早春のスイス・黒い森・アルザスを巡る　４　３日目　バーデン～ルツェルン～ブリエンツ～インターラーケン

2017/03/29 - 2017/03/29

３日目（３月２９日（水））
午前中はバーデンの街を歩きました。バーデンは歴史ある温泉場で旧市街も美しく、この街に泊まって良かったと思いました。昼を挟んでルツェルンの街歩き。さすが大観光地で東洋人の旅行者も目立ちました。その後ゴールデンパスライン列車の絶景ルートを通ってインターラーケンに向かいました。思い立って途中下車したブリエンツは山と湖が美しいしっとりとした湖畔の村でした。

エリア ルツェルン(スイス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

３日目。ホテルの朝食です。美味しいのですが野菜がキュウリとパプリカしかありません。

ブルメ - バーデン ホテル＆レストラン ホテル

部屋の前の廊下、いい雰囲気です。

今日の午前中はバーデンの街歩きをしてホテルに戻り温泉を楽しむ予定です。先ずは街の北にある温泉街歩きからスタートします。

道路を跨ぐアーチを持つ建物。このホテルの裏には廃業したホテルが２つありました。日本の温泉街に似た状況です。

さらに進むとリマト川に出ました。対岸も温泉ホテルが並んでいました。

ピンクのホテルは温泉街で最も大きかった。老舗のようです。

その隣が宿泊したアトリウムホテル・ブルームです。

ピンクのホテルにあった看板です。立ち寄り湯の値段にしては高い（65CHFは日本円で7000円強）。

温泉街を歩いた後はリマト川沿いの遊歩道を南に旧市街へ向かいました。

川の堤に春の訪れ。

旧市街の入り口にあたるホルツ橋です。木製の橋の左の建物は代官屋敷跡です。

橋を渡り旧市街に入ります。

バーデンはスイスでも指折りの保存の良い旧市街を持つ街として知られています。

バーデンの旧市街は緩い坂が丘の上の城砦まで続いていました。

城壁に沿って茶色の屋根の家並みが続いています。

市教会

美しい祭壇でした。

丘の上の城砦を目指します。

上まで登ってきました。往時は堂々とした城があったようです。

城砦からバーデン駅と北の温泉街方向を見ています。

南側の直ぐ足元に旧市街が広がっています。スイスの古い建物の屋根は全て濃い茶色でこれが落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

市街まで下りてきました。

バーデン駅近くから見た城砦。かなり広範囲に城壁が続いています。

古いバーデン駅舎です。実際に使われているのはこの下にあり近代的で利用客も多いようでした。

バーデン駅 駅

温泉街にあるカジノ。ヨーロッパの温泉保養地でよく見かけます。

散策を終えホテルに戻り地階にある温泉施設を楽しむことにしました。昨日は風呂でしたが今日はサウナと日替わりです。早い時間でまだ誰もいないのでカメラを持ち込みました。

ブルメ - バーデン ホテル＆レストラン ホテル

スチームサウナです。色が変化する照明、アロマの香り、発汗を促すロウリュウとなかなか良かったです。

ドライサウナ。火を入れた直後らしくまだあったまっていません。

休憩所で飲泉しました。硫黄泉ですが刺激の少ない味でした。
１時間余りでしたがヨーロッパの湯治を体験してバーデンを後にしました。

１０：３８バーデン発、チューリッヒ経由で１２：００にルツェルンに到着しました。プラットホームの天井に面白いオブジェが架けてありました。

駅を出るとすぐ前は湖です。

近代的な駅舎の前に火災による焼失を免れた旧駅舎の一部が残されていました。

ルツェルン駅 駅

ルツェルンのシンボル、カペル橋です。

カペル橋 現代・近代建築

このアングルが一番美しかった。

木造橋としてはヨーロッパ最古でしたが１９３３年に火災にあいその現在の橋は後復元されたものです。
それにしても超快晴で強烈な日差しでした。

橋にはルツェルンの歴史を語る絵が描かれています。

ライオン記念碑に向かう途中に湖越しに見えた美しい双子の尖塔を持つホーフ教会がありました。

ホーフ教会 寺院・教会

ライオンの記念碑。
中世のスイスは貧しく傭兵が重要な収入源でした。この碑はルイ16世の護衛部隊として最後まで忠誠を尽くし息絶えたスイス傭兵を表しているそうです。

ライオン記念碑 モニュメント・記念碑

旧市街を囲むムーゼック市壁の一部が残っていました。

旧市街の中心に向かって歩いています。

ルツェルンの旧市街もフレスコ画を描いた建物が多く残されていました

ルツェルンの旧市街は他のそれに比べ明るく陰気臭さがありません。

天気は快晴で日差しも強い。２０℃近くと思われます。旧市街のオープンテラスはどこも大繁盛でした。

ルツェルンのもう一つの古い橋、シュプロイヤー橋にやって来ました。

シュプロイヤー橋 建造物

橋の屋根に描かれた「死の舞踏」の絵。

中世の治水技術を今に伝えるロイス川の堰。これで川の水量を調節しています。

ムゼック市壁とシュプロイヤー橋が美しく見えました。

カペル橋を方向を変えて見ています。背後の山はリギ山と思われます。

最後にイエズス教会を見て駅に戻ってきました。

１４：０５ルツェルン発のICでインターラーケンへ向かいます。この路線はゴールデンパスラインの展望列車が通るスイス鉄道でも指折りの景勝ルートです。

車両はパノラマカー仕様でした。乗客は相変わらず少ないです。

Lungenを過ぎたこの辺りは勾配がきつくラックレールで登っていきます。

ベルナーオーバーラントの山々が近づいてきました。

急に思い立ってインターラーケンの手前ブリエンツで１時間の途中下車することにしました。ブリエンツ湖は透明度が高く養分が少ないので魚がほとんどいないそうです。

ブリエンツ名物のロートホルン登山列車の赤い客車が止まっていましたが肝心のＳＬは営業運転前で車庫の中でした。

ブリエンツ ロートホルン鉄道 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

コインロッカーがないのでスーツケースを転がしながらの街歩きになりました。
ブリエンツは小さな湖畔の集落で凝った古い木造の建物が軒を連ねていました。

木彫り細工の店。ここは長い歴史を持つ木工の村です。

木彫りの専門学校がありました。

その斜め向かいにはバイオリン製作学校。

街歩きを終え列車を待つ間にブリエンツ湖上空を軍用機が低空飛行で何度も旋回しているのが見えました。スイスは永世中立国であり国民皆兵の国なのです。

１７：５０インターラーケン到着。ｉで明日からのスノーハイキングの状況を確認した後ホテル・ブルーム（Blume）にチェックインしました。中心街にある２つ星のホテルで今日から３泊します。２つ星とはいえ清潔で設備も問題ありません。明日のスノートレッキングに備えて早めに寝ました。今日は２．２万歩。

ホテル ブルーム ホテル