2013　青春１８きっぷ　浜名湖日帰り旅

2013/12/11 - 2013/12/11

「青春とは心の様相を言うのだ」
サミュエル・ウルマンの「YOUTH（邦題：青春）」という詩の一節。
ＪＲ青春１８きっぷを使った各駅停車旅をしてみました。

行先を考えていると、
「天竜浜名湖鉄道（通称：天浜線）」を扱った番組を思い出しました。
国鉄時代のホームや駅舎などを保存している第３セクターのローカル線。
学生時代に愛用していたＪＴＢ時刻表をペラベラとめくり、
プランニングをしました。
日帰りの割に充実した内容でした。
ハプニングが起こり崩壊しかけましたが、立て直し成功…。

久し振りに鉄ちゃん気分を満喫した１日。
鉄道に興味のない方も是非ご覧いただければ幸いです。

エリア 浜松(静岡)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル 私鉄 徒歩

藤沢駅から青春１８きっぷを使用開始。
沼津駅で静岡行きに乗り継ぐ筈でしたが…、
人身事故でストップ。
幸い三島駅に停車中でしたので、新幹線で静岡まで行くことにしました。
（別料金￥1900）

乗り継ぎ時間は５分間…間に合うか…。

静岡駅は新幹線と在来線の乗り換えが近くてラク。
悠々と8：30発の浜松行き（３両！）に間に合いました。
これでプラン通りに回復！

浜松で大垣行き新快速に乗り換えて、
天竜浜名湖鉄道（天浜線）西の起点、新所原に到着。
相模大野からは約４時間３０分。

天浜線・遠州鉄道フリーきっぷ西（￥1300）を購入。

10：24　掛川行きディーゼルカー（レールバス）に乗車。
ローカル線の旅スタート。

天浜線はほぼ１時間に１本。
１両のレールバスが殆どのようです。

整理券方式のワンマンってバスみたい。

ありがちの落書き…。
やめて欲しいね。

車窓に広がる浜名湖１。

心が休まる風景。

駅舎を使った保育園。
思わず手を振ります。

浜名湖佐久米駅で１分停車のアナウンス。

ホームへ降りてみると…

カモメみたいな鳥がいっぱい！
ちょっとしたヒッチコック状態！！

おじさんが餌付けをしています。

実は１日２本の列車に設定されたユリカモメの餌付けタイムに遭遇したのでした。
ついていました！！
（後に天竜二俣駅のポスターで知りました）

寸座周辺のマリーナ。

近くにはヤマハの有名なマリーナありますね。

西気賀駅舎内には洋食屋さん。
思わず途中下車しそうになりましたが、
その後の予定があるので断念。

金指駅のホーム。
国登録有形文化財です。

小さい頃見たことがあるような木造の屋根。

宮口駅で下車。
目的がありました。

宮口駅 駅

ここの駅舎も国登録有形文化財。

宮口駅 駅

日帰り温泉「あらたまの湯」に入ることでした。
￥600とリーズナブル。

宮口駅からはバスで10分弱。
バスの本数が少ないので苦労します。
新東名の浜名湖ＳＡスマートＩＣからはスグみたい。

泉質はローションみたいでヌルヌルした感じ。
オジイがココに週１通って皮膚病が良くなったって言ってました。

ですが、50分滞在のカラスの行水。
本数の少ないバスで宮口駅へ戻ります。

あらたまの湯 温泉

宮口駅再び。
次の列車までは50分。

宮口駅舎内のお店で軽いお昼。

おでんは１つ￥50と激安。
大根が美味しかった。

名物のはちたま。
トルティーヤに目玉焼きとチーズを挟んで焼いたもの。
タルタルソース味。

何と￥150。
安いお昼となりました。

ここ、いい駅です。

プラレールの田舎の駅に似ています。

ローカル色満点

宮口の50分はあっという間でした。

13：28発の掛川行きに乗車。
これに乗らないと！

天竜川の鉄橋。

岩がごつごつした川面は風情があります。

天浜線本社のある天竜二俣駅に到着。

平日は13：50の１回のみ催行される
「転車台・扇形車庫見学ツアー（￥200）」に
参加しました。

案内の方に先導されて
立入り禁止エリアに入ります。
いいね！

ツアーに参加しないと見れないアングルです。

コンクリート製の給水塔。
井戸水を汲み上げて貯水しているそう。
かつてはＳＬの給水に使っていましたが、
現在は洗車用だそう。

まさしく機関区（車庫）のバックヤード。
湯呑所とは時代を感じます。

映画のセットではありません。

転車台と扇形機関庫へやって来ました。

転車台を間近で見るのは初めて！

さっそくサービスのデモンストレーション。

列車を乗せてクルクル。

クルクル。

京都の梅小路でも見られます。
あちらはＳＬもあるので迫力あるかな。

もちろん国登録有形文化財。

線路の感じがいいですね。

かつての作業所は小さな資料館に。

桑田佳祐さんもここでCM撮影をしたよう。

中川家礼二さん登場！

タモリ倶楽部電車友の会？会員ですね。

昔使っていたタブレット。

信号の替わりです。

ＳＬ時代に使用していた大浴場。

天竜二俣駅その１。

天竜二俣駅その２。
いい駅ですね。

天竜二俣駅その３。
もちろん有形文化財。

14：50発の天浜線新所原行きに乗り、
遠州鉄道起点西鹿島駅へ。

色合いが京急にとても似ている遠州鉄道（通称遠鉄）。

遠鉄の旧車両。
昭和３０年代の趣き。

新浜松までの約６割は地平を走るローカル色の強い郊外鉄道。
（伊豆箱根大雄山線に似ています）
残り４割は高架線を走る単線ですが都市型鉄道になります。
変貌振りが面白い！

ＩＣ乗車券（PASMOと同じもの）利用が多いですが、
無人駅で車掌さんが集札しますので、車内を乗客と一緒に乗っている姿は路面電車みたいな感じもありました。

新浜松駅はＪＲ浜松駅のすぐ近くにありました。

初めて浜松の街に降り立ちました。

多摩モノレールの駅みたいです。

都会っぽい新浜松駅。
えんてつ百貨店と直結しています。
千葉駅を小さくしたような感じもしました。

浜松餃子の初賞味。

餡の感じが少し異なっているような。
ノンアルコールビールをお供に。

有名な丸い盛り付けは12個入りのみだそう。

17：20熱海行きに乗車。
一度の乗り換えで藤沢へ行ける便利な列車。

ところが三島あたりでノロノロと走り、熱海到着は10分遅れ。
乗り継ぎの東京行きは待っていましたが、出発はさらに遅れてしまいました。
原因は強風のためだそう…。
往復ともハプニングが起きましたね。

結局、予定から１時間弱遅れて相模大野駅に帰着。
17時間の日帰り旅は終了しました。

天浜線はまた乗ってみたいと思います。