物の色彩が素敵なためブラチスラバに行かれた際には是非訪れてみてください。 -
旧市庁舎の裏口側です。天気が曇り空のため緑の屋根瓦の色が今一つ映えませんが、晴天であればとても美しいだろうなと思います。
旧市庁舎 建造物
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旧市庁舎と大司教宮殿広場。
旧市庁舎 建造物
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広場に面しているポーランド大使館。ポーランド大使館の真向かいにあるのが大司教宮殿です。
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旧市庁舎裏口から見た大司教宮殿広場と周囲の建物。
左の建物はポーランド大使館、右奥の建物は観光案内所です。 -
大司教宮殿広場に面した観光案内所。この建物は19世紀の音楽家ヨハン・ネポムク・フンメルの生家です。
この建物には「フンメル記念館」があるそうですが、時間の都合で確認はしていません。観光案内所 (旧市街 BTB) 散歩・街歩き
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建物の壁にはフンメルのプレートと銘板がありました。
観光案内所 (旧市街 BTB) 散歩・街歩き
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再び大司教宮殿のファザードです。
集合時間を考慮して広場に引き返すことにしました。大司教宮殿 (ブラチスラバ) 城・宮殿
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旧市庁舎の中庭を通って広場に戻りましょう。
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この裏口から入ると中庭に入れます。
旧市庁舎 建造物
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アーチを潜ればその先が旧市庁舎の中庭です。
旧市庁舎 建造物
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こちらがフラヴネー広場に面した正面ファザードの真裏になります。
写真右下のアーチ型のトンネルで広場と行き来できるようになっていました。
旧市庁舎の建物は表側の景観とは趣を異にした造りだったので個人的には中庭から見た景色の方が好きです。市歴史博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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旧市庁舎の中庭側の建物ではこのアーチ型の回廊が目に止まりました。
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歴史博物館の入り口は中庭に面したこの部分ですが時間がないので中には入りませんでした。
市歴史博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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再びフラヴネー広場に戻って来ました。写真は広場の北側に建つ並んでいる建物。
左の建物はギリシア大使館です。フラヴネー広場 広場・公園
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歩哨に立つ衛兵をパチリ。背景が日本大使館なのでこの衛兵の所在はすぐに分かりますね。
側のベンチには人がいないので、語りかける人もいないってとこかな。
さて、まだ時間があるので広場の周辺を少し歩きましょう。 -
旧市庁舎の並びにあるワイン醸造博物館。
昨年(2016年7月)訪れた時は一っ子一人いなかったが、今年も誰もいない。ワイン醸造博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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ここが博物館の入り口。昨年は入り口に張り紙がされていて休みの様だったが、今年は開いているらしい。
ここも時間がないのでパス。時間に余裕のある方は見学してみてください。ワイン醸造博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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通り沿いの博物館の壁には目立つように博物館の案内板が設置されていた。
昨年は確か無かったように記憶している。
来客の少ない博物館なんだろうか。赤い看板を掲げて集客を図ろうとする作戦とみた。
と、ここで再集合の時間5分前になったので広場に戻り、ガイドさんの案内で旧市街の散策を再開しました。ワイン醸造博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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ブラチスラバで最も有名なオジサンといったらこの人。いまや「マンホールおじさん」と呼ばれ日本を始めとして各国で有名なんだとか・・・。
有名になるにつれて頭に被っているヘルメットの輝きがましているような気がした。マンホールおじさん モニュメント・記念碑
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今やわざわざ標識にもなっている。知名度アゲアゲのオジサンでした。
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ここはバンスカー通り。道の両側に貴族の館が連なり、往時はブラチスラバで最も高級な住宅地だったとか。
入り口に紋章を掲げた館や入り口のファザードをレリーフや彫像で飾った建物が多数見受けられました。 -
これら貴族の館は全て3階建てで統一されています。王様からそんなお達しがあったんでしょうかね。
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バンスカー通りの様子。この通りには貴族の館が並ぶ通りに相応しくない建物が1棟ありました。
それは共産党政権時代に建てられた建物です。この通りに1棟しかありませんがあまりに不釣り合いなため返って目立ちすぎでした。
一切装飾のないコンクリートの塊のような建物。無味乾燥な無機物のような物体をブラチスラバの人は「ブラチスラバの恥」と呼んでいるそうです。そのためこの建物の写真は無し。
ガイドさんは早く取り壊して建て替えてほしいと言ってました。 -
ハンスカー通りの交差点の角にある建物、1階がレストランのホテルかなと思ったのですがホテルではなさそう。
目を引く建物でした。 -
そのレストランの前にあるのがこの噴水。マリア・テレジアが作らせた噴水で、当時は2基あったそうですが現在は1基しか残っていません。
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引き続きハルスカー通りを進んでいきます。先程の通りと同様立派な構えの館が並んでいました。この辺りはレストランやカフェ、小売店舗にされた館が多かったです。
写真もそのような館の一つです。 -
ハルスカー通りの端にあったのが聖マルティン大聖堂です。
ここからは大聖堂の側面の様子を見ただけで通過、内部観光はありません。
教会の側壁は工事中でした。昨年訪れた時よりも工事ネットの部分が多くなっていました。
多分修復工事が進んでいるのでしょう。聖マルティン大聖堂 寺院・教会
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大聖堂の塔の先端にはハンガリー王国の王冠のレプリカが付けられていました。
聖マルティン大聖堂 寺院・教会
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再び聖マルティン大聖堂をハルスカー通りから写した写真です。通りのすぐ横(木が立っているところ)は小公園で、そこには音楽家リストの胸像と銘板があるのですがそこには寄らずに先に進みました。
聖マルティン大聖堂 寺院・教会
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聖マルティン大聖堂の横から見た姿です。個人的にはこの姿が一番美しいのではないかと思います。
聖マルティン大聖堂 寺院・教会
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ここはフヴイエズドスラボボ広場です。名称は広場でも公園といった印象でした。
旧市街の南に位置するこの公園は横幅が広くて細長い通りのような公園でした。公園内にはスロヴァキア国立劇場もありましたが何と言っても公園の緑の多さです。
丁度この公園を歩いている頃に天候が少しづつ回復してきて薄日が差し込んできました。薄日を浴びた木々の緑がとても美しく、清々しくて気持ちの良い公園でした
。
ここは初夏から夏に訪れるべき場所です。秋から冬では木々の葉が落葉し、寒々とした景色でしかないでしょうから。フヴイエズドスラボボ広場 広場・公園
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大変日陰の多い公園なので夏場は日差しを避ける市民が多く集まるんでしょうね。
公園には写真のような彫像がいくつかあるそうですが、我々が目にしたのはそのうちの一部だけでした。フヴイエズドスラボボ広場 広場・公園
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公園の様子。木々が多い公園でした。
フヴイエズドスラボボ広場 広場・公園
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広場の側にある国立劇場だと思って写した写真。実際はドイツ大使館でした。
大使館の前にある胸像は作曲家でピアニストのフンメルです。生家は大司教宮殿広場にあり現在は観光案内所とフンメル記念館(博物館)になっています。
でもスロバキアの音楽家の胸像がなせドイツ大使館の前にあるのでしょうか。
フンメルはドイツでの演奏が多く、度々長期滞在もしていて親独家だったそうです。
大変な人格者でスロバキアへの貢献も多きかったのでリストが発起人になり、この地に胸像が建てられたそうです。 -
広場を抜けて待機していたツアーバスに乗車。ブラチスラバを後にしました。
次の観光地はハンガリーの首都ブダペスト。今日の夜はドナウ川ナイトクルーズです。
これにてブラチスラバ編は終了です。訪問下さりありがとうございました。ブラチスラヴァ城 城・宮殿
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