ＪＲ四国　バースデイきっぷ　普通車自由席用　2023年10月

2023/10/24 - 2023/10/26

バースディきっぷは１０数年ぶりの利用です。
前回はグリーン車用で、２０００系気動車の展望グリーンで宿毛までとか乗れましたが、今は松山までと高知までしかグリーン車が無いので、普通車自由席用にしました。

差の3000円をケチると言うよりは、グリーン車の椅子は特に有難いと思わないですし、ロングシートでさえなければ良く、貫通型の自由席でも前面展望が出来ます。
平日なので、指定を取らないと座れない、窓側に座れないと言う状況でも全然ありません。

指定を取るったら編成表、シートマップ（窓の柱を避ける）等をかなり気にしないといけないので、その面倒が無いのもメリットです。
大都会と違って、みどりの窓口が混んでいるのを見る事も有りませんでしたので、発券の苦労も無いようですが。

値段は2023年度12,000円、2022年度は9,680円で、なんと2320円の値上げです。
四国の特企が４月から３月までの１年更新なのも、大幅値上げや条件の変更が簡単に出来るからでしょう。

エリア 愛媛

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: JR特急 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

１日目は高松から松山、宇和島、予土線、宿毛、高知です。

久しぶりのＪＲ四国なので新しい８６００系に乗りたいのですが、まだ少ないんですね。
調べて狙わないと乗れないレベルで、まずは８０００系。

鉄道系　位置情報ゲーム　駅メモのキャラクターは新居浜いずなさん。
新塗色だと胸元のＶ字と車両先端のV字が同じオレンジ色になりますが、あいにく旧塗色でした。

特急 いしづち 乗り物

松山の宇和海乗換は同一ホームですが、狭い、人が多いで写真は撮れず、それでも自由席最前列に座れます。
３番目ぐらいの順番でしたが、ここを欲しがるのは一部の人ですしｗ

下灘とかの海線は最終日に回します。
内子経由の高速化路線が気持ち良いです

宇和島の車両基地。線路が本線と平行ではなく斜めになっていて、尚且つ少し上を走るので、意外といい写真が取れます。

列車に乗ってて車両基地が有れば大体カメラを向けますが、良い写真ってあまり撮れないんですよね。

この１８５系は朝に普通列車で松山まで走ってるみたいです。
次に四国に行って、残ってれば狙いたいですね。

もう１枚

宇和島到着　Ｎ２０００系でした。
ホームがコの字になっているので編成写真は撮りやすい駅です。

宇和島駅 駅

ウエルカムなんよ
南予地方のラッピング車も居ます。
キャラクターを入れる意味は、駅メモをやってる方しか分からなくて恐縮ですが

駅前のＳＬは昔の宇和島鉄道の物ですが、レプリカです。
帰ってこれを書く時に確認して、レプリカだと分かってびっくりですｗ

宇和島と言えば「じゃこ天」で、ちょうど秋田県知事の炎上発言からじゃこ天が売れると言う、結果オーライなのか、実は仕組まれた炎上商法だったのか定かではない事が有りましたが、「じゃこ天」は１枚２００円とかする物も有るらしく、貧乏くさいどころか実は高級品。そして「いぶりがっこ」と「日本酒」が合うと思います。
私はコンビニおにぎりでお昼。

予土線は特急フリーを持っていても、普通列車しか有りません。

（知らなかったけど）予定はホビートレインだったようですが、車両変更で一般車両のロングシート。
ガラガラなので、ロングシートでも横を向いて座れば進行方向を向けるので、なんとか車窓は楽しめます。

ホビートレインは対向列車に入っていました。

土佐大正で、しまんトロッコ用気動車単独と交換。

予土線と言えば、宗谷本線の糠南駅の待合室がヨド物置なので、予土線にも同様の物が有ってもいいと思うんですよね。
北海道では豪雪、厳寒に耐え、四国では豪雨、台風に耐えると言う良いＰＲになると思います。
鳥取～岡山の「特急いなば　１００人乗っても大丈夫！」にも有利な戦いが出来ると思います（意味不明）。

窪川到着

１８きっぷだと若井～窪川を払わなきゃってなりますが、今回は不要です。
四国内の１８きっぷ相当・四国再発見早トクきっぷでも大丈夫です。

窪川駅 駅

中村まで特急あしずり

駅メモキャラクターは窪川まぜちゃん。この２０００系がモデルです。
南風の「まぜ」です。

特急 あしずり (高知駅 - 中村駅・宿毛駅) 乗り物

中村までの海景色。

昔なら宿毛まで２０００系展望グリーンでしたが、今はまずその車両が無く、グリーン車自体高知以西には無く、特急自体も中村～窪川は乗りにくい時間の１．５往復のみと、かなり衰退しています。

中村で普通列車に乗り換え

中村駅 駅

宿毛は普通列車が着いて（左）、戻りが改札を出る暇も無くすぐですが、別の車両（右）、別の運転士さんで出発です。
宇和島同様、ホームはコの字なので反対ホームに回るのは楽でした。

宿毛駅 駅

再び中村で乗り換えで、乗車開始は済んでますが、自由席最前列が難なく取れます。
まあ、都会より田舎の側から出る方が空いてますし。

但し途中で夜になります。
乗降デッキでも有るので、混んで来ると人が立ったりもします。

泊りは快活ＣＬＵＢ高知中万々店。

　　　　　　　快活
　　　　宗安寺分岐バス停
　　　　　　　│
ＪＲ　＝＝円行寺口＝＝　→高知
　　　　　　　│
とさでん－上町二丁目－　→はりまや橋

高知は何回か泊まりましたが、全てここになりました。
高知県の快活はここだけで、もっと有っても良いと思います。

旅行支援も実質ほぼ終了した中、カプセルホテルは高知県に存在せず、安いと言ったらドミトリーしか無いので、もうネットカフェ（私は快活ＣＬＵＢ以外使う気が無いです）しか有りません。
ドミトリーは無理ですｗ　ネットカフェの良い所は安いだけでなく、インバウンドに侵食されていない所です。

ＪＲ円行寺口駅から徒歩１０分以内、すぐ近くに、すき家、スーパーも有り（快活は持ち込み自由）、そしてあまり例の無い、１８時以降「ナイト１２時間」と言う料金が有るなど（改廃、値上げが結構有るので、都度確認してください）、快活は四国４県１ヵ所ずつ使いましたが、一番条件が良い快活だと思います。

鍵付完全個室が少な過ぎるのが玉に傷でしょうか。
この個室が増設、または店舗自体増える事は充分考えられますが。

円行寺口駅は高知から西へ２駅、四国全域のフリー切符は当然使えます。
みぎした５５フリーは範囲外になりますが、片道１９０円、往復３８０円は全然出しても良いでしょう。

とさでんは上町二丁目が一番近く、徒歩２０分少々、バスも２時間くらいに１本は有るので、最寄りバス停の「上町二丁目～宗安寺分岐」で調べて、それに合わせてとさでんに乗るのも良いでしょう。
この時は２００円でした。

２日目は高知、大島（児島だよ！）、高松、鳴門、徳島、阿波池田、高知です。

高知～児島　南風　２７００系

今度は最前列取れずで、写真は宇多津を出て左側前方。
これで瀬戸大橋線の三角線の西側も令和完乗。

　　 　　 児島
　　　　　 │
　　　　　／＼
－宇多津－－－－坂出－

昔は三角線の西側にも普通列車が有りましたが、今は特急以外だとラマルドボア、瀬戸大橋アンパンマントロッコくらいでしょうか。
いずれも普通列車でも全席指定グリーンなので、東海道線の新垂井ルート、大阪（梅北）～西九条同様、１８きっぷ系では乗れない所になってます。

今回は自由席用なので関係有りませんが、他の方のレポートによると、
児島駅ではバースディ等四国の特企の指定は児島発に限り取れるそうです。

児島～高松　マリンライナー　２２３系転換クロス
後面展望の補助席で過ごします。
三角線部分の構造が面白いです。

高松～池谷　うずしお
徳島行は先頭車の前半分が指定席なので、前面展望はおあずけ。
池谷の跨線橋でうずしおを見送ります。

帰ってから気付いたのですが、うずしおの岡山発着は三角線の西側を宇多津に入って南風と併結・分割するので、２回進行方向が変わるんですよね。
これは狙わないといけませんでした。次回の課題だなぁ


【駅メモ】
板野で廃線の鍛冶屋原線を取るのをお忘れなく。
高徳線・阿波大宮～板野間でも鍛冶屋原線・犬伏が少しの間チェックイン出来ます。

池谷駅 駅

鳴門線は乗り忘れないように注意する線かも。
ちょっと忘れる所でしたｗ　ＪＲ四国でも一番存在が薄いですよね。
駅メモ等、スマホで出来るデジタル乗り潰し帳が有れば、すぐ気が付きますけど

鳴門駅 駅

車止めはこんな感じです。
ＪＲの終点の延長上で、こんな近くに店が有るのは珍しいですよね。
砂利が他より多いのも、この店に突っ込まないようにでしょう。
過走なんかすることが無くても、店側は山が有った方が安心でしょうし。

徳島は駅に車両基地が有るので撮影タイム。
ホーム先端はこの撮影位置より先は関係者以外立入禁止となっていますが、線を引いて「立入禁止」と書いてあるだけで、気づかず入ってしまい注意されましたｗ　ヲタなんかこんな光景見せられたら車両しか目に入らないんだから、柵とかチェーンとかしないと分かりませんよｗ

徳島駅 駅

跨線橋が２つ有って、高松側のは階段に窓が無いので、上の隙間にカメラを上げないと撮れません。本当に鉄道ファンに理解が無いんですねｗ
牟岐側の跨線橋には窓が有ります。

駅を出て徳島ラーメンでディナー。
駅前の「麺王」ですが（関西にも出店しているチェーン店ですね）、初回以外は帰る時にもらえる替玉無料券で毎回替玉無料になります。麺王のアプリでも毎回替玉無料となっています。

麺王 徳島駅前本店 グルメ・レストラン

豚骨醤油の、こってりラーメンで美味しいです。
煮込んだ肉がまた美味しいです。
徳島ラーメンは生玉子を乗せる物ですが、玉子は別料金

阿波池田まで特急剣山。キハ１８５系がまだ有ります。
夜なので最前列は狙わず。
徳島線の令和完乗は夜になってしまいましたが、どこかはそうなってしまいます。

実は土讃線に輸送障害が有って、南風が１本ウヤって、１時間遅れの進行になって、徳島線先回りの予定が後回りになってしまっていたのでした。

阿波池田から高知まで特急ですが、岡山発の南風と高松発のしまんとの併結で、しまんとの方がガラガラでした。

土讃線特急は、高松～高知の特急しまんとの本数が全然無くて、普通・快速で宇多津、多度津まで行って岡山から来る南風に乗れと言う輸送体系なんですよね。これはちょっと驚きです。そしてたまに高松発が有ってもこの乗車率。
これだもの、四国４県の県庁所在地相互間、どれも乗り換え無しで行ける高速バスに乗る訳です。

円行寺口まで行って、前日と同じ快活ＣＬＵＢで泊り。

阿波池田駅 駅

３日目は乗ってない所が予讃線の海線だけなので（みぎした５５で乗る牟岐線は除く）、高知から宇多津まで南風で行って、８６００系を狙って乗ります。
駅メモキャラクターは新居浜ありすちゃん。
冒頭の新居浜いずなさんの妹です。

宇多津駅 駅

伊予西条で降りて、四国鉄道文化館を初訪問。
前回のバースデイきっぷは１０年以上前で南館は有りませんでしたから、今回が初訪問で良かったかも知れません。

この３日目は木曜日で、前日は水曜で休館でした。
特にチェックしてなかったので、休みに当たっていたかも知れません。

先に「ラーメン屋さん」と言うラーメン店で昼食を取って入館します。

四国鉄道文化館 美術館・博物館

お馴染みの０系とＤＦ５０。ＤＦ５０をやっと生で見る事が出来ました。

最初から有る北館と、後から出来た南館は、線路を歩道橋（公道）で渡って行きます。入館券１枚で良いのでお得です。
フリーゲージトレインが威容を放っています。

南館はＣ５７、キハ６５

ＤＥ１０トップナンバーが居ます。

これで３００円は安いです。
外置きで只でも見れるフリーゲージも入れて６両なので、１両当たりの見物料は５０円です。それと小物の展示物です。

かなりゆっくり見て、食事、列車待ちで３時間でした。


【ちょっと休憩】
１両当たりの見物料と言う概念が出た所で、１０００円以上の３大鉄道博物館の１両当たりの見物料を計算してみましょうｗ

大宮　１３３０÷４２＝３２　小数点以下切り上げ
名古屋１０００÷３９＝２６
京都　１５００÷５４＝２７

なんと、３０円前後で、四国の１両当たりが高かったですｗｗｗ
１５００円の京都と１０００円の名古屋の１両単価がほぼ同じと言う事も判明しました。

これで１０００円以上の入館料も「高い！」と感じなくなった気がしますね。（高い物を売る人が、１日当たり、１個当たりの小さい数字を言って買わせるのと一緒ですが）

特急で伊予大洲まで来ました。
海線に乗り換えます。
学生が多かったですが伊予長浜までに大方降ります。

伊予大洲駅 駅

伊予灘の夕暮れです。薄曇りで今一つです。
私が四国で見たきれいな夕日は、宿毛～宇和島のバスと宇和島港で見た物で、いずれも宇和海ですね。

下灘ではすっかり暗くなっていて、１０人くらい乗って来ました。
ＪＲ四国は後で「みぎした５５」で乗る牟岐線を除いて令和完乗です。

伊予市で特急が追い付いて来るので特急で終了です。

伊予市駅 駅

松山は勝山町電停の目の前「アビスイン道後・松山」泊。
木曜日で朝食バイキング付き4000円台でしたが、金曜日は１万円越えていました。


では恒例、乗った金額を計算してみましょう。
１日目16800円、２日目15280円、３日目12980円、合計45060円。
ヤホー乗換（ヤフーだろ）に入れてるだけなので、乗車券が１、２日目、通しで計算出来る所を打ち切り、３日目の伊予西条下車は考慮していません。
まあ、１日で切符の値段を越える事はダンカン（簡単だろ）ですね。

効く所を全部乗るのは出来るのかなぁ。
私の乗った所以外に、牟岐線往復、ごめんなはり往復、ＪＲバス２路線往復をしないといけません。
牟岐線、ごめんなはりは、みぎした５５で乗った方がいいですし。

と言うわけで、伊予鉄に続きます。

アビスイン道後・松山 宿・ホテル