青春18きっぷ　初めての四国 Day2-4 (宇和島～松山～道後温泉）

2018/03/25 - 2018/03/27

初めての四国。青春18きっぷを利用して、桜の季節にざっくり一周しました。その2日目～４日目。（ただし、この日は18きっぷ使用せず。）
宇和島～卯之町～八幡浜～伊予大洲～串～下灘～松山～道後温泉

「初めての四国 Day 1-2 （高知～宇和島）青春18きっぷ」からの続きです。

エリア 愛媛

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: じゃらん

3/25（日）初めての四国　2日目の夜。
17:22 宇和島着
宿泊先で自転車を借りて宇和海に沈む夕日を見に来た。
さあ、これから夕食。

日曜日を定休日としているお店が多い中、宿泊先から徒歩圏内のかどやさんは営業していてよかった。

かどや 駅前本店 グルメ・レストラン

宇和島の郷土料理が少しずつ楽しめる伊達御膳。
左から、じゃこ天、福めん、フカの湯ざらし。
色鮮やかな福めんの下には味ついた細目のこんにゃく。
和えて食べると良いおつまみ。

宇和島鯛めしと、さつま飯という焼き魚と味噌をすりつぶしもの、小あじの南蛮漬けも添えられ大満足。

特に宇和島で一番食べたかった、宇和島鯛めしは、期待を裏切らない美味しさ。

3/26(月)　初めての四国3日目の朝。
暖簾もない、ふつうの民家からお出汁のいい香りが漂ってくる早朝5時開店のうどん屋さん。朝食はこちらで。

やまこうどん グルメ・レストラン

メニューはうどんのみ。
常連さんは、自分で湯がいて、具をのせ、自分の家の台所みたいにしてる。
こんなローカルな雰囲気を楽しむことが旅の醍醐味。
初めてですと告げて着席すると、すぐに運んで来てくれた。
具は、じゃこてん、かまぼこ、貝柱の天ぷら。
地元に愛されている感じが伝わってくる。

やまこうどん グルメ・レストラン

美味しかったです。
もちろん、うどんつゆは全部飲み干しました。
こんな朝うどんのある生活、良いなぁ。

うどんの後は、宇和島城へ。

高知城と同じく国重要文化財、宇和島城。現存する12天守のひとつ。

宇和島城 名所・史跡

天守前で体操をしていた男性が空を見上げて虹だと教えてくれました。
珍しい逆さ虹。

天守と一緒に撮るとこんな感じ。
後から教えてもらったのですが、これは環天頂アーク言って、大変珍しい現象なのだとか。吉兆の予感。

宇和島駅　8：45発　予讃線

JR予土線 乗り物

中はこんな感じ。緑と黄いろのシートが可愛いらしい。

9：22　卯之町着。下車して街歩きします。

卯之町駅 駅

なんか映画のセットのような食堂。

和風建築が立ち並ぶ静かな町並み。

卯之町の町並み 名所・史跡

こちらのお醤油屋さんからはもろみの匂いが漂ってきました。

こちらは旅館松屋さん。かつて宿泊された著名人。

こちらは造り酒屋さん。暖簾と引き戸がいい感じ。

開明学校。明治時代の小学校。四国で最古の小学校だそうです。

こちらは旧宇和町小学校校舎（現宇和米博物館）。109メートル長い廊下で雑巾がけレースが行われることで有名。この日は月曜で休館日。

卯之町散歩を終え、電車の時間まで駅でコーヒータイム。

11：01　卯之町発の特急に乗車。

八幡浜　11：17着
ここから歩くこと20分。

八幡浜駅 駅

塩パンの発祥のパンメゾンさん。

パン・メゾン 八幡浜店 グルメ・レストラン

実は塩パンは食べたとこなかったのですが、高知のひろめ市場で会った今治の女性のおすすめで来てみました。
イートインスペースがあり、なんとコーヒーは無料！

美味しかったので、季節限定、海老の塩パンも追加。

八幡浜13：14発　伊予大洲　13：32着。
伊予大洲はレンタサイクルで周ります。

大洲城

大洲城 名所・史跡

大洲城裏手を流れる肱川（ひじかわ）

伊予小京都、大洲。

ノスタルジックな風貌のお店もそのまま営業中です。

肱川にかかる大橋から大洲城をみると、まるで桜の雲の上に浮かぶよう。

伊予大洲　15：35発。串　16：16着。
青春18きっぷのポスターで人気の下灘駅のひとつ手前の無人駅。
下灘までは2キロくらい。

串駅 駅

下灘で降りても次の電車までの待ち時間は１時間半あるので、駅だけでなく周辺もみてみたいので下車。

串駅から下灘駅間の散歩。ガイドブックには載っていない、なんともない風景が心に残る。その時の陽の傾きだったり、気温だったり、風だったり。

鉄道と並行して走る道路。その向こうには周防灘。

下灘駅到着。
ちょうどこんな青春18きっぷのポスターあったなぁ。

写真には写りこんでいないけど、40-50人くらいはいるんじゃないかってくらいの人数。（同じ青春18きっぷの人気駅、青森の驫木駅とは大違い。）
また、ホームからすぐ向こうが海に見えるけど、実際は、2個上の写真のように車道を挟んでいる。でもここは、ロマンチックだわ。

な、なんと、時刻表にも、運航予定もない、「伊予灘物語」が！！
貸し切りの臨時列車で、15分くらい停車していました。
伊予灘物語のパンフレットの表紙はこんな感じだったなぁ。
青い空に深い赤の車両が美しい。

フォトジェニックな下灘駅で写真を撮っているとアッというまで時間が過ぎてしまう。陽もかげり始めた17：51、後ろ髪をひかれながら松山行きの列車に乗ります。
松山行きの列車の中から、西側をみると空が真っ赤に焼けていた。下灘駅からの夕陽はさぞ美しかったことでしょう。

3/26（月）初めての四国　3日目の夜。
伊予鉄路面電車のJR松山駅前駅。

乗り方わからなくて、何人もの人に声をかけ、

間違えなく、道後温泉行に乗れました。

とはいえ、今夜の宿泊先は松山市内。お宿に荷物を置いて、繁華街である大街道のショッピングアーケードを散歩。
夕飯は松山のB級グルメとかソウルフードとか言われている、かめそば。

生ビール、豆腐おでん、おでん3種+かめそばのセット。

かめそば。一見、焼きそばのようだけど、麺の触感がもちもちと弾力がある。たっぷりのじゃこと削り節がかかっていて風味がある。主食というよりお酒のおつまみ。これで3日3晩飲んでますｗ

3/27（火）初めての四国4日目の朝。
松山城を目指して結構上がってきた。
松山市内を一望できる。

重要文化財　松山城。
桜と天守と青空とあっぱれとしか言いようがない。

松山城 名所・史跡

お城に詳しくはありませんが、この石垣のカーブが気になる。

すらりとしたカーブが美しいと思う。

朝食のために大街道へ。
目的地とは違うけど、雰囲気のある老舗パン屋さん。

昔ながらのパン屋さんでショーケースに入ったパンの対面売りは衛生的。

クリームパンをひとつ購入。かわいらしい袋。いろいろ受賞しているのね。

さてさて、朝食は、これぞ松山のソウルフード、なべ焼きうどん。
有名店はこちらのことりさんと、

ことり グルメ・レストラン

ことりさんから、数メートルしか離れていない場所にあるアサヒさん。

レビューによると、おつゆが甘めなアサヒさんの方が自分の好みっぽいので、今回はこちらでいただきます。

鍋焼うどん アサヒ グルメ・レストラン

昭和のテーブルとイスそのまま。

甘いものが貴重だったころに甘いなべ焼きうどんとは、ぜいたく品だったんだ。

アルミのお鍋でやってきます。

蓋を開けると熱々のうどん。甘く煮付けたお肉に甘めのおつゆ。麺はやわらかめ。
間違えなく好みの味。

愛媛ではやっぱりみかんジュース飲まないと！
ちょうどよく大街道に手絞りのジューススタンドがあった。

noma-noma グルメ・レストラン

店員さんが一杯一杯丁寧に作ってくれます。

「ハッピーになれますように」って渡されたら、それだけで嬉しくなっちゃう。もちろんとっても美味しかった。

もう、ラストスパートで食べてばかり。
労研饅頭。
以前、松山に住んでいた方のおすすめで寄ってみました。

労研饅頭たけうち 勝山町本店 グルメ・レストラン

いろいろと種類があって迷います。
お店の方に聞いて、一番人気のうずら豆をいただきます。

お茶も入れてくださり、素朴なお饅頭を店内で美味しくいただきました。

大街道から結構な距離歩いていますが、途中で路面電車に乗るのも面倒くさくなり、結局あと少しで道後温泉。タイミングよく、坊ちゃん列車がやってきた。

初めての四国の最終目的地は道後温泉本館。やはり、日本最古といわれる温泉として風格を感じる。
2019年1月以降は、保存修理に取り掛かるとのことで、この外観みられて良かった。

道後温泉本館 温泉

利用券は販売機で。
神の湯と休憩室利用で840円。（浴衣とお茶菓子付）
道後温泉本館内は写真撮影は自粛。
湯上りに浴衣で２階で涼むのは情緒があってとっても良かった。

お風呂上りは、みかんビール！
道後温泉でおみやげやら、なんやら散策後、ちょっと早いけど空港へ。

松山空港には、お遍路さんとサイクリスト用に更衣室まで用意されているのね。

松山空港 空港

ちょっと早めに空港に来た理由は宇和島鯛めし。道後温泉でも数件あったけど、どこも行列。
こちらは宇和島で食べたかどやさんの空港店。
出発前にまた宇和島鯛めしが食べられるなんで本当に嬉しい。
と、いうことで、4日間飲み食いしっぱなしｗ

STAR WARS仕様のANA598で無事羽田空港に戻ってきました。
初めての四国は期待以上に楽しく、美味しく、充実した旅になりました。