駆け足で巡る中欧５カ国の旅　　⑤　ドレスデンから百塔の町プラハへ

2017/06/21 - 2017/06/29

６月２４日（土）
昨年訪れたチェコ。何故か観光コースから除かれていたのがプラハでした。百塔の町と言われた美しい町プラハ、いつかは訪れてみたいと思っていましたがやっとその機会がやってきました。今日はその憧れのプラハの観光です。

エリア プラハ(チェコ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

6月２４日の早朝、柔らかな朝の陽ざしがホテルの中庭の木々を緑に染めていました。
今日もいい天気になりそうです。昨夜宿泊したホテルはラディソン・ブルーパークホテル。ここはその中庭、周囲には３階建ての別棟の建物が庭を囲むように建てられていましたがこれらの建物もホテルの部屋のようです。
さて昨夕ドレスデンの夜景を見ようとガイドさんにトラムのチケットの買い方を教えてもらいました。
夕食後ホテルに到着しその後夜景を見るためにトラムの停留所に行ってみました。
停留所はホテルの前の道を真っ直ぐ進むと大通りに突き当たります。そこはドラムが走る大通りなので、そこを左折し数分歩くと小さなトラムの駅があります。
駅舎には自動券売機がないので、トラムの中で購入する方式のようです。ここまで良かったのですが、駅舎には駅名の小さな看板と待合室があるのみ。看板を照らす蛍光灯の光が暗く駅前が判別できません。また特徴的な建物もないので夜帰る時に降車駅に降りれるかどうか不安になりました。
さらにトラムの駅名入り路線図をコピーしてこなかったため、乗降する駅が旧市街中心から何駅目か分かりません。
準備不足であまりにも不安要素が多いため、今回は無理をせずドレスデンの夜景観光は中止することにしました。

Radisson Blu Park & Conference Centre, Dresden Radebeul ホテル

中庭のモニュメント。

Radisson Blu Park & Conference Centre, Dresden Radebeul ホテル

部屋から眺めた景色。２階の部屋でしたが見晴らしはさほど良くなかったです。
ホテルの裏山には規模の大きなブドウ畑があるのですが、私の部屋からは見えませんでした。

早朝の散歩を終えてホテルの朝食会場へ。
その日の朝食です。

Radisson Blu Park & Conference Centre, Dresden Radebeul ホテル

ハムとチーズです。すでに宿泊客が取り終えた後なので形がいびつになっていました。
見た目が綺麗ではありませんが、お許しあれ。

ヨーグルトとフルーツ類。

各種のジャム。

パンの種類は多いです。

卵料理とベーコン。

カマンベールチーズと野菜類。
このホテルは階層が低く小さなホテルに見えますが、朝食の種類は多く美味しいし、部屋も清潔で何ら問題のないホテルでした。

朝食会場のレストランの様子です。写真では欧米人が多いように見えますが、中国人と韓国人の観光客がとても多かったです。
一番少ないのが日本人だ思います。日本人のグループは我々と他に１グループだけでした。
朝食の後は出発時間までホテルの近くにあるスーパーに買い物に行きました。
スーパーはホテルの前の道を真っ直ぐ進み、大通りに出たところから右に曲がって数分のところにありました。

Radisson Blu Park & Conference Centre, Dresden Radebeul ホテル

大通り沿いに面したルーテル教会。
スーパーに行くときはこの教会が目印になります。なぜならばこの教会の真向かいがスーパーだからです。
スーパーは朝７時半から開いていました。ドイツでは付加価値税が通常商品で19パーセント、軽減税率が７パーセントです。
ここではオリーブオイルを購入。オリーブオイルはスペインやイタリアの方が安いのですが、日本で買うよりは安いので欧州に旅行する時は1本以上必ず購入しています。

昨夜この教会がトラムの駅の目印になるのではないかと思い来てみましたが、付近には明かりが燈っていませんでした。暗くなれば建物のシルエットも判別し難いようなので、トラムの乗車は諦めました。

ホテルの背後の丘のブドウ畑。
ホテルの背後は一面このようなブドウ畑でした。丘の斜面を切り開き、日本で見られる段々畑のようにブドウが植えられていました。

ホテルの背後は一面このような景色です。
丘の上には立派な建物が建っています。

以前この辺りを領有していた領主の館でしょうか。
こんな景色をみながら歩いていくといつの間にかホテルに到着。

正面入り口方向から見たホテルの全景です。

Radisson Blu Park & Conference Centre, Dresden Radebeul ホテル

ホテルの周囲はこのような緑に囲まれた自然環境豊かなホテルでした。周囲が住宅地のため騒音も無く夜はぐっすり眠れました。
機会があればまた泊まりたいと思います。

Radisson Blu Park & Conference Centre, Dresden Radebeul ホテル

ホテル入り口前の芝生の庭。

Radisson Blu Park & Conference Centre, Dresden Radebeul ホテル

ホテル入り口前の庭。大変緑が多いホテルでした。

ホテルからプラハまでは観光バスに乗車して約3時間でした。
写真はプラハ市内を運行しているトラムです。
車体はこのタイプのほかに数種類ありました。

ストラホフ修道院があるマラー・ストラナ地区の様子。

バスは旧市街を抜けて坂道を上がりプラハ城の背後にあるストラホフ修道院へ。
ストラホフ修道院はプラハで有名な観光地なんですが、今回は修道院の中にあるレストランで昼食をとるために寄っただけ。そのため修道院の観光はありませんでした。
普通なかなか来れないところに来たんだから、物のついでにちょっとの時間でいいので観光させてくれたら良かったのに。
ほんとに気の効かない添乗員ですこと。今回の添乗員は阪急交通社の西日本営業本部（大阪）に所属する男性の添乗員でした。
この添乗員、この後も本当に気の効かない添乗員だった。女性の添乗員だったら修道院の中に入らなくても、ストラホフ広場から眺められる絶景くらいは見せてくれたでしょうに・・・。

ストラホフ修道院 (ピクチャーギャラリー / 図書館) 寺院・教会

ストラホフ修道院は12世紀中ごろにプレモンストレーによって建てられたボヘミア最古のプレモンストラート会の修道院です。写真は修道院付属教会。
中には世界一美しいといわれる図書館があることで有名ですが、今回の旅程には入っていないため観光できませんでした。
さて、修道院内のレストランは写真の教会の真向かいにありました。

ストラホフ修道院 (ピクチャーギャラリー / 図書館) 寺院・教会

ストラホフ修道院敷地内のレストラン「Velka　Klasuteruni　Resutorannce」です。

Velka klasterni restaurace 地元の料理

レストラン入り口前の様子。緑の芝生と真っ赤なバラが美しかった。

バラの花の側にはテラス席が設えてありました。

Velka klasterni restaurace 地元の料理

日中の日差しは強かったのですが、それにも増して赤色のバラがとても鮮やかだったのをはっきり覚えています。

レストランの入り口です。

Velka klasterni restaurace 地元の料理

こちらはテラス席。鮮やかな花が目を引きます。この季節、殺風景なレストランの中よりもテラス席のほうがどれほどいいか。
どんなに天気が良くても阪急のツアーはいつも室内で食事です。花の綺麗な時期にはテラス席で食べてみたいのに・・・。

レストラン内部の様子。殺風景でしょう。修道院にはここのレストランのほかにビールの醸造所があって、醸造所のレストランもあるんだそうです。

Velka klasterni restaurace 地元の料理

前菜はハムとチーズと野菜の盛り合わせにパン。

メインは鶏肉とクリドーネキともう一つ何だろう？旅程表を紛失したので料理の名前が分からない。
クリドーネキは小麦粉やジャガイモから作るゆでパンでチェコ独特の食べ物です。
これは美味しかった。前の年に訪れたチェコのテルチで食べたクリドーネキよりも遥かに美味しかったです。

Velka klasterni restaurace 地元の料理

デザートのドーナツ、でいいのかな？このお菓子大きい。でも美味しい。

食事を終わるとレストランの外でガイドさんと合流しプラハ城に向かいました。
なお、この日は大学の卒業式があったようで、角帽にマントを羽織った大学生が何人も家族と一緒にこの修道院にやってくるではありませんか。教会で何か行事でもあるんでしょうか？祝福のミサでもあるのかな・・・。などと考えながら大学生を見ていたら写真を写すのを忘れてしまいました。
風景写真ばかり写しているとこんな時にシャッターチャンスを逃してしまうんですよね。

昼食が終わるとストラホフ修道院沿いの坂道を下ってプラハ城に向かいました。
後で分かったのですが旧市街からプラハ城、ストラホフ修道院に向かう道は長い上り坂になっているんです。
特にプラハ城に上る坂道は傾斜が急な所もあるのでツアーでは坂道をバスで上って、プラハ城より高い所で降車して下り坂を下りてプラハ城に向かうんだそうです。
写真はストラホフ修道院だったかな。2年前の事なので記憶が曖昧。

チェコ共和国の外務省。元は大蔵省の建物でした。

坂道を下っていくとプラハ城の聖ヴィート大聖堂が見えてきました。
プラハ城まではあと少しです。

聖ヴィート大聖堂 寺院・教会

トスカーナ宮殿です。初期のバロック様式で建てられた宮殿でフラチャニ広場に面して建てられています。
この宮殿を1718年に購入したトスカーナ公爵夫人の名前からトスカーナ宮殿と呼ばれるようになりました。

トスカーナ宮殿を過ぎるとプラハ城の正門が見えてきました。
写真左の茂み部分はフラチャニ広場、中央の白いファザードの建物が大司教宮殿です。

プラハ城 城・宮殿

「Schwarzenberg Palace」です。15世紀にイタリアのルネッサンス様式で建てられました。壁のスグラフィット装飾が特徴的でした。
現在はアートギャラリーになっています。
プラハ城の城門はもう目の前です。次回はプラハ城とカレル橋の旅行記をお送りします。
拙い旅行記に訪問いただきありがとうございました。