2014/08/07 - 2014/08/17
1位(同エリア23件中)
ウェンディさん
- ウェンディさんTOP
- 旅行記379冊
- クチコミ2260件
- Q&A回答130件
- 2,114,529アクセス
- フォロワー348人
今から200年ほど昔、青い惑星・地球には、国土の90%が密林に覆われた緑豊かな国がありました。
その頃の人間界では珈琲とバナナが一大ブームを迎え、豊かな密林を誇るその国も否応なくその潮流に巻き込まれました。
富をもたらす二つの作物は、その国の豊かな緑を誇る密林を、作物を栽培するための農地へと変えて行き、多くの密林が消滅しました。
しかし、珈琲とバナナがその栄華を誇っていたのは、わずかに100年の間。
産業の大部分を二つの作物に依存していたその国は、ブームの衰退により疲弊し、勢いをなくしていきました。
国の王は考えました。“我が国の誇れるモノはなんだろうか”と…。
彼は100年前の世界に想いを巡らし、ハタと気づきました。
かつてこの国に存在した動植物が溢れる緑豊かな密林のことに。
そして、王は民にお触れを出しました。
“ジャングルを元あった姿に戻すように。そして、以前の様に野生動物が豊かな密林を闊歩し、植物が繁茂出来る森にするように…”と。
民の中には富を生み出す珈琲やバナナを諦めきれぬ者達もいましたが、王の命令とあっては仕方がありません。
国を挙げての環境保護活動が始まりました。
その結果、かつての様にとは行かないものの、国土の40%の密林が復活し、保護された密林は、国に富をもたらす宝へと変わりました。
かつての密林の再現を目指すその国の名前は、コスタリカ。
“自然を生かした観光産業とその産業から得られる収入を基にした環境保護”というエコツーリズムの考え方を持つ国。それがコスタリカです。
(注:この物語は一部フィクションです。コスタリカは王制ではなく大統領制です)
今回、私達が旅したコスタリカのコルコバード国立公園(Parque Nacioal Corcovado)も農地から復活した密林の一つで、1975年に国立公園に指定されました。
そして現在、オサ半島に広がるコルコバードのジャングルは地球上の生物の約5%が生息する野生動植物の楽園となり、環境保護活動の主要な拠点としての役割も果たしています。
頭上の木々の枝を野生のサルが揺らし、鮮やかな南国の鳥が鳴き交わし、密林の植物が繁茂するジャングル。
そんなコルコバード国立公園の自然の中にどっぷりと身を浸した日々の旅行記です。
☆★☆★☆★☆★☆★2014 コスタリカの旅 旅程☆★☆★☆★☆★☆★
・8/7 NRT−YYZ Air Canada Toronto泊
・8/8 YYZ−SJO(コスタリカ)Air Canada Rouge コルコバードへ Sierpe泊
☆8/9 コルコバード 密林トレック Sirena Ranger Station泊
・8/10 コルコバード 密林トレック Sirena Ranger Station泊
・8/11 カーニョ島で鯨と遊ぶ マヌエル・アントニオへ Manuel Antonio泊
・8/12 マヌエル・アントニオ散策 モンテベルデへ Monte Verde泊
・8/13 モンテべルデ 雲が生まれる森でターザン遊び Monte Verde泊
・8/14 モンテベルデ 王蟲の森を歩く サンホセへ San Jose泊
・8/15 SJO−YYZと行く筈が、途中で不時着!! Toronto泊
・8/16 YYZ−NRT(8/17)
☆★☆★☆★☆★☆★2014 コスタリカの旅 旅行記☆★☆★☆★☆★☆★
・ ワニの泳ぐ川でまさかの漂流! http://4travel.jp/travelogue/10919598
☆ 夢を喰らう獏を探して… http://4travel.jp/travelogue/10921246
・ 白蟻亭で密林ランチ♪ http://4travel.jp/travelogue/10922775
・ 親子クジラとランデ・ヴー http://4travel.jp/travelogue/10924562
・ 君の名はチューバッカ… http://4travel.jp/travelogue/10927317
・ 熱帯雲霧林を飛ぶ! http://4travel.jp/travelogue/10933794
・ 地上60m☆空中回廊を歩く http://4travel.jp/travelogue/10936143
・ 王蟲の森を歩く http://4travel.jp/travelogue/10938551
・ 予測不能の緊急着陸! http://4travel.jp/travelogue/10949805
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
-
イチオシ
《前回までのあらすじ》
コスタリカに無事に到着したウェンディ一家を待ち受けていたのは、ワニが大口を開け待ち構えているシエルペ川の手荒い歓迎。
しかし、そんなことではビクともしない彼等は、シレナ(コルコバート国立公園)の海岸に上陸し、鉛の様に重いザックを背中に担ぎ、ジャングル探検を開始。
木々の草陰には毒蛇が潜み、枝からは吸血ヒルが落ちてくる道なき道を進む。
上を見上げると、頭上の木々の枝に蠢く怪しげな動物。
そこは、二つの目に一つの鼻そして口を一つ持つリスザルが暗躍する土地だった。
リスザルと死闘を繰り広げ、辿りついたのが、これから3日間を過ごすシレナのレンジャー・ステーションだった。
ただの旅人を装っているウェンディであったが、実はあるミッションを命じられていた。
それは、シレナ・レンジャーステ―ションへの潜入とその秘密を探ること。
冒険という横糸と経験という縦糸が、旅という名のタペストリをまた、紡ぎ始める…。 -
午後0時半、シレナ(Sirena)のレンジャー・ステーションに到着。
衣類と軽い食料が殆どとはいえ背中に担ぐザックが重く、額には汗がびっしょり。
ザックを降ろし、靴を脱ぎ、建物へと上がる。
このレンジャー・ステーションは、正確に言うならば宿泊施設としての建物ではない。
ここは、国立公園を管理する国立公園管理員(レンジャー)達の活動拠点+生活場所であり、その施設の一部を、国立公園を旅する旅人に宿泊場所として提供している。シレナ レンジャーステーション ホテル
-
レンジャー・ステーションに到着して最初にすることは、名簿の記入。
名前・国籍・年齢をノートに書き込む。
ざっとノートを眺めると、世界各国の国名がずらり。
多くの国の旅人が、自然を楽しみにこの地にやってきている。 -
レンジャー・ステーションには、宿泊部屋が6部屋ある。
長い渡り廊下を渡った先にある部屋へ足を踏み入れる。 -
部屋には2段ベッドが2基とシングルベッドが1基。
ベッドにはビニル製のマットレスが敷かれているが、それ以外の寝具・アメニティは一切ない。
私達はダニ等を心配して、日本からシュラフカバー2枚と捨てても良いシーツを持参し、ダニ対策をとった。(結局、夜中にシーツやシュラフカバーから足を突き出して寝ていたが、ダニの被害に遭うことはなかった。)
ここでは、1部屋で5人が宿泊できる。基本は相部屋なのでベッド使用権は早く着いた者勝ち。2段ベッドの上段には柵がなく、寝相が素晴らしい私と娘は即座に下の段を選択。相棒も同様にシングルベッドを選んだ。
とりあえず、海水で濡れている半ズボンを干したり…と、身の回りのことを整える。
結局、この日は他の旅人がこの部屋で宿泊することはなく、この一室を貸し切ることができたが、乾季の場合には全ベッドが埋まるとのことだ。コルコバード国立公園 国立公園
-
レンジャー・ステーションにはベッド付の部屋以外に、屋根のついたオープン・スペースにテント等を張って眠ることもできる。
この場合は、自分でテントや寝具一式を持参しなければならないが、暑い夏の時期には、ベッド部屋よりも蚊帳を天井から吊るすスタイルの寝具の方が快適に眠れるかもしれない。
しかし、蚊帳の場合は下のマットレスを膨らますのに苦労していたので、設置までが大変そうだ。
またレンジャー・ステーションの敷地内であれば、外にテントを張って宿泊することも可能だ。
実は、コルコバード国立公園で行動を共にしていた虫が大好きなIさんとTさんは、自らから外でのテント宿泊を選択し、コルコバードでの二晩を野外で過ごしていた。
このシレナのレンジャー・ステーションはコスタリカの中でも人気の宿泊施設で、予約が非常に難しい施設の一つだ。旅程が決まったら早めに予約を入れないと、泊まれなくなってしまうかもしれない宿泊場所だ。しかも、ここは予約と同時に予約金が必要で、一旦入金した予約金はいかなる理由があろうとも返金されない。
私達も旅程を確定した2月にはベッドを押さえて貰っていた。 -
レンジャー・ステーションには食堂もあり、宿泊予約と同時に申し込んだ場合のみ食事の提供を受けられる。ただし、三食の時間は厳格に決められていて、その1時間を過ぎてしまうと食事は食べられなくなる。また、その食事の内容は料金と比例するかというと、残念ながらそんなことはないらしい。
ガイドの加瀬さんからも、ココで食事を予約するのはもったいない。食料を持参して自炊する方がお財布に優しい…とのアドバイスを受けていたので、私達は食事の予約はしなかった。
更に、もう一つ食事を予約しなかった理由がある。
ここで朝食と夕食が提供される時間…その時間は、野生動物たちが一番活発に活動する時間帯。そんな時に食堂で優雅に食事をしているなんてもったいない。それよりも野外で動物観察をする方がよいでしょ。というのが加瀬さんの意見。
私達もその意見には大賛成。
ここ、コルコバード国立公園のシレナ地区に来た理由。それは、ジャングルの中に生息する野生動物に出会うため。食事なんて、二の次、三の次で十分だ。 -
さあ、私達も昼食の時間。
今回、食堂での食事をお願いしなかった私達は、3日間の食材の大半を日本から持参した。
食事なんて二の次、三の次で十分だ…とは云うものの、食事は毎日の生活の基本。
腹が減っては戦は出来ぬ…とばかりに、今回準備した食材は日ごろ食べ慣れている米食を中心としたモノだ。
ご飯は水でもお湯でもどちらからでも調理可能なアルファ米、そして海藻サラダ、更に夕食用には豪華に缶詰を2缶用意し、汁物としてインスタントみそ汁とマグカップヌードル。夜のひと休み用にインスタントコーヒーのスティック。軽食用にカロリーメイトとゼリー飲料を日本から持参した。
現地のスーパーで購入したのは、水2L×5本、トマト、キュウリ、リンゴ、オレンジ、マンゴー、そしてクリームのついたカロリーの高そうなクッキー。
雨期だったので、天候の急変でレンジャー・ステーションに閉じ込められ1泊延泊しなければならなくなるリスクも考え、必要数+2食分を持ちレンジャー・ステーション入りをした。
ザックがでかい訳が分かった!と加瀬さんには呆れられた。
ただ、自炊者は飯場のガスを使用することはできない。勿論、持参も許されない。
だから、自炊の場合は温かい食事は口には出来なく、料理は全て冷製料理のみ。
疲れている時ほど温かいものがほしくなるので、それが少しだけ寂しいところ…。 -
ガスコンロが使えない…が裏ワザは、存在する。
この裏ワザはいつでも使えるわけではないとのことだが、使える可能性を信じていた。
その裏ワザとは、レンジャー詰所の裏側にある小さな部屋にあるアル物。
其処にあるのは、コンセントだ。コンセントには6個の口がついたタップがついている。
ここのタップは、空いていれば使うことが可能とされている(でも、レンジャーの虫の居所が悪ければ貸してもらえない可能性もある)。
私達は使える可能性を信じて、電気式の湯沸かし器(調理器)を日本から持参した。
これがかなり重いのだが、これ一つで1L以上のお湯を作ることが出来、お湯さえ沸かせれば暖かいご飯を食べることが出来る。
そして、私達の滞在中はコンセントを使うことが出来、無事に温かいご飯とスープを食べることが出来た。 -
食事の後は休憩時間。
日中の暑い時間帯は、基本的には動物たちは涼しい木陰に居て、あまり大きく移動することはない。だから、この時間帯はジャングルの中に居ても暑さで疲れるだけ…なので、夕方の密林探検&動物探しの時間まで、しばらくレンジャー・ステーション内でゆったりと過ごす。
娘はテラスの椅子に座り、持参したコスタリカの生物図鑑を眺めて、動物の特徴をチェックしている。
今回持参したのは、”The Wildlife of Costa Rica”というコスタリカの森で見ることのできる生物の図録だが、総合版なので各動物・昆虫はメジャーなものしか載っていない。
もっと詳しく知りたい場合には、鳥版・哺乳類版…と個々に別冊になっている本の方がいいかもしれない。ただし、体積的にもかさばり、重量も重くなるだろう。 -
私は、レンジャー・ステーションの中を探検!
まずはロの字型に囲まれた中庭からだ。 -
早速、中庭でお食事を捕まえたばかりの鳥をみつけた。
娘を呼び、図録で確認してもらうが、一致する絵がない。 -
獲物であるトカゲはクネクネと体をくねらし、なかなか彼の口の中へすんなりとは入ってくれないようだ。
くちばしで何度もトカゲを挟み直し、ようやく喉元へ押し入れて、ごくん!と御馳走様。 -
トカゲを飲みこむと同時に、途端に鳥の首が縦に伸び、ビックリ!!!
どうやら、この首を長く伸ばした姿が彼の本来の姿らしい。
図録で一致する絵が見つかった。
彼の名前は、ハゲノドトラフサギ。
漢字にすると、禿喉虎斑鷺になるのかな。
頭にかぶった黒い帽子が禿ている様で、喉に虎のようなシマシマの斑(ふ)が入っているサギ。
姿かたちそのものの名前だ。 -
そして、木陰にはちいさなイグアナかな。
爬虫類がいる。 -
イチオシ
これはイグアナではなく、イグアナの親戚であるバジリスク。
頭の上の三角形の冠が特徴的な、水の上を走るトカゲの一種だ。
ジャングルに滞在中、水の上を走るバジリスクの姿は何回か見ることが出来たが、そのどれもが5cm〜10cmの小さいもの。
ココにいた個体は20cm以上と体も大きかった。
こんな大きなバジリスクが水の上を走る姿、見てみたかったな。 -
軒下にはクモ。
日本のクモとは模様が全然違う。
実は私は虫や蝶があまり得意ではない。
言葉を飾らずに云うならば、嫌いだ。
でも、ここへきて、何故か全然平気。
顔を近づけて観察できてしまったりする。 -
ふと中庭の敷石の上に目線を落とすと、小さな緑の葉が、横一列に動いている。
なんで、ちぎれた葉っぱが歩いているのだろう。 -
その正体は葉切りアリ。
葉切りアリ達が、自分の体長程もある小さな葉の一片を頭の上に掲げ、歩いている。
葉切りアリは、私が見たかったものの5本の指に入る昆虫。
これから先の旅行記でも、色々な葉切りアリの姿を紹介できると思う。 -
部屋の裏手に回ると、其処には全身真っ黒な鳥。
羽毛の生えていない灰色がかった頭をもつ鳥、黒コンドルだ。
サイズはそんなに大きくはないが、それでも羽を広げた時は50cm以上の大きさ。
頭上すれすれのところを飛ばれると、威圧感がある。
黒コンドルは、飛び立つと左右の羽根先の裏側が白く、まるで指先の様。
羽を閉じると一見カラスの様だが、飛んでいるその姿は格好良い。 -
イチオシ
建物の正面に廻ると、国旗掲揚のポールの上に止まっているのはキバラカラカラ。
じっと一点を見つめ、考え込んでいるかの様。
レンジャー・ステーションに居るだけで、こんなにたくさんの生き物が見られるなんて…とこの時点で、もうかなり感動気味。 -
突然、キバラカラカラが飛び立ち、低空飛行。
どうやらお目当ての餌を見つけたらしい。 -
娘はもう、いつでも出かけられる準備をして、加瀬さんにスコープを貸してもらい、野鳥の観察中。
娘の傍には、加瀬さんのアシスタントのSさんがいて、鳥について娘に教えてくれている。 -
午後3時、ジャングル探検に行く時間だ。
荷物は、カメラ、水、そして雨具。
散策時間は約3時間の予定。
雨期のこの時期はいつ雨が降るか分からないので、通気性と防水性のある雨具は必需品だ。
ガイドの加瀬さんが、スコープを片手に歩き出す。 -
これは、シレナのSendero(トレイル)の地図。
赤○を付けたところが、シレナのレンジャー・ステーションの場所。
今回歩くのは、SI(Sirena Trail)とトレイルが突き当たる海岸線だ。 -
雨でぬかるむ道を歩き出す私達7人。
アシスタントのSさん、昆虫大好きのTさんとIさんは準備万端、長靴を履いている。 -
頭上の木の上で鳥の声。
-
枝の上には黄色いくちばしをしたマングローヴノスリの姿。
足の筋肉がムッチリ。 -
足元に目を向けると、お椀をひっくり返した形のキノコ。
食べたら、笑いが止まらなくなりそうだ。 -
このフワフワとしたものは木の実らしい。
このフワフワの色が黒だったら、真っ黒クロスケに見えたかも…。 -
トレイルは海岸へと続いている。
-
海岸線をテクテクと歩く。
-
これから向かう先は、川。
コルコバードの川に生息するワニを探しに行く。
と云っても、この日の午前中にシエルペ川で見たような獰猛なワニではなく、カイマンと呼ばれる50cm位の小さなもの。
それならば大口を開けられても、一呑みにされることはなさそうだ。 -
河の中をジャブジャブと歩いて、ワニの居そうなところをチェックする。
でも、この日は、ワニはこの場所にはいなかった。 -
その代り、ここに居たのはシロトキ。
日本の朱鷺と同類の鳥だ。 -
海岸線の枯れた木の上にはクロコンドル止まり、たそがれている。
-
海岸線に無数にいる生き物…と云えばヤドカリ。
そのヤドカリを捕まえて、面白い事を始めてみた。
ヤドカリは、地面を歩いている時は手足や頭を外に出しているが、いざ観察しようと思って持ち上げると貝の中へ潜ってしまい、その様子を見ることが出来ない。
そんな恥ずかしがり屋のヤドカリさんを外へ呼び出す方法がある。
その方法はとっても簡単。
何の道具も必要ない。
貝の中に潜り込んだヤドカリを手で持ち上げて、顔の前に持ってくる。
そして、大きな口を開ける。(食べるわけではない)
大きく深呼吸して、ヤドカリが引きこもっている部分に向けて、温かい息を思いっきり吹きかける。
そうすると…。 -
恥ずかしがり屋のヤドカリさんが、貝の外にニョキっと顔を出す。
多分、人間の温かい吐息により貝の中の温度が上がり、涼みに外に出てくるものと考えられるが、息の匂いに耐えきれなくなり、貝の外へ新鮮な空気を吸いに身を乗り出しているとの説も…。
慌てた風に貝から出てくるヤドカリが面白くって、ついつい何匹も捕まえては遊んでしまう。 -
イチオシ
ヤドカリ遊びを愉しんでいたら、背後の藪でガサゴソ…と何かの音。
加瀬さんが、全員に、その場にとどまり音をたてないようにジェスチャーで指示を出す。
木々の間からのそのそと出てきた大きな灰色の物体…バクだ!
最後の秘境・動植物の楽園であるコルコバード国立公園ですら、なかなかお目にかかることの難しいと云われる大型哺乳類のバクが、目の前に現れた!
体長が1.5mにもなろうかと云うバクが、現れたのだ。
長い鼻につぶらな瞳。
多分こちらに気が付いているのだとは思うが、われ関せずな風で、のそのそと歩いている。その雰囲気は、さっきまで寝ていて目が覚めたばかりと云う感じ。 -
出てきたバクは、海岸沿いの木々の中に頭を突っ込み、葉を食べている。
バクが、葉をちぎりとる音、その葉を咀嚼する音が聞こえてくる。
バクとの距離は10m位。
こんなに至近距離でバクを見られるとは思ってもいなかった。
そして、バクはそのまま美味しい草を求めてジャングルの中へ入って行った。
木々の隙間から、バクの灰色の体が見えるが、詳細は分からない。
ただ、バクが葉をむしり取る時にその樹が大きく揺れるので、バクの位置は海岸からでも確認できる。 -
時刻は午後5時半。
レンジャー・ステーションで夕食をお願いしているならば、もう帰らならない時間。
でも、我々は自炊組なので、日没までのもう少しの猶予がある。
ジャングルの中で草を食べていたバクの周りの木々の動きが突然激しくなったかと思うと、バクがジャングルの中から顔をだし、歩き始めた。
バクが向かっている方向は、我々がいる場所。
慌てて後ずさりして、バクとの距離を確保する。 -
バクの動きは先ほどまでのノンビリした動きとは全く異なり、エネルギー充填後の為か、かなりのハイペースで歩く。
かなり距離をとってバクを眺めていたが、バクの移動スピードに後ずさりのスピードが間に合わず、バクが緊急接近。
この場合は後ずさりでは無く、全力で逃げ、バクから遠ざかる。
バクは草食動物だが、体が大きく、体当たりをされようものならば怪我をすることは間違いない。 -
我が道を行くバクは川を渡り、中ほどでリラックスタイム。
水洗式だ。 -
そして、彼は川の上流へと川を泳いで行く。
バクが川を泳ぐ???
コレは想像していなかった。
水の中の様子は見えないが、きっとカバの様に4本の手足を動かして泳いでいるのだろう。
泳ぐバク…実はコレもかなりレアだという事。
念願のバクを見られただけでは無く、食事をするバク、泳ぐバクを見ることが出来た!
この日は最高の1日だ! -
バクが上流に泳いで行った後に、海岸に残されたバクの足跡を観察。
重量のある体を支えているので、ヒズメが砂に食い込んでいる。 -
イチオシ
そして、レンジャー・ステーションへの帰り道。
引き潮となった海岸には、岩畳が浮き出ていて、そこに夕陽の朱色の光が写りこむ。
この景色、岩畳が続くこの景色…。
宮澤賢治さんが書くイギリス海岸の描写にそっくりだ。
まだ、花巻のイギリス海岸へは足を運んだことがないが、こんな感じなのかもしれない。
歩くバク、食べるバク、泳ぐバクを見て、シレナの海に沈む夕日を眺める…
この日の午前中の漂流事件の時にはこんな1日になるなど、想像すらできなかった。
最高のガイドをしてくれた加瀬さんに感謝! -
夕日が海へと沈む直前、海と空が一瞬だけ赤く輝いた。
地球が創りだす光の幻想曲。
スペクタクルな夕景だ。
しかし、ここで夕陽が海に沈むという事…実はコレはあるルールに違反することだった。
ガイドには旅人を安全にレンジャー・ステーションに連れ帰るという義務がある。
安全な時間…つまり、それは日没時間。
私達は日没時間に海岸に居る。それはその時間にレンジャー・ステーションに居ないことを意味する。
レンジャー・ステーションに帰り着いたのは、辺りが真っ暗に暮れた午後6時45分頃。
加瀬さんがレンジャーにお説教を食らったのは、言うまでもない。
私達がバクに夢中になっていたせいで、帰りが遅くなってしまった。
そのせいで怒られてしまったガイドの加瀬さん、ごめんなさい。
前の旅行記:ワニの泳ぐ川でまさかの漂流! http://4travel.jp/travelogue/10919598
次の旅行記:白蟻亭で密林ランチ http://4travel.jp/travelogue/10922775 -
【コルコバード関連の情報】
気候・服装:http://4travel.jp/overseas/area/latin_america/costa_rica/corcovado_national_park/tips/11291732/
Sierpeの宿:http://4travel.jp/os_hotel_tips_each-11301786.html
コルコバード(シレーナ):http://4travel.jp/overseas/area/latin_america/costa_rica/corcovado_national_park/kankospot/10422130/tips/11293315/
カーニョ島:http://4travel.jp/overseas/area/latin_america/costa_rica/corcovado_national_park/kankospot/10485850/tips/11312890/
レンジャーステーション(シレーナ):http://4travel.jp/os_hotel_tips_each-11301810.html
サンホセからの交通:http://4travel.jp/overseas/area/latin_america/costa_rica/the_other_cities_of_costa_rica/transport/10269289/tips/11306701/
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この旅行記へのコメント (16)
-
- スイカさん 2015/06/23 23:12:16
- バク!
- こんばんは。
バクか…、すごいな。
こんなのがいるのか…。
型はパンダに似ている。
パンダも「鉄を食べるバク」と言われていました。
ペルー編も良かったです。
凸凹は持ち手、穴は窓だと思いました。
バクに惹かれたので、今度はこちらを見させていただきます。
スイカ
- ウェンディさん からの返信 2015/06/24 19:53:26
- RE: バク!
- スイカさん こんばんは♪
コスタリカはアフリカとは異なる野生の王国。
哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類…。
図鑑やTVでしか見たことのない生き物達が、自然の中に普通に生活していました。
とはいうものの、コスタリカが今のエコ・ツーリズムという姿勢を打ち出したのは近年の事。100年前のコスタリカはバナナ成金の出現で、貴重なジャングルは切り倒され農地へと変わり、野生生物はその棲家を失い、個体数を激減させていました。
でも、コスタリカ政府や国民の澄んだ瞳は、目先の利益よりも将来の国民の財産を、地球の財産を守ろう!という方向性を見出し、現在に至る国でした。
美しい自然を誇る国であるコスタリカ、軍隊を持たない国であるコスタリカ…いろいろなコスタリカを見てきて、そしてマティスモと呼ばれる男性優位主義な空気も肌で感じてきました。
海外の旅先では、当初の目的の達成はほんの小さな目標で、自分の知らないことを吸収してくるのが私の一番大きな目標です。
コスタリカでは、沢山の事を吸収でき、プライスレスな経験が出来た!と思っています。
そんなことがあるので、旅は面白いのですし、やめられませんね。
母と歩いたペルー・クスコで見つけた壁の凹凸や外壁に開けられた穴について、旅行記を読んだ方から様々な解答案をいただきました。
私も、機会があるとクスコの旅行記を覗いていますが、未だにその不思議について解説してある旅行記には出会えていません。
やっぱり自分の足でもう一度クスコへ出向き、現地の方に聞くしかないのかも…と思い始めています。
パンダは【鉄を食べるバク】と呼ばれていたのですね。
以前、山奥の民家に野生のパンダが入り込み、炊事場の鉄鍋に顔を突っ込んで鍋を舐めていて、帰宅した家人が吃驚した…という話を読むか聞くかしたことがあります。
山では塩分が手に入りにくいので、鉄鍋のミネラルを舐めていたらしいですが…。
可愛らしい容貌のパンダですがその力は熊と同等らしいので、家の中にパンダがお客様になっていたら、びっくりしてしまいますね。
ウェンディ
- スイカさん からの返信 2015/06/24 20:43:55
- バクと凸凹
- こんばんは。
コスタリカ、とてもきれいですね。
途中でロープリフトに乗りに行く時の車(屈強な若者・・・の写真)に知り合いのような男(娘さんの後ろのメガネ男)が写っていたので驚きました。
今度本人に確認してみます。
ところで、少し教えて欲しいのですが、野生動物に触ることは許されているのでしょうか。 また、触ることができるのでしょうか。
私はバクに触ってみたいのです。コスタリカに行ってバクに出会える可能性はどのくらいありますか?
私の次回の旅行は来年になります。また四川省ですが、もう少し伸ばして砂漠にティーポットを見に行けないだろうか・・・と考えています。
そして、今回ウエンディさんのペルーとコスタリカを見て、また考えています。
コスタリカの最後に90万/3人を見たからです。
凸凹ですが、石工はたくさんいたでしょう。各々が12角形を造ったり、小型を造ったりして遊んだ(競った)のではないでしょうか。そんななかで、見映えではなくて機能性(持ち手)で造ったやつがいたのです。ところが、写真を見ると個数は少ない・・・ということで、機能性は評判が良くなかったと思うのです。
パンダは昔、農民が持つ鍬(クワ)や斧など鉄器を食べ、さらに鉄でできた城壁も食べたという話があります。私は、これは鉄器の柄が竹であり、城壁も竹でできていたと思うのです。パンダが竹を食べる時には「バリバリ」と凄い音がします。この音が、鉄を食べている!と伝わったのではないかと思うのです。
さらに、パンダは人や動物を襲わないと思われていたため、昔は停戦の旗にパンダが描かれていたこともあったそうです。
スイカ
- ウェンディさん からの返信 2015/06/24 21:18:25
- RE: バクと凸凹
- スイカさん、再び、こんばんは♪
コスタリカでは野生動物への接触は固く禁じられています。
バクを見つけてもその半径何メートル以内は近寄ってはならない…と決められていて、それを破ったガイドさんはガイドの資格を失ってしまいます。
でも、近くには寄れなくても、バクが草を噛む音、バクが歩く砂を踏む音など、その場でしか体験できないことは沢山あります。
コスタリカに行くならば、コルコバード国立公園は一押しでお勧めです。
また、コスタリカは日本からのアクセスが悪く、航空機のチケットが他の中米各国に比べてかなり高い国です。航空券の狙い目は旅の11か月前の発売日付近。計画される場合は、長期計画でプランニングすると良いと思います。
対して、ティーポット型の駱駝の影絵遊びが出来るモロッコは、カサブランカを起点にするならば比較的安価に航空チケットが手に入ります。
飛行時間、待合時間の短さで選ぶならばKLMやエールフランス、多少アクセスに時間をかけても安価にというならばカタール航空が挙がってきます。
クスコの凹凸の話。
石工さんの遊び心…。そうかもしれませんね。
運びやすいと思って刻んでみたけれども、あんな小さなくぼみでは指が引っかからなかったのかもしれません。
パンダが農具や城壁の木や竹をムシャムシャと食べる絵。
これは、インパクトがありますね。
パンダは進化の過程で肉食を捨て、他の肉食獣との競合を避けるために草食(竹食)を選んだと聞いたことがあります。
その昔は、山の中に竹は沢山あったので食料には困らなかったのでしょうが、中国でも山林が減り、野生のパンダの棲家となる山が減ってきているとのこと。
パンダの祖先が進化の過程で選んだ道が、自分たちの将来を危うくしている…。
私たち人間世界での営みにも非常に似通っている部分があるかもしれません。
人類の繁栄のために良かれと思い進められる様々な開発や森林伐採…。
それが母なる大地である地球を傷つけることになろうとは知らずに…。
-
- みかりさん 2014/08/27 01:07:07
- 夏休みは冒険だったんですね!
- ウェンディさん、こんばんは!
夏休みはコスタリカに行かれたんですね。
コスタリカ・・・と聞いて、中米?南米辺り?と大まかな場所は
わかるものの、なかなか手軽には訪れる事が無い旅先・・・・。
なんともウェンディさん一家らしいアドベンチャーな旅先だな〜と
思いながら、楽しく拝見しています。
今回は雨季と言う旅がしずらい時期で・・・しかも個人手配なんですね。
ずいぶん前から旅行を計画されていたようですが、無事に出掛けられて
そして素敵なガイドさんと出会われたようで良かった♪
旅行記は秘境の旅番組みたいで、ドキドキワクワク感がたっぷりで
ホント楽しいです。ジャングルは様々な動物や昆虫がいるんですね。
軍隊アリも襲われたら怖いと言いますよね。虫が苦手な私は、こんな
場所に行ったら、肌がボロボロになりそうです。(苦笑)
でも・・・雄大で美しい風景と、動物園では無くてリアルで様々な
動物に出会えるのは魅力的ですね。バクが目の前を歩いているなんて
なんか不思議な感覚です。(笑)
続きも色々な事があったようですネ! 楽しみにしています〜。
みかり
- ウェンディさん からの返信 2014/08/28 07:01:00
- RE: 夏休みは冒険だったんですね!
- みかりさん こんにちは。
我が家では、家族で出かける夏旅のプランナーは、私と相棒の交代制。
去年は彼が計画したノルウェーへ旅したので、今年は私の希望の行先へ…ということで、昨年の夏旅が終わると同時に手ぐすねを引きつつ、プランニング開始。
候補地を何カ所かあげ、相棒の興味を引くようにプレゼンを繰り返し…で、コスタリカで了解をとり、手配開始。
いくら私が行きたい場所でも、相手が興味を示してくれなければ、予算の範囲を超えてしまえば、家族旅行の行先としては却下。
プランニングにも熱が入ります。
そんなこんなで、行先として決定したコスタリカでしたが、決定してからもなかなか難航して、ああでもない・こうでもないと試行錯誤で旅程を組み替えて出来上がったのが今回のプラン。
手配した旅行会社さんのアドバイスもあり、われながら良い旅となったと思っています。
みかりさん同様、私も虫が苦手(率直に言うならば、嫌いな虫の方が多いです)で、特に鱗粉がつく蝶などは絶対に触れません。
コスタリカの旅で一番不安だったのが虫の存在だったのですが、思ったほど刺す虫は少なく、夜に街灯に寄ってくる蛾もほとんどいなく拍子抜けするほど。
それ以上に、綺麗な色の虫や不思議な虫がいっぱいで、思わず顔を近づけて観察したくなるほど。
虫って面白い…。今回の旅で初めてそう思いました。
昨晩、3部目を書き上げてアップしました。
私が大好きになったハキリアリ(葉切り蟻)さんの出演が多い旅行記です。
お暇な時にでも、眺めてみてくださいね。
-
- 讃岐おばさんさん 2014/08/25 21:21:59
- 冒険!
- こんばんは〜
海岸へ抜ける道をドキドキしながらご一緒しました(笑)
綺麗なキノコでしたね!
見たことのない鳥、夢中になりますね。
そしてバク、いきなり初日で出会えて最高でしたね!
次はどんな動物に出会えるのか、楽しみです。
讃岐おばさん
- ウェンディさん からの返信 2014/08/27 22:30:05
- RE: 冒険!
- 讃岐おばさん こんばんは♪
ジャングルの中はワンダー・ワールド。
動物だけではなく、初めて見る昆虫も沢山で、虫嫌いな私でも、目がキラキラ☆になる感じでした。
透明な羽をもつ蝶、光を反射するサファイアブルーの羽色の蝶、4枚の羽根をバタバタと動かし、不器用ながらも頑張って飛ぶ大きなトンボ…。
時間がある限り、ジャングルの中にこの身を置いておきたい…。
そんな日々を過ごしてきました。
-
- mayたんさん 2014/08/25 14:48:06
- 生き物三昧!
- ウェンディさん、うらやましい・・・
南米コスタリカへ行かれたんですね。
私は南米はまだ足を踏み入れてない地。
てかアメリカ大陸はまだ未踏の地。
私こういう旅はまだしたことないんですよね〜
生き物に会う旅&トレッキング。
でもかなり苦労されて計画されたんですね。
本当にこうやって一緒している娘さん、うらやましい!!
連休がとりやすい9月のシルバーウィークは、9月って南米ハリケーンきたりで微妙な時期・・・
狙うとしたら年末・・・
すみません。ひとり言が。
川で舟が止まったときは焦りましたね。
何事もなくよかった。
続き楽しみにしております♪
mayたん
- ウェンディさん からの返信 2014/08/25 20:19:28
- RE: 生き物三昧!
- mayたんさん こんばんは♪
今回の夏旅は、あえて雨期を選んでコスタリカを旅してきました。
雨期は木々の緑が更に濃くなり、青々とした葉を茂らせ、ジャングルを楽しむには最高の時期です。
でも葉が豊か故に、素敵な羽色を持つ野鳥の声は聞こえども、その姿は森の中の木々の陰…なんてこともありました。
野鳥が目的で訪れる場合には、やはり乾季が良いのかもしれません。
そういう意味では、年末のコスタリカは乾季なのでお勧めです。
しかし、乾季はコスタリカの観光のピークシーズン。
コルコバードのレンジャー・ステーションの予約も、乾季はかなり早い時期からいっぱいになってしまうそうです。
コスタリカに関する限り、ご旅行は計画的に…ですね。
-
- aoitomoさん 2014/08/25 11:14:16
- ジャングル探検も凄く楽しそう〜
- ウェンディさん
レンジャーステ―ション滞在でのジャングル探検は凄く楽しそうですが、色々ハードルが高そうです。
ウェンディさん家族にはピッタリのアドベンチャーワールドですが。(笑)
事前準備も色々必要ですね。
旅行記見ていて、凄く参考になりました。
やはりこの時期は長靴も必要ですかね。
長靴も持つとなるとさらに荷物が増えますが。
食料持参も大正解ですが、水も持参しないと行けないのが大変ですね。
動物が朝と晩に動きだすのもその通りだし、そこを狙って探検したいですよね。
なかなかいいガイドさんで、ガイドさんもいいクジを引いた感じです。
夕陽の撮影もラッキーです。
ちょっと『The Wildlife of Costa Rica』を覗いてみました。
バクは『The Wildlife of Costa Rica』に載ってましたか?
ハゲノドトラフサギは載ってましたね。
しかし、『The Wildlife of Costa Rica』も日本語版がほしいです。(笑)
小さな葉切りアリも上手いこと撮影できますね。
驚きました。
aoitomo
- ウェンディさん からの返信 2014/08/25 19:59:36
- RE: ジャングル探検も凄く楽しそう〜
- aoitomoさん こんばんは♪
コスタリカの旅、帰ってきてからも旅行記を書き書き、愉しんでいます。
雨期のコスタリカの旅は、長靴はあった方がいいですね。
後半に訪れたマヌエルアントニオやモンテ・ヴェルデの自然保護区は、トレッキングシューズでもなんとかなりますが、コルコバード国立公園でじっくりと滞在するならば必須です。
私の様に靴をゾンビにする覚悟があるならば、トレッキングシューズでもいいですけどね。
コルコバードでご一緒した昆虫大好きのTさん、Iさん、加瀬さんのアシスタントのSさんは、折り畳み式の軽量長靴を持ってきていました。日本野鳥の会が開発した長靴だそうで、他の国からの旅人からも“いいね♪”の嵐。ハンズで売っているらしいです。
今回の旅は、ほんとに素敵なガイドさんと巡り合うことが出来てラッキーだったと思います。加瀬さんはコルコバードのみのガイドしたが、その後訪れたマヌエルアントニオ国立公園のガイドさん(英語)もすごく丁寧に教えて下さる方で、コスタリカのガイドさんって皆さんよく勉強されています。
バクは『The Wildlife of Costa Rica』に載っていますよ〜。
英名は、Baird’s Tapir。
Tapirで索引を引くと出てきます。(2010年版で43ページです)…って、aoitomoさん、この本、持っているわけではないですよね?
葉切りアリはけなげな動きが可愛いので、続きのコルコバード旅行記で、また紹介しますね。
-
- ろこままさん 2014/08/24 23:06:46
- 冒険だぁ〜
- ウエンディさん、こんばんは。
旅行記への訪問、投票をありがとうございます。
ウエンディさん、また凄いとこに旅行されたんですね〜
しかも、個人手配で。。。ガイドさんを見つけだし。。。凄すぎる〜
初日から、アドベンチャー感満載で、ライブだったら。。。ハラハラし過ぎて、見れなかったでしょうねぇ。
初日を拝見させていただいただけでも、ご家族にとって忘れられない素晴らしい思い出になったんだろうなぁ。。。と推察します。。。
幻のバクにもびっくり〜
見たこと無い鳥や雄大な夕陽にも。。。クギヅケ〜 (^_-)-☆
自分では行けない景色の数々を、ビックリ仰天しながら楽しませていただきました〜
続きも楽しみにさせてくださいね (*^。^*)
ありがとうございました。
。。ろこまま。。
- ウェンディさん からの返信 2014/08/25 00:44:32
- RE: 冒険だぁ〜
- ろこままさま こんばんは♪
今年の夏旅は、中米まで足を延ばしてみました。
中米と云うと麻薬の巣窟のイメージがあり、治安があまりよくないのですが、そんな中でもコスタリカは少しましで、表向きは、麻薬は入ってきていないことになっています。
旅行記のタイトルに“冒険”なんてつけてみましたが、実際は大したことはしていないので、2作目の旅行記からは、ちょっと秘境番組系の番組案内風に、冒険感を出してみました。
コスタリカはあまりメジャーではないので旅の前に入手できる情報が少なく、旅の準備には時間がかかりましたが、知らないことが多い分だけ現地での感動度は倍増でした。
これからの旅行記では、海に住む世界最大の哺乳類や王蟲の森なども登場予定です。
お時間のある時に是非、眺めにいらしてくださいね。
私も、カナダ編、覗きに行きますね♪
-
- きなこさん 2014/08/24 17:34:40
- 初バク
- こんにちは
旅行記 順調に進んでいますね〜〜毎日まだかなぁ〜って思っていました
バク!私実は初めてなんです、動物園でも見た事ありませんでした
UPにしてマジマジと見入ってしまいました。
体は無毛なんですか?それとも像の様にパッと見には分からないけれど、毛が生えているんですか?
足跡は肉食動物と違って、ニクキュウよりも爪の方が残るんですね。
忍び足しなくて良いからでしょうか?
それにしても準備万端ですねぇ
ガイドさんは思ったんじゃないですか?「もしかして、ドラエモンのポケット?」って(^^)
娘さんも羨ましいですよ、小さい頃から色んな体験ができて
興味津々でパワフルなご両親で!
きなこ
- ウェンディさん からの返信 2014/08/24 18:17:53
- RE: 初バク
- きなこさん こんばんは。
実は私も今回が初バクでした。
もしかしたら動物園等で目にしているのかも知れませんが、私の記憶には残っていません。
バクの体の表面は、遠目に見た感じは、カバのような感じでした。
もしかすると細く短い体毛があるのかも知れませんが、其処までは肉眼では見ることが出来ません。
バクのイメージってなんとなくのんびりしていて、スローな感じですが、実際に見た感じでは、食事後はサクサク歩くし、川もスイスイ泳いでいて、かなりアクティブでした。
そして、優しそうかな…なんて思ていた目つきも、実は三白眼(これは個体差かしら…)。
バクの観察、楽しかったです。
南米・中米地域の最強の肉食野生動物はジャガーです。
さすがに個体数は少ないらしいのですが、バクもジャガーの捕食対象です。
襲われたら、きっとあの蹄でキックを喰らわすのでしょうが、ジャガーのネコ科の爪の前では無駄な抵抗でしょうね。
今回のレンジャーステーションの宿泊(キャンプ)では、ガイドさんが驚くほどの充実した食事内容となりましたが、足りなかったものは野菜。
気温が30℃前後の中で冷蔵庫もないので、青物は購入できずにトマトときゅうりだけがお野菜でした。
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