
2019/10/10 - 2019/10/10
9位(同エリア269件中)
万歩計さん
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15日目 2019年10月10日(木) 曇り
・バースでまず感動したのは街並みの美しさ。18世紀から上流階級の保養所として発展した町だけあって、蜂蜜色の石で建てられた端正なジョージアン様式の建物が続く街並みは、ため息が出るほど美しかった。この街並みを見て歩くだけでここを訪れる価値はある。
・街の名所はロイアル・クレッシェントとローマン・バス。いずれも「ヨーロッパ水紀行」で紹介された場所で、オーディオガイドを聞きながらゆっくり見学した。ロイアル・クレッシェントを作ったジョン・ウッドは同じような三日月形の集合住宅ザ・サークルも設計しており、この2つの建物は美しい街並みに独特の優雅さを添えていた。
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【旅程】
9/26 関空→アムステルダム経由→マンチェスター→カースルトン(泊)
9/27 カースルトン滞在(泊)
9/28 カースルトン→ベイクウェル…モンサルヘッド…アシュフォード…ベイクウェル→ハドンホール→クロムフォード(泊)
9/29 クロムフォード→リーズ→ソルティア→ハワース(泊)
9/30 ハワース→スキップトン(泊)
10/01 マラム→ランカスター→ウィンダミア(泊)
10/02 ヨークシャーデイルズ日帰りツアー→ウィンダミア(泊)
10/03 ボウネス→ニアソーリー…ホークスヘッド…ターンハウズ…コニストン→アンブルサイド(泊)
10/04 湖水地方山越え「ハイアドベンチャー」日帰りツアー→アンブルサイド(泊)
10/05 スケルウィズ ブリッジ…スレーターブリッジ…エルターウォーター→アンブルサイド→グラスミア…ライダルマウント→チェスター(泊)
10/06 チェスター→リヴァプール(泊)
10/07 ストラトフォード・アポン・エイボン→チッピングカムデン(泊)
10/08 ブロードウェイ…スノースヒル…スタントン→ウィンチカム→バートン・オン・ザ・ウォーター(泊)
10/09 ロウアースローター…アッパースローター→ノースリーチ→バイブリー→サイレンセスター(泊)
★10/10 ブラッドフォード・オン・エイボン→バース(泊)
10/11 日帰りツアー(ストーンヘンジ→ソールズベリー→レイコック→カースルクーム)→ブリストル(泊)
10/12 ブリストル→アムステルダム経由→機中(泊)
10/13 →関空
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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14:00 バース駅に戻りホテルへ。
バース スパ駅 駅
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途中にカソリックのSt John The Evangelist's Church。カソリック教会と英国国教会では建物の形が少し異なる。
聖ヨハネ福音教会 寺院・教会
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THE PALLADE PARKに戻ってチェックイン 。
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歴史を感じる建物の一部がホテルになっています。
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部屋は狭くて小さな窓が一つ。2つ星で8,700円なのでこんなもの、一人旅なので寝れるだけで十分。
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しかし立地は抜群。汚れたガラス窓越しに観光案内所と、その向こうにはバース寺院が見えます。
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14:20 フロントで観光マップをもらって街歩きに出発。
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ホテルを出て道を渡った先の観光案内所を確認。
観光案内所 (バース) 散歩・街歩き
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明日のローカルツアーの集合場所です。
観光案内所 (バース) 散歩・街歩き
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広場の正面がアビーホテル
アビー ホテル バス、トリビュート ポートフォリオ ホテル ホテル
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道を隔てた同じ形の建物の中にTHE PALLADE PARKがあります。
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広場の中心に温泉の噴水。TVでは温泉水を噴出していたが、今は止まっています。
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イチオシ
観光案内所の横の道を進むとバース寺院。
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隣接してローマン・バス
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ローマン・バスの外壁に沿って進み、
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右折した先に、
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バース寺院とローマン・バスのある正面広場の入口がありました。
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正面がバース寺院、右側がローマン・バス
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バース寺院は統一イングランド最初の王エドガーが993年に戴冠式を行った由緒ある教会です。
バース寺院 寺院・教会
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現在の建物は1499年の建設。壁の80%は窓で覆われ「イングランド西部の灯火」と呼ばれているそうです。
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バース寺院とローマン・バスのある広場はカフェやレストランが囲み、パフォーマーもいました。
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バース寺院とローマン・バスは後でゆっくり見学する事にして、先にロイヤル・クレッセントに行きます。
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バース旧市街のモザイク地図。街はエイボン川に抱かれています。
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右側は1739年設立のリューマチのための病院。温泉を使った各種治療をやっていたことが、壁に書かれています。
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通りにはジョージアン様式の端正な建物が続きます。
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三角の窓飾りが2つおきに。ジョージアン様式は規則性も特徴の一つ。
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端正な建物が続きます。
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左右対称
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とても安定感を感じる街並みです。
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建物に使われている石は、すべて蜂蜜色の石。ここではバースストーンと呼ばれています。
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18世紀に上流階級が集う高級リゾートとして開発されたので、街並みに気品があります。
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歩く先にロータリーを囲む三日月形の建物
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イチオシ
交差する道路で3分割された端正な建物。これがロイアル・クレッシェントかと思ったくらいです
サーカス 建造物
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この建物はTHE CIRCUS 。ジョン・ウッドによってロイアル・クレッシェントに先駆けて建てられました。
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今は一般市民の住宅に使われています。
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ロータリーの中央から見たTHE CIRCUS
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ロータリーを少し行った先に市内観光のバスが停車していました。この先がロイアル・クレッシェントです。
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イチオシ
15:00 ロイアル・クレッシェントに到着。
ザ ロイヤル クレッセント 建造物
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緑の芝生の広場を囲む三日月形の綺麗な曲線に、思わず唸りました。
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1767年から74年にかけて、やはりジョン・ウッドによって建設された貴族の集合別荘です。
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現在は住居として利用され、一部は高級ホテルになっています。
ザ ロイヤル クレセント ホテル & スパ ホテル
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TVで見た居住者は、建物の外見にふさわしい豪華な室内でゆっくりアフタヌーンティーを楽しんでいました。
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建物は半地下1階、地上3階建て。
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半地下の1階部分。裏のバックヤードは広い庭で、かっての馬小屋がガレージに代わっただけと言ってました。
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一室が博物館として公開されています。
ナンバー ワン ロイヤル クレッセント 博物館・美術館・ギャラリー
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入口に18世紀当時の服装の係員。オーディオガイドを聞きながら回ります。
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1階は家族のリビング・ダイニングルーム
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当時の食卓
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最上階に主人の部屋。当時はジェントルマンの間で望遠鏡が流行したとか。
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2階に下りると、
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広々としたゲストルーム
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華やかな夫人の部屋。小型のハープシコードから優雅な曲が流れていました。
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夫人の寝室
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半地下にメイドの部屋
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半地下はメイドや家僕の仕事場
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キッチンの竈
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食器や食材置き場
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洗濯場には当時珍しかった水道の蛇口も
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アイロン
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イチオシ
当時の貴族たちの優雅な保養生活を垣間見ました。ものの話にここのホテルで1泊してみるのもいいかも(貧乏性の万歩計は口だけ…。)
ザ ロイヤル クレッセント 建造物
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16:18 ローマン・バスに戻ってきました。ここは紀元前1世紀にローマ人によって建てられた大浴場です。
ローマン バス 建造物
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中に入ると天井ドームのあるホールと世界遺産のモニュメント。
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オーディオガイドを聞きながら回ります。まずは最上階へ。
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イチオシ
この位置からだとバース寺院が目の高さに見えます。
バース寺院 寺院・教会
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階上の回廊を囲むようにローマの英雄や皇帝の像が並んでいます。
ローマン バス博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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彼らが見下ろすのは、
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イチオシ
緑の温泉をたたえた大浴場。もちろん現在は使われていません。
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バースの名に反し、この街には長く温泉に入る場所がなかったそうです。最近別の場所に天然温泉を利用した施設がオープンして好評とか。海外旅行中でも温泉があれは必ず入る万歩計ですが、今回は時間がなくパス。
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当時の大浴場のジオラマ
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入口の女神ミネルヴァ神殿。ローマ時代は温泉の効用は神の力と考え、一緒に祭りました。
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神殿の破風を飾ったモザイクの複製
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ローマ浴場は大部分が地中に埋もれていましたが、19世紀末の発見で日の目を見たそうです
ローマン バス博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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当時の発掘品の展示
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浴場建設現場をCGで再現
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ローマ大浴場を間近で。
ローマン バス 建造物
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1日で120万リットルもの湧出量があったそうです。
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水路を通りこんな感じで浴場に注がれていました。
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ローマ兵士の服を着た説明員
ローマン バス博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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この温泉には当時の人々が祈りを込めてコインを投げ入れたそうです。
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大浴場以外にもいくつかのタイプの浴場があり、人々は日長ここで過ごしました。
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イチオシ
17:55 ローマン・バスを出てエイボン川にかかるパルトニー橋に来ました。バースの写真によく登場するビューポイント。
パルトニー ブリッジ 建造物
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川の上流が午前中に行ったブラッドフォード・オン・エイボンです。
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18:06 夕食はサリー・ランズ
サリー ランズ 地元の料理
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1680年に建てられたバースで最も古い建物を利用したティーハウスです。
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ここはサリー・ラン・パンという丸く柔らかいパンの元祖です。
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注文している間に、地下にある小さな博物館を見ました。昔のパン焼きを再現しています。
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これがサリー・ラン・パンの生地
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出てきたサリー・ラン・パンは、
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ビーフシチュー入りです。
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夕食を終えたらすっかり暗くなっていました。
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ライトアップされたバース寺院
バース寺院 寺院・教会
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今日は内部見学ができなかったので、明日ブリストルに発つ前にもう一度見よう。
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土産物店のショーウィンドウを見ながら、
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19:30 ホテルに戻ってきました。寝る前に台風19号の情報をチェック。進路予報が東にずれ近畿直撃は免れそう。
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この旅行記へのコメント (5)
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- travelさん 2020/10/05 14:43:42
- エイボン川
- 万歩計さん、イギリスのバースにもエイボン川と言う川があるのですね。
クライストチャ-チのエイボン川はこちらの名前から名付けられたのかな。
昨年の今頃は万歩計さんはイギリス旅行の真っ最中だったんですね。
一年経つと世の中が変わってしまうなんて一寸先は分からないものです。
行きたいと思うときに旅行されていてほんと良かったですね。
ボラボラのホテルクチコミと京都の旅行記に訪問頂き有難うございます。
来月下旬には紅葉も見頃、近場で楽しもうと思っています。
travel
- 万歩計さん からの返信 2020/10/05 20:59:47
- Re: エイボン川
- travelさん 、こんばんわ。
コメントありがとうございます。
ひとつ前の旅行記に書いた通り、エイヴォン(Avon)という言葉は ウェールズ語 で「川」を意味する「アヴォン(afon)」からきているそうです。イギリスと親子のニュージーランドにも、エイヴォンの付く地名が多くあるのでは。
このシリーズをアップし始めて半年、ちょうど1年遅れの同じ季節になりました。すっかりイギリスが好きになり、今年の晩夏にはスコットランドを歩く計画でしたが、何時行けるか見通しが立ちません。
そこで、当面はもう一つの楽しみである「秘湯巡り」に切り替えます。10月末にマスク&消毒の完全防備で、山形から福島の「日本秘湯を守る会」の中でも特に「劇渋系」の宿を選び、レンタカーで回ってきます。
近場ならやはり京都ですね。NHK・BSプレミアム「京都人の密かな愉しみ」を見るようになって、これまで知らなかった奥深い京都のスポットをいくつも知りました。ドラマの季節に合わせてゆかりの場所を訪ねています。このドラマ(というより、ドキュメンタリー歳時記)ご存じですか。もしご存じでないなら下のYouTubeでシリーズ第1作を見てください。
https://www.youtube.com/watch?v=BB9tPyXaj3w
万歩計
- travelさん からの返信 2020/10/13 09:02:15
- RE: Re: エイボン川
- 万歩計さん、返信コメントを頂き有難うございます。
エイヴォンの詳しい説明良く分かりました。
エイボンという響きがクライストチャ−チの街にぴったりでイギリスの雰囲気が漂っていました。
10月下旬よりレンタカ−で秘湯巡りを実行されるとの事、羨ましい限りです。
日本の温泉は最高、特に秘湯は魅力を感じますね。
どうぞお気を付けて楽しんで来て下さい。
エメロ−ドのチュ−リップ畑の旅行記にも訪問頂き有難うございます。
一色のみの広大なチュ−リップ畑は圧巻でした。
(素敵なyoutubeも有難うございました。)
travel
-
- ちーちゃんさん 2020/09/19 17:44:53
- やっぱりバース行けばよかった(泣)
- 万歩計さんこんばんは(*^o^*)
バースは素敵な街ですね。
ロイヤルクレッセントは本当に綺麗!
イギリス旅行の時に、
予定には入れていたのですが、
ビートルズ巡りに時間を取った為、
ガマンしましたが、後悔です(¬_¬)
やはりなかなかいける所では無いので、
欲張っても行った方が良いですね。
- 万歩計さん からの返信 2020/09/20 09:52:46
- Re: やっぱりバース行けばよかった(泣)
ちーちゃんさん 、おはようございます。
コメント、ありがとうございました。
限られた期間の旅行では目的地の取捨選択に悩みますね。ちーちゃんさんの場合はご主人の趣味に付き合わされた、というところですか。次は自分で計画して、ご主人に付き合ってもらってください。
バースは計画段階では世界遺産ハントが主目的で、正直言って街自体には大して期待はしていませんでした。ところがどっこい!街並みの美しさは世界遺産をはるかに凌駕するものでした。街全体が蜂蜜色の石造りで、しかも端正で優雅なジョージアン様式。ロンドン以上に「イギリス」を感じました。冒頭に書いたように、この街並みを見て歩くだけでここを訪れる価値はあります。
ところでこの蜂蜜色の石、「コッツウォルズストーン」とか「バースストーン」と呼ばれるらしいですが、膨大な量の石材をどこから持ってくるのだろうか、と疑問に思います。TVによるとこの地域の地面を1mも掘るとこの石の層にあたると言ってましたが、列車やバスの車窓からもフットパスを歩いていても、それらしい大規模な石切り場を見つけることができませんでした。
万歩計
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