2018/04/20 - 2018/04/20
123位(同エリア5151件中)
キートンさん
この旅行記のスケジュール
2018/04/20
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飛行機での移動
関西国際空港(9:00発)→北京首都国際空港(11:25着) CA162便
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電車での移動
エアポートエクスプレス、地下鉄10号線、4号線と乗り継いで移動
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船での移動
昆明湖を遊覧船で移動
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電車での移動
地下鉄4号線、10号線、8号線と乗り継いで奥体中心に移動
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電車での移動
地下鉄8号線、10号線、エアポートエクスプレスと乗り継いで移動
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飛行機での移動
北京首都国際空港(2:30発)→アテネ国際空港(8:15着) CA863便
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この旅行記スケジュールを元に
今年の旅のメインテーマは遺跡と絶景。
以前から行きたかったギリシャのメテオラとヨルダンのぺトラ遺跡とワディ・ラムを必須にして、それにアクセスしやすい観光地を加える方針で旅程を計画し始めた。
しかし、大阪発着でギリシャのアテネ及びヨルダンのアンマンをINまたはOUTにして往復航空券を探すも、あまり安いものがない。
1フライト増やしてINとOUTを双方ヨーローッパの主要都市にしても、トータル金額であまり変わらない。
そこで遺跡の宝庫イタリアを加えて、アテネIN、ローマOUTにすることにした。
ややあわただしい旅程となるが、ギリシャ→ヨルダン→イタリアと周遊する計画だ。
アテネIN、ローマOUTの復航航空券は最も安い北京経由の中国国際航空となった。
やはり経済性を考慮すると中国系航空会社が強いのだ。
往路の関空→北京は午前便と午後便で料金は変わらないので、北京観光がある程度取れる午前便を選択。
かくして2015年以来2度目の「ちょこっと寄り道北京」となったのであった。
関空9:00発の便は北京11:25着でアテネ行きは北京2:30発。
約15時間の乗り継ぎ時間があれば万里の長城も可能かと思われたものの、タクシーをチャーターしなければ昼から万里の長城を往復するのは厳しそうだ。
「故宮」は2015年に行った。
じゃあどこに行こうか・・・
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- 中国国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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関空9:00発のCA162便は北京首都国際空港にほぼ定刻に到着。
12:20頃エアポートエクスプレスで北京市内を目指す。
片道25元。エアポートエクスプレス 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
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「三元橋」で地下鉄10号線に乗換え、さらに4号線に乗り継いで、13:40頃「北宮門」という駅に到着した。
北宮門駅 駅
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「北宮門」の駅から5分も歩けば、中国四大名園のひとつで世界文化遺産でもある「頤和園」の北側の入口に到着した。
「北宮門」とは「頤和園」の北側の門である。
入場する前に売店で軽食とミネラルウォーターを購入した。 -
「頤和園」の入園料は30元。
他に60元という料金表示があったが、この時は30元の金額差は何が付加されるのかわからなかった。
というか、特に気にしなかった。 -
「北宮門」をくぐると最初の橋の両側に「蘇州街」という運河沿いの街並が見下ろされた。
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いきなりいい感じの街並に、早速この「蘇州街」を歩きたくなった。
橋を渡った所から「蘇州街」へ下りようとするとゲートがあり、30元のチケットを見せたが、これでは下りれないらしい。
60元のチケットでないと「蘇州街」には入れないということか・・・蘇州街 散歩・街歩き
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「頤和園」は「万寿山」とその南に広がる「昆明湖」を含めた庭園公園。
周囲約8km、面積300haにおよぶ広大な公園である。
この見取図で位置関係を把握しておこう。
一番上(北)の「北宮門」から入場して、まず南へと「万寿山」を上っていく。
(この見取図は「南湖島」で撮った写真なので、▲の現在地が「南湖島」に表示されている) -
公園の見取図によると「松堂」あたり。
ここから「万寿山」に向かって建築物が続いていく。 -
1750年、清の乾隆帝が母親の長寿を祝って造営した「清漪園」が「頤和園」の前身である。
19世紀には国力の衰退に伴い「清漪園」は次第に荒廃し、1860年に第二次アヘン戦争で英仏の軍隊により破壊され消失した。
1888年、西太后が「頤和園」として再建したが、莫大な再建費を軍事費用から流用したため日清戦争の敗因のひとつになったといわれる。
1900年、8ヶ国連合軍により破壊を受けたが、西太后は1902年に修復した。
中華民国が成立すると「頤和園」は清室の私有財産とされ、1914年には有料での一般開放された。
1953年以降、「頤和園」は公園となり一般開放されている。 -
「松堂」より上部は「四大部洲」と呼ばれる建築群。
「四大部洲」はチベットのラマ教風格を真似て築かれたようだ。
このあたりは階段を上りながらのルートとなり、振り返ると歩いて来た方向を見下ろす感じとなる。 -
山頂近くには「智慧海」と呼ばれるチベット仏教式の建築物。
智慧海 建造物
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壁一面に彫られた仏像が印象的だ。
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「智慧海」から今度は下っていくと、ちょうど船場に出た。
そこから「南湖島」の方に向かう遊覧船が出ていたので乗ることにした。
片道20元。 -
遊覧船が出航するとまもなく、乾隆帝が造った石船「清晏舫」が見えてくる。
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左に「万寿山」の建築群を見ながら「昆明湖」をクルーズ。
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「万寿山」でひときわ目立つのは「頤和園」を象徴する「仏香閣」。
昆明湖 滝・河川・湖
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出航後約15分で「南湖島」近くを航行。
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「南湖島」の南側を回り込むと見えてくる「十七孔橋」。
17のアーチがある美しい石橋である。 -
約20分ほどのクルーズで「十七孔橋」のたもとに到着。
広大な「頤和園」を効率的に散策するのにも、この片道クルーズは正解だった。 -
「十七孔橋」の欄干には544個もの石獅子が並ぶ。
一見同じ形に見えるが、実は少しずつ形が異なっているらしい。
「十七孔橋」は、マルコ・ポーロも絶賛したという「盧溝橋」を模して、乾隆帝が造った。 -
「十七孔橋」を渡り、「南湖島」へ。
「南湖島」で見かけた光景。
日本なら絵馬なのだろうがこちらではリボンで願掛けってことか? -
「洞門」と呼ばれる丸孔が連続する風景。
蘇州の庭園でも見た記憶がある。 -
藤のような花。
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湖に向いた様々な形の窓。
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注意の立札には、中国語、英語、韓国語、日本語の4カ国語表記。
「山登り」っていうのは大袈裟だと思うが・・・ -
「南湖島」の外周を散策。
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イチオシ
30分ほど「南湖島」で過ごしたあと、「十七孔橋」を渡って「昆明湖」湖岸を北へ進もう。
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「十七孔橋」から湖岸を15分ほど歩き、「文昌閣」をくぐる。
曇ってるような空模様だが、日差しが結構あって暑い。 -
「智春亭」へ渡る橋。
知春亭 史跡・遺跡
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「東宮門」の近くにある「仁寿殿」。
地下鉄駅からは「北宮門」が近くて便利だが、「東宮門」の方が「頤和園」の正門になるようだ。仁寿殿 史跡・遺跡
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「水木自親」から見た湖岸の建物。
水木自親 建造物
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「楽寿堂」から「清晏舫」まで700m以上の間は「長廊」と呼ばれる屋根付き回廊が続いている。
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「仏香閣」への門から。
「仏香閣」へはやはり30元のチケットでは入れないようだ。
「頤和園」をじっくり見学するには60元チケットが必要のようだ。
それから、階段もかなり上るのでそれなりの体力も・・・排雲門 建造物
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「昆明湖」クルーズではよく見えた「仏香閣」も「長廊」沿い付近から見えるところは限られている。
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「万寿山」の中腹にある「仏香閣」は、約20mの基壇の上に建つ高さ36.5mの八角三層の塔である。
1860年に焼失したが、西太后が巨費を投じて再建された。 -
石船「清晏舫」は全長36m。
動かない石船は皇帝権力の強大さを象徴しているという。清晏舫 建造物
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石橋をくぐり「蘇州街」へと向かう遊覧船。
時刻は16:30頃、まだ「頤和園」を出るつもりはなかったが、知らず知らず出口となる「北如意門」の方へ進んでしまっていた。
「頤和園」での滞在時間は3時間弱と予定より短くなったが、30元チケットで見学するにはちょうどよかったかもしれない。
それに、もし時間に余裕があれば、もうひとつ寄ってみようと思っていたところもあるし・・・ -
地下鉄10号線の「北土城」で8号線に乗換えてひと駅の「奥体中心」で下車。
「北京奥林匹克公園」のゲートがたいそうだったので、一瞬有料かと思ったが、無料で入場できた。 -
模型で見学したい位置関係を把握しておこう。
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広々とした敷地の右手前方に特徴的な建築物が現れる。
北京国家体育場「鳥巣」。
2008年北京オリンピックのメインスタジアムである。
もう10年も前になるんだね。 -
この建築デザインを近くで見るとなかなかの迫力だ。
こんな複雑な構造は、設計が大変だっただろうなと感じてしまう。 -
その向かいには極めてスクエアな形状の北京国家水泳センター「ウォーターキューブ(水立方)」。
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その外壁の表面は水泡を模したフッ素樹脂の膜で覆われている。
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北京国家体育場「鳥巣」の北側には2008年北京オリンピックのメダリストが石に彫られている。
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陸上男子では人類史上最速のスプリンター、ウサイン・ボルトがオリンピックデビューした。
100m、200m、4×100mリレーの3種目3連覇の始まりの大会であった。
(後にリレーの金メダルは剥奪となる) -
男子4×100mリレーでは日本にとっても歴史的快挙が起こった。
塚原直貴、末續慎吾、高平慎士、朝原宣治のメンバーで銅メダルを獲得。
男子ではトラック種目でオリンピック史上初(女子も含めれば人見絹江以来80年ぶり)のメダルであった。
それから8年後、金メダルのジャマイカチームの一員だったネスタ・カーターがドーピングの検体の再検査で陽性反応により、剥奪となった。
そのため日本が銀メダルに繰り上げとなったが、一概に喜ぶべきことなのかは複雑なところでもある。 -
競泳では北島康介がアテネオリンピックに続き平泳ぎ100m、200m2種目連覇の偉業を成し遂げた。
平泳ぎでは2種目連覇はオリンピック史上世界初のことである。
また、「水の怪物」と呼ばれたマイケル・フェルプスが個人5種目とリレー3種目の全8種目で金メダルを獲得という異次元の偉業を達成した。 -
北京国家体育場「鳥巣」の内部は有料で見学できるが、結構高い(80元?)ので外からチラ見しただけ。
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18:30頃の夕暮れ時。
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19:00過ぎ、北京国家水泳センターのライトアップが始まった。
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そのライトアップは様々な色に変化する。
北京国家体育場のライトアップはまだである。 -
イチオシ
19:20頃、北京国家体育場のライトアップも始まった。
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北京国家体育場「鳥巣」のライトアップはなかなか見応えがある。
金曜日の夜、広い敷地も人でいっぱいだ。 -
北の方のオリンピック関連の塔にも灯がともる。
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イチオシ
「鳥巣」は日中に見るより夜のライトアップの方がずっといい。
複雑な構造がより際立って、独特のデザインが浮かびあがる。 -
全体よりもディテールがより興味深い。
10年前にテレビで見た時はこのデザインは微妙かと思ったが、ライトアップを生で見ると個人的には優れたデザインだと感じた。 -
19:40頃、夜景も堪能したのでそろそろ空港へと向かおう。
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「北京奥林匹克公園」近くのIBMのビルも独特の形だ。
今日は「頤和園」の中国の伝統的建築物と「北京奥林匹克公園」の近代的建築物を見学できて、限られた時間を有意義に過ごすことができた。 -
21:00頃、北京首都国際空港の国際線出発ロビーに到着した。
夕食がまだだったので手荷物検査を受ける前にエスカレーターで上がった飲食店の並ぶフロアで店を探した。
最も奥の方で「真功夫」という中華料理店で55元のメニューを頼んだが、これは正解だった。
白米はイマイチだったが他はまあまあで、何より空港内でこのボリュームで55元は安いと感じた。 -
北京首都国際空港の手荷物検査は今までで最も厳重だった。
今回は預入荷物なしの33Lリュックひとつに全荷物をまとめたので、リュックの中を開けて検査されるのはかなりめんどくさいことだった。
アテネ行きCA863便は夜中の2:30発。
搭乗口付近の椅子は横に寝れる形状だったので楽だった。
旅はここからが本番。
今回はどんな旅になるやら・・・
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