2017/07/01 - 2017/07/10
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この旅行記のスケジュール
2017/07/07
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Thon Hotel Stavangerは夕食・朝食付きのお奨めホテル。朝食は申請によりボックスに♪
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車での移動
レンタカーで移動。 スタバンゲルの街中からシェラーグボルテンの駐車場まで約3時間見ておけば大丈夫。
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シェラーグボルテンのトレイルヘッドには駐車場有(200NOK)。朝の8時に満車に近い状態。
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駐車場からシェラーグ岩へのトレッキングは往復5時間。岩場が多く滑り易く、トレッキングシューズは必須。
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シェラーグボルテンでの球岩への挑戦は慎重に。恐怖心を感じたら見るだけに留める勇気も必要。
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この旅行記スケジュールを元に
2017年の夏旅は相棒と二人でノルウェーへと旅しました。
ノルウェー旅は今回が2回目で、この旅のコンセプトは【恐怖を味わう旅】。
恐怖とは恐れおののく怖さ…と言う事ですが、ノルウェーに点在する幽霊屋敷などの心霊スポット巡りをしよう♪という訳ではなく、此処で言う恐怖とは、背筋がぞくぞくし体の芯から涼しくなる様な絶景と言う意味です。
今回のノルウェー旅で私たちがセレクトした絶景(恐怖)スポットは、3つ。
1. トロルの舌(Trolltunga)
2. プレーケストーレン(Preikestolen)
3. シェラーグボルテン(Kjeragbolten)
トロルの舌やプレーケストーレンはガイドブックや世界の絶景を紹介する写真集にも掲載されることが多いので有名ですが、3つ目のシェラーグボルテンは近年では多少の知名度はでてきているものの、世界的にはマダマダ知られていない穴場の絶景・絶叫スポットです。
このシェラーグボルテンが、どんな風に絶景かって?
文字で説明するのはなかなか難しいのですが、シェラーグボルテンの風景は自然が作り出した奇跡とも呼ばれる絶景で、大きな丸い石球が1000mの高さで垂直に立ち上がる2枚の崖に挟まれた風景で、それは、宙に浮く石球をかろうじて2枚の崖が支えているかの様にも見えます。
しかし、その風景だけではただの【絶景】で、【絶叫】とは言えません。
【絶叫】という接頭語が付くのには理由があり、このシェラーグボルテンの石球にはオプションの遊びがあり、誰でもこの石玉の上へと飛び乗ることができます。
石球の上面は平らではなく、その足場は緩いカーブのかかった曲面であり、その曲面にまっすぐに足裏を載せることが難しく、さらに石球が存在するその場所はフィヨルドの水面から1000mの高さの中空。
勿論、石球の周囲に柵などは一切なく、石球に登る時に、歩く時に、降りる時にバランスを少しでも崩そうものならば、今のいる世界とはサヨナラをしなければならない究極のアクティビティでした。
暑い夏にはピッタリ…の涼ではありましたが、さすがの私も冷や汗タラリ…の経験となったシェラーグボルテンへのトレッキング旅を、アクセス方法などを含め、旅行記として残したいと思います。
□7/1 成田発 午前- SK便- コペンハーゲン着 -SK便- ベルゲン着
□7/2 アイ・フィヨルドへ移動 ボーリング滝・トレッキング
□7/3 トロルの舌・トレッキング
□7/4 スターヴ教会 & ダイナミックな滝巡り/Odda
□7/5 氷河トレック/Blue Ice Hike Juklavass Glacier
□7/6 プレーケストーレン・ハイキング
■7/7 シェラーグボルテン・トレッキング
□7/8 スタバンゲル & ベルゲン 街歩き
□7/9 ベルゲン発 午前 - SK便- コペンハーゲン着 -SK便-
□7/10 成田着 午前
2017 ノルウェー旅行記 紹介
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
〈1〉トロルの舌で愛を叫ぶ
http://4travel.jp/travelogue/11260815
〈2〉スターヴ教会と滝巡り
http://4travel.jp/travelogue/11283572
〈3〉惑星ホスの氷河を歩こう♪
http://4travel.jp/travelogue/11266693
〈4〉プレーケストーレンから転落未遂!?
http://4travel.jp/travelogue/11276852
〈5〉宙に浮かぶ奇跡の岩:シェラーグボルテン
https://4travel.jp/travelogue/11377215
〈6〉アナ雪の港町へ
https://4travel.jp/travelogue/11379701
2013 ノルウェー旅行記 紹介
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
〈1〉航空機乗っ取り事件から始まった家族旅行
http://4travel.jp/travelogue/10801905
〈2〉碧のフィヨルド・ハイキング☆絶景ポイント大公開!
http://4travel.jp/travelogue/10802910
〈3〉氷河の色って青かった!?温暖化の影響でトレックできない!!
http://4travel.jp/travelogue/10803420
〈4〉マンモスが歩きし氷河谷を散歩~Jostedal氷河トレッキング
http://4travel.jp/travelogue/10804012
〈5〉瑠璃色のフィヨルドを巡る☆宿を訪ねて200km!
http://4travel.jp/travelogue/10805609
〈6〉トロルの足跡を辿ってベルゲン街歩き♪
http://4travel.jp/travelogue/10807459
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
-
イチオシ
世界中に絶景スポットと呼ばれる地形は数多くあるのだが、多くのメディアが絶景○○を多発し、更に実際の写真を加工した装飾写真も多くなっているので、ちょっとやそっとの絶景では驚かなくなっていた私。
このKjeragと呼ばれる山にある不思議な岩を初めて知った時も、その光景があまりにも突拍子もなく、映画撮影の為のセットだろうか…という考えが最初に頭をよぎったほどだった。
しかし写真の説明から、この崖に挟まれた岩球が実際に北欧のノルウェーの何処かに存在する知った時、身震いがするほどゾクゾクした。
それは、まるでポスターの中から手招きされている感じで、おいで…と耳元で囁かれるような感覚にも似た背中の疼き。
でも、その当時はこの場所Kjeragのノルウェー語での読み方が「シェラーグ」であるという事も知らなかったし、岩の名前がKjeragbolten(シェラーグボルテン)であることも知らなかった。
第一、この岩へと歩いて行くことができる…なんて情報はどこにも書いていなかった。
だからKjeragの絶景は私にとっては凄い絶景ではあったが、多分、自分の目では見ることのできない場所であろうと思っていた。
(写真のポスターに写っている裸オジサンは、知らない人…かと思っていたのだが、トレッキング後に衝撃の事実が判明!!!)シェラーグ 山・渓谷
-
そんなKjeragだったのだが、インターネットでの情報の伝達スピードは予想以上の速さで、写真を初めてみた時に調べた時には数少なかったKjerag情報は、2016年の冬にはネット上に溢れるほどあり、リーセフィヨルドの公式ホームページにはKjeragbolten(シェラーグボルテン;和訳→シェラーグ岩)へのトレッキング情報まで掲載されていた。
奇跡の岩;シェラーグボルテンへと歩いてアクセスできるって本当!?…と、その情報を見つけた時には小躍りしそうなくらい嬉しくて、早速、2017年のノルウェー・トレッキング旅のルートにKjeragを組み込んだのだったが、地図上では近く見えてもフィヨルド地形のノルウェーの山はアクセスがけっこう大変。
今回の旅の中でのルート検索で一番時間をかけた場所がこのKjeragで、何回もプランを練り直し、Kjeragbolten への1Day Trekkingをプランニングした。
(写真:Kjeragへのベースとした港町;スタバンゲルの朝の街並み) -
シェラーグボルテンへのアクセス方法には以下の5つの方法が考えられた。
方法1:船でリセボン(Lysebotn)村へ移動し、トレイル・ヘッドまで自力移動
方法2:日帰りトレッキングツアーに参加
方法3:スタバンゲルとトレイルヘッドを往復するバス(1往復/1日)便利用
方法4:ヘリコプターをチャーターし、シェラーグ山の中腹まで運んでもらう
方法5:レンタカーを用いて陸路でトレイル・ヘッドまでアクセス
シェラーグボルテンのあるシェラーグ山があるのはリーセフィヨルド(フィヨルドの対岸には有名なプレーケストーレンもある)の崖の上。
だから、アクセス方法として最初に思いつくのは方法1のフィヨルドを船で横断して、シェラーグ山の麓にあるリセボン村へと渡り、自力でトレイル・ヘッドまで歩く方法だ。
私も最初はこの方法を考えたのだが、船のタイムテーブルを調べてみると…1日でフィヨルドを往復するのは難しいタイムテーブルで(無理をすれば可能だったが、船の待ち時間がやたら長くなる)、却下となった。 -
次に考えたのが方法2の個人ガイドが企画する既成のシェラーグボルテン・トレッキングツアーへの参加だ。
このツアーはスタバンゲルの町を早朝に出発し、夕方までに帰着する(ドライバー&トレッキングガイド兼用)少人数のグループツアーで、内容的には非常に魅力的だったのだが、そのお値段はノルウェー価格。
ツアー参加費用は日本円換算でおひとり様30000円と高価で、とても2人分の予算は私たちのお財布からは捻出できなかった。
そして、方法3の1日1往復するバス利用は往復で一人10000円程度と安価なのだが、このバス便は利用者の評判がとことん悪かった。
スタバンゲルでのピックアップがいつも遅くなってトレッキング時間が短くなることが多いなど、良い評価が殆ど書き込まれていなかった。
安さだけに目が眩みこのバスを往復で利用した場合、トレッキングに使える時間はタイムテーブル通りにバスが運行したとしても5時間。
バスが時間通りに動いてくれれば何の問題もないのだが、もし遅延などのアクシデントが起きてしまうと、せっかく現地まで行ったのに、宙に浮かぶ岩球に辿り着く前にタイムアウト!という事態になりかねなかった(シェラーグボルテンへのトレッキングの所要時間はコースタイムで5時間)
更に方法4のヘリコプターチャーター案も一機17万円(4人まで可能)と論外!!で検討するに値しなかった。
と言う訳で、私たちが選んだのは、他力本願ではなく自力で頑張る方法5のレンタカーで陸路をひたすら突き進むルートだったのだが、レンタカーでの移動は決して楽な方法ではなかった。
(写真:シェラーグ山のトレッキングルートへと向かうカーブの多い細い道路) -
宿泊していたスタバンゲルの港町からシェラーグ山のトレイル・ヘッドまでは直線距離ならば40kmもないのだが、此処はノルウェーのフィヨルド地帯。
ノルウェーのフィヨルド地帯は太古の昔に陸地を削り取った氷河が作り上げた地形。
まだ恐竜も生まれていない遠い昔、氷河は高い山の上から大地を抉りながらゆっくりと海へと流れ、その痕跡を大地にのこぎりの刃のように刻みこんだ。
だから現在あるノルウェーの大地は、入り江が幾重にも食い込む櫛の歯のような形をしている。
ノルウェーでは車が通る国道は入り組んだフィヨルドの沿岸を避け、出来るだけ直線で移動できるように内陸部に作られている。
その結果、宿泊地から直線距離で40kmもない場所へ行く為だけなのに、国道をぐるりと大回りしてから支道に入る片道156kmルートを行かねばならなかった。
また、ノルウェーの道は国道を走っている分には快適なのだが、国道を外れて細道に入り込んだとたん、車線が狭くなりカーブも多くなる。
カーブの連続する道は旅行者の私たちにとっては厄介な道だったが、地元の方たちは運転し慣れている道。
地元車はどんなに急なカーブでもスピードを緩めずに曲面へと飛び込み、そのスピードのままカーブから飛び出してくるので、初めての道を走る私たちはカーブを曲がる度にいつ車が飛び出してくるのか心臓バクバクのドライブで、道中の約3時間のドライブ時間には気の休まる時間は殆どなかった。 -
恐怖の丸岩;シェラーグボルテンへの1Day トレッキングへの決行は2017年7月7日。
ベースとして宿泊していたのは、ちいさな港町のスタバンゲルだ。
宿泊したホテルはトーンホテルスタバンゲル(Thon Hotel Stavanger)で、このホテルはスタバンゲルでは貧乏旅行者には一押しでお勧めのホテルだ。
ホテル自体の立地も繁華街のど真ん中で観光にも便利なのだが、お勧めの理由は宿泊料金。ツインルームで1部屋16000円程度とノルウェーの物価と比較したらそんなに高くない(日本の経済感覚で見たら10000円程度)のに、食事が朝と夕方の二食が付くという料金設定だった。
夕方の食事はそんなに豪華ではないが、ブッフェ方式でお替り自由。
食堂のような場所でも簡素な定食に3000円程度が必要な超物価高の国ノルウェーでは、夕食代が宿泊料金に含まれるという料金設定は非常にありがたかった。
そして、朝食はかなり豪華な品ぞろえで、更に早朝に出発する場合は前日の夜までに申告しておけば、豪華な朝食ボックスも準備してくれる。
私たちもシェラーグボルテンへと向かったこの日の朝は早朝出発を予定していたので朝食ボックスを準備してもらったのだが、出来立てのスムージーを渡す直前に作ってくれるそのサービス精神とホスピタリティーの高さにはちょっと感動だった。 -
ホテルを出発したのは朝の4時。
起床は3時半だ。
日本の感覚で行けば、夏でも朝4時はまだ夜明け前だが、北欧のノルウェーの真夏は白夜に近い状態で空が漆黒の闇に包まれる時間は2時間ほどしかなく、朝4時と言えば、自動車のライトもスモールで十分な程度の明るさがある。 -
私たちがトレッキングへの出発を朝4時と言うこんなに早い時間に設定したのには理由がある。
夏のノルウェーは観光の最盛期のシーズンだが、天気は晴れの日が続くことが無いこと滅多にないのが当たり前の土地。
この日の天気予報も、午後からが雨予想。
シェラーグボルテンのあるシェラーグ山は基本は岩山で、雨が降ると歩きにくくなるので、できれば雨の降り出す前に目的の奇跡の岩へと到達したかった。 -
イチオシ
国道を1時間ほど走るとその先は山道。
山道へと入るとそこはもう地元の方たちの生活道路で、朝から羊さん達が活動中。
餌場へと向かう羊達は悠々と道路を横切り、さらに横断を待つ車の前で座り込む羊も多数いた。
いったん道路に座り込んだ羊はなかなか立ち上がってはくれない。
だから、羊に進路妨害をされるたびに車を降り、羊とお話の時間。
羊は車の前には平気な顔で座るくせに人間が近くによると自然と歩き出す不思議な習性を持つので、この日の朝は私の出動回数も多かった。 -
天気予報が当たれば朝の雨の確率は低かった筈なのだが、山岳地帯の天気は安定していなく、途中からは小雨の中をドライブ。
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シェラーグボルテンのトレイル・ヘッドがある駐車場に到着したのは朝7時。
こんな朝早くにやってくるもの好きのトレッカーはそんなには居ないだろうと思っていたのだが、この天気では皆が同じことを考えたようで、すでにもう3組がトレッキングの準備に入っていた。
駐車料金は200クローネ(約3000円)で、駐車可能時間帯は朝6時から24時までで夜間は駐車禁止となっていた。
まだ朝早かったのだが、駐車場の管理人さんはもうスタンバイしていて、私たちが車を停めるのと同時に駐車料金を徴収。
ここは有人徴収式だったので、クレジットカードでも現金でも支払いが可能だった。 -
車を停めたら早速、私たちも支度を開始。
まずはホテルで作ってもらった朝食を食べて体力を補充し、トレッキング装備を身に着けて…とごそごそしていたらあっという間に第一駐車場はほぼ満車に近い状態になっていた。
シェラーグボルテンの駐車場は天気が良くても悪くても朝は早目に来る方が良さそうだ。 -
トレッキングの準備ができたら早速、Kjeragbolten(シェラーグボルテン)へと向けて歩き出したいが、此処で忘れてはいけないことがある。
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忘れてはいけないコト…それは、トイレ。
ノルウェーにはトレッキングの出来る自然が沢山あるが、その大部分でトレイル上にトイレは設置していなく、往復10時間の時間を要するトロルの岩へのトレイルにもトイレは無かった。
もちろん、シェラーブボルテンへのトレイル上にもトイレはないので、駐車場に併設されたトイレ(有料ではなく、無料だった)への立ち寄りは必須となる。 -
トイレを出たところの壁には、手書きで書かれた“Bad Shoes?”のポスター。
どうやら、トレッキングシューズのレンタルを175クローネでしているらしい。 -
シェラーグ山はアップダウンがそんなに多いわけでもなく、なんとなく地図だけで見ていると簡単に登れそうな山に見える。
だから、インスタ映えな景色ということで名前が知られてきているシェラーグボルテンの絶景を見ようと、山の装備もきちんと持たずに、ちょっと観光地へ的な感覚で来る人も多いのではないかな。
確かに、駐車場から見える景色もそんなに大変そうな山には見えないモノね。 -
しかし、スニーカーなどの軽装の靴でこの山に挑戦すると、最初の10分で泣きを見ることになる。
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歩き始めはたいして斜度のない山道だが、すぐに見えてくるのは傾斜のきつい岩を登る鎖のある崖。
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天気が良く、岩が乾いていればスニーカー程度の靴でもサクサク歩ける傾斜もあるが、
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その殆どが靴底のグリップを利用し体重をかけ、更に手でも体重を支えるサポートをしながら登らなければならないような岩だらけだ。
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今回歩いたトレイルの地図がこの写真(現地の看板)で、トレイル・ヘッドのある駐車場からシェラーグボルテンまではリーセフィヨルドの崖に沿う形で移動する。
地図上の等高線だけを見ているとそんな急登がなさそうにも見えるが、 -
実際のトレイルにはこんな風(写真)にアップダウンがあり、その殆どの急登がツルツルの一枚岩なので、シェラーグ山を歩く時には靴という要素は非常に重要なアイテムとなるのは間違いなく、確かにトレッキングシューズのレンタルは必要なサービスかもしれない。
(公式情報では、駐車場からシェラーグボルテンへの往復で5時間) -
イチオシ
最初の1枚岩の鎖場(くさりば)を抜けた後も、鎖の姿はアチコチにあり、鎖待ちの渋滞が出来ることも…。
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ただ、全ての鎖の場所がどうしても鎖が必須なほどの勾配かと聞かれたら、その答えはYESではなく、この程度の岩の斜度の様に、鎖に頼らずに自分のバランスを生かして歩く方が楽な場合もあった。
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シェラーグボルテンへのトレイルは1本道なので、ところどころに現れる石積のケルンやT-マークを辿っていけば道に迷う事はない…と歩きだす前は思っていた。
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確かにシェラーグ山は大きな岩が広がる道なので、見通しがきけば遠くまでの道筋もはっきりと分かる地形をしている。
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しかし、この日は白いガスが辺り一面に立ち込めた最悪の天気。
広い岩肌全てをフィヨルドから立ち上ってくる霧が覆い尽くし、視界は10m~20mあるかどうかというところ。
進路の目印となるケルンやT-マークは霧の中に埋もれてしまいT-マークを目視では確認できずに、かろうじて霧の中を動く人影らしきものを道標に歩く状態だった。 -
でも、フィヨルドの岸壁を駈け上ってくる霧は絶えず山全体を覆い隠すわけではなく、時折、ふとした瞬間に霧が晴れることもあった。
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霧の中を歩いている時は自分たちが1000m近い絶壁の上を歩いている感覚はあまりないのだが、霧の晴れ間に見えてくる遥か下のフィヨルドの景色は、思わずOoooooH!!と言ってしまう程の良い景色。
きっと天気が良い日に歩けば、トレッキング中いつもこんな景色を眼下に見ることができるのだろう。リーセフィヨルド 自然・景勝地
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この日はガスが出たり、小雨がぱらついたりとトレッキング日和と言うには程遠い日だったが、それでも歩いているとちょっとしたほのぼの風景にも出会えた。
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8時に駐車場を歩き始めて1時間半後の9時半に、あるものを発見。
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見つけたのはシェラーグボルデンの奇跡の絶景まで残り300mという看板。
公式情報では駐車場からの往復で9.8km、5時間とあったので、登り3時間、下り2時間を予想していたのだが、思ったよりもハイペースで歩けたらしく、登りで2時間かからずにシャラーグボルデンへと到着できそうだった。 -
看板から先はトレイルの雰囲気も変わり、岩の間を縫うように歩いて行く。
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道には冬に積もった雪が溶け残り、この辺りは夏でも気温が上がらないことを物語っていた。
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その雪道を進んでいくと、前方にみえるアレは、もしや…!!!
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奇跡の絶景、シェラーグボルテン(Kjeragbolten)だ♪
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ツルツル滑る岩を乗り越えて歩いてきたトレッカーたちはまずは、この不思議な光景に呆然と立ち尽くし、それからおもむろに撮影。
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私も、カメラを構えてパシャパシャしていたら、なにやら岩陰に何やら蠢く人の姿。
見えたと思ったら、突然、その人は丸い岩球の上へと登り始めた。
まだ、心の準備も出来ていない内からいきなりこんなドッキリのショーを見せられて、私の心臓はドキドキ。 -
どうやら私達よりも少し先に到着した方たちが心を決めて、アドレナリンが暴発しそうなくらいのオプション・アドベンチャーにチャレンジし始めたようだった。
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そんな彼らの姿を雪の上から眺める私達。
目の前に見える丸石に乗る人達の姿もなかなかの絶景だが、私達ギャラリーが立つ場所も実はちょっと怖い場所。
足元の雪はなだらかな曲面を描いて下に見えるフィヨルドに向かって落ちていて、ちょっと体勢を崩して前方に転ぼうものなら、そのまま1000mの海面に向かって落ちてしまう場所だ。
だから、ギャラリーの人達もなんとなく腰が引けている。
フィヨルドの崖からは上昇気流が駈け上り、ふわりと髪の毛を持ち上げる。
風の中には仄かに海の香り。
こんな内陸部の山の中なのに潮の香り…がするなんて不思議だが、ここがフィヨルド地帯故の現象なのだろう。 -
何人もの方が挑戦しているのを呆然と立ち尽くして見つめる私と相棒だったのだが、相棒の姿が私の脇からいなくなったと思った数分後…。
丸岩に乗ろうとしているオレンジ色のジャケットの男性の姿が見えた。
アレは間違いなく、私の相棒。
命綱も何もない岩の上。
ツルツルと滑る球岩の下は1000mの空間。
その遥か下にはリーセフィヨルドの青い海面が揺蕩っている…。
相棒がゆっくりと手を岩にかけ、足をその岩の上へと動かしていく。 -
イチオシ
慎重に慎重に体重移動をして、ゆっくりと丸岩の上に立ち上がる相棒。
それをこちらからファインダー越しに見る私。
2人の視線がファインダー越しに交差した直後、彼は岩から降りる体制に入り、無事にこの世界へと生還した。 -
イチオシ
世の中には危険と言う言葉を知らないチャレンジャーもいて、こちらの方は不安定な丸岩の上でヨガのポーズを実践していた。
-
で、私は?・・・・なのだが、頑張ってチャレンジして、球岩に足をかけ手をついて乗り移る体制までとったのだが、そこから下に見えるフィヨルドの高さにおびえてしまい、岩の上へは登ることができずに、記念撮影はこの状態で。
我ながらチキンだなぁとは思ったが、怖いと思う事はチャレンジしないのが私の鉄則。
自分が出来ると思えばやってみる価値はあるが、怖いと思った瞬間に心が揺れて平常心を保てなくなる可能性がある。 -
シェラーグ山の山頂にあるこの恐怖の岩球がどのように出来上がったのかについては様々な説があるが、一番有力なのが氷河による石の押し出し、
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太古の昔に氷河が運んできた丸い岩が奇跡的に引っかかったのが、フィヨルドに切り立つ2枚の崖の間。
-
イチオシ
この岩が此処に挟まってから5000万年近い時が流れ、その奇跡が私たちに、この世の他の場所では絶対に見ることのできない、背筋がゾクゾクする絶景を見せてくれる。
-
シェラーグボルテンをパノラマで写すとこんな感じ。
この崖に岩が挟まったのが、奇跡だと言われる理由、分かるでしょ? -
崖の上から見えるのはリーセフィヨルドで、このフィヨルドの対岸にはプレーケストーレンと呼ばれるもう一つの絶景がある。
天気が良ければなぁ…なんていうボヤキも出てしまうが、夏でも1週間の内3日間は雨が降ると言われているフィヨルド地方の旅で、今回は大雨の日は最初の1日だけ。
シェラーグボルテンに滞在している間も雨は降らなく、霧の間からこれだけの景色を見ることができたのだから、ヨシとしなければならない。 -
さて、そろそろ山を下りようか…と思っていた時、球岩の上に驚きの光景が!!!
なんと2匹のわんこを連れた方が、犬と共に丸岩の上に登り、記念撮影をしていた。
4つ足動物は人間よりは安定感も良いとは思うが、あの高さを怖いと思わない犬たちに拍手♪
わんこ達はとてもお利口で、おじさんの命令がなければ一歩も動こうとしない。
お互いに固い信頼関係で結ばれているからこそできる芸当なのだろう。 -
シェラーグボルテンでの滞在時間は約30分。
天気予報では午後から雨となっていたので、本降りの雨粒が零れ落ちる前に急な岩場のある山を下らなければならない。 -
幸い、私たちが下山している間は空が大泣きだすことはなく、時折風が小粒の水滴を運んでくる位だった。
-
雨粒の音を感じ始めたのは駐車場の真上にある最後の岩場を下っている時。
雨のせいで岩が滑りやすくなり、身体のバランスを崩した時に木の枝にひっかけた雨具を破くというアクシデントはあったが、怪我無く山を下りることができた。
そして、駐車場で駐車料金徴収のオジサンに「どうだった?」と聞かれ「最高に怖くて、楽しくて、心臓が飛び出るかと思うような景色だったよ」と答えたのだが、そこでおじさんからビックリの告白が・・・。
オジサンはトイレ小屋の壁に貼ってあった旅行記の1枚目で紹介した素っ裸の男性が球岩に乗る写真を指して、実はコレ、オレなんだ…と。
そして、君もチャレンジしたら次のポスターにしてあげる…と甘い言葉をささやいてくれたが、私には無理かな。
シェラーグボルテンであのポーズにチャレンジしたい方は、駐車場のオジサマまでお声掛けを♪
あなたの裸体がポスターになるかもしれませんよ! -
結局、駐車場までの下りに要した時間は約1時間半で、駐車場からシェラーグボルテンまでの往復の所要時間は3時間30分。
シェラーグボルテンの岩でのドキドキタイムを含めても4時間も有れば往復できた。
公式情報の5時間というコース時間は、鎖場での鎖待ち時間を含めた余裕を持った時間配分なのだと思う。
【前の旅行記】
〈4〉プレーケストーレンから転落未遂!?
http://4travel.jp/travelogue/11276852
【続きの旅行記】
〈6〉アナ雪の港町へ
https://4travel.jp/travelogue/11379701 -
恐怖の絶景のシェラーグボルテンのトレッキング旅行記は此処でお終いだが、その最後にこれから旅をプランニングする方のための参考情報を残しておく。
・Kjerag山のトレッキング概要
https://www.regionstavanger-ryfylke.com/see-and-do/hiking/find-your-hike/kjerag-p1799953
・スタバンゲルからのフェリーでのアクセス
https://www.regionstavanger-ryfylke.com/information/product-catch-all/combi-ferry-lysebotn-lauvvik-stavanger-p1538993
・スタバンゲルからの公共バスでのアクセス
https://www.regionstavanger-ryfylke.com/information/product-catch-all/bus-to-kjerag-p1552193
/お勧めのノルウェー天気予報サイト(英語版):例 地名Kjeragでの検索結果
https://www.yr.no/place/Norway/Rogaland/Forsand/Kjerag/hour_by_hour.html
・トレッキング旅にお勧めのノルウェー天気予報サイト(英語版):地名Kjeragでの検索結果
https://www.yr.no/place/Norway/Rogaland/Forsand/Kjerag/hour_by_hour.html
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この旅行記へのコメント (13)
-
- たらよろさん 2018/07/12 19:45:07
- 足がすくむ~!
- こんばんは、ウェンディさん
いやいやいや!!
もうもうもう!!
この衝撃、この足のすくむような怖さ。
マジで、なぜこの岩に乗ろうと思うのか?
でも、こうして乗ることが出来るってことは、事故など無いんですよねー
岩に乗っている時は、視覚的に怖そうに見えるけれど、
この岩に乗り降りする時が、行動として本当に怖そうで……
無理だわ~(笑)
たらよろ
- ウェンディさん からの返信 2018/07/12 23:21:02
- RE: 足がすくむ?!
- たらよろさん こんばんは。
昨年の夏の旅行記を、敢て1年後のこの時期に書いてみました。
私が体験した背筋も凍る涼しさを、熱帯夜で寝苦しい夜を過ごす皆さんにもおすそ分け…ということで。
シェラーグボルテンでの球岩への挑戦。
トレイルを歩いている時は、私でも岩に乗れるはず!とやる気満々だったのですが、いざ、自分があの場に立ち、1000mの中空にある岩に足をかけた時、ものすごい怖さを感じました。
風もほとんどなく、自分さえしっかりとバランスを保っていれば大丈夫だ…とは分かっていましたが、球岩に足をかけた後の一歩を踏み出すことは出来ませんでした。
まさに足がすくんだのでしょうね。
岩乗りにチャレンジで来た相棒に言わせると、岩の上に立ってしまえばそれなりに広さがあるので気持ち的に余裕はあったが、やはり球岩に飛び移る瞬間が一番恐怖心を感じたとのこと。
平常心を保つことの出来なかった私が岩の上に立つためにはまだまだ修行が必要なのでしょう。
私にとっては、自分自身があの岩の上に立つことよりも、大昔の地球が作り上げた奇跡の絶景を見ることにウェイトを置いていたので、立てなかったのは残念ですが、まあ、満足のいくトレッキングとなりました。
それにしても、世の中、精神的に強い方が多くいらっしゃるものですね。
ウェンディ
-
- *ちょこ*さん 2018/07/09 17:16:43
- あんぐりです( ゚□゚)
- ウェンディさん、こんにちは。
いつも私の知らない世界を見せてくれてとっても楽ませてもらってるのですが、今回のはビックリ(@_@)
よく行きましたね~!あんな恐怖ポイントに!!
しかも呼んでるように感じるなんて(笑)
命綱なしでなんて恐ろしすぎます~。
でもそんな勇敢な人たちが世の中いっぱいいるんですね。しかもワンちゃんまで乗ってとは(^^;
旅行記を見てるだけでドキドキハラハラでした。
*ちょこ*
- ウェンディさん からの返信 2018/07/09 20:52:10
- RE: あんぐりです( ゚□゚)
*ちょこ*さん こんばんは。
世界の絶景の中でもちょっと珍しい場所を旅行記にピックアップして見ました。
蒸し暑いこの時期には写真を見るだけで背筋から涼しくなれる場所でしたが、私にはあの岩の上に立つオプションはハードルが高すぎたようで、恐怖の球岩に触るところでギブアップでした。
命綱もない環境であそこに立つには、かなりの精神の鍛練が必要そうです。
必要なのは、何事にも動じない心と平常心でしょうか。
私なんて足元の1000m下のフィヨルドの海面が見えただけで、もうドキドキで、踏み出した足をも押してしまいました。
シェラーグボルテンに挑戦するには、まだ修行が足りなかったのだと思います。
躰も心も鍛えて、いつの日かTry againですね。
ウェンディ
-
- スイカさん 2018/07/09 14:27:34
- ダメ!
- これは、ダメ!!です?
危険過ぎる~!
こんな場所に命綱も何も無しなんて。。。
更に、犬。
これは最悪!
もしも、暴れたら。。。南無阿弥陀仏。。
この、旅行記、結構すぐに読んだのに、コメントには既に3人の先客様が!
やっぱり、さすがに皆さん、これには驚きですよね。
もちろん、私も近づくことも出来ないでしょう。
スイカ
- ウェンディさん からの返信 2018/07/09 20:38:43
- RE: ダメ!
- スイカさん こんばんは。
シェラーグボルテンの奇跡の絶景写真、なかなか肝が冷える景色だったと思います。
でも、本物の景色は写真で見るよりももっと這力満点。
崖の下から吹き上げる風が髪の毛をふわりと巻き上げ、崖の下を覗き込むとエメラルド色のフィヨルドの海面が見え、最高の絶景でした。
犬を丸岩に乗せた飼い主の方はとても落ち着いていました。
そしてワンちゃんたちも。
しっかりとその命令を聞いて、お互いに目でアイコンタクトをしている様子はその信頼関係の強さを物語っていたので、周りで見ていたギャラリーも比較的安心して見ていられました。
私的には相棒が岩に登った時の方が、その何倍もドキドキした気がします。
ウェンディ
-
- ねもさん 2018/07/09 08:17:58
- いつもながらやる~
- ウェンディさん
いやぁどこへ行っても旅を究めていますね。でも、ここはトロルの舌に比べるとハードルは低そう? 往復4時間ならプレーケストーレン級? アクセスが難のようですが……
球のうえに乗らなかったウェンディさん、私たちと同じ「人間」だったんだと何だか安心しました(笑)
- ウェンディさん からの返信 2018/07/09 20:27:27
- RE: いつもながらやる?
ねもさん こんばんは。
昨年のノルウェー旅では、高い処3か所を攻めてみました。
一番の目的はトロルの舌でしたが、シェラーグボルテンの恐怖さ加減はトロルの岩の比にはならないほどで、あんなに怖い場所は私も初めてでした。
シェラーグボルテンまでは、何らかの方法でトレイルヘッドまで行ければ歩く時間は長くても5時間程度なのでそんなに大変ではないですが、トレイル自体は岩肌の斜面なのでとにかく滑りました。
小さな子連れで行く場所ではないことは確かです。
トレイルの難度的にはプレーケストーレンよりは難しいと思います。
シェラーグボルテンの岩に着くまでは私でも岩乗りにチャレンジできるかな?と思っていましたが、やっぱり視覚的に見る高さの感覚は凄い!!
岩に飛び移ろうとした時に1000m下のフィヨルドの海面が見え、その海面が迫ってくるような錯覚を感じ、飛び移るのを諦めました。
私の恐怖心がそのように感じさせたのでしょうね。
でも、私的にはあの景色を見られただけで大満足でした。
ウェンディ
-
- のんき茂野さん 2018/07/09 07:04:15
- おはようございます
- 無事回復されてから早くも北欧の旅にでられたのですねぇ~
岩山をのぼることさへ辞退の のんき茂野からみれば
谷の岩に立つ以前に絶壁に近寄ることさえ、ごめんこーむります。
すべて自己責任でしょう~? すごい勇気と言うより無謀としか
おもえません。
https://cdn.4travel.jp/img/tcs/t/pict/src/54/80/27/src_54802756.jpg?1531062080
この方が1番無謀なこと、犬もかわいそうですが、怯えた犬がどういう
行動をとるか不明なだけに無謀としか云いようがありません・・・ のんき茂野
- ウェンディさん からの返信 2018/07/09 20:16:02
- RE: おはようございます
- のんき茂野さん こんばんは。
お住まいの地域は今回の雨での被害は大丈夫でしたか。
ニュースで見る河川の氾濫や浸水の様子に、自然災害の怖さを改めて実感しています。
私は先月の入院から無事に回復して、次の旅に向けて体力増強を図っています。
この旅行記はちょうど1年前なので最近の記録ではないのですが、記憶の中では昨日の出来事のように鮮明にあの時の風景が思い出されます。
ワンちゃんが岩に乗っているのを見た時には驚きましたが、二匹ともしっかりと訓練され、飼い主がリードを離してもヨシの命令が出るまでは絶対その場を動こうとはしませんでした。
お互いにしっかりと信頼関係があるから、あんなことができるのですね。
ウェンディ
- のんき茂野さん からの返信 2018/07/09 21:35:18
- RE: RE: おはようございます
- > のんき茂野さん こんばんは。
>
> お住まいの地域は今回の雨での被害は大丈夫でしたか。
> ニュースで見る河川の氾濫や浸水の様子に、自然災害の怖さを改めて実感しています。
・・・我がネコ宮殿は近場に大きな河川(小さな河川はあります)や
山もなく比較的安全な場所にあります。
雨漏りくらいでしょうか・・・
今回はさすがに河川に近い地域や土砂崩れの危険な地域には広範囲に
避難指示や勧告がでておりました。
ただ、嫁いだ家族が大きな河川のすぐ傍にいますので心配しました。
ウエブの河川水位情報などをチェックしていたのですが、
今回の水位は尋常では無く早めの避難、2階への避難を呼びかけて
おりました。
さすがに眠れない時間を過ごしました。災害は起きてからでは遅い
のですがねぇ〜 ・・・
避難準備がでたあたりから前線が弱まりはじめたようで
水位が下がり始めました。
> お隣の岡山倉敷は大変な被害がでてしまったようです。
> 私は先月の入院から無事に回復して、次の旅に向けて体力増強を図っています。
> この旅行記はちょうど1年前なので最近の記録ではないのですが、記憶の中では
昨日の出来事のように鮮明にあの時の風景が思い出されます。
>
> ワンちゃんが岩に乗っているのを見た時には驚きましたが、二匹ともしっかりと
訓練され、飼い主がリードを離してもヨシの命令が出るまでは絶対その場を動こう
とはしませんでした。
> お互いにしっかりと信頼関係があるから、あんなことができるのですね。
・・・そうなんですか〜
旅行日の年を見ずに月日をみて7.1〜7.10とありましたので
早や体調が回復して旅に行かれたのかと驚いてしまいました。
そうですよね〜落ち着いて今考えると、今日はまだ9日ですから・・・
思考回路が鈍っているのかな?
先週は出先から帰路、宮殿への道を見失しなったくらいですから・・・・
しかし勘違いで良かったです・・・しっかり養生してくださいね。
あとの養生が大切ですから・・・
それにしてもワンちゃんと飼い主さんには本当に驚いてしまいました。
日本だと不可能でしょうねぇ〜?
一気に真夏の気温になった播州から のんき茂野
>
> ウェンディ さんへ
>
-
- Salaamさん 2018/07/09 03:24:15
- ひぇぇぇ!
- ウェンディさん、はじめまして。
絶句する絶景すごい!
チラホラと見た事はありましたが、やはりトレッキングで辿り着く場所なんですね。
私は根性なしで、ワイフは危ない事はもっての外!と言う性格なので一生あの岩に乗る事はなさそですが、やってみたい気持ちだけがふつふつとしてしまいました。
相棒さんの勇気に脱帽です。
Salaam
- ウェンディさん からの返信 2018/07/09 20:05:10
- RE: ひぇぇぇ!
- Salaamさん 初めまして。
恐怖の球岩の旅行記へのコメントをありがとうございます。
一度見たら忘れられないシェラーグボルテンの景色を、自分の目で見に行ってきました。
実際にあの岩が見える場所に立って感じたのは恐怖よりも、感動。
氷河時代に地球が作り出した景色を今の私たちが見ることの出来る感動と、この岩が二枚の壁に挟まれたまま落ちもせず数百万年を過ごしてきた時間に感動しました。
そして、あそこに立つ強い精神を持つ方々の心。
運動音痴の私には出来ない芸当でしたが、心からドキドキする景色を沢山堪能させてもらいました。
Salaamさんもノルウェーに旅されるときに是非足を伸ばしてみてくださいね。
なかなか味わえない景色を見ることができます。
ウェンディ
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