
2019/10/07 - 2019/10/07
48位(同エリア979件中)
万歩計さん
この旅行記のスケジュール
2019/10/07
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バスでの移動
ストラトフォード・アポン・エイヴォンからチッピング・カムデンへ
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ハイストリートに並ぶ蜂蜜色の石造りの家並
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村のシンボル、歴史的マーケットホール
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Volunteer Innにチェックイン
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村はずれの丘、ドーバース・ヒルへ
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村の散策
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宿に併設されたインド料理レストランで夕食
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この旅行記スケジュールを元に
12~13日目 2019年10月7日(月)~8日(火) 曇り、晴れ
・チッピングカムデンでバス停を下りた瞬間、ハイストリートの両側にずらりと並んだは蜂蜜色の石灰岩造りの古い家並に、思わず目を見張った。建物の形は少しづつ違っていても、その統一感が素晴らしい。これだけまとまった街並みを作れた背景には、この街が羊毛取引でとても豊かであった証拠だろう。訪れた11か所のコッツウォルズの村の中で、美しさと統一感はこの村が一番だった。
・蜂蜜色の石灰岩造りと共に、伝統的な茅葺屋根の建物がも多く残っていた。殆どは民家でよく手入れされた庭があり、村に柔らかな雰囲気を醸し出していた。夕方と早朝の村歩きで教会や博物館を見ることはできなかったが、この村の魅力は家並の美しさに尽きる。
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【旅程】
9/26 関空→アムステルダム経由→マンチェスター→カースルトン(泊)
9/27 カースルトン滞在(泊)
9/28 カースルトン→ベイクウェル…モンサルヘッド…アシュフォード…ベイクウェル→ハドンホール→クロムフォード(泊)
9/29 クロムフォード→リーズ→ソルティア→ハワース(泊)
9/30 ハワース→スキップトン(泊)
10/01 マラム→ランカスター→ウィンダミア(泊)
10/02 ヨークシャーデイルズ日帰りツアー→ウィンダミア(泊)
10/03 ボウネス→ニアソーリー…ホークスヘッド…ターンハウズ…コニストン→アンブルサイド(泊)
10/04 湖水地方山越え「ハイアドベンチャー」日帰りツアー→アンブルサイド(泊)
10/05 スケルウィズ ブリッジ…スレーターブリッジ…エルターウォーター→アンブルサイド→グラスミア…ライダルマウント→チェスター(泊)
10/06 チェスター→リヴァプール(泊)
★10/07 ストラトフォード・アポン・エイボン→チッピングカムデン(泊)
★10/08 ブロードウェイ…スノースヒル…スタントン→ウィンチカム→バートン・オン・ザ・ウォーター(泊)
10/09 ロウアースローター…アッパースローター→ノースリーチ→バイブリー→サイレンセスター(泊)
10/10 ブラッドフォード・オン・エイボン→バース(泊)
10/11 日帰りツアー(ストーンヘンジ→ソールズベリー→レイコック→カースルクーム)→ブリストル(泊)
10/12 ブリストル→アムステルダム経由→機中(泊)
10/13 →関空
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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ストラトフォード・アポン・エイヴォンから チッピング・カムデンに向かう途中。2階バスの2階最前列の席に座って景色を見ていたら雨が。
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蜂蜜色の家並みが見えたら、そこはチッピング・カムデン。
チッピング カムデン 散歩・街歩き
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イチオシ
15:25 ハイストリートのバス停で下車すると、道の両側にずらりと並ぶ蜂蜜色の建物。チッピング・カムデン(Chipping Campden)は、コッツウォルズの北端にある人口2200人の小さなマーケットタウン。
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中世に羊毛取引の中心とせて栄えた街です。Chippingは「市場」を意味する古英語cepingに由来します。
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イチオシ
使われた石材、急勾配の切妻屋根、更に高さまで同じ。
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この石材はコッツウォルズストーンの名で知られる、この地方の特産の蜂蜜色の石灰岩です。
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バス停からまだ数十メートルしか歩いていません。雨の中、シャッターを切りっぱなし。
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ハイストリートに並ぶこれらの建物は、街がもっとも繁栄した14世紀から17世紀のもの。これだけ統一された街並みは初めてです。
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イチオシ
前方に村のシンボルが見えてきました。TVに必ず出てくるマーケットホールです。
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中世の羊毛取引の中心地であったことを物語る建物で、ここで羊毛や地元の産物が取引されたそうです。
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石畳の床に石の柱
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屋根を支えるのは古い木の梁
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この建物は1627年に地元の裕福な羊毛商人だった Sir Baptist Hicks によって建てられ、幾多の変遷を重ねた後1942年からはナショナルトラストが管理しています。
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反対側から眺めると、
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ここを管理するナショナルトラストのプレート
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横に回るとアーチ形の柱と切妻の飾り屋根
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あっちから、
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こっちからと眺め、
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マーケットホールを出た場所は、少し高い広場になっています。
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イチオシ
マーケットプレイスを示す高い石の柱。傍にユニオンジャックの旗。
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雨で旗がなかなかはためかない。数分間シャッターチャンスを狙いました。
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この場所は村のほぼ真ん中。一段高くなっているので家並みを眺めるのに最高の場所です。
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イチオシ
素晴らしい、実に素晴らしい。コッツウォルズの村の中でも、特に期待していただけに興奮気味。
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雨が降っているし、そろそろ先に行こう。
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右の建物は「世界ふれあい街歩き」で見たことがある。確か村の小学校だった。
ストラトフォード・アポン・エイヴォンのエドワード6世校がそうであったように、この歴史的建物も現役の校舎です。日本では考えられない。 -
人気の村だけにインやパブもあちこちに。
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しかし、雨で夕暮れも近いので観光客は疎ら。
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村の南端近くに今日の宿 Volunteer Inn がありました。
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300年の歴史があり、 Inn の名前が示す通り1階がパブ、2階が客室という典型的な昔の旅人宿です。
ボランティア イン ホテル
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1階のパブで受付。
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名前「Volunteer Inn」は、1800年代半ばに地元の男たちがボランティアの軍隊に署名する際に、この施設を使用したことに由来しているそうです。
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部屋はシンプル、湯沸しポットにコーヒーと紅茶が必ずあるのは嬉しい。
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部屋からの眺め
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バスは2室で共用。朝食付きとはいえ£82はチト高い。
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16:10 部屋に荷物を置いて村歩きへ。
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棟続きの建物の壁には同じ形のフラワーバスケットが並びます。
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日が暮れないうちに先ず向かうのはドーバース・ヒル。道標に従いコッツウォルズ ウェイの方向へ。
「世界ふれあい街歩き」で、地元の人が「素晴らしい眺めなので是非行くように」と勧めた場所です。 -
歩いていたら大きな藁ぶき屋根の家が見えたので、ちょっと寄り道。
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裏に回ったらこんな感じ。藁ぶき屋根はコッツウォルズ北部の村に見られます。
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その先の新築現場の建物もコッツウォルズストーン。街並みの調和が徹底しています。
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元に戻ってフットパスを歩きます。
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しばらく進むと広い道に出ました。
コッツウォルズ・ウェイは北のチッピングカムデンから南のバースまで全長160kmの自然歩道です。ウェストハイランド・ウェイにカンブリアン・ウェイ等イギリスにはこのような景勝地を歩いて旅する自然歩道がいくつもあります。コッツウォルズウェイ 散歩・街歩き
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ドーバース・ヒルへ分岐する道標
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17:03 広い丘の上に出ました。ドーバース・ヒルです。ここもナショナルトラストの管理。
ドーヴァーズ ヒル 自然・景勝地
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17世紀の初頭から夏の金曜日の午後、この丘で村のスポーツ競技会が行われてきた。翌日は仮装行列や子どもたちのパレードがある。地元の有力者たちが昔ながらの衣装に身を包み、女王につき従い、女王には4人のお付と小姓が後に続く。これらは飾り立てられた山車に乗って、モリスダンスを踊る男たちに付き添われて町の中心まで練り歩く。
~Wikipediaより抜粋
そうか。「世界ふれあい街歩き」で村人が踊っていたモリスダンスには、そんな歴史があったのか。
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犬を連れて散歩する地元の人が1組。
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イチオシ
幸い雨がやんで視界が広がってきた。
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なだらかな丘と牧場がコッツウォルズを一望。コッツウォルズとは「羊の丘」という意味。
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西方向は雲で展望は今一つ。
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来た道を村まで下りてきました。
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この辺りには藁ぶき屋根の民家が多く残っています。
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TVによると葺き替えは30年おき。工事法も含め、白川郷の合掌造りの民家と共通点が多い。
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インの前の聖キャサリン教会に戻ったらちょうど閉まるところ。お願いしてちょっと内部を見せてもらいました。
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グレー一色の質素な村の教会
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教会は泊っているインの真正面です。
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ハイストリートを歩いていたら「シープストリート」の表示。行ってみよう。
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イチオシ
ここにも藁ぶきの家。
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誇らしげにはためくユニオンジャック。
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裏通りはとても静か。
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すべての建物がコッツウォルズストーンと、徹底している。
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ハイストリートに戻って、バスで下りた時に見えた立派な教会に行ってみます。
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古いポンプの先から脇道へ
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セント・ジェームズ教会に行く道
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丘の上のセント・ジェームズ教会は、村のどこからも見えて街のシンボル
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既に扉が閉まっていました。
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墓標の中にケルトのハイクロス。周囲は物音ひとつしません。
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チャーチ・ストリートからハイストリートに出て、
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18:30 宿に戻ってきました。
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今夜は宿に併設されたインド料理レストランで。
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カレー料理で£15.9
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寝る前に1階のパブでビールを1パイント。地元の小父さん達が7~8人。
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13日目、天気予報は悪くない。今日は長い道を歩く予定なので、この天気はありがたい。
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毎度毎度のイングリッシュブレックファースト。
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8:30 Volunteer Innをチェックアウト
ボランティア イン ホテル
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バスまでの時間でもう一度街歩き
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先ずバス停でブロードウェイ行きの時刻を確認。9:30発なので1時間足らずの散歩が出来ます。
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バス停はマーケットホールのすぐ近く。
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当時の賑やかな市場の風景を想像しています。
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セント・ジェームズ教会の横にあるCourt Barn Museumに行ってみます。
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今度はチャーチストリートから。
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予想通りCourt Barn Museumは開館前でした。ここはアーツ・アンド・クラフツ運動に関する博物館です。
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アーツ・アンド・クラフツは、19世紀後半にウィリアム・モリスが提唱した芸術と工芸と生活を一致させようとするデザイン運動です。これにに賛同した多くの手工芸ギルドの職人達が、チッピング・カムデンに移り住みました。
「ヨーロッパ水紀行」では、現在もこの精神を受け継ぐ村の銀細工の工房が紹介されていました。 -
帰りは昨日歩いていない裏通りを選んで、
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イチオシ
9:20 ハイストリートのバス停に到着。
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今日はコッツウォルズの村々を歩いて巡ります。これからバスでスタート地点のブロードウェイへ。
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この旅行記へのコメント (3)
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- まほうのべるさん 2020/07/22 21:06:09
- いつか絶対に行きたい!
- こんばんは、万歩計さん。
ずうっとずうと夢に見ているコッツウォルズ。
コッツウォルズのガイドブックも買って、短い日程で公共機関を利用してどういうにまわればいいのかとあれこれ考えていました。
現地ツアーでなく自分で動きたいのですが、短い日程では自分の行きたい町や村に行くのが難しそうで計画はストップのままです。
チッピングカムデンは是非訪れたい場所なので、羨ましく見させていただきました。
まほうのべる
- 万歩計さん からの返信 2020/07/22 23:15:17
- Re: いつか絶対に行きたい!
べるさん、こんばんわ。
コメントありがとうございました。
今回訪れた11か所のコッツウォルズの村の中で、美しさと統一感はチッピングカムデンが一番でした。一押しです。
コッツウォルズは公共交通で回るには不便のように見えますが、意外と回れるものですよ。今後の旅行記を参考にしていただくとわかりますが、コッツウォルズで3泊して、9つの村を回りました(数を稼げばいいというものでもありませんが…)。
計画のポイントは、
➀バーミンガムかヒースローに入り、その日のうちに拠点の街(ストラトフォード・アポン・エイヴォン、モートン・イン・マーシュ等)まで移動して宿泊する。
②ホテルを拠点に回るのではなく、一筆書きで回る。バスの間隔が長いことを利用して、次の便までの間に街歩きする。この場合、機動力を高めるにはスーツケースよりリュックが便利。
ご存じかもしれませんが、次のサイトは役に立ちます。また、イギリスのGoogleMap情報は驚くほど丁寧にアップデートされています。
https://cotswolds-travel.com/cotswolds-bus-route
コロナは永遠に続きません。今の時間を活用して計画をブラッシュアップしながら楽しんでください。
万歩計
- 万歩計さん からの返信 2020/07/23 00:08:20
- Re: いつか絶対に行きたい!
- ポイントの追加です。
③有名な村がいいとは限らない。私の好みではチッピングカムデンとバイブリーは外せない(カースルクームとレイコックも捨てがたいが、カースルクームはちょっと不便)として、ボートン・オンザ・ウォーターなどは観光地化が進んでオススメしません。むしろ名もない村の方がコッツウォルズらしさを感じます。蜂蜜色の家並みが自然な形で佇んでいたりして。
チッピングカムデンやバイブリーから次のバス停の村まで小道を歩いて、パブでアフタヌーンティーを楽しむ、なんてのもいいですよ。検討にはGoogleMapのストリートビューが威力を発揮します。
万歩計
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