2017/08/18 - 2017/08/20
5位(同エリア25件中)
ぱんスキュさん
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2017年8月3日~26日
ポーランド・スロバキア・ウクライナ・ベラルーシ(・沿ドニエストル共和国)・モルドバ・ルーマニアの7ヶ国を3週間でぐるりと回ってきました。
目的は3つ、チェルノブイリ・沿ドニ探訪・東欧各地のフォークロアおよび少数民族文化に触れること。
ダイジェスト版はこちら
https://4travel.jp/travelogue/11276078
★
8月18日
この旅最後の訪問国・ルーマニアでは1週間ほどの旅程を組み、ぐるりと周遊の旅へ。
ルーマニア北東部ブコビナ地方の世界遺産の教会群を見た後は、北西部のマラムレシュ地方へと移動。
2000m級の山と険しい山道が続くこの道、レンタカーで行くのが最も効率が良いのだけど、あいにく車を持たない自分はローカルバスを乗り継いで行くことに。
1日数本しか無いバスをなんとか捕まえ、1日かけてシゲトゥ・マルマツィエィの町へ辿り着く。そこはルーマニアの秘境とも呼ばれる、タイムスリップしたかのような光景が広がるのでした。
前編はブコビナ地方スチャバ→マラムレシュ地方シゲトゥ・マルマツィエィへの移動とシゲトゥの町歩きを、後半は世界遺産の木造教会と民族衣装の美しいミサをご紹介。まずはロングドライブとのんびりしたシゲトゥの町並み、そして地元のフォークフェスをどうぞ。
~スチャバ→シゲトゥ バスルートまとめ~
8:20 ビストリツァ行き乗車 デカバスで快適 25
11:00 途中駅Vatra Dorneiで下車
11:21 borsa行きミニバス乗車 20 スチャバ始発…
14:20 borsa着
16:20 viseul de sus行きミニバス乗車 7 Vatra始発…
17:25 viseul de sus着
17:45 Sighetu Marmaţiei 行きバン乗車 13
18:45 シゲトゥ着
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 2.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
8月18日 朝8時
ルーマニア・ブコビナ地方スチャバ
おはようございます。今日はルーマニア北東部スチャバから北西部のマラムレシュ地方シゲトゥ・マルマツィエィの町まで、山中をくぐり抜けての移動日。なんでも公共交通機関は1日数本らしく、上手く乗り継げるかドキドキ…。
スチャバのバスターミナルに行くと、あると聞いていた直通バスが見当たらず、のっけから先が思いやられる…ウッウッ。スチャヴァ 駅
-
スチャバ中央バスターミナルの時刻表。
ルーマニアのバスは会社がたくさんあり、ひとまとめになったタイムスケジュールのようなものがWEB上に存在しないため、実際に現地で確認する必要があります。
結局マラムレシュ直通は見当たらず、仕方なく町ごとに刻んで移動することにした。 -
後で色々調べて分かりましたが、どうやら昨日行ったグラ・フモルルの町からだと直行便があった模様。なるほど。これ以外にもありそうなのですが見つけられず…
-
悩んだ挙句、8時半発のクルージ・ナポカ行きをVatra Dorneiという町で途中下車することに。
土地勘0のためグーグルマップとにらめっこ、少しでも北のルートへと近づけるように必死で考えてました。 -
このバスは大型バスだったので乗り心地良し。というのもこれに乗ることに決めた一因でした。いざ出発。
-
途中まで昨日の修道院巡りと同じ道、17号線を南へ走っていく。そのうち山間に入っていき、車窓は素朴な風景を映し出すように。羊の放牧!
-
21世紀のこのご時世に、藁葺き屋根の建物が現在も使われているとは…昨日に続きタイムスリップした気分になる。
-
このスチャバ~Vatra Dorneiを結ぶ17号線沿いには鉄道も走っていた。しかしほとんど通る気配なく、本数は少ないようだ。
-
山道を抜けドルナ川とビストリツァ川を渡る。
-
11時
ヴァトラ・ドルネイのアウトガラ=バスターミナルに到着。とっても小さな町で、建物も小さい。 -
バス停の反対側には農産物市場があった。時間があったら行きたかったな。
後で調べたところによれば、この町はスキーリゾートで有名らしいです。 -
ヴァトラ・ドルネイのバスターミナルにあったバス時刻表。これを見るとシゲトゥまでの直通はなく、途中のBorsaという町までの便が20分後にあった。しかし簡素なタイムテーブル…。
-
11:21
ヴァトラ・ドルネイ発Borsa行きのミニバスへ。このバスはスチャバからも出ていたのでちょっと悔しかった。この移動はこんなのばっかりでした。 -
先ほど来た道を少し引き返し、今度はミニバスでないと倒れないような細い道へ。写真の道を左に入り、いよいよ本格的な山道に突入。位置情報見るととんでもないことになってます…
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この辺りになると、家の作りがブコビナ地方のものとは異なる様式になる。模様とか装飾がちょっと独特。
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途中のバス停もこんな感じでちょっとかわいい風味。
-
18号線という細い道をいくつかの集落を越えてどんどん進む。
-
そして道路工事現場へ!まさかの片側1車線で、ただでさえ時間のかかる山道越えがさらに時間がかかりorz
後でシゲトゥのガイドさんに聞くと、どうやらブコビナ地方とマラムレシュ地方という二大観光地を結ぶ大きな道を作ってるとのこと。これが完成すると便利になるらしい。 -
そしてなんと山道に牛が飛び出してくるというアクシデントも!ぶつかりはしなかったけど、相当びっくりするわ…なんという田舎…。
-
この一帯で1番険しいとされるプリスロップ峠。
このあたりの集落のどこかで、今の時期にHora de la prislopという民族衣装に身を纏って3日3晩踊り続けるという祭りがあるとネット情報ですが、山過ぎて集落を見つけられず…orz
ここにはプリスロップ修道院とという建物があり、かなり絶景らしい。
http://www.manastireaprislopmm.ro
後ほど調べると、次に行くborsa村で行われるイベントのようだった。次回こそは。
参加されたトラベラーさんの旅行記。いいなー!
https://4travel.jp/travelogue/11047326 -
そしてプリスロップ峠を抜けてからもまだまだ工事と山道は続く。車酔いしやすい人は注意が必要だな…。
-
14時半
ひたすら曲がりくねった山道を進むこと3時間、Borsa ボルシャの町に到着。この町はトレッキングやスキーリゾートなどで有名らしい。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ボルシャ
ここでバス停を探すも、時刻表があるようなないような…。完全に手詰まりorz -
行きかう車に並んで馬も走っていた…凄い光景だ。
-
降りたバス停というか、Unicarmという大型スーパーの側にある駐車場でborsa→Sighet シゲトゥ・マルマツィエィ行きのバスを発見!しかし何故か載せてくれず、乗客も乗っていない。残念だ…。
borsaという町はハイキングなどのリゾートが楽しめる町だそうで、中心に大きなスーパーがありその隣がバス停になっています。近郊の町や国民休暇村のような場所までバスが出ていました。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ボルシャ -
ここでバスを待つこと2時間。待ちくたびれたーと思った16:20、ようやく先の村Viseul de Sus行きの小型バンがやってきた。もちろん乗車。
もっともこちらのバスもVatra Dorneiからやってきたバス。早起きの必要全くなかったな…orz -
乗客はそんなにおらず、皆顔見知りのようだった。隣のおじさんが何故か草くわえてるw
-
この辺りは完全にマラムレシュ地方に入りました。家の造りが素敵。
-
こんなとこにも鉄道が…と思いきや、蒸気機関車モカニッツアの通る線路だったようだ。後ほど詳しく書きますが、これに時間があれば乗りたかった。
http://www.dtac.jp/caucasus/romania/news_780.php -
17:25
ボルシャから1時間ほどでViseu de Sus ヴィシェウ・デ・ススに到着。この町は先ほどの森林鉄道モカニツァの出発地点でもある。
バス停留所はこの大型スーパーの前なのはボルシャと同じだ。 -
車に混ざって荷馬車が走っている。ここもまたタイムスリップ感ハンパない村のようです…
-
ヴィシェウ・デ・ススの観光案内所。すでに夕方18時近くなのでクローズしており残念。
この町を訪れる観光客の大半は、森林鉄道モカニッツアに乗る目的で訪れます。ウクライナとの国境のヴァセル渓谷を走る、今では人気となった蒸気機関車です。元々森林伐採用の実用車で、燃料が木という…!すごいな。
http://www.cffviseu.com/en/home/
https://en.wikipedia.org/wiki/Vișeu_de_Sus -
17:45
程なくしてシゲトゥ・マルマツィエィ行きのバスが来た。長かったルーマニア東西山道バス旅も、ようやく終わり。
車内はとても混んでいたけど、旅人だと分かると皆が席を譲ってくれてありがたかった。マラムレシュの人々は素朴で優しい。 -
この辺りまで来ると、眺めが本当にのどか。そして地の果て感漂ってきます。
-
18:45
約11時間の移動ののち、ようやくシゲトゥ・マルマツィエィSighetu Marmatieiへ。
…って、バスターミナルと思しき建物はなく、なんか小さなカフェバーがあるのみで右も左も分からずorz
とりあえずバーに入り店員さんにヘルプを求めるも、ルーマニア語オンリーorz。身振り手振りでお願いしていた宿のガイドさんの電話番号にTEL、なんとか連絡を取ることができました。ホッ。
バーの店員さんにお礼のチップを渡そうとするも、いらないよと言ってくれて優しさが身に沁みました…^_^ -
建物外にあったバスの時刻表を見る。どうやらここはAutogara Tur Calatori (アウトガラ・トゥル ・カラトリ)という、鉄道駅近くのバスターミナル。街の中心部から徒歩10分くらい北に行ったところにある。
https://www.autogari.ro/sighetu_marmatiei/autogara_tur_calatori_srl/Autogara24316?lang=ro
シゲトゥにはもう1つ、アウトガラ・ジャンというバスターミナルもありここから東に200mの場所にあるらしい。ローカル線の発着が主。 -
ガイドさんは1時間くらい後に迎えに来てくれることになった。地球の歩き方に載っていたバス停から1番近レストラン"casa veche"で待ち合わせることに。
-
実はこの日まともな食事をしておらず…ちゃんとしたご飯にありつけて嬉しい★
メニューに載っていた、maramuresh skewers=マラムレシュスタイルBBQ串とショルバを頼む。おいしいー!串は豚肉とパプリカが焼けてこんがりと。 -
さて無事にガイドさんとも落ち合うことができ、宿であるペンシオーネに投宿。
本館の部屋がいっぱいとのことで、最近できたばかりの別館へと案内されました。立派な建物はまだ殺風景だけど、広々使えたので良しとする。 -
室内。
一泊14ユーロの宿なので簡素ですが、シャワーとトイレが個室内にあり、またwifi完備・ベランダテラスもあってのびのび過ごせました。
2日目以降は本館に移動する予定でしたが、結果的にここに3泊することに。
ここはシゲトゥの町から南東に4km離れたラズ・バチュルイ(Lazu Baciului)という村にあり、周りに売店など何も無いのがネック。田舎の夜をのんびり過ごすと割り切れば環境的にはとても良い。
とりあえず移動疲れしたのでこの日は早々に就寝…。 -
8月19日 7:30
おはようございます。テラスからの眺め、鶏の鳴き声で目を覚ますという、絵に描いたような田舎の朝(笑)。いやー、のどか過ぎ! -
朝8時
ガイドさんが車で迎えに来てくれ、宿の本館に移動のちに朝食。本館は別館よりさらに南東に離れたヴァドゥ・イゼイ(Vadu Izei)という村にあり、一帯はペンシウネがいくつも点在していた。
Casa Muntean(カーサ・ムンテアン)
http://www.casamuntean.ro
宿はごく普通のペンションでしたが、ここのホストのフローレンさんのガイドの知識と手際の良さはピカイチ!車付きプライベートツアーを頼むなら超オススメ。 -
ペンシオーネの入口には、マラムレシュ地方独特の装飾が施された木の門が。ロープは蛇を表し、繁栄のシンボルなんだそうだ。その他にも太陽など色々なモチーフが散りばめられいたが、いずれもその家の繁栄を願うものであった。
ちなみにこの木の門、今では5000ユーロくらいするらしい。10年前は1500ユーロくらいだったが、木の価格が上がったそうだ。ルーマニアの物価が全体的に上がっているのも一因かもしれません。 -
そして庭の木の枝には、ポットや鍋がかけられていた。これもマラムレシュ名物のポットツリー。このポットツリーがある家には年ごろの娘がおり、お婿さん募集中だという意思表示だそうだ。最も現代ではただの飾りだったり、この宿のように乾かすために置いてあるだけのケースもあり笑。
-
早速ダイニングに通され朝ごはん。典型的なマラムレシュ地方の内装や、小物のあしらい方が素敵ー★
-
朝食
パンにジャムにバターに、おかずはチーズにハムにトマトに温かい目玉焼き。シンプル極まりない構成なのに、自家製のものが多いからか美味!食後のティーまで美味!(≧∀≦) -
ガイドさんと相談し、マラムレシュ地方の世界遺産・木造教会巡りはミサの行われる明日日曜行くことにして、この日はシゲトゥ・マルマツィエィの町とその近辺を徒歩で回りました。
まずは宿近くにあったマラムレシュ野外民俗博物館へ。なんか放置気味の建物がポツポツ建ってるだけの博物館だった…。
http://muzeulmaramuresului.ro/ -
一応地図はあるものの、ほとんどが手入れされずに古い建物そのまま建ってるだけ。案内板などもなくがっかり。
-
このように敷地内の道も整備されておらず、場所によっては草むらを踏みしめて歩く必要があった。場所も辺鄙だし仕方ないと思う。
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建物内は基本立ち入りできず、ちょっと放置気味のレイアウト。これで入場料10だか20レイだかを取ってたのでちょい高過ぎ。
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早々に散策を切り上げ、R18号に出てタクシー捕まえてシィゲトゥの中心部へ。ルーマニアのタクシーは明瞭会計で助かります。大体2メーターで14レイほどの距離。
端数切り上げで払ったら、運転手さんがニコニコとマラムレシュ地方土産の革靴キーホルダーをくれました★(≧∀≦) マラムレシュの人々、本当に超優しい! -
シゲトゥ・マルマツィエィの中央広場。ここには教会と、地下に降りる階段の先に観光案内所があった。
ここの観光案内所のスタッフはとても親切で、マラムレシュ地方全般に詳しいので、ぜひ相談すると良いです。
マラムレシュ地方の詳しい地図を無料でもらったら、とても精巧でびっくり。それを伝えると『それ、僕がリサーチして作ったんだよ。うれしいな!』ですって。すごいなぁ! -
また今日明日と無料のフォークコンサート"gala folk FLOARE De COLT"が開催されるのこと。ルーマニア人アーティストで行われるみたい。わー、楽しみ!
https://facebook.com/galafolkfloaredecoltsighet/?locale2=ro_RO -
そしてすぐそばにあったマラムレシュ民族博物館へ。ここが大ボリュームの展示で必見!
展示室の入口で、まずは迫力ある等身大人形たちのお出迎え。これは新年の儀式の一幕?キャプションが全てルーマニア語なので詳細不明だけど。 -
ルーマニアでも独特と呼ばれるマラムレシュ地方の民族衣装や小物がズラリ。いやー、眼福!
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このような農村の文様と祭りの様子?を映した織物も。
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ホスト先でも見かけた木の門の一部分。
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そして森深きルーマニアならではの木製家具。手がこんでて可愛い。欲しい。
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1階には触れるくらいの距離で見られる生活風景の展示も。
とにかくこの民族博物館、展示品と見学者との距離が近くて最高です。超オススメ! -
階段部分には写真展示も。民族衣装に身を包むマラムレシュのお子たち、カワエエ。
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大満足の民族博物館見学のちは、街の北西目指してブラブラ。独特の建築など見て歩くだけで楽しい。
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街中心東の教会。
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ウクライナ人偉人の銅像などあり、国境付近だなという感じ。今でもウクライナ語の表記があるところも。
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途中でスーパーに入ります。マラムレシュ地方の女性は頭にスカーフをかぶっている。独特の風習だ。
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そしてビーツの山とキロ100円という激安価格に驚き。ルーマニアもビーツがとれて沢山食べるんだな。
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そしてワイン大国ルーマニア、沢山のワインが並んでいた。JIDVEIというトランシルバニアの村のワイナリー。日本でもよく飲んでるので記念にパチリ。
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スロバキアやウクライナにあった鉄ワインウニクムも。この辺では養命酒的にポピュラーみたいで。
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続いて服屋チェック。土産物屋的な民族衣装を売る店から…
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地元の人だけが入るような生地屋とオーダーメイドのお店もあり。ここは入るのに少し緊張した。
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洋服は新品のお店よりセカンドハンド=古着屋のお店をよく見かけた。
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さらに街の北東へ。独特の教会建築を眺めつつ歩く。
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中心から歩いて10分ほどでノーベル平和賞作家エリ・ヴィーゼル記念館。シゲトゥ出身の彼はユダヤ人でもあり、彼とこの地域に起こったホロコーストの展示なとがある。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/エリ・ヴィーゼル -
生家を改装した室内はいくつかのセクションに分かれていた。大きく分けて2つあり、ゆかりの品や功績など彼自身についての展示と、シゲトゥ近辺のユダヤ人についての展示。
元々この地域には約8000人ほどのユダヤ人が住んでいたが、1940年のドイツ軍による占領後にホロコーストが行われ、ほとんどのユダヤ人が強制収容所送りとなった。エリ・ヴィーゼルはその過酷な状況を生き延びて作家となった。終戦後、この地に住むユダヤ人はほとんどいなくなった。 -
ここのぬこちゃん。可愛かったなぁ。
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そろそろお昼時につき、David Cafeというお店で軽くランチ。まずは定番のショルバとパンを。
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メインまで行きつくほどお腹は減っていなかったため、デザートのパパナシを。これがまたボリューム大!
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断面ショー。こぶし大の揚げドーナツにブルーベリージャムに生クリームというカロリーの塊みたいなのが2つも。完食ならず残念orz
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食後は街の北にある市場へ。ちなみにこのまま北進するとウクライナとの国境に出ることができます。
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市場。午後に行ったので閑散としている。
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その中でも開いていたいくつかのブースを冷やかして歩く。手編みのミトンや靴下。かわいいが季節外れだな…。ニンニクの輪っかはやはりドラキュラの国だなぁと思わせてくれる。
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街歩きの最後は街の南へ。シゲトゥ刑務所跡の前の道では民芸品の露店が出ていた。民芸品マーケット。
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手織りの布や民族衣装などの販売。中古品だけど可愛いものが多く、お値段もそんなに高くなかったのでお買い上げ。いいですねー。
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民族衣装に身をまとった人形たち。やややリアルで可愛げはあまりなし…
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売り子のおじちゃんおばちゃんも民族衣装でキメ。さすが似合ってて素敵やったー!お人柄も陽気でいい人たちでした。
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シゲトゥ刑務所跡へ。
wikiによれば、元々オーストリア=ハンガリー帝国時代に作られた刑務所が、ルーマニア共産主義政権成立後、1950年代から1960年代にかけて、セクリターテア(秘密警察)が「人民の敵」とした公の人物を政治的抑圧するための収容所として使われるように。1979年に廃止されるまで、共産主義政党ではない政治家や思想犯が収監されていたそうだ。
http://www.memorialsighet.ro/memorial-en/共産主義(に抵抗した)犠牲者の記念館 博物館・美術館・ギャラリー
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現在では博物館になり、東西冷戦時代の社会主義国としてのルーマニアの状況、そして収容所として使われていた時の様子や収監者についてなど展示。
当然ながら劣悪な環境下におかれており、暗いコンクリートの建物が憂鬱な気分を増す。 -
展示はルーマニア語のみなので細かいことまでは分かりかねましたが、200人もの政治犯が社会主義の旗印のもとで殺されたり最終的に精神病院に入れられたのがわかりました。
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ルーマニアには、同じような再教育施設が各地に点在していたようです。神父様も興味津々で展示を眺めていた。
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さていい感じの時間になったので、フォークコンサート会場へ。途中の家には可愛い犬が。
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中心から歩いて10分ほど南に行った公園で行われていましたが、途中の民家がちゃっかりお菓子を売る露店に早変わり、お小遣い稼ぎしてました。こういうゆるい雰囲気最高!
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コンサート会場の公園に到着。歌声とアコースティックギターの音色が鳴り響く中、公園に出ている出店をブラブラ。
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今回のコンサートグッズ。しかしアンオフィシャルな香りもしてて笑。いいですね。
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ウクライナに続き、またまたルーマニア産の蜂蜜売りも。買ってみたけど美味しかった。
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なんちゃって民族衣装もあり。残念ながらインド産なのよ。マラムレシュ地方の本物はもっと手が込んでて土産物屋には並ばないのだ。
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野外コンサート会場。のどかな雰囲気の中、のびのびした声と音が森を包みます。うーーん、雰囲気抜群。
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そのまま曲を聞いたり、隣の飲食ブースぶらぶらしたり。いい夏の夜の過ごし方ですね。
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飲食の露店はとにかく鉄板焼き!焼いて焼いて焼きまくってました。
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中心はやはり肉。ソーセージ、コルバサ、ミディティなど新鮮な加工肉たくさん!ヨダレが…
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昨晩食べたマラムレシュスタイルの串焼きもあり。しかしいちいちなんでもボリューム大!ワイルドである。
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肉といえばお供にはやはりこれ。地ビール(≧∇≦)!生もあったよ。
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謎の日本語タンクトップを着て肉をかじるお兄さん。オリジナルデラックス…キャラにピッタリやな。
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自家製ハルヴァのお店。ドロ甘系のルックスにつき買わなかったがお味はどんなもんでしょ?
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少し離れたところにはurususというビールブランドの特設ブースあり。みんな飲む飲む!
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園内ではコンサートだけでなく、自主的な催し物も開かれるみたい。歴史劇の練習をする学生たちも。
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そして家族連れが多いこのイベント、お子たち向けのいろいろなものも売っていた。版権無視な匂いが…
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そして大きな滑り台や乗り物などもあり、移動遊園地のようでもある。楽しい楽しい。とにかく夏の夜のムードとしてピースな雰囲気がたまりません。
こういうゆるーい場が日本にもあったらいいのにな、なんて考えてしまいました。日本は規制が多すぎるからなぁ…。 -
会場の公園出入り口。たくさんの人たちが行き交います。だんだん夜が更けてきたので宿に戻って早めの就寝。明日もやっているそうなのでまた顔を出すことにした。
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盛りだくさんのスチャバ→シゲトゥ移動と見学でしたが、本当にのんびりした雰囲気のマラムレシュ地方にすっかりリラックス。明日はいよいよ世界遺産の木造教会めぐりへ。
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この旅行記へのコメント (2)
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- やさぐれママさん 2018/09/27 23:56:17
- ルーマニアのバス
- こんにちは。わたしも6月にシゲイトゥ→スチャバと移動したので、懐かしく読ませていただきました。
ルーマニアのバス時刻表、ネットにありますよ↓
時刻やルートなど、詳しく調べられて利用した限りでは情報も正確でした(ターミナルではないところで降ろされる事もあり)。
https://www.autogari.ro/
次回行かれるさいはぜひ!
- ぱんスキュさん からの返信 2018/10/08 22:46:59
- RE: ルーマニアのバス
- やさぐれママさま
はじめまして、コメントありがとうございます^_^
ご紹介頂いたサイト、旅の際には何度もお世話になりました!
都市もバス停も乗っていて便利ですよね〜。
現地の方に聞いたところ、このサイトでも網羅していないバス会社もあるみたいで、
自分がスチャバ→シゲトゥで乗ろうとしたのもサイトに載ってないものでした。
また他都市でもこのサイトにないバスに乗車しました。
いずれも現地の人は知っていたので、ローカル情報としては知られているのでしょうね…。
ルーマニアのバス旅、なかなか手強い相手でした…
今となってはいい思い出ですが(^_^;)
ぱんスキュ
>こんにちは。わたしも6月にシゲイトゥ→スチャバと移動したので、懐かしく読ませていただきました。
> ルーマニアのバス時刻表、ネットにありますよ↓
> 時刻やルートなど、詳しく調べられて利用した限りでは情報も正確でした(ターミナルではないところで降ろされる事もあり)。
> https://www.autogari.ro/
> 次回行かれるさいはぜひ!
>
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旅行記グループ 2017夏 東欧7か国周遊、フォークロアの旅
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