2013/10/14 - 2013/10/28
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jijidarumaさん
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<2013年秋のドイツ:第二日メルヘン街道を北に走る>
10月15日(火)218km 、曇り時々シャワー、10~12.5℃と寒い。
最初の頃の朝はいつもそうだが、時差の関係で早い起床になる。6時起床。中庭を突っ切り、まだ暗い中を灯がもれている建物があり、朝食のレストランと書かれた掲示板がある。
①2013年秋のドイツ1:無人となった古城ホテル ビューディンゲン城のお客は私共だけ。
写真はビューディンゲンのカエル(姉妹都市)
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
7時半、そこでは小母さんが一人、朝食の準備中であった。早速、コーヒーか、紅茶かと聞かれ、いつものようにコーヒーを頼む。
不思議とドイツでは二人ともコーヒーを頼むことが多い。これもドイツのコーヒーが美味い所為でもある。
そして毎年楽しみにしているドイツの朝食を存分に食べた。
写真はビューディンゲン城:朝食 -
昨夜、夕食時に町を歩いたが、この小さな旧市街は魅力的で、朝食後、出発を少しずらして、ビューディンゲンの町や古城ホテルの庭園等を1時間ほど散策した。
写真はビューディンゲン城:城広場Hotel Schloss Büdingen ホテル
-
城広場を真すぐに進み、左にまわり城横丁を行くと、市庁舎に向かう道に出る。
写真はビューディンゲン城:城横丁は木組みの家並み -
そこに石の家が建ち、その横を左に曲がって少し歩くと、昨日入ってきた水車門橋に至る。
写真はビューディンゲン城:Steinhaus石の家 -
思った以上に流れの速いゼーメンバッハ川が橋の下を流れていた。
写真はビューディンゲン城 -
戻って町の庁舎(博物館)、マリア教会、マルクト広場と周辺の木組み建築の家並み、噴水の場を見ながら歩いていく。
写真はビューディンゲン城:Rathaus市庁舎(郷土博物館) -
途中の木組みの家に城門と同様に緑の大きなカエルが壁にはり付く様子が見えた。
写真はビューディンゲン城:中央の木組みの家にカエル -
昨日食べたレストラン・フュルステンホフ前を通り、エルサレム門を外に抜けた。
写真はビューディンゲン城:レストラン・フュルステンホフ前 -
門の左右に市城壁がつながり、橋の下を深く壕が掘られている。
写真はビューディンゲン城:エルサレム門 -
ここを見ると、町が城塞都市の姿を良く残しているのが分かる。
かつては水がゼーメンバッハ川から引かれて、水濠となっていたのだろう。
写真はビューディンゲン城:エルサレム門と濠 -
帰途、開いていたスーパーで水を6本購入した。(Euro1.79=183円と安い。)
写真はビューディンゲン城:町を流れるゼーメンバッハ川(全長37km) -
城に戻って、黄葉に彩られた庭園内を散策する。歴史を感じる高々とした木々、それを上まわる天守閣と風見鶏、小川や池、納屋、観光シーズンには開かれるカフェもある。
写真はビューディンゲン城の城門 -
写真はビューディンゲン城:城広場近くの建物の壁にもカエルが
-
さて、不思議な事に街中の木組み建築の家の壁に緑の大きなカエルが張り付いていたが、この城の城門にも巨大なカエルが貼りついている。
朝食の担当を兼ねている小母さんが、レセプションにいて、彼女に聞いてみると、私共が知っているグリム童話の“Der Froschkoenigカエルの王様”の話とは違うらしい。てっきり、この話が町の伝承にあるのかと思っていたのだが・・・。
グリム童話の初版より一貫して、カエルの王様は最初に出てくるお話だ。
ともあれ、詳しい話はこの中に書かれているという“Fraeraesch(=Froesche蛙)”の説明文を頂いてきた。それが前述の伝説≪若き伯爵夫人エリザベート妃とビューディンゲンの蛙(後述)≫である。
写真はビューディンゲン城門のカエル:各国の旗が描かれたカエルです。 -
“カエルの王様”の粗筋は
『ある国の王女が、泉に金の鞠を落としてしまう。そこへカエルが「自分を王女様のお友達にしてくれるのなら、池に落とした金の鞠を拾ってきてあげよう」と申し出る。王女は鞠を取り戻したい一心で、その条件をのむ。
しかし、王女は鞠を取り返すと約束を破ってカエルを置いて帰る。それでもカエルは自力で城にたどり着き、王女に約束を守るように言う。王女は嫌々ながらもカエルと一緒に夕食をとった後、すぐに寝室に戻るが、カエルは寝室にまであがりこんできていた。
図々しいカエルを見て王女は怒りのあまりカエルを壁に叩きつけるが、そのおかげでカエルの魔法が解け、立派な王に戻る。これまでの無礼を詫びた王の求婚を受け、二人は幸福な結婚をする。』といったものだ。
≪Deutsche Maerchenstrasseメルヘン街道≫
街道開設37周年を迎えるという“Deutsche Maerchen Strasse ドイツ・メルヘン街道”・・・ハーナウから、グリム童話の世界を目にしながら、ブレーメンに至る600kmの街道である。ドイツ感傷旅行では2006年に北のブレーメンから南に走ったが、今回は南のハーナウから北に走る。尤も、途中までである。
http://www.deutsche-maerchenstrasse.com/de/
また、この街道は“Deutsche Fachwerk Strasseドイツ木組みの家街道”と重なり合っていて、様々な木組みの家を楽しめる旅でもある。
ここではドイツ木組み建築の家街道の1ルート上にある。
Vom Weserbergland ueber Nordhessen zum Vogelsberg und Spessartヴェーザーベルクラントから、北部ヘッセンを経由し、フォーゲルスベルク・シュペッサートへの道 ;
Hannoversch Muenden - Eschwege - Hessisch Lichtenau - Spangenberg - Melsungen - Wolfhagen - Bad Arolsen - Korbach - Fritzlar - Homberg (Efze) - Rotenburg an der Fulda - Bad Hersfeld - Schwalmstadt - Alsfeld - Schlitz - Lauterbach - Gruenberg - Lich - Butzbach - Buedingen - Gelnhausen - Steinau an der Strasse
とかつて訪問した町や村の名がある。
写真はドイツの童話切手シリーズ:カエルの王様 -
敷地内の高台に黄色い建物が見える。紋章のようなものを掲げた鉄柵の門があり、その先に“黄色いヴィラ”とレセプションの小母さんが言っていたイーゼンブルク・ビューディンゲン侯爵の住居がある。
写真はビューディンゲン城:ビューディンゲン侯爵の“黄色いヴィラ” -
写真はビューディンゲン城の庭園側から
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写真はビューディンゲン城
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写真はビューディンゲン城:城と庭園の道
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写真はビューディンゲン城:庭園の道
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ビューディンゲンの町を9時半に出発したが、町中から外に向かうのに苦労した。Umleitung迂回表示がやたらと多く、その表示に沿って走っていると、又同じ道に戻ってしまった。
もう一度、地図を見直してから、記憶にある近くの町の名を見つけて、漸く脱出できた。B275は途中、“メルヘン街道”と“ドイツ木組み建築の家街道”は一緒になっているが、後半は木組み建築の家街道沿いの町々を行く。
この道はもう黄葉で彩られ、ゆっくり走りながら、景観を楽しんだ。
秋、不思議と気持ちが高揚する。
写真はビューディンゲン城の中庭 -
<ビューディンゲン城:城内博物館>
14~17時開館(月は休み)。城庭園祭りが9月頃に開催。
月曜日の到着で、翌日も次の目的地に向かう為、博物館を見るチャンスが無かった。
頂いたパンフレットを見てみると、本丸には門番の石像、魅力的な張り出し窓、階段塔、天守閣があり、宮廷内には幾つものフレスコ絵画の間、台所、曲線状の広間(城内図書館)城内礼拝堂、暖炉の間、食堂の間、武器の間等が見られ、次回は是非見学したいと思った。
写真はビューディンゲン城:本丸城門に立つ伝説の石像・・・この門扉の先に中庭があり、城内・博物館への入口がある。 -
*伝説は以下に纏めた。
≪若き花嫁・伯爵夫人エリザベート妃とビューディンゲンの蛙カエル戦争≫
ビューディンゲンの町の人を世間では≪Die Fraeaesch≫つまり“Buedinger Froescheビューディンゲンのカエル”と呼んでいます。
このニックネームは1522年に起こった事件・・・そう今は伝説になっていますが、それに因ったものでした。
https://4travel.jp/travelogue/10897481
写真はビューディンゲン城:本丸内の中庭にもこんなカエル像 -
写真はビューディンゲン城:Buedingen_(Hessen)_Staedtepartnerschaftビューディンゲンの姉妹都市を表すカエル
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写真はビューディンゲン城:Frosch in Buedingenビューディンゲンのカエル像は王冠を頭に載せている。
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写真はビューディンゲン城:ビューディンゲンのカエル祭り(カエルの幽霊と子供たちの行進)
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写真はビューディンゲン城:カエルのシンボルマークを付けたサッカーチーム
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<ビューディンゲン城の城主について>
ビューディンゲン城の城主、ヴォルフガング・エルンスト・イーゼンブルク・ビューディンゲン侯爵は著名なオーストリアの宰相であるクレメンス・メッテルニヒ侯爵の曾孫でカーレーサーとしても活動したPaul Alfons Prinz Fuerst von Metternich-Winneburgパウル・アルフォンス・メッテルニヒ・ヴィンネブルク侯爵の後任として、ドイツで最も古く(1899年にベルリンで創立)、かつ最大の組織である“Automobilclub von Deutschland (AvD)ドイツ自動車協会(フランクフルト)”の会長を1992~2008年の間、務めたと云う。
2001年、ドイツ連邦共和国功労勲章(Verdienstkreuz I. Klasse一等功労十字章)を授与されている。
写真は2013年5月9日のビルト紙の写真:イーゼンブルク侯爵家の没落・・・黒雲を背景にしたヴォルフガング・エルンスト・イーゼンブルク・ビューディンゲン侯爵と城(現侯爵と城) -
<侯爵家の没落(Der Niedergang)>
21代を数えるIsenburg-Buedingenイーゼンブルク・ビューディンゲン家は現在、"Fuerst zu Isenburg"イーゼンブルク侯爵家の称号を名乗っている。
現城主はWolfgang- Ernst zu Ysenburg(=Isenburg) und Buedingenヴォルフガング・エルンスト・イーゼンブルク・ビューディンゲン侯爵と言う。
侯爵殿は広大な庭園の少し高台に、レセプションの小母さんの言う“黄色のヴィラ”と呼ばれる邸宅に住んでいるとのことだが、2011年には侯爵家の私有会社と、ヴォルフガング・エルンスト社長自身も破産したと云う。
2013年5月9日のBildビルト紙!によると、香港の貸主某氏から侯爵殿は借りた金100万ユーロの金利、凡そ6万ユーロの支払いを求められて裁判沙汰になっているとあり、侯爵家の没落(Der Niedergang)・・・イーゼンブルク侯爵家の頭上に漂う黒い雲・・・という記事が散見されている。
イーゼンブルク侯爵家は今日まで、ヘッセン州最大の広大な私有地(8,500ha=約3,000坪X8,500なので25.5百万坪)であったビューディンゲンの森を売り、2001年に1578年以来の侯爵家のビール醸造会社を手放し、更に2005年には175年の歴史を持ったWaechtersbacher Keramikベヒテルバッハー陶磁器工場も売却しており、今後の侯爵家とビューディンゲン城の行方が気になる所だ。
写真はビューディンゲン城の姉妹城:Stammburg Isenburgイーゼンブルク城(城址・一族の発祥の地) -
長い歴史を持つイーゼンブルク侯爵家一族の居城は
*ビューディンゲン城(侯爵家の居城)の他に、
*Burg Ronneburgロンネブルク城(今は城址)、
*Burg Runkel_Lahnルンケル城(ラーン川流域)、
*Schloss Birsteinビルシュタイン城(侯爵家の居城)、
*Burg Limburgリンブルク城(今は町の行政部門が使用)、
*Isenburger Schloss in Offenbachイーゼンブルク城(オッフェンバッハ芸術造形大学が所有)、
*Schloss Meerholzメーアホルツ城(現在、養護施設)、
*Schloss Waechtersbachヴェヒタースバッハ城(個人所有)、
*Schloss Philippseichフィリップスアイヒ城(Dreieich・Goetzenhain個人所有)、
*Schloss Arenfelsアーレンフェルス城(19世紀に大改装したままが現存)
*Stammburg Isenburgイーゼンブルク城(城址・一族の発祥の地)、
*Niederburg Kobernコーベルン城(城址)、
*Burg Grenzauグレンツァウ城(城址)、
・・・と12の古城・城址がある。
写真はビューディンゲン城の姉妹城:Burg Grenzauグレンツァウ城(城址) -
写真はビューディンゲン城の姉妹城:Burg Ronneburgロンネブルク城
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写真はビューディンゲン城の姉妹城:Burg Runkel_Lahnルンケル城(ラーン川流域)
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写真はビューディンゲン城の姉妹城:Burg Limburgリンブルク城(今は町の行政部門が使用)
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写真はビューディンゲン城の姉妹城:Niederburg Kobernニーダーブルク・コーベルン城(城址)
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写真はビューディンゲン城の姉妹城:Isenburger Schloss in Offenbachイーゼンブルク城(フランクフルト近郊のオッフェンバッハ芸術造形大学が所有)
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写真はビューディンゲン城の姉妹城:Schloss Birsteinビルシュタイン城(侯爵家の居城)
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写真はビューディンゲン城の姉妹城:Schloss Arenfelsアーレンフェルス城(19世紀に大改装したままが現存)
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写真はビューディンゲン城の姉妹城:Schloss Meerholzメーアホルツ城(現在、養護施設)
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写真はビューディンゲン城の姉妹城:Schloss Philippseichフィリップスアイヒ城(フランクフルト近郊のDreieich・Goetzenhain個人所有)
Schloss Philippseichフィリップスアイヒ城はイーゼンブルク・オッフェンバッハ伯Johann Philippヨハン・フィリップにより、1715年頃にDreieichドライアイヒ・Goetzenhainゲッツェンハインに築城されたものだ。 -
写真はビューディンゲン城の姉妹城:Schloss Waechtersbachヴェヒタースバッハ城(個人所有)
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