早春のスイス・黒い森・アルザスを巡る　７　６日目　トゥーン～サース・フェー

2017/04/01 - 2017/04/01

６日目（４月１日（土））
インターラーケンを後にして午前中はトゥーンの街を歩きました。日本には馴染みが薄いですが「トゥーン湖畔のおとぎの国のような街」の通りベルナーアルプスを背景にした可愛らしい街でした。
午後訪れたサース・フェーは今回の旅行の目玉の一つでしたが期待以上の雄大な山岳風景を堪能できました。日本人にはツェルマットが有名ですが断然こちらが上です。雪の季節にここに来てよかった。今日は人生で何度もない感動の日でした。

エリア サース・フェー(スイス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

６日目（4/1）。２回のスノーハイキングで疲れたのか７：００まで熟睡しました。チェックアウト後にホテルの勘定間違いに気づいて戻ったため、３０分遅れの９：35にトゥーン駅に到着しました。

トゥーン駅 駅

街はトゥーン湖畔に位置しています。湖から流れる川の水量をここと下流の2段の堰で調節しています。

堰の反対側のトゥーン湖の湖面は鏡のように静かでした。

「トゥーン湖畔のおとぎの国のような街」と書かれた記事を見て是非行きたいと思っていた街です。

旧市街を市庁舎広場に向かって歩きます。今日は土曜日で市が立っていました。

可愛らしい建物が並ぶ小さな市庁舎前広場に出ました。

市庁舎広場 (トゥーン) 広場・公園

広場の背後の丘に街のシンボル、トゥーン城が見えます。

行ってみました。

トゥーン城 城・宮殿

城の内部は博物館になっていました。

城の丘から見た旧市街と背後のベルナーオーバーランド山群。

トゥーン城の先に教区教会がありました。

城壁の窓からの眺め

振り返ると４本の尖塔を持つ城が美しい。

市庁舎広場に下りてきました。小さな小さな旧市庁舎はホテル兼レストランになっています。

土曜の市は地元の人で賑わっていました。

下流側に位置する2つ目の堰です。

メカが気になります。

大きな歯車とチェーンで駆動していました。
９０分の街歩きを終え駅に戻り、明日の氷河特急の予約をした列車でVispに行きました。

Vispでポストバスに乗り換え４０分走り１２：５０サースフェーに着きました。サンスター・ホテル・ボー・シット（Sanstar Hotel Beau-Site）にチェックインしました。

サンスター ホテル ザースフェー ホテル

４つ星ホテルでアンティーク調の内装です。充実したスパ、サウナ設備があるので選びました。

部屋は一人用としては十分な広さです。身軽になって急ぎ外出しました。

外に出たとたんこの風景が目に飛び込んできました。

ネズミ返しのある古い木造小屋はツェルマットで見たものと一緒でした。

村をぐるっと４０００ｍ級の高峰と氷河が取り囲んでいます。隣りのツェルマットより断然上です。特に雪の多いこの時期の美しさ、雄大さは素晴らしいの一言です。

ここから２つのロープウェーと地下ケーブルカーを乗り継ぎ標高３４５７ｍのミッテルアラリン展望台に向かいました。

途中駅のモレーニアに着きました。サースフェーの村がはるか下に見えます。

多くのスキーヤーが滑っていました。ロープウェーを乗り換え更に上のフェルスキン、更にケーブルカーに乗り替えミッテルアラリン展望台へ向かいます。

３４５７ｍのミッテルアラリンに到着しました。スキーヤー達が続々とゲレンデに向かっています。

展望台の屋上に出て見たこの光景に思わず息をのみました。

スイス最高峰のドーム（４５４５ｍ）を始め４０００ｍ級の山が間近にひしめく純白の世界はスイス最高の展望台と思いました。

かじかむ手でシャッターを切り続けました。風が強いので体感温度はマイナス１５℃といったところでした。

こんな高所からスキーヤーは長大なゲレンデを滑り降りるとは恐れ入ります。

余りの寒さに回転レストランへ行ってコーヒーで暖まりました。この下にギネスブックに登録された世界最大の氷穴があったのですが既にクローズしていました。

再び展望台に出ると急に雲が出てきました。

みるみる山の頂は雲に隠れてしまいました。わずかな時間とはいえ絶景を見れて幸運でした。

この人たちは見通しのきかない広大なゲレンデを滑り降りるのでしょうか。

見通しがきかなくなったので降りることにしました。

荷台を付けた地下ケーブルカーでフェルスキンまで下ります。

スキーヤーたち続々と下りてきました。皆ヘルメットを着用しています。最終便まであと３０分しかありません。

フェルスキンでロープウェイに乗り換えました。

サース・フェーへ降りてきました。

ロープウェーを降りると山の上の方はすっかり雲に隠れていました。
この後ホテルに戻って２時間を素晴らしいスパとサウナで過ごし、体の芯から温まりました

温泉で暖まったところで夕食のレストランを探しに通りに出ました。途中で赤いニット帽子を家族のお土産に買いました。

結局ホテルのレストランに決めました。

サンスター ホテル ザースフェー ホテル

満席だったためロビーの暖炉の前で３０分待ちました。この間に旅の日記を書きました。

２回のスノーハイクですっかり雪焼けしています。

念願の本場チ－ズフォンデュとスイスワインを頂きました。チ－ズフォンデュはスイスの中でもここバレー地方が発祥です。

デザートまで食べ満足です。

静まり返った夜の通りを少し歩きました。
今日は終日東洋人を見ることはありませんでした。この季節にここに来てよかった。今日は人生で何度もない感動の日でした。１．９万歩。