2019/06/29 - 2019/07/07
2位(同エリア179件中)
ウェンディさん
- ウェンディさんTOP
- 旅行記379冊
- クチコミ2264件
- Q&A回答130件
- 2,149,236アクセス
- フォロワー349人
2019年の夏旅は、初インド。
夏は灼熱地獄で、女性に対する性犯罪率も低くはない国;インド。
私の旅先を知った友人や職場の同僚からは、どうしてそんなインドに?の声も聞こえました。
確かに、私たちが訪れた時もデリーの最高気温が40℃を超え、夏のインドはけっしてお気楽に旅する地ではないと思います。
それでも、私は夏の北インド;ラダックへと旅立ちました。
その理由は、ラダックに暮らすチベット民族と見たことのない広大な自然。
ラダックは本家本元(中国自治区内)のチベットよりも、より昔ながらのチベット文化が残る地で、2年前の冬にネパールのABCトレッキングでヒンドゥー教とチベット仏教が融合した文化を垣間見た私は、同じ仏教を信仰する民でもその考え方や生活習慣に大きな違いがあることに気が付き、より古代仏教に近いインドのチベット密教を取り巻く文化を知りたくなったからです。
しかし、標高4000mのチベット密教の地はそんな興味本位の軽い理由で訪れた私を優しくは迎えてはくれませんでした。
ラダックに到着4時間後、高山病の症状の1つである吐き気が私を襲い、胃がなにも受け付けなくなり、高度順応のためのレー市内観光時にもゲロリン♪を繰り返しました。
そして、2泊3日のガンダ・ラ・トレックでは衛生面の問題からくる下痢になり、モノを口にすると3分後には便意を催す危機的状況で、なかなか大変でした。
普通、そんな状況であったら「もうこんなの嫌!」となる筈ですが、どうやら根から楽天的な私はラダックが私に課した高山病も下痢も比較的簡単にクリアし、友人と二人で田舎の村でのホームステイや4950mの峠越えのトレッキングを楽しみ、ラダックでの田舎生活を満喫してきました。
【表紙写真:ラダック2泊3日トレッキング 4950m Ganda la Passにて】
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- レンタカー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- エアインディア
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
イチオシ
★2019夏 インドの秘境ラダック ホームステイ&トレッキング旅 日程★
■6/29 NRT11:15-DEL17:00 AI307
宿泊:Airport Hotel Ramhan Palace Mahipalpur
■6/30 DEL6:45-IXL8:20 AI445
午後からレー市内観光
宿泊:スカラ村ホームステイ
□7/1 下ラダックのゴンパ巡り
サスポル村→アルチ僧院→ティンモスガン村
宿泊:ティンモスガン村ホームステイ
□7/2 下ラダックのゴンパ巡り
リゾン僧院→チュリチェン尼僧院→スムダチュン僧院→チリン村
宿泊:チリン村ホームステイ
□7/3 ガンダ・ラ トレッキング 1日目
スキュー(3366m)→シンゴ(4138m)
歩行時間:6時間
宿泊:シンゴ村ホームステイ
□7/4 ガンダ・ラ トレッキング 2日目
シンゴ(4138m)→ガンダラ峠(4950m)→ユルツェ(4148m)
歩行時間:7時間
宿泊:テント
□7/5 ガンダ・ラ トレッキング3日目
ユルツェ(4148m)→ジンチェン(3402m)
歩行時間:3時間半
チョグラムサル村の女性自立支援施設のフェルト人形工房
レー市内を散策
宿泊:Jig Gyas Guest House
□7/ 6 IXL 11:15-DEL 13:30 AI446
DEL 21:15-8:45(7/7)NRT AI306
ラダック内の手配(ガイド+運転手+宿泊):Hidden Himalaya
★2019夏 インドの秘境ラダック ホームステイ&トレッキング旅 旅行記★
【1】 旅の序章 -高山病・e-VISA・旅行準備
https://4travel.jp/travelogue/11515809
【2】 ガンダ・ラ トレック Day1 -秘境の料理教室@4138m
https://4travel.jp/travelogue/11517166
【3】 ガンダ・ラ トレックDay2 -酸素50% 海抜5000mの絶景へ-
https://4travel.jp/travelogue/11519590
【4】 ガンダ・ラ トレック Day2&3 -宿無し旅人、濁流の川を渡る-
https://4travel.jp/travelogue/11521283
【5】サスポールの洞窟壁画に魅せられて
https://4travel.jp/travelogue/11606651
【6】初めての農家ホームステイ
https://4travel.jp/travelogue/11610553
(写真:ラダックの女性自立支援センター活動拠点:Ladakh Nature Productsにて) -
今回ラダックを一緒に旅した友人と私が繋がったのは約6年前の冬。
私が綴ったモロッコの旅行記を彼女が読んだのが縁で、インターネットを介して会話をしてきた。
2019年春になるまで実際に会う事は一度もなかったのだが、言葉を交わすうちにお互いの旅の嗜好や興味が一致することが分かり、いつか一緒に旅ができれば・・・とずっと思っていた。
(写真:私達が繋がるきっかけとなった旅ブログ https://4travel.jp/travelogue/10740398) -
イチオシ
もともと今回のチベット民族を訪ねる旅は、最初の計画段階では旅のターゲットは中国内のチベット自治区を考えていたのだが、旅先として中国チベットを調べれば調べる程、私達の求めている旅とは方向性が異なる場所であることが明らかになり、それならば同じチベット民族が暮らす北インドのラダックはどうだろうか…という話になったわけだ。
(写真:その昔、ラダック王が暮らしていた王宮/Leh)レー王宮 城・宮殿
-
友人はチベットの民族文化には興味はあったものの、最初はラダックと云う地に若干難色を示していた。
友人が難色を示した理由の1つは、旅先であるラダック地方の標高。
ラダックの入口であり唯一の空港がある街Leh(レー)の標高は海抜3650mもあり、レーから下った標高の低い下ラダックと呼ばれるエリアでもその標高は3000m以上と全般的に高い。
運動は得意でも今までトレッキングとは縁のない生活をしてきた友人は、日出づる国の最高峰である富士山(3776m)も登った事がなく、友人にとってはいきなり飛行機で3500mを超える標高の土地へ入ることは恐怖でしかなく、高標高が引き起こす高山病に対して非常に強い警戒心を抱いていた。 -
高山病は標高3000mを超えたエリアで発生しやすくその症状が悪化すると脳浮腫を起こし、最悪の症状が出てしまった場合、生きては下界へと戻れなくなってしまうこともある。
今回の旅ではラダック全域が高山病の発症危険エリアであり、私達の様に平地のニューデリーからいきなり飛行機で3000mを超える地域へと飛ぶと、その発症リスクは格段に高くなると云われている。
だから友人は少しでも高山病の発症リスクを減らすために、旅の前に一工夫。
彼女の居住地近くの渡航外来へと行き、高山病予防に効果があるとされるDiamox(ダイアモックス)を処方してもらい高山域へと入る1日前から服用を始め、その効果もあり友人はラダックで高山病に悩まされることはなかった。
(写真のDiamoxは日本では緑内障治療薬としてのみ認可されている。
高山病予防の脳浮腫を抑制する効果は日本に於いて認められてはいないため、保健診療適用外であり、渡航外来専門クリニックでのみ入手できる) -
更に友人にはラダックに関して(と云うよりもインドに対してだろう)心配事がもう1つあった。
インドには過去に2回訪れたことのある友人は、前回のインド旅で点滴が必要となる程に体調を崩してしまい、今回の旅でも体調の変化が心配だったようだ。
私自身は今までどこへ行って何を食べても大きく体調を崩したことはなく、今回だって大丈夫!と高を括っていたのだが、実際に旅の最中に下痢に見舞われたのは友人ではなく私。
2泊3日のトレッキングの最中にまさかの下痢。
トイレのない見通しの良いトレッキング道だったので、私に出来るのはお尻の筋肉をきゅっと引き締めて歩くこと。
これは、なかなかの修行だった。
(写真:ガンダ・ラ・トレック1日目:スキュ→シンゴ) -
そんな旅だったので、ラダックへの旅は辛かったのでは?と思われるかもしれないが、そんなことはない。
これは強がりではなく、本当の事。
友人も私も旅に入ったら、いつだってかなり前向き。
時おり現れる困難な局面すら笑いとばし、楽しんでいる部分もあった。
高山病は標高に順応すれば症状は自然に治るし、下痢だって薬効を考え服用の順番さえ間違えなければ寝ている間に治してしまう事も可能で、友人と私はラダックの田舎町でのホームステイでラダック猫とのコミュニュケーションを愉しみ、4950mの峠越えのトレッキングを完歩した。
(写真:チリン村のホームステイ先でネコとまったり過ごす友人) -
私たちの旅の大まかな日程はこんな感じで、前半の3日間はチベット密教のゴンパを巡り、夜はSkare村、Tinmosgang村、Chiiling村のご家庭でホームステイさせていただいた。
ホームステイの様子を短いYou Tubeに纏めたので紹介♪
映像は上記の村ではなくトレッキング途中のシンゴ村での様子だが、こんな風にまるで家族の一員になったかのように迎えて貰えた。
https://youtu.be/Ax_NaYoewls -
後半の日程は少しハードで、2泊3日で宿泊をしながら海抜4950mのガンダ・ラ峠を越えるトレッキングに挑戦した。
友人はトレッキングは初心者だが、その昔は様々な運動に挑戦していたアスリート。
最初こそ、高標高を歩くのに多少四苦八苦していた友人だったが、1泊目のシンゴ村(海抜4120m)に着く頃には「私、けっこう行けるかも…」と歩くことに自信を付けていた。
動画は2日目のお昼に辿り着いたガンダ・ラ峠(海抜4950m)の様子。
私達も一歩足を踏み出すごとに息が切れたが、長期トレッカー用の荷物を運ぶ馬やロバたちも息が苦しそうだった。
https://youtu.be/YWxoAW3klo4 -
ラダックでのホームステイは、基本は一般のお宅に宿泊する。
私たちはレーの旅行代理店Hidden Himalaya(日本語対応)を通して、ホームステイのお願いをした。
唯一の都市部であるレーでは水道が来ているお宅もあるが、レーを離れると、そこは本当の田舎。
生活用水は川から直接汲むか、村の共同のパイプを流れる水を汲みに行く。
シャワーなんてある訳は無く、盥(たらい)に水を張る行水すらかなり贅沢な事だった。
現地の方が行水をするのは週に1回くらい。
だから、私達もそれに倣いラダックでのホームステイ中は太陽熱で温めたお湯を1回だけ準備してもらい、身体を洗った。
(写真:アルチ村の水場で盥に水をくむ女性) -
トイレは基本的には、ボットン式のエコ・トイレット。
トイレは2階建ての上階階部分にあり、2階床に開けられた長方形の穴から階下に向かって、ボットン。
使用後は砂を穴から落とせばOK。
年間降水量が80mmを切る乾燥気候のラダックでは、排泄物も砂をかければ匂いがしなくなり、その量がたまれば最高の有機肥料となる。
エコ・トイレの写真はレーの人気カフェ:Lala’s Cafeにて撮影ララズ カフェ カフェ
-
そんな旅をした私達二人の旅の始まりはニューデリーのインディラ・ガンディ国際空港。
インディラ ガンディー国際空港 (DEL) 空港
-
イチオシ
友人はマイレージ利用のJAL、私は格安のエアインディアでインド入りした。
成田発のこの2便はニューデリー空港の到着時間が1時間と変わらない為、空港のセキュリティ・エリア内で落ち合うことが可能で、現地空港待ち合わせには便利な便だった。 -
インドを旅する場合、重要なのは観光ビザの取得。
観光ビザの種類にはいろいろあり、到着空港で取得できるアライバルビザもあるのだが、長いフライトを終えた後にビザを取得するのに空港で四苦八苦するのはかなり面倒くさい。
だから、私のお勧めは日本でネットから申請できるe-VISA。
入力内容はかなりボリュームがあるが、順番に入力さえすれば365日有効のe-VISAが25.63USD(カード払い)で簡単に手に入る。
e-VISA申請書類入力時の注意事項は、2つ
1.電話番号や住所入力時には-(ハイフン)は使わない。住所で連続した数字を離したい場合には半角スペースをハイフンの代わりに代用すれば問題ない。
例えば1-2-3は1 2 3とスペース区切りにする。
2.顔写真とパスポート写真をPDF化する際の保存名は半角英数のみ使用可能。全角英数を用いたら、アップロードしたはずの写真が真っ白に変わっていた。
観光ビザ(e-VISA)の取得代行業者も巷には存在するがお金がもったいないだけ。
個人でインドを旅を企画する旅人ならば、個人申請でe-VISAを問題なく申請できるだろう。 -
今回のラダック旅はインド集合、インド解散の現地集合型。
なので、飛行機の中では、おひとり様。
日本からニューデリーの空港までのフライト時間約9時間を一人で過ごす。 -
いつもならばフライトの間は映画三昧となるのだが、エアインディアの映画は殆どがインド映画で、躍ってばかりのインド映画を楽しめるかというと私はまだそこまでの粋には達していないので、映画はパス。
だから、飛行機の中では、日本から本を持ち込んでの読書タイム。
持っていったのは、先日、京都に行った時に友人から譲ってもらった大人のラブストーリー「マチネの終わりに」。
機内でスナックとして配られたやたらと塩辛いお菓子をポリポリ齧りながら読む恋愛小説。
BGMのセレクトはDavid Garrettのアルバム。
女子高生が読むような甘~い恋愛話とは一線を画すオトナの恋話をバイオリンの音色を纏い読むという日頃の私からは考えられないシチュエーションだったが、物語に出てくる弦楽器のイメージと頭の中で響くバイオリンの音が重なり、なかなかよい読書タイムとなった。
平野啓一郎著の「マチネの終わりに」は映画化が予定されているという話だが、配役が非常に難しいと思う。 -
私が乗ったエアインディアは、予定よりも1時間も早く16時にインディラ・ガンディ国際空港に到着した。
インドに入国したら、まず最初にすべきことは両替。
空港の到着ロビーのセキュリティ・エリア内にも両替屋さんが3軒あり、日本円からも両替可能だった。
しかし空港内ということで両替レートはかなり悪く、参考までに空港内と後日に訪れたレー市内の両替商のレートを記すと、
到着ロビー(ターンテーブル脇)の両替商:1ルピ-=1.731円
市内の両替商:1ルピー=1.639円。
私たちは当座必要なインドルピーとして空港内で1万円を両替したが、1万円が5776ルピーになった。
もし、これを市内で両替すれば6101ルピ-であり、そのレート差は300ルピー。
300ルピーと云うと大した額には思わないかもしれないが、町の食堂でのモモ(ラダック風餃子)二人分以上の価格に相当し、現地ではそれなりの貨幣価値となる。インディラ ガンディー国際空港 (DEL) 空港
-
自分の荷物をピックアップし、暫くしてから友人と無事に合流。
友人のJAL便は定刻の到着だった。
この日の夜はニューデリーでトランジット宿泊を予定していて、今回はホテルに空港ピックアップ(650ルピ-:約1100円)を依頼しておいた。
空港の出口を一歩出るとそこはタクシー運転手たちの戦場で、客引きたちが大声で何かを叫んでいたが、友人が私の名前の書かれた出迎えカードを見つけてくれたので、難なく迎えの運転手さんとも会う事が出来た。
運転手さんは空港の立体駐車場に車を預けていたので、私達も徒歩で駐車場まで移動。
今夏のインドは異常熱波に覆われているという事で、この日も夕方6時近かったにも関わらず気温は43℃。
当初は鉄道移動も考えていたが、冷房車の送迎サービスを利用して正解。
40℃以上の気温の中をスーツケースをガラガラ引いて歩くなんて、おばさんにはもうできない。 -
ホテルは、空港から車で15分のAirport Hotel Ramhan Palace Mahipalpur(ラムハン パレス)。
宿泊料金は、翌朝の空港ドロップオフ付のツイン一室2350ルピ-:約3900円。
英語は普通に通じるし、部屋には湯沸かしポットもミネラル水のペットボトルもあった。
浴室はシャワーのみだが、熱い湯が出るので問題はない。
インディラ・ガンディ国際空港内には旅人の足元を見た宿泊費1泊15000円のトランジットホテル(ホリディ・イン)も存在するが、コスパを考えたら送迎を入れても1泊5000円で収まるコチラのホテルの方が圧倒的にお勧めだ。
勿論、ベッドに南京虫なんている訳は無く、快適な一夜となった。ホテル ラムハン パレス ホテル
-
翌朝は06:45の早朝便なので、朝04:00起き。
基本的には洗顔して歯磨きして着替えるだけで準備完了。
友人も日本出国時に化粧と云う単語は、封印してきた。
ホテルのフロントには04:30にタクシーを依頼しておいたのだが予想通り忘れられていたので、もう一度、配車をお願いをしてタクシーに乗れたのは04:45。
それでも、十分に余裕のある時間だった。 -
ニューデリーからレーへの国内線は何社かあるが、私達はエアインディアをセレクト。
-
インドの格安航空を使えばエアインディアよりも安価に移動できるが、その場合ターミナルが国際線(第3)とは異なる第1ターミナルとなる場合もあり、帰国時の国内線→国際線乗り換えを考えた時に、かなり面倒くさいことになる。
(インディラ・ガンディ国際空港はその出入りに厳しいルールがあり、出来るだけ移動は簡素化したいと思っていた) -
エアインディアは決してサービスは最上級ではないが、その機体が可愛らしい。
窓の外装飾なんて、この赤と白のセンスの良さ。
インドらしさが航空機からにじみ出ていた。 -
デリーのテイクオフは定刻。
早朝便だから空いているかも…なんて思ったが、予想外に満席。
ここ数年、日本の秘境系の旅行会社のパンフレットでも頻繁に目にするようになったラダックの地名。
今、世界的にもラダック・ブームが起きているというのも嘘ではないのかもしれない。
窓から見下ろすデリーの空はスモッグの色。
冬だったら、もう少し空気が澄んでいるのだろうか。 -
イチオシ
デリーを飛び立った飛行機は30分もすると、ヒマラヤの裾野のエリアの上空へ。
-
雪を頂く峰、氷河から流れ出す川・・・。
美しい戴があった。 -
飛行機が高度を落とし旋回をし始めると、それはもうすぐ着陸の合図。
まだ知らぬラダックに対する憧れがマックスとなる瞬間だ。 -
飛行機がラダックに着陸する前に、今回のラダック・ホームステイ&トレッキング旅で役立った品をランキングで紹介♪
ランキング1位は、Amazonで購入(1200円)したスリーピングシーツ。
ホームステイ先ではお布団は借りることは出来るが、シーツなどは無いので肌に直接寝具が触れる。
そんな時に袋タイプのスリーピングシーツがあればどんな布団でも気にせずに眠れる。
ただし、私が使ったのは携帯型といっても収納時のサイズは21x21cmで、重さが約380gある若干場所を取るタイプ。
予算に余裕があるならば、小型軽量の高級スリーピングシーツの方が旅には便利だ。
写真のユキヒョウのマスコットは現地の女性たちの手作り品で、一目ぼれして買ってきた仔だ。 -
ランキング2位は害虫忌避剤;ダニ・フマキラー と おすだけベープ。
ダニ・フマキラーは、スリーピングシーツの外側にたっぷりと噴霧し、ダニなどの刺す虫を予防。
そして、おすだけベープは様々な虫対策。
ラダックではホームステイ宿泊なので、基本は民家の一室をお借りする。
もともとが日干し煉瓦の建物がベースである民家では、部屋の隙間も多く、外からは様々なお客様が室内へとやってくるし、布団に南京虫が棲みついている可能性もあった。
ある程度落ち着いた睡眠時間を確保するためには、室内環境を整えることも重要で、今回の旅ではこの二つの薬剤のお蔭で虫に刺されることは1回もなかった。 -
ランキング3位は、ホームステイ先へのちょっとした心遣いの品。
友人はリップクリームと絆創膏、私は子供向けの文具を少しだけ用意してラダックへ。
日本のお菓子と共に家族構成に応じてお渡ししたのだが、子供にはキャラクター鉛筆、そしてオトナには絆創膏が好評だった。 -
必需品ランキング4位は、トレッキング時のアミノ酸エナジードリンク。
品は何でも良いとは思うが、歩き疲れた時のアミノ酸ドリンクは私にとっては、神。
私は水に溶かすタイプとゼリー飲料を持参したが、どちらも大正解だった。 -
ランキング5位は、夏~秋用の山(スポーツ)用の衣料。
ラダックの7月は日本と同じく夏で、年間の最高気温も一番上昇する季節でもある。
しかし、夏と云えども高標高域にあるラダックでは気温は上がっても25℃程度と、風が通る日陰に居れば薄物の長袖シャツでちょうど良い気温だった。
だから、滞在中は薄物の風通しの良いインド綿のシャツがお勧めかと云うとそんなことはない。
ラダックで侮ってはいけないのが、強い紫外線。
空が近い分だけ紫外線が強烈で、UVカット対応の長袖(スポーツ用の速乾性素材がお勧め)を着用していないと、服の上からでも日焼けすることは間違いない。
また、夜間の気温は15℃位以下に落ち込むので寒さ対策も必要で、基本的には重ね着スタイルが一番便利だった。 -
そしてランキング外にはなるが、ラダックでトレッキングを計画しているならば薄手のダウンジャケットも持っていく方が良い。
私達もお守りのつもりで薄手のダウンジャケットを持って行ったのだが、まさかのトレッキング3日目が朝から霰(アラレ)の降るとても夏とは思えない晩秋の様な寒さ。
この日はテント泊だったので、ダウンが無ければ夜も寒くて眠れていなかったかもしれない。
ダウンは山用の高級品を準備する必要はなく、某メーカーのウルトラ・ライト・ダウンでも十分だ。
私が持参したのも、通販で見つけた格安薄手ダウン。
薄手のダウンジャケットが一枚あるとないのでは、テント生活の快適さが全く異なる。 -
また、ラダックでトレッキングを計画しているならば、歩く時のバックパックもある程度腰のホールドがしっかりしたものをお勧めしたい。
ハイキング用(20L)の簡易的なバックパックでも歩けなくはないが、呼吸が苦しい標高4000m以上のトレッキングルートを6時間歩くとなると、バックパックがどれだけ体と一体化できているかが疲労を軽減する鍵となる。
今回の2泊3日のトレッキングでの私のセレクトは、我が家では翡翠(ヒスイ)と名付けられたKarrimorの28L。
(我が家では所有するバックパックに固有名称をつけ、自分が使いたいモノを名前で識別している)
バックパックの中身は、雨具(ジャケットのみ)、ダウンジャケット、最低限の着替え一式、洗面用具、1Lの水筒、そしてカメラだ。
3日間のランチボックスはガイドさんが持ってくれた。
水は基本的にはトレッキング道の途中にある小さな村でフィルター水やミネラルウォーターを買うことが出来るので、歩く時に必要な飲み水以外は持って歩く必要はなかった。 -
ニューデリーを6:45に飛びたった飛行機は8:20にレー空港へと到着した。
飛行機から降りるときにカメラで空港の様子を1回だけ撮影したが、その後はNG。
ラダックがあるのはカシミール地方の端。
インドの中でも重要な国境ポイントであるラダックの西にはパキスタン、東には中国国境があり、その国境地帯は現在でもかなりピリピリしている。
軍事基地も兼ねるレーの空港の外は、基本的には撮影は禁止だということだ。
ガードの厳しいレー空港では、他国に到着した時の様にArrivalカードを記入しなければならない。
カードには宿泊先の住所や電話番号の記載欄もあるので、手荷物の中に宿情報を入れておくのを忘れずに。レー空港 (IXL) 空港
-
今回のラダック旅では空港に到着してからの現地手配は、上甲さん(日本人女性)とその旦那様のヤンベルさんが経営するHidden Himalaya(ホームページ:https://zanskar.jimdo.com/)に依頼し、ガイドはスルーガイドでお願いをしていた。
レー空港の出口では、ネームプレートを手にした私達のガイドさんと無事合流。
車に乗り込み、まずは空港よりも少し標高を上げたレーの近くの小さな村;スカラ(Skara)村の宿泊先へと向かう。
空港からスカラ村の入口へは車で15分程度だった。 -
この日の宿泊をスカラ村にしたのは、手配会社の上甲さんのアドバイスがあったから。
旅人は旅の初日からラダックで唯一の大きな町であるレーに滞在したがるが、高山病を発症する危険性から考えると、それはあまり良いアイディアではない。
レーの標高は3650mで、スカラ村は3300m。
たかが350mの標高差だが、平地かいきなり高標高地域へと飛んできた旅人にとっては、この差だけでもかなり体調が違うそうだ。
たしかに私達も3300mのスカラ村に着いた時には高山病の症状も一切なく、元気いっぱいだった。(このあと、私の体調は激変するのだが…)
そんなアドバイスをしてくれた上甲さんセレクトのホームステイ先はMaheyさん宅。
Maheyさん宅の鍵を開けているのは、私達のガイドのトクテンさん。
ガイドは英語ガイドと聞いていたのだが、実はトクテンさんは日本語を理解もするし、話すことができる。
ネパールの日本語学校のビギナーコースで勉強したという事だったが、その会話力はビギナーの粋をはるかに超えていて、宗教の話など込み入った話となると日本語では難しい部分もあったが、日常会話ならば日本語でOKだった。 -
私達がラダック1日目のステイ先としたMaheyさんのお家は、村の名家。
名家と行ってもお金持ち・・・とかではない。
この家のおじい様が凄い方で、夏に水が乏しいラダックでも野菜が育てることが出来るように尽力をした方だという事だった。
おじい様がしたことはラダック山脈に眠る氷河や万年雪の活用で、氷河水からの灌漑システムを構築し、現在のラダックの農業があるのはこのおじい様のおかげと云われている。
ステイ先で実際におじい様にもお会いしたのだが、笑顔がチャーミングな素敵な方だった。 -
家の中へ入ると、まずは私達の部屋に案内された。
二面がガラス張りの広いお部屋で、昔ながらのラダックの家具が置いてある部屋だ。 -
ベッドは二台で、布団もお日様の匂いのするふかふかのモノ。
私の脳内イメージでは村の民家へのホームステイと聞いていたので、もっと農家っぽい部屋を想像していたのだが、Maheyさんのお家はホームステイ受入れ用にリフォームをしたばかりということで、勿論、部屋の中にもベッドにも虫は居なかった。 -
部屋に荷物を置いたら、リビングでウェルカム・ティの時間。
-
紅茶、ビスケット、そしてラダック風野菜スープを頂く。
飛行機の中で機内食のサンドイッチは食べてきたのでそんなにお腹は空いていない筈なのだが、目の前に湯気の立つスープを出されると、我慢は出来ない。
高山病予防の鉄則は、高山域では腹八分目が原則。
満腹にしてはいけないことは分かっていたのだが、やはり飲んでしまった。 -
イチオシ
更にお母さん手作りのラダック風パン;タギも登場し、食欲は刺激されっぱなし。
食事をしながら私はガイドさんから薬を受けって、早速一錠を口の中へ。
私が受け取った薬はDIAMOX。
手配会社の上甲さんに予めの購入をお願いしておいた。
高山病予防薬のDIAMOXはラダックで買えば14錠で50ルピ-(約85円)とかなり安価に入手できる。
今まで3000mを超える地域として、ペルーのクスコ、ボリビアのラパス、ネパールのABCとそれなりの標高のエリアでも重度の高山病にはならなかった経験から、今回のラダックでも現地入りしてから薬を飲み始めても大丈夫だろう・・・と思っていた。 -
ラダックに到着したばかりのこの日は、身体を酸素量の少ない空気へと慣らす高度順応日。
だから、敢てアクティブには動かずにのんびりと体を動かす。
ポイントは「のんびりと動く」ということ。
急に激しい運動をしても高山病は悪化するし、また酸素不足で頭が眠たいと言っているから寝てしまうのもNG。
睡眠モードに体が入ると呼吸が浅くなり、結局は高山病を発症する危険性が高くなる。
私たちものんびりモードだったのだが、リビングでボーとしていると眠くなってしまうので、家の周りのお庭や村の散歩に行くことに。
庭には家庭菜園があり、青菜が沢山栽培されていた。 -
庭の一角には洗濯場があり、太陽光で暖められた水でお洗濯。
洗濯機はなく、手洗い、手絞りが原則だ。
水も水道と呼ばれるものは存在しなく、飲み水も生活用水も給水パイプから水を汲んできて使う。
スカラ村は比較的村自体が豊かで、水を巡る争いはないそうだが、田舎の方へ行くと、水の使用権を巡って水道パイプの脇で寝ずの晩をしなければならない時もあるそうで、ラダックでは何処へ行っても水が貴重品だった。 -
トクテンさん(ガイド)に村の中を歩いて案内してもらう。
村はそんなに大きくはなく家の数は20件ほどなのだが、殆どのお宅がご自宅改装中。
昨今のラダック・ブームはレーだけではなく近郊の村にもその影響を及ぼしていて、何処のお宅もゲストハウスの運営やホームステイの受け入れを狙っている。
ホームステイというと学生の語学研修的な雰囲気で、家でラダック語でも習うかのようない印象を持つかもしれないが、ラダックのホームステイは欧州や米国で行われているホームステイとはちょっと異なり、民泊と民宿のハーフ&ハーフみたいな感じ。
親戚のオジサンの家に泊まる的な感覚で、家族同様に受け入れてもらえる。
一緒に料理をしたり、お話をしたり・・・ラダック文化を味わいたい私達の様な旅人にはピッタリの宿泊方法だった。 -
ラダックは標高が高い地域なので、植物の種類、特に果物はその種類が限られる。
柑橘系の果物なんて、この辺りでは収穫されない高級品だ。
その代り、高地の気候を利用して収穫できるのが、杏子(あんず)。
どこの家の庭にも杏子の木があり、7月上旬は実が大きくなっている時期。
7月下旬が旬の食べごろだとのことだが、実はラダックの方たちはフレッシュ杏子はあまり食べない・・・というか、食べることができない。
杏子は大量に収穫できるのだが、それはこれからやってく厳しい冬の間の大事な糖分としてとっておかなければならないもの。
木で熟した果実は丁寧にもぎ取られ、ラダックの強い紫外線の下でゆっくりと乾燥させられドライフルーツとなり、冬の間の家族のおやつとなる。 -
イチオシ
私達も各家庭で作られたドライ杏子を食べさせてもらったが、家により酸味が強かったり、干し梅干しの様に硬かったりとその味はさまざま。
一番おいしかったのは、ティンモスガンのステイ先;私たちのドライバーであるドジンさん宅の自家製ドライ杏子(写真)。
果肉のやわらかさが程よく残り、杏子本来のジューシーさが感じられた。 -
ラダックがあるのはインドなので、牛は聖なるもの。
町角に牛が寝そべる風景に最初は驚いたが、次第に当たり前に見えてきた。 -
道端にはロバもいる。
牛もロバも家畜なのだが、紐で繋いではいない。
人間と信頼し合っている関係なのだろう。 -
村の中にはあちこちにマニがある。
私はマニというとマニ車しか知らなかったが、マニウォールと云うタイプもある。
マニ車はクルクル回る回転筒の中に仏教の経典が入っていて、マニ車を一回転するごとにマニ車の中に納められている経典一冊分を読むに匹敵するありがたい仏具。
日本の仏教ではマニ車は限られた宗派でしか見ることができないが、チベット密教では、マニ車は固定型、携帯型と人々の生活の中に自然に溶け込んでいる。 -
そして、この白い給水タンクにも見える建造物が、マニウォール。
日本語風に言えばマニ壁。
マニウォールはそれ自体は廻らず、人間が壁の周囲を時計回りに歩いて廻る。 -
マニウォールの中には小さな白い陶器の容器(容器はツァツァと呼ばれている)が納められていて、円錐形の蓋の中身は村人が奉納した経典だそうだ。
-
マニウォールの周囲の段差がある場所には石の飾り物があり、そこにはOm・Ma・ni・Pad・me・Hum(オムマニペメフム)とマントラ(真言)が彫り込まれてあった。
文字の種類には二種類あり、この写真はチベット語バージョンで次に紹介する写真がサンスクリット語バージョンだ。
ラダックの人達の共通言語はヒンドゥ語(インドでは基本的にヒンドゥ語が共通語)ではなく、ラダック語。
ラダック語の表記文字は基本はチベット語と同じなので、ラダック人はチベット語も読めるとのこと。
ただし、チベット語とラダック語は話し言葉に異なる部分が多いそうだ。
(私の勝手なイメージでは、スペイン語とポルトガル語みたいな関係に思えた) -
ガイドのトクテンさんからマントラの4音節(6音節あるが熟語も含まれ、言葉としては4語で構成)のそれぞれの意味を教えてもらったのだが、英語の解説が難しすぎて理解できない部分があったので帰国後に調べた噛み砕いた内容から少し紹介(ダライ・ラマの言葉より)したい。
オム:相反する二つの事象;私たちの不浄な身体・言葉・思考、釈迦の身体・言葉・思考を表していて、オムと唱えることにより過去の不浄から解き放たれる。
マニ:宝石を意味するが、その心は他者への思いやり。
宝石はその価値で貧困を解決し同様に、他人への思いやりの心は私たちの願いをかなえてくれる。
→この意訳でも、私にはまだ理解が出来ない部分もあり、個人的には「思いやりのリレー」を表している気がする。
ペメ:蓮を意味する。蓮は濁った泥の中から花開くが、その花色は泥色ではなく、蓮の花の独自の美しさを保っている。泥でイメージされるカオスの中から物事の本質を見抜く力を持つことの重要性を伝えている。
フム:分離できないモノを指す。←コレが私にはいちばん分かりにくく、イメージし難い。
秩序と知恵のフュージョンによる純粋の境地・・・だそうだが、未だに理解しきれていない。
別の解説書によるフムは「よろしくお願いします」を意味する依頼表現とも書いてあった。 -
私の勝手な解釈でオムマニペメフムを訳すと、
「蓮の花の上にいらっしゃるお釈迦様、私の心の中から悪い部分を取り去り、他人への優しさを持てる人間にしてください」・・・という感じかな。
マニ車を廻す信心深い村の人達を見ていても、その様子は個人の利益のために祈っている様には見えず、どちらかと云うと無心で祈りを捧げている雰囲気を感じた。
私の解釈、あながち間違いではないと思うのだけど…。
(写真:シンゴ村の入口のマニウォールに捧げられていたマントラ石版) -
一時間位、ゆっくりとした足取りで村を散歩し、ステイ先へと戻ると時間はちょうど12時。
ランチタイムということで、お母さんんがラダックの家庭料理を準備していてくれた。
友人も私も歩きまわって体力を使ったので、腹ペコ。
庭で採れた青菜の炒め物とカレー風味のスープに、圧力鍋で作ったチーズの入った煮物。
どれも美味しそうで、お腹が空いているはずなのに、なぜか私の胃は活動を始めてくれなかった。
少々疲れたかな…と思ってスープと青菜の炒め物を少しずつ口にしたのだが、どうも調子がおかしい。
そして、体調悪化の決定打となったのはトマト。
さっぱりした野菜ならば大丈夫かと思ったのだが、トマトは消化が悪いという事をすっかり失念していた。
更に、私が失念していたことがもう1つ。
高山病の症状では激しい頭痛を伴う脳浮腫ばかりを警戒していたが、食欲減退と云う小さな症状があることをすっかり忘れていた。
胃酸が十分に足りていない状態の胃に食物を送りこんだらどうなるのかは、想像できると思う。
デザートを頂く前に私の顔色は徐々に青ざめ、とてもリビングには座って居られない状態に。
お手洗いヘといき、顔を下へと向けたとたんに、食べたものを殆ど戻してしまった。
吐き気は1回では終わりにならず、午後からのレーの町散策でも再び・・・。
4度目の正直とはまさにこのこと。
今まで3回の高所ではここまでひどい状態にはならなかったのに…という感じだが、全部出し切ったら胃はすっきりした。 -
食欲は夜になっても回復せずに、この日は胃の早期回復を目指して絶食を決定。
この日の夕食にとステイ先のお母さんが準備してくれた家庭料理のチュタギ(羊肉の煮物でお母さんはチューダギーと発音していた)を食べることができなかったのは残念だったが、高標高エリアでは体の回復が一番大事。
私の不甲斐ない胃が恨めしいが、この状況では我慢!しかない。
お母さんのお奨めのチュタギの食べ方は、ヨーグルト添え。
チュタギはこのまま食べても美味しいが、自家製のヨーグルトをかけて食べると肉の脂っぽさが抑えられてさっぱりとした風味になるとのことだ。
幸い、食事の匂いで気持ち悪くなるようなことはなかったので、夕食を食べる友人の脇で胡坐を組み、ジムで習ったヨガの呼吸法で深い呼吸を繰り返し、躰の順応をひたすら待った。 -
10時間後の翌朝、私の体調は全快。
日の出と共に目が覚めた私は、カーテンを開けて柔軟体操をし、旅日記タイム。
昨日は、体のだるさと胃の不調でノートを開く事すら億劫だったのだが、この順応力の速さには私もびっくり。
DIAMOXが効きはじめたのか、私の体が標高に対して順応したのかは分からないが、後から起きてきた友人も私の元気さに驚いていた。
朝から朝食をガッツリ食べて、バター茶を飲み、家の中をグルグル見せてもらって、昨日の私はどこへ行った?状態。
ステイ先のご家族の方と一緒に記念撮影をする余裕もあった。 -
友人と私が7日間で旅した場所をラダックの地図にポイント。
1週間という旅日数の割には狭い範囲でしか動いていないが、ゆっくりとラダックの文化を味わうには、この狭さでもまだポイント数が多かったかもしれないと思っている。 -
イチオシ
本家本元の中国チベットよりも古のチベットが残る地:ラダック。
旅行記-1の最期に紹介する写真は、この旅で一番感動した場所;Ganda la Pass(ガンダラ峠)。
友人と二人、4950m踏破の記念に五色のタルチョを奉納してきた思い出の峠だ。
友人と歩いた峠道。
今回の旅は、この景色に出会うために旅に出たといっても過言ではない…
そんな気がする。
続きの旅行記:ガンダ・ラ トレック Day1 - 4138mでのモクモク・パーティ
https://4travel.jp/travelogue/11517166
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
コレを見ずに死ねるか! 誰にも教えたくない 世界の絶景!!!
-
前の旅行記
行きはヨイヨイ、帰りは・・地獄!【ロライマ山Trek Day6→Blackout】アラフィフ&アラ還のベネズ...
2019/03/03~
ギアナ高地周辺
-
次の旅行記
ラスボスは地底ダンジョン☆Blue World in the Darkness/銀水洞ケイビング〔鍾乳洞好き...
2022/07/12~
沖永良部島
-
64歳の母と一緒に挑戦!ワイナピチュ山登山とインカ橋 - 焦らず・ゆっくり登るワイナピチュ
2009/03/17~
マチュピチュ周辺
-
母さんの一人旅♪"ウユニ空港で人さらい、いえいえ、人違いに遭う "の巻 ボリビア2日目-まさかのアクシデント...
2011/12/29~
ウユニ
-
Jordan【1】死海の水は痛かった/70歳の母、死海に浮かび、そして沈む
2013/12/28~
死海周辺(ヨルダン側)
-
幻の獣;夢を喰らう獏(バク)を探して…/レンジャー・ステーション潜入作戦・発動!【2014夏 コスタリカ冒険...
2014/08/07~
コルコバード国立公園周辺
-
世にも奇妙な絶景:天空のインフィニティ・プール & 時を止めた石の滝【続・母さんの一人旅-7 イエルベ・エル...
2015/12/25~
オアハカ
-
いちばん怖いものは、コ・ド・モ !?/草叢から突然、ドッキリ遭遇…君は無事に逃げ切れるか-家族で挑む 世界遺...
2017/03/18~
フローレス島
-
スリルMAX♪冷や汗タラリ!奇跡の岩で 世界最恐の球遊び!?☆ガイドブックにはない絶景 -シェラーグボルテン...
2017/07/01~
スタヴァンゲル
-
お熱いのがお好き♪塩砂漠はExtreme な灼熱地獄☆更に深く、より暑く…夏は50℃超の耐久レース【(デス・...
2018/08/04~
デス・バレー
-
最果ての絶景-The Prow☆もしかして、日本人で初踏破かも!?【ロライマ山Trek Day4 】アラフィ...
2019/03/02~
ギアナ高地周辺
-
行きはヨイヨイ、帰りは・・地獄!【ロライマ山Trek Day6→Blackout】アラフィフ&アラ還のベネズ...
2019/03/03~
ギアナ高地周辺
-
4度目の正直/奴は突然やってくる!【インドの秘境;ラダック女子旅-1 ホームステイ&トレッキング】~eビザ・...
2019/06/29~
レー
-
ラスボスは地底ダンジョン☆Blue World in the Darkness/銀水洞ケイビング〔鍾乳洞好き...
2022/07/12~
沖永良部島
旅行記グループをもっと見る
この旅行記へのコメント (6)
-
- Funky travelerさん 2019/07/13 21:24:18
- えっ!?きなこさんだ~!
- ウェンディさん、
いつもスリリングな秘境旅、ドキドキしながら楽しませて頂いています。
足の爪が剥がれた時も....痛々しかったなぁ~(冷汗)
今回のお供の友人の方、写真見てビックリ!!
きなこさんでは??
ん~、フォートラ繋がりで面白い組み合わせですね(拍手)
とりあえず高山病も体力も回復してガンダラ峠を踏破、おめでとうございます。
Funky traveler
- ウェンディさん からの返信 2019/07/14 12:51:38
- 名推理!
- Funky travelerさん こんにちは。
あれ??
旅友が誰だか、もうばれてしまいました(笑)?
そう、今回、一緒に旅をしたのは6年前に知り合ったきなこ嬢です。
お互いにネコ好きと云う事もあり、1か月前に初めて顔合わせをしたとは思えないほどの意気投合ぶりで楽しく旅をしました。
お互いに同じ旅の旅行記を書いていますが、視点が異なるので書きぶりも違い、とても一緒の旅とは思えない内容となっています。
ウェンディ
-
- メープルandショコラさん 2019/07/13 08:35:39
- いいな~、うらやましいな~の連発です!
- ウェンディさん
おはようございます。
今回もアクティブな旅行をされていて、うらやましいです。
チベットに自由が残っていた頃に行きたいな~と思いながら20数年が立ち、今や漢民族が侵略してチベット民族社会はかなり危うい状況。行きたいけど行けないのが悲しい。
ラダックも私が行きたい国の一つです。やはりチベット文化に魅力を感じます。何度か行くか!と計画をしたのですが、高山病や交通の便などを考えると諦めてしまいました。だから、ウェンディさんの旅行記を見せていただいて、すごいな~、いいな~、うらやましい!と心から思います。
いつも思うのですけど、ウェンディさんの旅行記は、「私が行きたい、こういう風に歩きたい、見たい!」という思いを満足させてくれるんです。
以前のスペイン・トレド旅行。ちょうど本格的にトレドに行こうと計画していた時だったのですごく参考になりました。
娘さんとのモロッコ旅行。私も同じ時期にモロッコ旅行を計画していました。ほぼ同じ工程。しかし、私は思わぬ病にかかり断念しました。旅行記を拝見して、「ああ、私が見たかったものが出ている・・・」と疑似体験させていただきました。
旅行中の「目線」「感覚」が、おこがましいですがウェンディさんと共通しているようで、旅行記を見ていると嬉しい、楽しい気持ちになれるんです。
次回の旅行記も楽しみにしています。
どうぞ、お体には気を付けて。
メープルandショコラより
- ウェンディさん からの返信 2019/07/14 12:46:30
- RE: いいな?、うらやましいな?の連発です!
- メープルandショコラさん こんにちは。
旅の目線、感覚が似ているとのお話、心強く拝見しました。
私の旅はどちらかというと一般的な観光旅行よりは、ちょっとディープな地域密着型。
面白そう。。。とは言われても、その旅感覚を共有して頂けるかたはあんまりいらっしゃらないので嬉しかったです。
ラダック旅ですが、あそこは案ずりも産むが易し・・・の部分がある地方だと思います。
確かに全て個人で旅しようとするとハードルが高いですが、自分が言葉を操れない国では現地エージェントの力を借りるのが一番。
今回も旅の1年前から現地エージェントとコンタクトをとり、私たちがやりたいことが出来るのか…などの可能性を探り、Goとなった所で航空券を買いました。
ラダックも今、近代化のブームが押し寄せてきています。
行きたい時が、その時。
チベット文化、チベット密教に興味があるならば、今がその時かもしれません。
現在のレーは建築ラッシュで、至る所に宿泊施設が作られています。
もしかしたら、10年後のラダックのレーには高層ビルが出来ている可能性だってあります。
衛生面でまだまだの部分もあり小さな子供を連れての旅は推奨しませんが、大人ならば薬である程度何とかなります。
ラダック旅、是非、もう一度計画してみてくださいね♪
ウェンディ
-
- らびたんさん 2019/07/13 07:11:25
- ダイアモックスの価格が~
- ウェンディさん、おはようございます。
ラダックはぼんやりと憧れつつも、インドには二度と行きたくないと思ってるので実現するかな?ハーフハーフです笑
チベットはどのへんが違いましたか?
↑こっちはドラクエ事情により行くことになりそうですが、個人では現状厳しそうですよね。
激安ダイアモックスには驚きました。
日本国内は保険が効かないので高いということは知っていても、レーは安すぎます。
到着後だと私の場合遅い上に、一度かかるも平地に戻るまで治らないタイプなのでいつも日本で大金使って持っていってるんです。
もっとも、うちの母はかかりつけに頼んで緑内障ということにして安く買ってるようですが、それでもレーとは比べ物になりません。
今回は最初危なかったですね。
一晩寝たら回復されたようで本当によかったです。
お尻のほうは…わかります、昔ウズベクでまったく同じ症状になり苦しみました。
穴を閉めて…これです( ;∀;)
ホームステイのお土産とても参考になります。
何がうけるか、考えるのもとても楽しいですよね(^^)
押すだけベープも私もいつもお供です。
余談ですが、平野啓一郎氏はとても好きでTwitterで長期フォローしてる数少ない著名人です。
作品はあまり読んでいません=読み手の頭が悪くてついていけないことが汗
マチネ読んでみますね。
現在羽田で出国中のため動画を見れるのはしばらく後になってしまいそうですが、早く見たいです。
本編も楽しみにしています。
らびたん
- ウェンディさん からの返信 2019/07/14 12:30:17
- RE: ダイアモックスの価格が?
- らびたんさん こんにちは。
今頃は異国の地を放浪していますね。
私は天空の世界〜帰国し1週間。疲れはあるものの時差調整の苦しみは無く、なんとか日本での社会生活に復帰しました。
本家本元の中国内チベット。
私はネットからの情報しか分からないのですが、もう昔ながらの文化はかなり抑圧されているとか…。残念な話です。
ラダックは近年まで外国人が入ることの出来なかった地と云う事もあり、昔のチベット文化を現在まで受け継いでいる文化を感じました。
私の肌感覚では、その国民性はモンゴルの草原の民に近いと思います。
今回の旅では、まさかの高山病の出現。
レーは3500m程度なので大丈夫だろうと思っていたのですが、げろろ〜ん攻撃には参りました。
ダイアモクスはラダック入りしてすぐに手に入るようにしておいたので、幸い症状は半日で収まりましたが、あんなのが滞在中続いたらもうお手上げ。
高山病の症状は体調などにっても変わるので、怖いですね。
レーで入手したダイアモックスが7日分で50ルピーの安さは破格ですよね。
昔、物価の安いボリビアでも500円程度だったと記憶しているので、インドにはなにか裏ルートがあるのかもしれません。
そうそう、押すだけベープは私の旅友。
小さいくせにその殺傷能力は他に比べ物にならないくらい大きくて。
いつも夏場に冬旅に備えて、買い置きしています。
ウェンディ
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
-
ホテル ラムハン パレス
3.21
この旅行で行ったスポット
この旅行で行ったグルメ・レストラン
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ コレを見ずに死ねるか! 誰にも教えたくない 世界の絶景!!!
6
61