2016　青春１８きっぷ　小海線＆甲府ワイナリー日帰り旅

2016/08/06 - 2016/08/06

３年振りに2016年夏期「青春１８きっぷ」を買って出かけました。
※名称は青春１８きっぷですが、おじさんでも誰でも使えます。
　５回分でで\11,850（1回当たり\2,370）、同一行程であれば複数人数でも使用可能。
なるべく早く帰りたいと思って、考えついたのが夏の小海線に乗ることでした。
八ヶ岳連峰を望む車窓は、まさしく高原列車の趣に溢れています。

さらに立ち寄り先として考えついたのが、甲府駅近くのワイナリー「サドヤ」さん。
八ヶ岳のスイスとサドヤワイナリーの南フランス。
近いヨーロッパ旅行気分を味わいました。

エリア 清里・八ヶ岳(山梨)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 私鉄 徒歩

町田駅の自販機で青春１８きっぷを買いました。
八王子駅で始発の松本行き普通列車に乗ります。
約３時間４０分乗ると松本まで行けますが、今回は諦めて小淵沢まで。
恐らく東海道線か東北・高崎線を走っていた211系ロングシートでしたので、
２時間半弱で到着する小淵沢くらいがいいところでしょうね。

車内に登山客が多いというのは中央線らしい感じでした。

八王子駅 駅

小淵沢で小海線に乗り換えます。

小淵沢駅 駅

夏のシーズンかつ土曜日ですので、臨時列車が多く走っています。
まずはその臨時「八ヶ岳高原列車１号」野辺山行きに乗車します。
ここにも登山客（トレッキング系）が多く、なかなかの混雑ぶり。

甲斐小泉駅までの導入部は鉄道模型の模範レイアウトみたいな、
築堤上の大きなカーブから山間に入っていきます。
イイね！

小淵沢駅 駅

清里駅で７〜８割の乗客が降りてゆったりとした車内。

JR小海線 (八ヶ岳高原線) 乗り物

日本鉄道（金属レール）最高地点、1375m。
野辺山駅の手前にあります。

ちなみに世界最高は中国青蔵鉄道の唐古拉（タングラ）峠で5072m!!
列車には酸素ボンベが常備されているそうです。

日本の鉄道駅最高地点の野辺山駅1345.67m。

野辺山駅 駅

可愛い駅舎でありますな。

野辺山駅 駅

駅前には八ヶ岳連峰が遠望できます。

野辺山駅 駅

最高地点のモニュメント。

野辺山駅 駅

八ヶ岳高原列車２号で清里に向かいます。

清里駅にはかつてここを走っていた小型蒸気機関車（ＳＬ）C５６型が保存されています。

小さくてその愛らしい姿から「高原のポニー」と呼ばれたいたんですね。

清里駅 駅

駅前では清里フェスタなるイベントが開催されてましたが、
人影はあまりありませんでした。

清里駅 駅

駅周辺は見るも無残に寂れていました。
原宿と例えられた駅正面左手は廃墟探訪できそうな感じです。

駅前から国道への道はシーズンの土曜日にも関わらず、
ほとんど人通りなし！という感じ。
何を間違ったのだろうか？

清里高原 自然・景勝地

駅から歩いて10数分、20代後半によく行っていた
「萌木の村」へ来てみました。

昔、夕食を食べたコトのある「ホテル・ハット・ウォールデン」は
健在でした。

萌木の村 名所・史跡

てくてく歩いていくと、賑やかな音が。

萌木の村 名所・史跡

暑いのでソフトクリームを調達（￥350）。

萌木の村 名所・史跡

こんなロケーションでいただきます。
さすが高原ですので日陰は涼しい。

萌木の村 名所・史跡

「?お魚咥えたドラ猫〜?」ってサザエさん主題歌のような、
妙に欧風リアルな猫ちゃん。

萌木の村 名所・史跡

ダチョウって「聞いてないよ〜」。

萌木の村 名所・史跡

清里フィールドバレエの公演が行われている（夜ですが）ようです。
幻想的で綺麗でしょうね。

萌木の村 名所・史跡

清里駅に戻りました。

清里駅 駅

ここ1200m超の標高です。

清里駅 駅

小諸行きが入ってきました。
3年前は小淵沢ー小諸間を途中下車せずに完乗しました。

清里駅 駅

八ヶ岳高原列車４号小淵沢行きが入ってきました。

小淵沢で乗り換えて、甲府へ向かいます。

JR小海線 (八ヶ岳高原線) 乗り物

お昼ご飯は甲府駅北口近くにできた「甲府夢小路」にある、
甲府中華そば「徳栄軒」でいただきます。

風林火山って武田家の幟の文句ですね。

暑いので、火つけ麺（和風だし＋鶏ガラ）を発注。

和風だしラーメン 徳栄軒 グルメ・レストラン

叉焼はつけ汁に沈んでます。

麺は美味しいんですが
スープに調味料（MSG）多めな感じで、私的には厳しいかな？

和風だしラーメン 徳栄軒 グルメ・レストラン

夢小路からすぐ、サドヤワイナリーへ。
駅近の珍しいワイナリーです。

ここでワイナリー見学ツアーを14:00に当日予約しています。

サドヤ ワインブティック グルメ・レストラン

「シャトー・ドゥ・プロヴァンス」を謳っているだけあって、
南仏風のとてもいい感じです。
（行ったことないけど）

ココはレストラン「レアル・ドール（純金？）」。

かつてはパヴィヨン・サドヤという名前で、
甲府富士屋ホテル滞在時に２度ほど夕食を食べにきました。
美味しくリーズナブルなお店です。

現在は甲府で大人気の披露宴会場で、この日も貸切でした。

サドヤ ワインブティック グルメ・レストラン

ワイナリー見学ツアーのスタートは、
ミニワイン畑で見学＆試食から。

80種類植えた中で、現在は2種類を栽培しているそうです。

カベルネ・ソーヴィニヨンです。

サドヤ ワインブティック グルメ・レストラン

もう１種は、白のセミヨンです。

サドヤ ワインブティック グルメ・レストラン

甘いブドウの試食後は、地下のワイナリーへ降りていきます。

サドヤ ワインブティック グルメ・レストラン

中はびっくりするぐらい涼しい！
一年中安定した気温ですって。

サドヤ ワインブティック グルメ・レストラン

タイル張りのこの部屋は、
かつてのワイン貯蔵タンク部屋。
汚れて見えるのはワインの染みです。

サドヤ ワインブティック グルメ・レストラン

ピノ・ノワール、メルロ、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネなどは、
甲府の風土にはあまりフィットしなかったそうです。

サドヤ ワインブティック グルメ・レストラン

ブドウ絞り機で現役で使えるそう。

サドヤ ワインブティック グルメ・レストラン

サドヤの歴史についてレクチャーを。

ワインに含まれる酒石酸は、戦争中は軍需品として、
潜水艦のソナーに使われていたそうです。

結果、空襲の標的となり貯蔵していたワインが多量に喪失してしまったようです。

サドヤ ワインブティック グルメ・レストラン

サドヤの看板「シャトー・ブリヤン」を樽貯蔵しているセラー。

サドヤ ワインブティック グルメ・レストラン

ワインの芳香が！

サドヤ ワインブティック グルメ・レストラン

そんな場所で、試飲をしました。
オルロージュ白＆赤、シャトー・ブリヤン・ミュール赤です。

サドヤ ワインブティック グルメ・レストラン

マスカット・ベリーＡがブレンドされた、
オルロージュ赤はガイドのソムリエ末席（自分でそう言っていたので）氏の言うように、イチゴ・ラズベリーの香りがしました。

サドヤ ワインブティック グルメ・レストラン

カベルネ・ソーヴィニヨンで醸造された、
シャトー・ブリヤン・ミュールはスパイシー系の香り。

私はこれが好きです。

ちなみに買っちゃいました。

サドヤ ワインブティック グルメ・レストラン

黒いシャツ着用がソムリエの末席氏です。

サドヤ ワインブティック グルメ・レストラン

サドヤの特徴は一升瓶熟成を樽熟成の前に行うことだそうです。
理由は大きい瓶ほど熟成がゆっくりと進行していくからなんですって。

サドヤ ワインブティック グルメ・レストラン

￥500のツアー参加費で１時間弱のいい時間を過ごせました。

勝沼の中央葡萄酒（グレイスワイン）とともに、
サドヤもやっぱりいいですね。

サドヤ ワインブティック グルメ・レストラン

NHK朝ドラマだった「花子とアン」のモデル、
村岡花子の小道というのがあるようです。

サドヤ ワインブティック グルメ・レストラン

普通高尾行きに乗車します。

甲府駅 駅

大月駅までは211系のロングシート車両。
行きと同じです。

JR中央本線 乗り物

大月駅で後から来る臨時列車、
「ホリデー快速富士山２号」に乗り換えました。

陳腐化した特急車両と揶揄されて、
房総地区を走っていた189系ですが、
普通電車から乗り換えるととてもいい乗り心地です。

JR中央本線 乗り物

帰宅後、早く帰った理由の
東林間わぁ〜にばる（阿波踊り）に繰り出しました。

東林間駅 駅

ここへ引っ越してから、夏の風物詩です。

東林間駅 駅

暑いため、露店をパスして
一ノ瀬珈琲で珈琲は飲まずにビールとピッツアをいただきます。

ピッツアもなかなかいい感じでした。

一ノ瀬珈琲 グルメ・レストラン

締めに昨年と同じ蕎麦高松で冷やしたぬきをいただいて、
帰宅へ。

充実した１日となりました。

東林間駅 駅