2017/10/29 - 2017/10/29
5位(同エリア37件中)
kojikojiさん
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ウラジミールを出発してしばらく走るとバスの右側の車窓からスーズダリの町が見えてきました。高い建物がほとんどない古い町並みが残る街なので、教会の尖塔がとても目につきます。また周囲には湿地が広がりアンドレイ・タルコフスキーの映画の中に紛れ込んだようにも思えます。町外れの眺めの良いところでガイドさんがバスを停めてくれて撮影タイムがもらえました。ロシアの車は天候のせいもあると思うのですがとても汚れています。洗車してもすぐ汚れるので諦めているそうですが、バスの車窓からきれいに写真を撮るのは非常に難しかったです。町中の広場でバスを降りて「クレムリン」の見学に向かいます。馬車が行き交ったりアコーデオンを弾いているおじいさんがいたり、名物の蜂蜜酒を売っているおばあさんがいたりのんびりした良い街だということがすぐに分かりました。ここでも建物の内部の見学が無くちょっと残念でしたが、風景だけで十分楽しめるものでした。最後に広場で自由時間がもらえ、スビテンというホットドリンクを飲んだり蜂蜜酒を買ったり出来ました。最後に展望台のようなところで大きな修道院を眺めて観光は終わりです。終わるころにはすっかり日が落ちていました。この日はスーズダリで宿泊でしたが、町外れの大きなリゾートホテルでした。あまりに巨大で部屋からレストランまで移動するのが大変なほどです。モスクワでの2晩は遊び過ぎてしまったのでここでゆっくりできたのは良かったです。エリセーエフスキーで買ったグルジア・ワインを飲もうと思ったのにワインオープナーが小さくて開けられなかったのが残念でした。今から思えばロビーのバーで開けてもらえばよかったのですが…。日本から持ってきた缶チューハイで乾杯して夜は更けていきます。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 観光バス 船 タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- アエロフロート・ロシア航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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ウラジミールを出てしばらく走ると車窓の右手にスーズダリの町が見えてきました。町と言っても現代的な高い建物は全く無い昔ながらの街並みが残るところです。周囲は小さな川が流れ独特の雰囲気です。
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ガイドさんが眺めの良いところでバスを停めてくれて写真タイムがもらえます。これから行くクレムリンの聖堂群も確認できます。
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ナナカマドの実の向こうには木造建築博物館の建物が望めますが、こちら側の見学はありません。
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ここの風景もタルコフスキーの映画を思い出させます。
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スーズダリの町中の広場でバスを降ります。
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美しいマリアのイコンがお出迎えです。
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広場の脇には大きなショッピングアーケードと屋台が並んでいます。時間があれば観光後に自由時間がもらえそうです。楽しそうに踊りながら歩いている親子連れ。
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この町にはたくさんの観光用の馬車がありました。
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もう冬なので観光客の姿も少なく、御者のお兄さんたちも暇そうです。
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こんなディスプレイもあり町の魅力を感じます。
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馬やポニーにも乗れるようです。馬も可愛かったけど馬子さんの女の子たちはもっと可愛かったです。
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ウラジミールと違いスーズダリの町は古い建物がそのまま残っています。
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この建物がスーズダリで一番高いのではないでしょうか。3階以上の建物は見掛けませんでした。
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こんな馬車に乗って古い街並みを散歩してみたいものです。
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スーズダリの町の地図はあちこちに置かれているので迷うことはないでしょう。
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どうしてもタルコフスキーの映画を思い出してしまいます。「鏡」の中で祖父の別荘で夜に納屋が燃えた情景を思い出します。湿った空気感のようなものが重なったように感じました。
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妻は生き別れになっていた姉妹と再会してご機嫌です。
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旧満州の哈爾濱の太陽島で出会って以来でしょうか。
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町の建物が低いので消防署の物見塔も低いですね。
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菊とバラの花束が捧げられた郵便ポストがありました。この日ロシアで一番美しいポストだったと確信しています。
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木立の先にクレムリンの聖堂が見えてきました。
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隣には鐘楼が見えます。アコーデオンを奏でているおじいさんがいたりとても雰囲気の良い散歩です。
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そしてカツカツと蹄を鳴らしながら馬車がやってきます。
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どれもデザインが違うのが面白いです。
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クレムリンへの道すがらアンティークのお店やら木工のお店などに興味を惹かれましたが立ち寄ることはできません。
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「クレムリン」の敷地に入るとカーメンカ川の土塁の向こうに「木造建築博物館」の建物が見えました。
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修復中の建物などは余計に興味があるのですが…。
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クレムリンの敷地の中にも移築された「ニコーリスカヤ教会」が残されています。
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敷地内の見学は無料ですが建物の内部は有料です。見学は表から出ガイドさんの説明をイヤホンガイドで聞きながら歩きます。
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「ラジチェンストヴェンスキー大聖堂」は現存する建物ではスーズダリで一番古いものだそうです。上下で建築様式が違うと思ったら下の石灰岩を積んだ部分はウラジミールと同じ造りでレリーフがとても綺麗でした。この部分は13世紀のもので上部は16世紀だそうです。
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門扉のレリーフがウラジミールのドミトリエフスキー聖堂を思い出させます。
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時計塔のキリル文字の文字盤を見ても分かるように、この時計はロシアで一番古いものだそうです。
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大きさの割に小さな鐘の音しかしませんでした。
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敷地には分かりやすいマップが設置されています。がヨルダンの天蓋とか読み取れても内部の見学は無いし、個人でお金を払って見学する時間もありません。
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外壁の窓の形がそれぞれ違って面白いです。
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1万数千人しか住人のいないスーズダリですが教会は50くらいあるそうです。
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敷地内を散歩しているのも気持ち良いです。
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願わくばもう少し暖かければ。でも寒くて耐えられないという感じではありませんでした。
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何となく黄葉の雰囲気も残っています。
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キジ島の木造教会群を見てみたいという思いが長年あったので、こちらにも行ってみたかったです。
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秋の気配を探しながら散歩を続けます。
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クレムリンの見学はこれで終わりです。ツアーの料金は変えずにでも個人で入場料をって見学する選択が欲しいなと思いました。
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同じ道を広場に向かって歩きます。しかしどこを眺めても美しいです。
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このかぼちゃのような馬車に妻を乗せてあげたかった…。
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広場に戻ると20分ちょっとの自由時間がもらえました。スーズダリの名物のメドヴーハという蜂蜜酒を買い求めます。どの店も同じ値段ですがこのおばさんの笑顔が気に入ったので。ペットボトル入りなのでその分重さが軽いので日本まで持ち帰るのに助かりました。味はいろいろあるようでクラシックとローズの香りのするものを2本買い求めました。以前マルタ島のマルサシュロックという港町の市場でミードという蜂蜜ワインを買い求めましたが、あまりの美味しさに数年後に再訪した際にわざわざ何本も買いに行った覚えがあります。
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少し寒くなったのでスビテン(Sbiten)という蜂蜜とハーブの入ったホットドリンクをいただきます。カップ1杯で50ルーブルで体が温まります。
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市場のテントで売っていたもので面白かったのがフェルトのスリッパです。ロシアの戦車の形で面白いのですが、結構高かったので買いませんでした。
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ショッピングアーケードにはアンティークショップや雑貨の店もありましたが、時間がないので買い物までは至らず終いでした。
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そういえばスーズダリでは絵葉書も見掛けなかったので絵葉書はモスクワで買ったイコンの絵葉書にしました。
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再集合してバスに乗り最後の観光です。「スパソ・エフフィミエフ修道院」です。といっても内部を見学するわけではありません。
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博物館になっている修道院の入り口は素通りです。
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非常に立派な城壁で囲われた修道院で、そしてとても巨大です。いつの時代でも侵略が続いた場所ですので城壁で囲われた場所が無ければ心が安らぐことはなかったのではないでしょうか。島国の日本では考えられないことですが。
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展望台から「ポクロフスキー修道院」のパノラマを眺めます。宗教が禁じられたソビエト時代にはホテルとして使われたそうです。
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カーメンカ川がゆっくり流れていきます。
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「アレクサンドロフスキー修道院」が遠くに望めます。
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「ポクロフスキー修道院」は女子修道院でピョートル1世の最初の妃だったエヴドキヤ・ロプヒナもここで暮らしていたそうです。夕暮れ時の修道院は幻想的でもありました。
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そろそろ寒くなってきましたね。
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近くのレストランに貼ってあったポスターです。頭の飾りが面白いので写真を撮ったのですが、縄文時代の国宝の土偶「縄文の女神」の頭部の穴にはこのようにイナホか何か収穫された穀物が刺さっていたのではないかと思いました。
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「スモレンスカヤ教会」を眺めながらバスに戻ります。
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この日の宿泊は「ホテル・スーズダリ」です。バスが到着するともう真っ暗でした。町外れの広大な敷地のリゾートホテルです。
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ホテルの壁に嵌め込まれたレリーフが今日見てきたウラジミールやスーズダリの聖堂を思い出させます。
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英語だと読めますがキリル文字ではなんだか…。ギリシャやキプロス島をさんざん旅してキリル文字を読めるようになったのに。何年も経つと忘れてしまいます。
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建物の中央にロビーがありました。部屋は向かって左のウイングの奥で、レストランは右ウイングの一番奥です。その距離は数百メートルはありました。
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さすがにこの日は表に脱走のしようもありませんのでホテルでゆっくりします。というか日本を出てからほとんど寝ていないような気がします。
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スタンダードツインは快適な部屋でした。
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案内ではドライヤーも無いということでしたがちゃんとついていました。バスタブもあり、ゆったりお湯に着かれました。お湯の量もたっぷりなので満足満足。
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タオルもウォーマーになっているので暖かいです。
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モスクワもそうでしたがブラウン管テレビが懐かしいです。
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夕食前ですが部屋に入ると妻はダウンです。この姿どこかで見たような…。
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大きい2本が先ほど買ったメドヴーハという蜂蜜酒です。緑の瓶はスビテンという蜂蜜とハーブの入ったもの。お湯で割って飲みます。
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ベットの上で寝ている妻かと思いました。こちらはトイレ休憩したキルジャチで買ったプリャーニクで、妻の実家へのお土産です。
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こちらもプリャーニクで3は300グラムの意味です。5は500グラムです。蜂蜜酒もお菓子も数百円程度なのでついつい買い求めてしまいます。こういったものを喜んで楽しんでくれた父がもういないのが寂しいです。
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姪に買ったマトリョーシカはウラジミール近くの作家さんの作品です。一番小さい子の表情が姪に似ているのでこれにしました。
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後ろ側も可愛いのが気に入りました。
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家から持ってきた桃のカバー。秋に食べたものを取っておきました。人形は顔が命ですからね。ぴったりの寸法でした。
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ここで問題が発生しました。部屋で飲もうとモスクワのエリセーエフスキーで買ったグルジアワインですが、持ってきたワイン・オープナーではコルクが抜けませんでした。結果としてはサンクトペテルブルグでオープナーを買えたので飲めましたが、今から思えばロビーのバーで開けてもらえばよかったです。
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この日は日本から持ってきた缶チューハイで乾杯しました。グルジアワインはキンズマラウリと呼ばれる黒ベリーや黒色系の小粒の種無し干しぶどうのような風味と成熟したいちごの香りが広がる甘口の赤ワインがお薦めです。日本で買うとかなりいい値段しますが、ロシアではテーブルワイン並みの値段で買えます。
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さあ晩御飯です。すごい綺麗な三角屋根のレストランです。
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デザートはベリージャムの入ったピロシキです。
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ここでもサラート・オリヴィエというサラダが出ました。(サラート・ストリーチヌィ「首都サラダ」とも呼ばれます。)ここはホテルのレストランなので料理も美味しかったです。
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お飲み物はロシアのビールのバルチカ7(Японская Балтика 7)数字はアルコール度数で他にも9とかあります。今回は夜な夜な遊んでいてスーパーに行かなかったので、いつもであれば買い求める瓶ビールがありませんでした。いつもラベルを剥がしてスケッチブックの日記帳に貼り込みのですが。
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コクがあってとても美味しかったです。
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メインの魚料理はポテトに乗ったタラのソテーです。ホワイトシチューも添えてあります。とても美味しい一品でした。翌日はモスクワに戻りながらセルギエフ・ポサードを観光してサンクトペテルブルグまで移動するので早く休むことにします。
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