初夏の山陽・四国旅（１４）マリンライナー号パノラマグリーン車で瀬戸大橋を渡って四国へ

2019/05/14 - 2019/05/14

旅の３日目は岡山から快速マリンライナーのパノラマグリーン車に乗って瀬戸大橋を渡って四国に上陸し、高松へ向かいます。
単線、複線が入り混じる茶屋町までの旧線区間と、瀬戸大橋開業時に建設された茶屋町ー坂出間の高規格の新線と海上を渡る瀬戸大橋、四国に渡ってのどかになった予讃線。
ほんの１時間の間に目まぐるしく変わる車風景を先頭展望車で楽しみます。

エリア 高松(香川)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 交通手段: JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

５月１４日。
ホテルヴィアイン岡山の無料朝食を頂き、お部屋の窓からのトレインビューを楽しんだ後、ホテルをチェックアウト。

ヴィアイン岡山 宿・ホテル

岡山駅直結のホテルなので移動が楽でした。
９時５４分発のマリンライナー１９号に乗るために８番線へ。高知行きの特急南風５号や切り欠きホームとなっている７番線から出発する児島行き普通電車などを見て楽しみながら折り返しとなるマリンライナーを待ちます。

岡山駅 駅

高松からの快速マリンライナー１６号が入ってきました。

折り返し先頭となる１号車はすべて指定席。
２階がグリーン車、１階が普通車。
パノラマグリーン席は最前列平屋部分の４席のみ。
２号車以降の自由席車はすぐに乗り込むことが可能でしたが、先頭車のみシートの転換や清掃作業の終了を待ってからの乗車となりました。

快速マリンライナー (高松～岡山) 乗り物

１号車パノラマグリーン車は先頭の４席のみです。

左側の２席（ＡＢ席）は運転席の後ろにあるため少しシートの位置がかさ上げされています。
眺望の良い右側の窓側Ｄ席をあらかじめ買っておきました。

定刻９時５４分に岡山駅を出発して瀬戸大橋線（宇野線）の線路を南下します。

途中茶屋町までの区間は宇野線として明治期に建設された区間で単線が多くなっています。

JR宇野みなと線 (宇野線) 乗り物

次の大元駅のかなり手前から複線になっているのはダイヤ上の制約を少しでも減らすための工夫か？

大元駅 駅

大元駅を通過してすぐに上り特急列車とすれ違い

大元駅を出て数百ｍ進むと再び単線に戻って、備前西市駅で複線になります。

一線スルー化されている備前西市駅を通過。

★一線スルー化
単線区間の行き違いの分岐区間を通過列車側を極力直線にすることで減速を少なく通過させる対策。

備前西市駅 駅

国道２号線岡山バイパスをアンダークロスしたのち単線に戻って笹ケ瀬川にさしかかります。

笹ケ瀬川

駅のかなり手前で複線になって妹尾駅を通過。
駅を出るとすぐに単線に。

妹尾駅 駅

棒線駅（ホーム１面１線の駅）の備中箕島駅を通過。
今度はすぐに複線になって早島駅に停車。
このあたり輸送力確保のための苦労がしのばれます。

備中箕島駅 駅

上り快速マリンライナーとすれ違い。
もし単線のままだったら駅での行き違い待ち時間が増えて所要時間も延びていたことでしょう。

久々原駅を通過後いったん単線になって高架線上に上がります。
縫製工場？の特徴的な屋根が見えるとやがて茶屋町駅。

久々原駅 駅

茶屋町駅停車。

茶屋町駅 駅

茶屋町を出るとすぐに右に宇野みなと線（宇野線）の線路が分岐していきます。
こちらはまっすぐに瀬戸大橋線（本四備讃線）の線路を進みます。
ここから先は１９８８年の瀬戸大橋線開業に合わせた作られた新しい高速対応の線路。
速度を上げて進み植松駅を通過。

瀬戸大橋線 乗り物

稲荷山をトンネルで抜けます。
トンネルの先に見えている木見駅も通過。

木見駅 駅

このあたり、トンネルが多い区間です。

児島駅に停車。ＪＲ西日本とＪＲ四国の境界駅なので乗務員もこの駅で交代します。

児島駅 駅

児島駅を出るとすぐに上りマリンライナーとすれ違い。

トンネルで鷲羽山をくぐりぬけるとすぐに瀬戸大橋にかかります。
瀬戸大橋と一言で言っていますが、実際は海上にかかる６つの橋と島の上を通るいくつかの高架橋からなっています。
本州ー下津井瀬戸大橋ー櫃石島ー櫃石島橋ー岩黒島ー岩黒島橋ー羽佐島ー与島橋ー与島ー北備讃瀬戸大橋ー三つ子島ー南備讃瀬戸大橋ー四国
と通っていきます。

下津井瀬戸大橋で岡山、香川県境を超えて櫃石島に上陸します。

瀬戸大橋 (香川県) 名所・史跡

櫃石島の高架橋上からの眺め

瀬戸大橋から見た瀬戸内海の眺め

上層に道路、下層に線路が通っています。

橋の上で上り特急とすれ違い

いくつもの橋を渡って

四国側に上陸しました。

上の道路が離れていきました。

瀬戸大橋線からの線路はデルタ上に分岐して、坂出：高松方向及び宇多津・松山・高知方向どちらへもスルーで運転できるようになっています。
高松へ向かうマリンライナーは左へ進路をとって予讃線と合流します。

複線電化の予讃線を東へ進みます。

JR予讃線 乗り物

２か月半ぶりに見る四国の風景です。

初夏の緑が濃い！

四国側最初の停車駅は坂出駅。
反対側には普通電車高松行きがマリンライナーを待ち合わせ中。
さらに奥の方からは下り普通電車琴平行きが接近中。

坂出駅 駅

予讃線を高松に向けてラストラン。

八十場（やそば）駅通過。
坂出ー高松の間の駅は全部通過します。

八十場駅 駅

鴨川駅通過。

鴨川駅 駅

カーブした讃岐府中駅通過。

讃岐府中駅 駅

急カーブの国分駅通過。

国分駅 駅

端岡駅通過。

端岡駅 駅

上り快速マリンライナーとすれ違い。

鬼無（きなし）駅通過。

鬼無駅 駅

左に高松貨物ターミナル駅が見えてきました。

香西駅通過。

香西駅 駅

上下の線路が大きく左右に分かれると

上下線の間に高松運転所が見えてきました。

サンライズ瀬戸も休んでいます。
前回２月下旬に訪れた時はサンライズ瀬戸で高松入りしました。

サンライズ瀬戸 乗り物

予讃線の複線の右側には高徳線の単線が寄り添ってきました。

広い構内を持つ高松駅へ。

行き止まりのホームでは清掃係の人が恭しく頭を下げながら待機していました。
快適な車内整備にこちらの方こそ感謝です。

高松駅１０時５１分着。
岡山からは１時間弱の旅でした。
多くの乗客が降りてきました。

高松駅 駅

ここまで乗ってきたダブルデッカー車両の５１００形。
パノラマグリーン席はなかなかに楽しい席でした。

お隣にはアンパンマン列車も停車中でした。

行き止まり式ホームの先にある改札口。

高松駅。
駅前のホテルに荷物を預けてから市内観光に向かいます。

（つづく）