2019/07/03 - 2019/07/05
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ウェンディさん
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2019年の夏旅は友人と共に北インドへ旅立ち、古くからのチベット文化が色濃く残るラダックを味わってきました。
ラダックでは様々な経験をしましたが、その中でも一番心に焼き付き、忘れることができないのが人生初となる標高域へのトレッキングでした。
歩いたのは、ガンダ・ラ峠(Ganda la Pass)を抜けるガンダ・ラ トレックで、その最高標高地点の海抜は4950m。
今まで私が経験したことのある標高はネパールのABCトレックの海抜4130mまでで、今回目指すのは更に820mをプラスした海抜。
ネパールの時でさえ10m歩くごとに肩で息をするような辛い状況だったのに、更にその上を狙うなんて大丈夫なのだろうか?
この計画を実行するに当たり、かなり悩みました。
でも、案ずるより産むが易し・・・。
高度順応のためにある程度のゆとりのある旅程を組み、高山病予防薬のDiamoxの力を借りながら、酸素の薄い空気の中で体を動かす事に徐々に慣らしていけば、大丈夫♪
トレッキング2日目に歩いた海抜4950mエリアは辛くなかったと云えば嘘になりますが、息が苦しい事を忘れるほど素晴らしい景色が広がる場所で、友人と二人でガンダ・ラ峠に立ち、緑・黄・青・白・赤の五色のタルチョを神と仏への感謝の気持ちを込めて奉納した時、「この場所に、私は呼ばれていたのかもしれない」、そんな風に感じました。
更に、体力に余力のあった私は、もう少しだけアグレッシブな行動にチャレンジ!
・・・せっかく海抜4950mに居るのだから、あともう少し登れば5000mを超えちゃう!?・・・
そんな風の囁きを耳にした私は、ガイドさんに「ちょっと行ってくるね」と耳打ち。
チャンスを掴まえられるのはチャンスが自分に向かって走ってきている時だけで、通り過ぎたチャンスは二度とは掴まえることは出来ません。
今回のチャンスを逃したら次はない!ならば、“やってみる”のが私流。
そして、酸素濃度が平地の約50%しかない海抜5000mの壁を超えてきました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
★2019夏 インドの秘境ラダック ホームステイ&トレッキング旅 日程★
□6/29 NRT11:15-DEL17:00 AI307
□6/30 DEL6:45-IXL8:20 AI445 ホームステイ
□7/1 下ラダックのゴンパ巡り ホームステイ
□7/2 下ラダックのゴンパ巡り ホームステイ
☆7/3-7/5 Ganda la Passトレッキング(2泊3日)☆
□7/3 スキュー(3366m)→シンゴ(4138m)
歩行時間:6時間 シンゴ村ホームステイ
■7/4 シンゴ(4138m)→ガンダラ峠(4950m)→ユルツェ(4148m)
歩行時間:7時間 テント
□7/5 ユルツェ(4148m)→ジンチェン(3402m)
歩行時間:3時間半
女性自立支援施設見学 Jig Gyas Guest House
□7/ 6 IXL 11:15-DEL 13:30 AI446
DEL 21:15-8:45(7/7)NRT AI306
ラダック内の手配(ガイド+運転手+宿泊):Hidden Himalaya
★2019夏 インドの秘境ラダック ホームステイ&トレッキング旅 旅行記★
【1】 旅の序章 -高山病・e-VISA・旅行準備
https://4travel.jp/travelogue/11515809
【2】 ガンダ・ラ トレック Day1 -秘境の料理教室@4138m
https://4travel.jp/travelogue/11517166
【3】 ガンダ・ラ トレックDay2 -酸素50% 海抜5000mの絶景へ-
https://4travel.jp/travelogue/11519590
【4】 ガンダ・ラ トレック Day2&3 -宿無し旅人、濁流の川を渡る-
https://4travel.jp/travelogue/11521283
【5】サスポールの洞窟壁画に魅せられて
https://4travel.jp/travelogue/11606651
【6】初めての農家ホームステイ
https://4travel.jp/travelogue/11610553
【写真:トレッキング2日目朝 シンゴ村のゲートにて。村の守り神のBlue Sheep の頭蓋骨に 頑張って歩いてきます♪とご挨拶】 -
2019年7月4日
標高4138mのシンゴ村での目覚めは朝の5時。
友人はまだ寝ていたので、そっと起きだし身だしなみを整えたら、キッチンへ直行。
外気温は体感気温では10℃あるかないかだったが、キッチン内は薪ストーブの熱でポカポカ。
だから、ホームステイ(民泊)先のお母さんもこんなに薄着でOK。 -
平たくしたパン生地はストーブ上の油に入れられたとたんにパンパンに膨らんで、揚げパンの出来上がり。
お母さんは「朝食はLadakhy Breadよ、暖かい内に召し上がれ」とアツアツの出来立てをサーブしてくれた。 -
シンゴ村の宿の出発は、朝7時。
私たちは歩くスピードがゆっくりだから、他のトレッカーよりも早め早めに行動をする。 -
現在、シンゴ村には3軒しか家がないが、昔はもう少し大きな集落だったそうだ。
その名残が、私たちの歩く前方にあった。
平たい石が積まれた場所は、昔に住居があった土台部分。
でも、今は石垣の下の部分しか残っていない。 -
村の中をロバたちが歩いていた。
ロバたちは6日間のロングトレックであるMarkha Valley Trek(マルカ・バレー・トレック)を歩くトレッカーのために、スキューに向かうとのこと。
短いラダックの夏、トレッキングの最盛期が始まろうとしている。
夏は、近隣の村の馬やロバの殆どがトレッキングの随行馬(ロバ)として働いているそうだ。 -
シンゴ村のゲートには、マニ・ウォールがあった。
-
マニ・ウォールにはマントラの書かれた石版が奉納されていることが多いが、この石板は珍しい曼荼羅(マンダラ)風マントラだ。
-
そして、ゲートには魔除けのBlue Sheepの頭蓋骨。
欧州のキリスト教を信仰する地域では、山羊の頭部は悪魔崇拝をイメージすることが多いのだが、ラダックでは山羊の頭部は村の守り神として存在している。
ゴツゴツの岩肌を疾風の如く自由自在に走りまわるBlue Sheepだからこそ、彼らのシンボルなのだろう。
もしかすると、その昔にキリスト教で忌み嫌われていた山羊の頭のイメージがラダックに長い時間をかけて伝わった時に、元々の意味の悪魔崇拝ではなく、悪魔に対抗する強いモノとして意味が変わっていたのかもしれない。 -
私たちにとってのBlue Sheepの山羊頭は、守り神。
神様に、行ってきます♪のご挨拶をしてから村の境界線を越えた。 -
村の周囲は川が流れているので草原があり、草原では母牛とその子供のゾが朝のお散歩中。
彼等は朝7時過ぎにここへ連れてこられ、夕方は自主的に村の近くまで戻って来るそうだ。
牛たちは夕方以降の野生動物、特に狼やユキヒョウの怖さをよく知っている。
だから、日が暮れる前にヒトが準備した家畜小屋と言う名のシェルターへと避難する。 -
歩き出して50分。
後ろを振り返ると、シンゴ村の緑地帯が遥か遠くに見える。
周囲の山に木々は無く、あるのは茶色い岩肌だけ。
でも、その岩肌もよく見ると様々な岩石で彩られ、美しい。 -
この日に歩くのは、3日間の中ではちょっと長めのロングトレイル。
シンゴ村(4138m)→ガンダ・ラ峠(4950m)→ユルツェ村(4148m)で、歩行距離10km、総行時間:7時間のルートだ。
とは言うものの、急な山道は殆どなく、高標高で酸素が薄いという事を気にしなければ快適に歩けるルートだった。 -
トレイル上では経典を納めたマニ・ウォールや小さなストゥーパをよく見かけるが、こんな漫画チックな神様の絵を見たのは、此処でだけ。
南米のマヤの神様にも似たそのお姿はユーモラスな雰囲気だが、一体、何の神様なのだろう。 -
私たちの歩く速度は、おしゃべりしながらでも歩ける程度のゆったりとしたスピード。
でも、実際は歩きながら話すなんてとても無理。
さすがにこの標高だと歩くことに集中しないと息が上がってしまう。 -
ノンビリしたペースで歩いてはいたが、それでもゆっくりと高度は上がっていき、周囲からは草原が減り、目線の高さには残雪の残る斜面が見えてきた。
-
一歩、一歩、ゆっくりと、でも着実に。
私たちの歩みはゆっくりだけど、気づけば、雪山の頂が、ほら、目の前に! -
トレイルには突発的に現われる緑の多いエリアがあり、そんなところは野生動物の観察ポイント。
ほらほら、いたよ~ -
彼らの名前は、マーモット。
現地の言葉では、ピャと呼ばれている。
マーモットは遊びが大好きで、あっちこっちにいる群れで、取っ組み合いのじゃれ合いをしていた。 -
イチオシ
と思えば、何か外敵を見つけると二匹でいきなりの厳戒態勢へと突入。
この時の外敵は私たちではない何か別の生き物。
多分、マーモットを捕食する狼や狐などが近くに居たのだろう。 -
このマーモット・エリアで久々に後ろを振り返ってみて、景色の変わり様に吃驚。
ゆっくりと登っていたので、それほど高度を上げた実感はなかったが、いつの間にか、遥か彼方にある雪山までが視界に入ってくる海抜まで登っていた。 -
背後を見て驚く私たちの足元に、やってくるマーモット。
マーモットにとっては、人間は敵ではなく、ただの動くもの。
だからマーモットはヒトを怖がらない。 -
友人が写したマーモットの姿。
私と友人が歩く動線の中を平気な顔をして歩いて行った。 -
遠くで見るとその所作が可愛らしいマーモットも、近くで見ると、ちょっと不細工・・・いえ、ぶさカワイイ。
マーモットの最期の1枚は、見返り美人風で。 -
このマーモット・エリアはこの日の最高標高地点にかなり近づいたところにあり、マーモットを目で追いかけながらも、心臓はバクバクで呼吸も荒れがちだった。
今回のトレッキングの中で一番きつかった場所の一つだ。 -
一番心臓にきつかったエリアではあったが、同時に眼下に広がるパノラマ風景もクライマックスを迎えるエリア。
前に進むのがもったいないほどの大地の造形が広がっていた。 -
チョロチョロと足元を走り抜けるマーモットを水先案内人として歩いていたら、峠の姿が前方に…。
-
友人はちょっと息苦しそうだが、それでも一歩一歩着実に目的の峠に向かって進んでいく。
-
そして、歩き始めから4時間半後の11時30分。
4950mのガンダ・ラ峠に到着!!! -
イチオシ
4950mと言う海抜は私自身も初めて到達した標高で、此処へ到達するまでは自分でも本当に辿り着けるのか不安だったのだが、歩いてみたら、出来ちゃった!という感じ。
実は私はかなりの貧血体質で、健康診断ではいつも血液が再検査で引っかかる。
赤血球が小さい上にヘモグロビンの運搬量も少なく、同じ量の血液でも健康体の方に比べたら酸素運搬量が少ない為、高山へのトレッキングは躰にとって負担が大きく、リスクも大きい。
だから、その体質を補うために2年前からジムで軽くトレーニングをして、ゆっくりと筋肉をつける努力をしてきた。(筋肉があると体の酸素要求量が増えるから…)
今回のトレッキングで、少しはその成果が出たのかな。 -
友人は初めての本格的なトレッキングで、いきなりの4950mはかなりの快挙。
これは、もともとアスリートの素質がある彼女だから出来たことなのだと思う。
-
私たちが峠に到着するのと時を同じくして、反対側の斜面からマルカバレー・トレッキングのパーティ随行馬たちも到着し、一気に峠は大混雑となった。
-
馬たちも一休みしているので、私たちも。
まずは背中のバックパックを降ろして深呼吸。
酸素が薄い中を上ってきたために息が荒くなっているので、体の中に酸素をタップリと取り込んであげることが大事だ。
ガンダ・ラ峠に到着した直後の様子を短く動画で撮影していたので、YouTubeで紹介。
You Tubeアドレス:https://youtu.be/-RDQG2OqeuY -
峠にはマニ・ウォールがあり、お決まりのマントラが彫られていた。
多分、定型句が彫られているのだろうが、こういう時に、現地の文字が読めたらな…とつくづく思う。 -
峠では馬だけではなく、パーティでの料理を担当するネパール人のコックさん達も休憩中。
彼等は夏の間は、ほぼ週1回のペースでこのルートを歩いているそうだ。
それだけ運動していたら、スポーツジムなんて必要ないね。 -
10分程ゆっくりと過ごして息を落ち着けたら、私はNext Challenge!
友人は息がまだ上がっていたので、ゆっくりと石陰で休憩してもらう事にして、私だけもう少し上を目指すことに。
もう少し上って…どこ?
それは、この写真に見える峠の上にそびえる山の頂。
ガイドさんに聞いたら、あそこは5000m超えるという事だったので、荷物は全て降ろしてカメラだけを持ち、あの上まで登って見ることに・・・。 -
目で見るとすぐ傍に見える山の頂も歩いてみるとそれなりの距離がある。
斜面の途中に居る時に、馬たちの鈴の音が大きくなったと気づき下を見ると、先ほどまで居た馬たちは下山を始めていて、峠の上に居るのは友人とガイドのトクテンさんだけ。 -
イチオシ
私たちが登って来た山を鈴の音をガラン、ガランと鳴らしながら下る馬。
その景色があまりにも美しく、滑りやすい斜面の途中に居たにもかかわらず、腰を下ろして写真を撮った。 -
インドでありながらも、インドとは異なる文化を持つラダックの峰。
その広大な風景は、まさに天空の大地。
ネパールのヒマラヤとも、北米のロッキーとも、欧州のアルプスやフィヨルドとも異なる美しさだった。 -
峠から山頂までは、徒歩15分位。
荷物を持っていなかったので、思いの外、頑張って歩けたかな。
写真は、山頂へと登りきる直前に撮った眼下の峠の様子。
友人が豆粒のように小さい。 -
山頂に到達した時はさすがの私も肩で息をしていて、けっこう辛かった。
この標高域だと海抜が50m違うだけでも、身体への負担はそれなりに大きいようだ。
でも、そんな負担よりも、この景色。 -
多分、正式な登山道ではないのだろうが、遠くに見える尾根に向かって細い道が続いているのが見えた。
もっと高いところまで歩いたら、どんな景色が私を待っているのだろう。
そんな思いが頭をもたげてくるが、今日のところはこの5000mが私の限界だろう。 -
コチラの写真は峠のマニ・ウォールの脇で休憩していた友人が、山頂にたどり着いた私を撮ってくれた写真。
山頂の石ケルンの左に立つのが私だ。 -
山頂から転がり落ちるように峠へと戻ったら、ランチの時間。
本日のランチは、ガイドのトクテンさんスペシャルで、麓から持ってあがってきたマギーのヌードルを作ってくれた。
勿論、お湯も今朝の沸かしたて。
いくらガイドが仕事とはいえ、この空気の薄いエリアまで私たちのために熱いお湯やカップ麺を持ってきてくれるトクテンさん。
私たちのおばさん心をガッチリと彼が掴んだのは言うまでもない。 -
友人と私の4950m到達記念をマギー・ヌードルで乾杯!
(写真:友人提供) -
昼食を食べていたら、またまた次の随行馬パーティが登って来た。
今年は旅人の動き始めが例年よりも早いようだ・・・と、トクテンさん談。
夏のトレッキング・シーズンも本場を迎えたようだ。 -
イチオシ
カップ麺の美味しそうな匂いにつられてか、ロバ達がどんどんと私達の方に近寄ってくる。
ダメだよ。
これは激辛スパイシー麺。
君達が食べたら、口の中がおかしくなっちゃうよ。 -
昼食後は、峠でのお楽しみ。
ラダック到着日にレーの町で購入してきたタルチョ(5色の旗)を山の神、そしてチベットの仏へと奉納する。 -
2本のタルチョを連結し、友人と私で両端を持つ。
長さが少し足りなかった分はトクテンさんが補強をしてくれ、峠の風の通り道へタルチョを張る。
まだ折り目のある上から3番目のタルチョが、友人と私が奉納した祈りの印だ。 -
イチオシ
風を受け、揺れるタルチョ。
旗の青・白・赤・緑・黄の色はチベット仏教世界を構成する5要素とも言われ、それぞれに意味があり天・風・火・水・地を表している。 -
私達が張ったタルチョが風に揺れる。
この景色を見た時に思ったのは、私はこの景色に出会うためにこの場所に呼ばれたのかもしれない。という想い。
この光景は、旅を終え2週間が経過した今でも私の脳裏に焼き付いて離れない。 -
タルチョを張り終わった後に、友人と二人で記念撮影。
友人が選んだ旗の色は、大地を表す黄色。
私が選んだのは、空を駆け抜ける風。
お互いにその時の気持ちのみで選んだ色だが、なんとなく納得できる色使いだ。
タルチョは、まだ張ったばかりなので布がクルクルに丸まっているが、夜露と太陽光の力ですぐに真っ直ぐになると云う事だ。
この時の私たちのタルチョの揺れる様子を短いYouTube動画で紹介。
You Tube アドレス:https://youtu.be/mSINQPANNz4 -
峠に居たのは1時間半位。
12:50に峠を降り始める。
峠には残雪が少し残っていて、友人はちょっとだけ足を滑らせてヒヤリ。
怪我が無くて、良かった。 -
下りは空気中の酸素濃度もどんどん濃くなるので、足取りも軽い。
目的地であるユルツェ村までは2時間程度だ。
(写真:友人が撮影) -
トレックの右手には名峰ストク・カンリ(標高6150m)の姿。
ストク・カンリは政府の発表によると来年;2020年から暫くの間、登山道が閉鎖されるとのこと。
2019年の夏はその情報を聞き付けた登山愛好者の間で、登山予約が例年以上に殺到しているそうだ。
因みにストク・カンリは最短ルートで4日間あれば登頂でき、ガイドさんに「私でも登れそう?」と聞いたら「今回のトレッキングはどんな感じ? まだかなり余力あるよね? 余力があって、雪山経験があるならばストック・カンリの登山は十分に可能」だということだった。
登山必要日数が4日間と言っても登山前には高度順応が必要なので、日本発着を含めると最低でも8日間(可能ならば9日間)の旅程とはなるが、職場の7日間の夏休みをフルに使って6000mに登れるのならば、チャレンジしてみる価値はあるかもしれない。
(来年以降の政府の動向如何によるけれど…) -
私たちが下る時も、ユルツェ方面から上がってくる馬の列はずっと続いていた。
-
下り道は歩くのもラクチンで楽勝のはずだったのだが、私はある問題を抱えていた。
それは、下山している途中にシクシクと痛み出したお腹。
それも、その痛みは日本でも何度か経験したことのある、腸の強い収縮運動。
この収縮運動が始まると次にやってくるのがなんであるのかは、もう分かっている。
下痢だ。
目的地の村まではまだ1時間近くあり、見渡す限り遮るものは殆どない岩肌の山の斜面。
さて、どうするかな…と思っていたら、トレッカー用のキャンプ地&トイレを見つけ、一目散に駆け込んで、第一弾終了。 -
そして、そこから30分間が忍耐の時間。
お尻の筋肉をキュッと縮めて、腹筋に力を入れ引き締めながら歩き、14時半にユルツェ村の入口の村カフェのある谷に到着した時には、心底ほっとした。 -
ユルツェ村のカフェで久々のスプライト(腹が痛いのに炭酸ですか?と突っ込みが入りそうだが、雑菌の少なそうなペットボトルの飲み物は炭酸しかなかった)で友人と乾杯。
村カフェで寛いでいた私たちに、ガイドのトクテンさんが少し難しい顔をしながら「ちょっと相談があるのだけれど…」と話しかけてきた。
トクテンさんが村カフェのご主人から仕入れてきた情報によると、この先にあるユルツェ村には家は1軒しかなく14人しか宿泊受け入れできないのだが、本日はもうその14人枠が埋まってしまったかもしれない・・・。
その場合と私たちの今晩の宿の当てがなくなり、更に1時間半を歩いて次の村まで行くかどうか・・・・
ちょっと自分がユルツェ村まで走って行って宿の状況を調べてくるから、それまでこのカフェテントで休憩していてほしい。
トクテンさんの相談内容は、今晩が宿無しになってしまうのかどうかと言う、深刻な内容だった。 -
イチオシ
この日は7時間も重い荷物を担いで歩いたトクテンさんは、私達以上に疲れていたと思う。
それなのにユルツェ村の宿まで走ってもらうのは非常に心苦しかったが、宿に関しては私たちには手の出しようのない事なので、トクテンさんが頼り。
だから彼に一任することにして、私たちはストック・カンリの雄姿が正面に見えるカフェの廻りで足を休めることに。 -
果たしてトレッキング最終日に宿無しで、野宿になってしまうのか!?
どうやら私たちの旅は、一筋縄ではいかない様に仕組まれているらしい♪
前の旅行記:ガンダ・ラ トレック Day1 - 4138mでのモクモク・パーティ
https://4travel.jp/travelogue/11517166
続きの旅行記:ガンダ・ラ トレック Day2&3 濁流の川を渡る
https://4travel.jp/travelogue/11521283
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この旅行記へのコメント (6)
-
- pedaruさん 2019/07/26 06:34:20
- 5000メートルを歩く
- ウェンディさん おはようございます。
すごいですねぇ、快挙ですねぇ、5千メートルのトレッキング、景色も異次元の世界に見えました。
普通のおばちゃんでも、やるきになればできちゃう?いえいえ、普通のおばちゃんではありません。探検家 ウェンディ ジョーンズ・・・・
pedaru
- ウェンディさん からの返信 2019/07/26 23:01:44
- RE: 5000メートルを歩く
- pedaruさん こんばんは。
私自身も旅の前までは自分が5000mの壁を超えるとは全く想像しておらず、思わず登った山の上で【私、5000mを超えたんだ〜】と一人で感動していました。
今回のトレッキングでは実際に歩いた標高差はそれほど大きくはなく1600mほどなので、トレッキングとしては、かなりの初心者コースです。
だから、普通のおばちゃんでも歩けるのです。
(とはいえ、酸素が薄く呼吸がつらいのは確かですが…)
私がインディ・ジョーンズの弟子、ウェンディ・ジョーンズを名乗るには、まだまだ修行が必要で、なかなか免許皆伝は難しそうです。
これかも精進して、ウェンディ・ジョーンズを目指しますね。
ウェンディ
-
- jamokaさん 2019/07/23 00:31:56
- 5000m\(^o^)/
- やりましたね~!5000m
私なら一生余韻に浸っていられそうな快挙、おめでとうございます^_^
お腹大変でしたねぇ ハラハラしましたが無事間に合って良かったです
ウェンディさんの体も必死に戦っていたんですね(*>_<*)覚悟と対策してても何が起きるのか、、、日本の山の危険とは違うから訓練も出来ない
酸欠トレーニング。
この絶景実際に見てみたいけどこの空気には自信ゼロ。
いつか思いつき&勢いで行けたらいいけどな~♪
- ウェンディさん からの返信 2019/07/24 00:01:29
- RE: 5000m?(^o^)/
- jamokaさん こんばんは。
5000mの峠と言う単語からは-何か物凄いトレッキングを想像しがちですが、ラダックでは元々の空港がある場所が海抜3000m以上なので、実際に自分の足で登る標高差はそれほどないのです。
必要なのは高度順応の速さと、心肺機能の強さ。
私の場合、5000m近い海抜でも思いの外呼吸が苦しくなかったのは、2年間ジムで心拍数が高めの状態でもある程度持久力を保てるようなトレーニングをしていたのが功を奏したのかもしれません。
jamokaさんもLet’s Training!でラダックへ
-
- スイカさん 2019/07/22 03:28:03
- 凄いねえ
- こんばんは、ウェンディさん
相変わらず、凄いですね。
5000mか。
ロバも凄いなあ、荷物あんなに積まれて。
スイカ
- ウェンディさん からの返信 2019/07/23 07:18:46
- RE: 凄いねえ
- スイカさん こんにちは
初インドで、初めての5000m。
私もトレッキング2日目に自分が5000mの壁を突破できるとは旅の前には想像していませんでした。
ガンダ・ラ峠の4950mですら、辿りつけるかどうか心配だったのに、まさかその上まで駆け上がることになろうとは…。
だから、4950mの峠に立てた時、そして5000mを超えた時の感動はひとしお。
普通のおばちゃんでも、やる気になればできちゃうってことですね。
ウェンディ
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