2017/04/07 - 2017/04/07
22位(同エリア62件中)
万歩計さん
12日目(4月7日(金))
午前中に世界遺産マウルブロン修道院を訪ねました。NHK BS-hiの「世界音楽紀行」でヨハネ受難曲のバックでこの修道院が紹介され、その静謐とした姿をぜひ見たいと思っていました。
午後は古城街道で最も美しいと言われるネッカー川に沿った路線に乗ってバートヴィンプフェンからハイデルベルクまで行き、夜はハイデルベルクの歴史的学生酒場で遅くまで過ごしました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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12日目。気温1℃と寒いです。テュービンゲン駅を8:37に出発。列車とバスを乗り継ぎマウルブロン修道院に向かいます。この一帯はバーデンワイン街道と呼ばれ山の斜面はブドウ畑が広がっていました。
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ミュールアッカーからバスで16分。修道院の街マウルブロンに到着しました。
マウルブロンの修道院群 史跡・遺跡
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徒歩で入口の門に向かっています。修道院と周囲に村が一体になってるため敷地が広いです。
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12~16世紀にシトー派の修道院として栄え、当時の姿をほぼ完全にとどめていることで世界遺産に登録されています。
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修道院と教会です。日本語イヤホンガイドを聞きながら回ります。
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教会堂玄関ホール(パラディース)は初期ゴシック様式です。
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静かな回廊を進みます。
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修道院付属教会です。ロマネスク様式のアーケード壁とゴシック様式の丸天井が混在しています。
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中央のキリスト十字架像は一本の木で彫られていました。
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聖歌隊席。修道士たちは朝夕ここで祈ったそうです。椅子に細かな彫刻が施されていました。
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総会室。修道士たちはここに集まり会則等を議論したそうです。
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回廊の中庭。満開のモクレンの中、モデル女性の肩には何故か派手なボディペインティングが見えました。
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暖房室。冬には室内でも氷点下になるのに暖房があるのはこの部屋だけでした。
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泉の小屋。修道院創建当時から涸れたことがないそうです。
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簡素な平修道士食堂。修道士と平修道士の間には厳格な区別があったそうです。
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地下貯蔵室。自給自足の修道院では生活に必要な道具が殆ど揃っていました。
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見ごたえのある修道院でした。外に出ると城壁の中にはパン焼き小屋、粉ひき小屋、牛乳小屋等に使われた建物が並んでいました。
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小さな市庁舎では結婚式が行われていました。
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修道院と村を囲む城壁の門が残っていました。この後ミュールアッカー往きのバスが遅れ列車に危うく乗り遅れそうになりました。
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ミュールアッカーから列車を2回乗り継ぎ、14:20に古城街道で最も美しいと言われるバートヴィンプフェンに到着しました。
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スーツケースを引きながら石畳を上りiへ向かいます。ここで荷物を預けて街歩きをスタートしました。
ハウプト通り 散歩・街歩き
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坂道を登っていくと市教会と街のシンボル「青い塔」が見えてきました。
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マルクト広場に到着しました。カフェでビールを飲みながら周囲の建物を眺めています。左は市教会です。
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正面に小さな市庁舎
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建物の背後に青い塔が見えます。
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青い塔は外壁の修復中でした。
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青い塔の内部はこんな感じでした。
青の塔 建造物
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塔の上から。街の横をネッカー川が流れています。
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この美しさは感動もの。古城街道で最も美しいと言われるのも納得です。
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「ヨーロッパ水紀行」にも登場した塔の番人さん。現在では番人が住む塔はごく僅かだそうです。
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こちらは地元の赤い砂岩で造られた赤い塔です。
赤の塔 建造物
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赤い塔の脇を下りて城門へ向かっています。
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城門の外から見た旧市街。離れた場所から見たらもっと美しいでしょうがこの場所からしか撮れませんでした。
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一周してiの近くの広場に戻って来ました。
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ローカル線でハイデルベルクに向かいました。向かいの席に聡明そうな若者が座っていました。話していたらハイデルベルク大学の学生でした。
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電車はネッカー川に沿って走ります。古城街道でもこの沿線が古城の密集地帯なのですが学生と話しているうちに激写スポットを逃してしまいました。
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17:10ハイデルベルグに到着。三ツ星ホテル「ハックトイフェル」にチェックインしました。
ホテル - レストラン ハクトイフェル ホテル
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ホテルを出るとすぐにカールテオドール橋(アルテブリュッケ)の入り口で立地抜群でした。
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アルテブリュッケが夕日に輝いていました。
カール テオドール橋 建造物
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夕食前にざっと街を散策します。ハイデルベルクは8年前にツアーで訪れたので2度目です。まず大学広場へ。
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学生牢です。明日入ります。
学生牢 建造物
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メインストリートのハウプト通り
ハウプト通り 散歩・街歩き
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騎士の館。現在は人気ホテルです。
Hotel Zum Ritter St. Georg ホテル
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精霊教会
聖霊教会 寺院・教会
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市庁舎
市庁舎(ハイデルベルク) 建造物
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日が暮れてハイデルベルク城に灯りがともりました。
ハイデルベルク城 城・宮殿
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ハイデルベルク宿泊の目的の一つは歴史的学生酒場で食事をすること。ここには「ツム・ローテン・オクセン」と「ツム・ゼッブル」という2軒の学生酒場が軒を並べています。
ツム ローテン オクセン 地元の料理
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先ず「ツム・ゼッブル」。1634年創業で雰囲気満点。壁一面に古い写真とテーブルや椅子にはナイフで刻んだ名前が残っています。
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地元の人より観光客が目立ちました。
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ここで45年弾いているという74歳の老ピアニストです。小生好みの60年代の懐かしい曲を殆ど休憩なしで弾き続けていました。
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ロールキャベツかドイツ風ハンバーグを食べたかったが今日もありつけません。またまたポークの塩茹でになりました。占めて?20.5はお得でした。
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奥の部屋では若者たちが盛り上がっていました。ハイデルベルク大学の学生と教授でしょうか。
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次はツム・ローテン・オクセンに入ります。1703年創業の学生酒場で戯曲「アルテ・ハイデルベルク」にも登場します。
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天井から角笛のようなものがぶら下がっています。
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ピアニストから手招きされました。
「お前、日本人か?」「ヤー」「ではこの歌を知ってるだろう。歌え」
ピアノ伴奏で「浜辺の歌」を歌う羽目になりました。 -
これで客と一気に打ち解けました。フライブルグから来たカップルです。
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結局看板まで飲んでいました。
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いい気持ちで人通りの絶えた道をホテルに戻りました。本日1.9万歩。
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この旅行記へのコメント (2)
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- beachさん 2019/04/07 19:51:36
- 一気に拝読いたしました!
- こんにちは(*^^*)
「早春のスイス・黒い森・アルザスを巡る」旅行記読ませて頂きました。
とても興味深い内容で、この旅行記が書籍であったら間違いなく買っているだろうと思うくらい熱中して読んでしまいました!(地元の方たちとのふれあいもあり理想の旅行です)。
そして、17日間の旅行計画、大変参考になります。
一昨年黒い森周辺を周ったこともあり、思い出と照らし合わせながらも、知らなかった事も多々あり、また行きたくなってしまいました。特にマウルブロンの修道院、バッハ好きとしては「ヨハネ受難曲」というキーワードだけで食いついてしましました。
ここ最近は縁あってスイスに行くことが多くなり、スイスの情報もとても参考になります。
他の旅行記も引き続き読ませて頂きます!
beach
- 万歩計さん からの返信 2019/04/07 22:30:56
- Re: 一気に拝読いたしました!
- beachさん
こんばんわ。
PCメールを開いたら沢山の「いいね!」の通知に驚きました。
一気に読んでいただき、ありがとうございました。
「この旅行記が書籍であったら間違いなく買っているだろうと思うくらい熱中して読んでしまいました!」。過分のお言葉、正直に嬉しいです。
前世はヨーロッパ人であったと確信しているヨーロッパかぶれで、ヨーロッパの旅に関するTV録画は手元に山とあります。
これを見ながら次はどこに行こうかと計画するのが楽しみです。以前は世界遺産を見ることを最大の目的にしていましたが、現在はBSプレミアム「世界で一番美しい瞬間」で紹介された旬の風景を見たいと思っています。まだ体力の残ったリタイアオヤジの特権ですね。
次は5月にスペインに行きます。
「世界で一番美しい瞬間」で紹介されたコルドバの「パティオ祭り」と、ヘレス・デ・ラ・フロンテ―ラの「馬祭り」を見ます。その後、銀の道をアストルガまで北上し、最後に巡礼の道をサンチャゴ・デ・コンポステーラまで歩くという計画です。
万歩計
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