2018/12/15 - 2018/12/16
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kojikojiさん
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最終日もお昼を食べ終えるとギザの観光だけになります。これまで6日間学んできたことを忘れないようにしながらピラミッドに向かいます。だんだんギザに近づいて、ピラミッドが見えた瞬間に頭の中は真っ白になりました。さすが世界七不思議の1つです。七不思議に1つのロードス島には行きましたが、巨像の建っていた港には小さい鹿の銅像しかありませんでしたし、エフェソスのアルテミス神殿もただの廃墟でした。ギザのピラミッドは違います。ものすごい迫力です。まずはクフ王のピラミッドの北側までバスで移動します。今回のツアーにはピラミッド内部の入場も含まれていましたが、妻は申し込んだ4か月前から入る気はなかったようです。また内部にはカメラの持ち込みが出来ないので、妻に預けることになりそのお陰で中に入るところと出てきたところを写真に撮ってもらえました。入ってみての感想は入らないよりは入ったほうが良いということと、冬でも内部は蒸し暑いということと、中腰でのトンネルの移動は非常に疲れるのと、大回廊の急な階段は腿に乳酸が溜まるということです。正直かなり疲れたので妻は行かなくて正解だったかと思います。2人そろって運動不足ですから。喉が渇いたらと思って新しいミネラルウォーターを1本持って行ったのですが、玄室で飲もうと思って閃きました。今から思えばこれがピラミッド・パワーだったのかもしれません。ピラミッドの真ん中まで持って行った水ってパワーがあるのではないかと思い、股関節が痛いと言っている母に飲ませたら気持ちだけでも良いのではと思いました。お金もかからないし気は心とよく言います。おかげで喉カラカラのまま降りることになりました。
続いてはピラミッドパノラマポイントへ移動しますが、途中でガラベイヤの貸し出しがありました。これはHISのサービスですがこの日が最終日でなければコムオンボで買った自分のガラベイヤとターバンで写真が撮りたいところでした。そして、事前に調べてトラブルが多いので諦めていたラクダに乗る提案がガイドさんからありました。これはHISのオプションではなく、過去に骨折事故もあったらしいので承諾書にサインをして自己責任で乗ることになります。看板に出ている外国人料金は1時間200ポンド(1,400円くらい)ですが1,500円で30分ほど乗れます。これならボラれないしトラブルにもなりません。まして1時間の自由時間もありませんから。これはツアーの人の半分くらいが参加しましたが最高に楽しかったです。ラクダを経験した後に帰国して「ハムナプトラ」を観たら今までと見方が変わった気がしました。記念写真も撮って最高の思い出が出来ました。個人的にはチェンマイの山の中で子象の背中に乗って、後足だけで立った時くらい興奮しました。その後に行った「太陽の船の博物館」も良かったです。ここには立ち寄らないツアーも多いので、ツアーを選定したポイントにもなりました。4500年前の木材で出来た船のオリジナルや、その当時のロープに感動します。そして最後にスフィンクスの観光。今回のツアーのルートは最高に良くできていたと感心します。ガイドのヒマさんも同じことを言っていました。日が沈むタイミングで夕焼けに赤く染まる「スフィンクス」と「ピラミッド」の景色は壮大でした。これで観光が終わり最後のディナーはナイル川沿いのレストランでタジン料理を頂き空港へ向かいます。お世話になったガイドさんとお別れして、機上の人となり成田へ戻ります。最高に楽しかったけど早朝から深夜までハードな旅行となりました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 観光バス 船 タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- エジプト航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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ランチを終えてバスに乗り、ギザのピラミッドのエリアに向かうと車窓からもちょこちょこ顔を出し始めました。
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荷物の積みすぎでタイヤ交換している車はISUZU D-MAXとありますが、いすゞ ファスターみたいです。
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とうとうギザのピラミッドです。広大なピラミッド・コンプレックスに着きましたが、ツアーバスで連れてきてもらったのでどの辺りか全く分かりません。
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とりあえずはクフ王のピラミッドに向かうようです。
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「クフ王のピラミッド」です。頭頂部の形と大きさで判断はつきます。ギザにある三大ピラミッドの中で一番大きいものです。4500年以上前にクフ王によって建造され、平均2.5トンの石灰岩を210段に重ね、各辺の誤差もわずかという当時の建築精度の高さに驚かされます。
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ガイドさんの知り合いのカメラマンがいて、全員で記念写真を撮りますがだれも買いませんでした。今回は友人夫婦と一緒だったこともあり、ほかの参加者の方とはあまり話しも出来ませんでした。
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クフ王は第4王朝の第2代王で、前王のスネフェルから王位を継承しています。こんな巨大な世界の七不思議の1つを残していますが、自分の姿は前日のエジプト考古学博物館で見た10センチほどの象牙製の座像くらいしか残っていないようです。同じ博物館で兄弟のラーヘテプ夫婦の像はありましたが。
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今回のツアーにはクフ王のピラミッドの入場も含まれています。楽しみにしていたのですが、妻は最初から入場する気はなかったようです。当日も「さっき、ウナス王のピラミッドに入ったからもういい。」と下で待機すると言い出します。
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ということでクフ王のピラミッドに入ってきます。北側には本来の入り口もありますが10メートルほど下のアル・マムーンの穴と呼ばれる「盗掘穴」から入ります。9世紀に当時のカリフだったアル・マムーンがピラミッドに穴をあけたのは公然の事実でアラビアンナイトの話のひとつにもなっているそうです。この盗掘の場面を描いた絵をロンドンの美術館か博物館で見たのですが、どこだったか思い出せない…。
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クフ王のピラミッドの内部は撮影禁止なのでカメラは持ち込めません。入口でチェックされるので、ほかのツアーの方はバスに置いておくかガイドさんと添乗員さんに預けていました。うちは妻に預けましたが個人で来た場合はどうするのでしょうね。まずは岩の間をクネクネ30メートルほど抜けます。そこから上昇する38メートルの通路があります。高さ1メートルほどなので中腰のまま苦痛に耐えます。そこから天井の高い大回廊が50メートルほど続きます。ここはホッとしますが急こう配に腿に乳酸が溜まります。そしてさらに1メートルほどの横穴が王の間に到着です。
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王の間で持って行った新しいミネラル・ウォーターを開けようと思って閃きました。70年代から80年代に流行ったピラミッドパワーを思い出しました。当時腐敗菌の抑制とか剃刀の刃の寿命が延びるとか静電気の発生、瞑想時のヒーリング効果と植物の成長促進効果、そして食品の味がマイルドに変わるという話でした。味が良くなるかわからないけれど、ミネラルウォーターは母へのお土産にしようと思いました。最近股関節が痛くなっていろいろ気力が減退しているので、何よりのお土産かもしれません。
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ピラミッドの入場は思っていたよりも疲れました。冬でも内部は暑苦しさを感じるほどでした。体力的にも疲れたので妻には無理だったかもしれません。日頃の運動不足がたたりました。ピラミッドパワーは写真を見てもわかるように、背負っていたリュックが前に移動していました。
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ここからはまたバスに乗って「ピラミッドパノラマポイント」に移動します。各ピラミッドはそれぞれかなりの距離があるので馬車が地元の人には人気のようです。
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クフ王のピラミッドの北西の角です。この角度が一番きれいに見えますね。
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西側を真正面から見ると巨大なただの壁のように見えます。
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クフ王のピラミッドの南側には太陽の船の博物館が見えました。ここに入らないツアーも多くありますが、HISのツアーでは後ほど入場します。
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ラクダもたくさんいますがトラブルの話をたくさん聞いているので乗ろうとは思っていませんでした。
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カフラー王の北東のコーナーからの写真です。クフ王のピラミッドよりひと回り小さいはずですが肉眼では分かりません。どちらも圧倒的な大きさと迫力を感じるだけです。クフ王のピラミッドに次ぎ2番目の大きさですが、クフ王のピラミッドより高い台地に建てられているため肉眼では一番高く見えるそうです。
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頭頂部には石灰石の化粧石が残っているのが見えます。
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遠くにメンカウラー王のピラミッドも望めます。500メートルほどしか離れていませんが、頭の中の距離感が狂うほどの大きさです。
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カフラー王のピラミッドを北西の角からメンカウラー王のピラミッドと共に。
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メンカウラー王のピラミッドはあまり人気が無いのか、馬車やラクダの姿は見えません。
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ここでもバスの最後部の窓が大活躍です。ピラミッドの向こうにギザの街も見えました。
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周辺の道路は馬車で混み合っています。ほとんどがエジプト人の家族が利用しています。ダブルプライスなのは知っていますが、いくらくらいの差があるのでしょう。
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個人的にはカフラー王のピラミッドが一番美しく思えました。
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カフラー王は古王国時代の第4王朝を統治したクフ王の息子であり、ジェドエフラー王の跡を継いでファラオとなった人です。エジプト考古学博物館で見た10ポンド札の裏側にも描かれた座像を思い出しました。
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これが全部石を積み上げただけのものと考えると気が遠くなります。
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エジプト遠征を決行したナポレオンが率いるフランス軍とオスマン帝国領エジプトのマムルーク軍が1798年にカイロ近郊で戦った「ピラミッドの戦い」を思い出します。マムルーク軍の騎馬兵に苦慮したナポレオンは「兵士諸君!あの遺跡の頂から40世紀の歴史が諸君を見下ろしている」と鼓舞したそうです。
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「ピラミッドパノラマポイント」に到着しました。バスの中で写真撮影用のガラベイヤが貸し出しされました。さらにHISのオプションではありませんが、現地旅行会社のオプションでラクダに乗る提案がありました。これには半数くらいが大喜びです。もちろん我々も含まれています。
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ガラベイヤを着ただけで何となく気分はエジプトです。この日の晩に帰国でなければ自前のガラベイヤを着たかったくらいです。ラクダに乗る前にHISの同意書にサインをします。事故があっても自己責任になります。以前にラクダから落ちて骨折された方もいたそうです。
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いろいろトラブルが聞かれるラクダや馬車ですが、外国人料金は1時間200ポンドと決まっているようです。今回のオプションでは40分くらいのラクダ体験で1,500円でしたが安心はお金に換えられません。もちろん自由時間は1時間もありません。
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ということでラクダ乗り場にやってきました。ラクダには1人で乗っても2人で乗ってもよいということでした。
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このおじさんがラクダの親方です。一見強持てですが優しい笑顔のかわいいおじさんでした。
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ガラベイヤを着てると正直乗りにくいです。まずは妻が乗って…。
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2人乗りにすることにしました。このラクダに掛けられた織物がきれいです。
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ガラベイヤをまくって後ろに乗ります。
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これで一安心してはいけません。ラクダはまだ座ったままです。
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ラクダはまず後ろ足から立ちます。いきなり1メートルくらい下から斜めに突き上げられます。これが一番怖い瞬間です。
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それから前足を立てるので前後と左右に振られます。
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立ち上がると小型のアジア象に座った時の高さに似ています。こんなに高いとは思わなかったです。
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立ち上がっても左右に振られるので、慣れるまでは気が抜けません。
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ようやく慣れてきました。前に座っていると鞍の棒に掴まれますが、後ろに座ると後ろ手に掴むだけなので安定しません。
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余裕が出てくるとピラミッドをバックにラクダの写真も撮れました。
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30分くらい砂漠の中を散歩しましたが、いい思い出になりました。
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最後にラクダと記念写真です。ラクダもポーズを取ってくれました。
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後ろでガイドのヒマさんがふざけてます。
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こうなると馬車にも載ってみたくなるのですが、さすがに自由時間はそこまでありません。
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ラクダの鞍カバーのキリムがきれいですね。ハン・ハリーリの古物屋さんで売っているのしか見掛けませんでしたが、探せばどこかで売っているのでしょうね。房飾りがトルコのロバの鞍カバーとは違いがありますね。
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ピーター・オトゥールの「アラビアのロレンス」の映画を見ても何も感じませんでしたが、疾走するラクダの背中に乗るのは大変だったと思いました。
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肝心なピラミッドパノラマポイントで写真を撮っていないので慌てて移動します。
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ピラミッドを摘まんだ写真を撮ったつもりがちょっとずれていました。ごめん。
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手乗りピラミッド。
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妻が撮った写真のほうがうまく撮れていました。文句言ってごめんなさい。
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改めてこんな町の近くにピラミッドが建っているのだと思いました。
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同じルートでクフ王のピラミッドに戻ります。1時間近い自由時間を満喫しました。
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クフ王のピラミッドに到着です。
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南側に「太陽の船の博物館」があります。
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ちょっと離れた所でバスを降りて砂礫の上を歩きます。
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カフラー王のピラミッドの角度が異様に尖って見えます。
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クフ王のピラミッドの南側に一番近づきました。少し歩きたいところですが、すぐに博物館に入ります。
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入り口では靴カバーを履きます。使いまわしなのでほこりっぽいですがこれの意味が良く分かりません。
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最初にガラスケースに入ったロープです。なんでこんなものと思いましたが、これは太陽の船を組み上げていたロープで、実際に使われた様子はこの後見ることができます。
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4500年間ロープについては進化が止まっているのだと感じます。田舎の納屋に放りこんであるロープと同じに見えます。
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クフ王の第1の船は649の断片に分解された状態で、ピラミッドの南側に掘られた石坑に封をされていたため、船は発見されるまで全く乱されていなかったそうです。エジプト考古庁によって28年の歳月を掛けて発掘と復原が行われたそうです。その石杭の前に立つと感慨深いものがあります。
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1987年には第1の船が発見された石坑の西隣からもう1隻の別の船体が発見されているそうです。
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クフ王の第1の船は全長42.32メートル全幅5.66メートルもの大きさで、最も古く最も大きく、最も保存状態の良い船の1つです。主に杉板で作られていたそうですが、その当時エジプトに杉が生えていたのでしょうか?想像するとレバノン杉が頭に浮かんできます。
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この1週間にエジプト各地の神殿で見てきた聖船のレリーフが頭の中に浮かんできます。
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博物館の入り口で見たロープの束はこのように使われていたものです。
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櫓の固定に使われたロープの結び方は合掌造りの家の屋根裏で使われるロープの結び方に似ています。横浜の三渓園の移築された住居の屋根裏で見た気がします。
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多分防腐処理などが施されていると思いますが、4500年も腐らずによく残ったものです。
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博物館の中からもクフ王のピラミッドを望めます。博物館の売店で絵葉書を数枚買ったところ、ピカピカの1ポンド硬貨でお連れがもらえました。アッとおもって係のおじさんに手持ちの1ポンド硬貨を全部見せてもらいました。「7歳の姪にお土産にしたいんだ。」というと快く探してくれました。外側がシルバーで中央がゴールドで、ツタンカーメンの顔が浮かんでいます。
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上のフロアに上がると太陽の船の全体像が美しく見えました。4500年前の完成されたデザインです。以前行ったキプロスの博物館で古代ギリシャの運搬船を見たことがあります。海中の泥の中に埋まっていて腐敗を免れたものですが、それと比べても数千年こちらのほうが古いということです。
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実際に水上で使用された跡があることから、クフ王の巡礼地訪問のためか葬儀用に建造された可能性があるようです。またクフ王が死後に太陽神となって天空を航行するためのものともいわれています。ここもどうしても来たかったところなので感無量です。
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船の博物館からバスに乗って「スフィンクス」の見学に移ります。バスの車窓から初めて見ることになりました。
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左後方から正面に回り込んでいきます。
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カフラー王のピラミッドとピラミッドが一直線になったタイミングで写真が撮れました。この方向までは歩いてこないので正面の写真はこれだけです。
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ここでも料金表がありました。金額は変わりませんが30分単位のようです。エジプト人の料金はいくらなのか気になります。昔ベトナムを旅した時は入場料が10倍でした。
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スフィンクス近くの駐車場でバスを降りてしばらく歩きます。実質ここがツアー最後の観光になります。「カフラー王の河岸神殿」と呼ばれるピラミッド・コンプレックスの一部を通り抜けるようです。
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河岸神殿を通り抜けてスフィンクスに向かいます。その石組の精度の高さに驚かされます。未だ見ぬペルーの石組もこんななのでしょうか?
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4500年前は現在より石が柔らかかったのかもしれません。夏目漱石の「夢十夜」の第六夜の話を思い出しました。護国寺で運慶が仁王像を彫っているのを見に行くと、隣の男が「運慶は、木の中に埋まっている仁王を掘り出しているだけだ」というので家に帰って彫ってみたが仏像は出てこなかったという話です。
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最近アクリルのカバーが設置されたそうですが、この地下でカフラー王の座像が発見されたそうです。こんな状態で水滴が残っていると内部はカビだらけになりそうですが。
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エジプト考古学博物館に収蔵されているこの像です。顔の側面は10ポンド札の絵柄になっています。
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スフィンクスを望むテラスに到着しました。一枚岩からの彫り出した像としては世界最大のものです。この事実はエジプト旅行に来る前に初めて知りました。周囲の岩を掘り出して河岸神殿を建設し、残った岩山を彫ってスフィンクスを形成したそうです。
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スフィンクスは3種類の地層が重なった岩盤の地層で出来ています。その層のピッチと河岸神殿の岩のピッチを確認した学者がいるそうです。
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これは絶対に2020年の年賀状の写真候補ですね。まさか妻とこうやって一緒に来ることができるとは思いませんでした。
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お約束のスフィンクスとチューです。おかげでこの1週間後にウィーンのベルヴェデーレ宮殿の中庭でスフィンクスと再会できました。でもスフィンクスは女性名詞で、中国語では「獅身人面像」とか「獅身女面像」と訳されます。
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西日が当たってきれいな姿を見せてくれました。
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最後にクフ王のピラミッドも見ておきます。
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この時間は南側は日陰になり、西側に夕日が当たって美しいです。
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カフラー王のスフィンクスは南側しか見えません。
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スフィンクスはおしりからの姿の方がセクシーです。
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夕方になってラクダや馬の商売も終わりのようです。
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ラクダ使いのおじさんも家路につくようです。
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まだラクダに乗っている地元の観光客もいるようです。
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おじさんの乗り方はやはりプロですね。バランスのとり方が観光客とは違います。
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慣れればこんな乗り方もできるのですね。ラクダと一体化しているような軽やかさです。考えればラクダの強靭な体力のおかげでシルクロードの行き来が出来たのでしょうし、人類の交流には欠かせない動物だったと言えるでしょう。
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馬子のお兄ちゃんたちは半分遊びで仕事しているのではないでしょうか。まだ若いからね。
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夕日が落ちるにつれてピラミッドの色がどんどん赤く変化していきます。
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クフ王のピラミッドの見納めです。
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そしてカフラー王のピラミッドも。
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スフィンクスのおしりも。
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帰国後に「ハムナプトラ」の映画を見ましたが、今まで何度も見たのに全く違った新鮮さで見ることができました。特にラクダに乗るシーンなどは体が反応してしまいます。
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出発の時間です。
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アシスタントのガイドさんがこのポーズを教えてくれました。うまく太陽を捕まえました。
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王家の谷で見学したラムセス4世の花崗岩の石棺に描かれていたレリーフを思い出させます。彼もこの姿を伝えたかったのでしょう。
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アスワンハイ・ダムの見学から始まった今回のツアーでしたが、楽しいことばかりでした。
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そして1つ1つの神殿や遺跡から受けるインパクトはとても強烈で、受け止められないほどでした。正直、帰国しても旅行記にまとめられるか心配でした。
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帰国後に友人に会うたびに「死ぬ前にエジプトには行った方がいいよ。」と口癖のように言っています。エジプトの歴史についてこれからも勉強したいと思いましたが、どこかでギリシャやローマに重なっていくので混乱しそうです。
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駐車場に戻ってバスに乗ります。
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2018年12月最後に見るピラミッドです。
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馬車にも乗りたかったな。
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スフィンクスの視線の先にあるKFCとピザハットの写真も撮れました。
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旅の感傷に浸る間もなくカイロ市内へ向かいます。
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観光客相手の商売も夕方で終わりです。
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最後にパピルスの店に立ち寄りました。パピルスの茎を使った製紙(紙ではありませんが)の方法を実演してもらった後はお買い物タイムです。これがまた高い。ちょっといいなと思うと150ドルとかそんな値段です。一番小さいものでも40ドルくらいだったと思います。ブラックライトで光る絵に至っては興ざめです。アラビア文字のカリグラフィーが良かったのですがこれはさらに高い。
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舌を出してベス神の真似をしてお買い物は終わりです。誰か買い物をした人がいたのでしょうか?パピルスと安物のバナナの葉で出来たものの違いは見ていても分かりますが、ここで150ドルで売っているものと空港の高い免税店で30ドルで売っていたものの違いが正直分かりませんでした。クオリティは同じです。空港で買った3.5ドルの「ゲブとヌト」と「ウジャトの目」の2枚で十分でした。
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空港へ行く前に最後のディナーに行きます。
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ナイル川に着くころにはすっかり日が落ちていました。
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ナイル川沿いの「プラットフォーム」というレストランです。
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階段を降りると川沿いにテラスが広がり、高級な感じがします。
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川沿いのテラス席での食事です。
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テーブルには定番のピクルスとパンとペーストが並んでいます。
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夜になって少し冷えてきたので熱々のスープがうれしいです。
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雀の舌も食べおさめです。
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メインはワンプレートでした。熱々のフレンチフライとピラフ。
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一応ビーフタジンです。美味しいけれど前の晩に「アブ・エル・シッド」の味を知ってしまいましたから…。
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最後にノンアルコールビールで乾杯です。
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最初で最後のノンアルコールビール。ここでは3ドルでした。
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空港へ到着前にスーパーマーケットにも立ち寄りました。ちょっと怪しい感じでしたが、子供を連れた家族も来ていたので安心しました。
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ガイドさんのおすすめは紅茶です。
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色取りがきれいなのでジュースの写真も撮っておきましょう。
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美味しかったマンゴジュースは30円くらいで買えます。濃厚で美味しいです。
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残った小銭で買えるだけのお買い物です。
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駐車場から歩いてくる途中にこの赤いジャンパーの男の子が蚊の鳴くような声で「ハロー。」と声を掛けてくれていました。同じタイミングで店を出たみたいで、お父さんに何か話していました。するとお父さんが「息子と一緒に写真を撮ってくれますか。」とのこと。なんて可愛らしい。お父さんにシャッターを押してもらったら『ちょっとピンぼけ』
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そして空港に到着しました。エジプト航空は国際線は23キロ2個なので助かりました。チェックイン時にお願いして左側の窓側の席にしてもらいました。
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免税店でパピルスを2枚(実際はバナナの皮)買っただけで買い物は終わりました。一度帰国した後にヨーロッパへすぐ出発するので、仕事先へのお土産は次の旅にします。
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最後にサッカラビールで乾杯です。やっぱりビールは本物に限ります。カウンターのお兄ちゃんは気が利いていてシャッターを押してくれました。
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最高に楽しい旅でした。
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成田空港行きのエジプト航空の便は時間通りに出発しました。成田で見かけたクラブツーリズムやトラピックスのいくつかのツアーの方々も同じ便に乗っているのだと思います。
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妻はいろいろ準備が大変です。
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時間通りに出発です。3度目のアフリカ大陸からお別れです。
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離陸して1時間30分ほどで晩御飯になりました。先ほど食べたばかりですが、量が少なかったのですでにお腹が空いていました。そういったバランスも旅行会社は考えているのかもしれません。
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チキンのソテーは美味しかったです。ビールが飲めないのが残念です。飲みたい場合は免税店でエジプトワインやビールが買えます。ワインはオープナーが無いと開けられないので、スクリューキャップのものを選ばないとだめです。免税店のビニール袋に入れてもらう必要があります。
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妻はビーフカレー。一口もらっただけですが、これも美味しかったです。
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カイロを出て7時間くらいで夜が明けました。
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カイロとアスワン、ルクソールとカイロ間の機上から見た風景とは全く違う世界が広がっています。座席のモニターの調子が悪かったのですが、疲れもピークだったのでよく眠れました。
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さらに1時間もすると朝ごはんです。大きなマッシュルームとブロッコリーとポテトと大きなオムレツ。パンも2個でボリューミーです。どれも美味しかったです。
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エジプト航空はおじさんのキャビン・アテンダントの人ばかりでした。ちょうどマンゴジュースが切れてしまい量が少なかったのですが、しばらくするともう1つ持ってきてくれました。結構きめ細かいサービスです。
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映画を見ることもできないので目が覚めると外の景色を眺めていました。ちなみに座席は3列並んだシートでしたが、通路側には誰も来なかったので2人で3席使えました。おかげでゆったりできました。
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寒々しい景色が右から左に流れていきます。
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中国の内陸部のかなり北の方を飛んでいます。
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不思議な虹色の雲の上を通り過ぎます。
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万里の長城を探していたのですが、右下にちょっと見えた気がしました。以前西安から北京へのフライトでは、着陸する前にきれいに見えたのですが、高度が高すぎました。
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出発するときは三日月だったのですが、帰国時には半月になっていました。そして3日後にベルリンへ飛び、帰国時には満月になっていました。飛行機に乗った時くらいしか月を見る機会はありません。
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旅順と大連の近くを通過しましたが、うっすら旅順港が見えました。
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最後に軽食が出ました。ハムとチーズのサンドイッチです。ぱさぱさではありましたが美味しかったです。そして最後のマンゴジュース。
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あっという間に夕暮れになりました。そろそろ旅も終わりです。
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ほぼ時間通りに師走の夕方の成田空港に到着です。荷物をピックアップしてツアーは解散です。最高に充実した旅立ったのは言うまでもありません。そして最高に楽しかったです。「大エジプト博物館」が完成したらまた訪れてみたいエジプトの旅でした。
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旅行記グループ 2018 エジプトの旅
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