
2019/10/10 - 2019/10/10
9位(同エリア266件中)
万歩計さん
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15日目 2019年10月10日(木) 曇り
・ブラッドフォード・オン・エイボンを知ったのはBS日テレの「ヨーロッパ水紀行」。ガイドブックに載ってない小さな街だが、バースから電車でたった15分なので足を延ばした。エイボン川に沿ったオールドタウンには中世の雰囲気を残す石造りの建物が残り、丘の上まで広がる立体的な眺めはしっとりと美しかった。町の南には14世紀に建てられたタイズ・バーンを中心に中世の農場が歴史公園として保存されていた。観光に力を入れている様子はないが、「エイボン川の宝石」とでも冠したいくらい美しい街だった。
・3日前に訪れたストラトフォード・アポン・エイボンも横をエイヴォン川が流れていたが、ここのエイヴォン川とは全く別。エイヴォン(Avon)という言葉は ウェールズ語 で「川」を意味する「アヴォン(afon)」からきているそうだ。川のほとりの街を調べたら、きっと他にも「エイボン」の付く地名があるだろう。
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【旅程】
9/26 関空→アムステルダム経由→マンチェスター→カースルトン(泊)
9/27 カースルトン滞在(泊)
9/28 カースルトン→ベイクウェル…モンサルヘッド…アシュフォード…ベイクウェル→ハドンホール→クロムフォード(泊)
9/29 クロムフォード→リーズ→ソルティア→ハワース(泊)
9/30 ハワース→スキップトン(泊)
10/01 マラム→ランカスター→ウィンダミア(泊)
10/02 ヨークシャーデイルズ日帰りツアー→ウィンダミア(泊)
10/03 ボウネス→ニアソーリー…ホークスヘッド…ターンハウズ…コニストン→アンブルサイド(泊)
10/04 湖水地方山越え「ハイアドベンチャー」日帰りツアー→アンブルサイド(泊)
10/05 スケルウィズ ブリッジ…スレーターブリッジ…エルターウォーター→アンブルサイド→グラスミア…ライダルマウント→チェスター(泊)
10/06 チェスター→リヴァプール(泊)
10/07 ストラトフォード・アポン・エイボン→チッピングカムデン(泊)
10/08 ブロードウェイ…スノースヒル…スタントン→ウィンチカム→バートン・オン・ザ・ウォーター(泊)
10/09 ロウアースローター…アッパースローター→ノースリーチ→バイブリー→サイレンセスター(泊)
★10/10 ブラッドフォード・オン・エイボン→バース(泊)
10/11 日帰りツアー(ストーンヘンジ→ソールズベリー→レイコック→カースルクーム)→ブリストル(泊)
10/12 ブリストル→アムステルダム経由→機中(泊)
10/13 →関空
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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15日目で旅も今日を入れてあと2日。午前中はブラッドフォード・オン・エイボン、午後はバースの街歩きです。
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B&Bのダイニングルーム。
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客室4室のB&Bは満室のよう。
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果物にヨーグルト
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そろそろ飽きてきたフルイングリッシュ
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8:30 B&Bのすぐ近くのバス停からロンドン行のナショナル・エクスプレスのバスでスウィンドンへ。スウィンドンまでノンストップで料金は£5。
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途中で初めての渋滞を経験。それでも1時間足らずでスウィンドンに到着。
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スウィンドンからバースへは電車で。
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9:59 バース・スパ駅で下車。
バース スパ駅 駅
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駅前から延びる通りを400m程歩いて、
バース スパ駅 駅
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ホテルの入った重厚な建物に到着。
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THE PALLADE PARK 。受付にリュックを預け、軽装で出てきました。
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バース・スパ駅に戻ってきました。イギリス有数の観光保養都市で、ロンドンに近いことから多くの観光客が訪れます。
バース スパ駅 駅
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バース駅のプラットホーム。ブラッドフォード・オン・エイボン行きの電車待ちます。
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10:35 サウザンプトン行きの普通列車に乗車。
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車窓から見るバースの街は緑の中。今日は好天です。
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15分足らずでブラッドフォード・オン・エイボン駅に到着。1857年建設の駅舎はブリストル・テンプルミーズ駅やクリフトン吊橋を設計した建築家Brunelの設計。
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街のメインストリート。ブラッドフォード・オン・エイボンは、バースの隣町で人口は1万人程度です。
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この街を知ったのはBS日テレの「ヨーロッパ水紀行」。エイボン川に沿った美しい街並みと14世紀の大きな倉庫を見たくてやってきました。
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とはいえ、この街の観光情報はゼロ。4トラにも旅行記はありません。
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GoogleMapを頼りに、先ずは観光案内所へ。
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蔦に覆われたコッツウォルズストーンの建物。ここはコッツウォルズの最南端。
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趣ある石造りの建物。
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坂の街らしく住宅が上に重なり合って伸びている。
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エイヴォン川岸の公園に観光案内所がありました。ウォーキングガイドツアーの看板が出ています。
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地図をもらいます。「日本のTVで知り観光に来た」と言ったら、「ウレシイワ。トオイトコロカラ アリガトウ。タノシンデネ!」
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公園の中央に塔。
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見ると第一次世界大戦の戦没者の慰霊碑でした。あちこちでこの種の塔を見ましたが、殆どが第一次世界大戦のものです。
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川を見下ろす場所に行ったら、カメラを構えた人たち。
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彼らが撮っていたのはこの風景
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堤防を兼ねた建物
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向こうに見えるのが街のシンボルの一つであるタウンブリッジ。先ずはタウンブリッジに行ってみます。
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イチオシ
4つのアーチを持つこの石橋は13世紀のもの。橋の左端に小さな建物が付いています。
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この建物は最初はチャペルでしたが、後に軽犯罪者を閉じ込める牢屋として使われました。
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屋根には風見鶏ならぬ風見魚。TVによると「魚より深く潜って反省せよ」という意味とか。
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橋の向かいの建物はティールーム THE BRIDGE。17世紀の建物を使っています。
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イチオシ
TVによるとビクトリア時代のレシピで作られたケーキを、当時のメイド衣装を着たウェイトレスが運んでくるそうです。
入ってみようかと思ったが、この街は見どころが多そうなので、街歩きを優先してパス。 -
川沿いでは小さな朝市
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タウンブリッジを渡って対岸のオールドタウンへ。
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ここには観光マップに記された見どころが点在します。
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橋を渡った先が中世の街道の交差点
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交差点に面したレンガの建物
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Kingston RD.へ。この先にイギリスの産業遺産があるらしい。
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おや、HITACHIのロゴ。GoogleMapによると現地ソフトウェア会社らしい。
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道沿いに古い機械が展示されています。
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機械にIron Dukeの文字。
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1849年Stephen Moultonがこの地でゴム工場を始めた時の機械の一部で、ヨーロッパで最初のゴム製造装置だそうです。さすが産業革命発祥の国、いたるところで「世界初」の機械や装置を目にします。
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メインストリートに戻り、
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今度はSilver St.。ここには重厚な石造りの建物が続きます。
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こんな細い路地を見ると、つい入りたくなる。
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ま、この辺りで引き返すか。
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ファザードの深い彫が印象的な建物は19世紀のもの。
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交差点に戻ってきました。正面に古く大きな建物があります。
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The Shambles。中世の肉市場の建物です。
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肉市場の建物とハーフティンバーが繋がっています。
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重たそうな扉が残る建物は今は店舗。早くもハロウィーンのカボチャが。
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ハーフティンバーはShamblesという名のカフェ。
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イチオシ
横の雰囲気ある路地を進むと、
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大きな交差点に出ました。正面はSt Thomas More's Churchですが、なんだか市庁舎のよう。
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その横はThe Swan Hotel。玄関の切妻破風に白鳥と1500年の年号が見えます。
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横壁の消えかかった文字に歴史を感じる
ザ スワン ホテル
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この辺りが街の中心のようです。
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交差点からChurch St.をまっすぐ進むと、
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イチオシ
趣ある一角
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コッツウォルズストーンの建物
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丁寧に修復されることで中世の雰囲気が保たれています。
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エイヴォン川にかかる古い橋には銘板が。
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英国国教会のHoly Trinity Church。この地に最初の教会が建てられたのはノルマン人の時代です。
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高い塔を持つ美しい形の教会ですが、観光マップに記述はありません。
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しかし歴史的価値があるのは、向かいに建つこの小さな教会。
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サクソン時代の705年ごろ聖アルドヘルムによって創設され、聖ローレンスに捧げられたサクソン教会です。
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ひんやりした石造りの建物の中に入ると、
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内部装飾らしいものは一切なし。
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現在の建物は11世紀のもの。
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イチオシ
素朴な礼拝堂。
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木製の天井が古さを物語っています。
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サクソン教会から眺めたHoly Trinity Church。
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丘の上に街を一望するビュースポットがあるので行ってみます。
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一旦上の車道に出て、
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さらに路地の坂道を上ります。
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上るに従い展望が広がる。
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丘の上の高い位置まで家が並んでいます。タウンブリッジから眺めたこの辺りの家並はとても美しかった。
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ここに住む人たちはこの景色を眺めて生活しているのか。大変そうだけどちょっとうらやましい気持ちも。
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やっと丘の上のSt Mary Tory.に到着
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15世紀の創建で現在の建物は1877年のもの。かっては巡礼者も訪れたそうです。
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現在は土地の人の静かなチャペル。
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イチオシ
チャペルの前から眺めは素晴らしい。緑の中に石造りの建物が並んでいます。汗をかいた価値がありました。
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丘から街へ下りてきました。川にかかる橋を渡り、
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川沿いの美しい建物を見ながら下流方向へ。
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St Mary Toryがあった丘の方向
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鉄道橋の下をくぐって行くと、
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街一番の観光スポット Tithe Barn and Barton Farm
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バートンファームは、シャフツベリー女子修道院が1001年にエザラード王から与えられた農場でした。修道院が解散された1530年以降は個人所有になり、1971年まで農場として使われました。
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中世には巨大な穀倉、大小の納屋や農家が集まり、イギリスで最も完全な農場の複合体の一つを形成しました。
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現在は歴史公園になり、当時の面影をとどめた大小の建物が点在しています。
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その中心が14世紀に建てられたこのタイズ・バーン(十分の一税小屋)と呼ばれる大きな納屋。長さは何と51mで、イギリスの二級史跡に指定されています。
※十分の一税 (じゅうぶんのいちぜい、 英 : tithe )とは、 ユダヤ人 や キリスト教徒 等が宗教組織を支援するため支払う、ある物の十分の一の部分のこと。 (一般に)自発的な 寄付 ・ 租税 ・徴税として支払われる。 ~Mobile辞書 -
中に入ると、
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イチオシ
こんな感じ。床は石畳で、
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屋根は複雑な形の木製梁で支えられています。
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納屋は教会に納める十分の一税を、品物の形で保管するのに使われていたそうです。
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裏から見たタイズ・バーン。
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タイズ・バーンの裏はKennet Avon運河。テムズ川に合流しロンドンまで繋がっています。
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この運河を通ってバースに行くナローボートツアーがありました。
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ブラッドフォード・オン・エイボンを2時間半かけて歩きました。観光に力を入れてる様子は有りませんが、中世の面影が残る見どころの多い街でした。来てよかった!
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13:40発の電車でバースに戻ります。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 赤毛のアンさん 2020/09/13 16:42:34
- ブラッドフォード・オン・エイボン
- 万歩計さん こんにちは♪
ブラッドフォード・オン・エイボンの旅行記楽しく読ませていただきました。
私が訪れたのは2年前の6月。旅行中、偶然ネットで旅行記を見つけて行きました。
「THE BRIDGE」という可愛いティールーム、観光案内所、息を切らして登った街の高台、そこから見える街の風景などが懐かしく思い出されました。
イギリスの街は何一つ近代的なものがなく、何百年も前の風景をそのまま残しているところにいつも驚かせられます。
万歩計さんの旅は、タイトル通りイギリスのカントリーサイドを余すところなく歩く旅。私もフットパスなどを歩いてみたいと思いますが、迷うこと間違いなし!
今回、万歩計さんの旅行記でイギリスのカントリーサイドを満喫させていただきました。旅もあと少しになりましたね。なんだか名残惜しい気がします。
朝晩は少し涼しくなりましが、どうぞお身体に気を付けてお過ごし下さい。
赤毛のアン
- 万歩計さん からの返信 2020/09/13 22:42:25
- Re: ブラッドフォード・オン・エイボン
赤毛のアンさん 、こんばんわ。
先に行かれたアンさんからのコメント、嬉しく思います。
THE BRIDGE TEA ROOMのアフタヌーンティー、濃厚なクロテッドクリームが美味しそうですね。枯れた緑の図柄の食器類は素人目にもとても上品に見えます。このティールームの雰囲気にぴったりです。
イギリスの街並みを見ると窓枠は白、看板やドアにはよく緑を使ってるのに気づきます。これがグレー、ベージュ、ダークブラウンの石の外壁と調和して、イギリスらしい落ち着いた雰囲気を作っているように思へます。
本来は今頃スコットランドからちょうど戻ったはずでした。今はお流れになった計画をブラッシュアップしながら、行ける日を待ってます。
旅行記のネタも少なくなったので、この後はパソコンに眠っている昔の写真を引っ張り出してアップします。
万歩計
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