≪ドイツのクリスマス：その①ヴュルツブルクのSchloss Steinburg　シュロス　シュタインブルク≫

2009/12/07 - 2009/12/15

≪ドイツのクリスマス　：2009年12月7日（月）～15日（火）≫

この冬、ドイツのWeihnachtsmarktヴァイナハツマルクト（クリスマスマーケット）のいくつかを、初めて訪れる事が出来た。

この旅のクリスマス市はWuerzburgヴュルツブルク、
Ludwigsburg ルートヴィヒスブルグ、
Esslingenエスリンゲン、
Stuttgartシュトゥットガルト、
Rothenburgローテンブルク、
Nuernbergニュルンベルク、
Forchheimフォルヒハイム、
Frankfurtフランクフルトなどが主な観光地ですが、

Waldenburgヴァルデンブルク、
Schwaebisch Hall シュヴェービッシュ・ハル、
Kirchberg a.d.Jagstキルヒベルク（アン・デアー・ヤグスト） 、
Volkachフォルカッハ 、
Ochsenfurtオクセンフルト、
Iphofenイプホーフェン、
Miltenbergミルテンベルクといった小さな町々も回りました。

ドイツのクリスマスについては何かと旅行会社からのオファーもあって、毎冬、落ち着かない気分になっておりました。
人さまがドイツのクリスマス云々とよく言われるので、今のクリスマスはどんなものかと体験に参ります。
（二十数年前に駐在した頃はこんなに喧伝されておりませんでしたし、当地のクリスマスは静かなものでしたので・・・。）
・・・ということで今回は南が中心で、今春の行程に似ている。
次回はDresdenドレスデンなど、北にも行けたらと思うのだが・・・。

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写真は古城ホテルSchloss Steinburg

エリア ヴュルツブルク(ドイツ)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

いつものようにレンタカーの旅ですが、冬場のスノータイヤも別に依頼した。　
ANAも安い便を幸いゲットできた。
後は円高、ユーロ安を祈るのみです。春に行ったフランケン地方が中心になっています。
今春に行ったフランケン地方の旅で、Wuerzburgのレジデンツなど二、三か所、見ることができなかった場所があり、もう一度見にいきたいと思っていました。

写真は暗くなりつつあるフランクフルト空港とANA

フランクフルト国際空港 (FRA) 空港

レンタカー車種：メルセデス　A-180 D・　1800cc 　5T　
オートマチック・エアコン付き。ディーゼル車。

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≪ドイツのクリスマスの行程：12月7日（月）?15日（火）≫
　　　　　　7泊＋機中1泊9日

12月7日（月）NH209　　成田　LV　12：20　Frankfurt 　AR　16：35

1：Frankfurt ＝＞Wuerzburg（クリスマス市）120km（90分）　
古城ホテルSchloss Steinburg

2：Wuerzburg（観光）＝＞Neckarwestheim　115km （80分）　
古城ホテルSchloss Liebenstein（2泊）

3：Neckarwestheim ＝＞Ludwigsburg（クリスマス市・観光） 25km（30分）＝＞Stuttgart（観光・クリスマス市）　14km（15分）＝＞Neckarwestheim　40km（50分）
＊時間あれば、Esslingen（観光・クリスマス市）

4：Neckarwestheim ＝＞Waldenburg （クリスマス市・観光）A81・6　55km（40分）＝＞Schwaebisch Halle（クリスマス市・観光）B14・19　20km（25分）＝＞Kirchberg（観光）B14・19・A6　35km（30分）＝＞　Crailsheim（観光）A6・B290　20km（20分）＝＞　Rothenburg（クリスマス市・観光）B290・A6・7　45km　（30分）
Burg - Hotel 泊

5：Rothenburg　＝＞Creglingen（観光）　18km （20分）＝＞Nuernberg（クリスマス市・観光）　90km （90分）　　　　　　
Hotel Klughardt（2泊）

6：Nuernberg　＜＝＞Forchheim（クリスマス市・博物館）80km（80分　）　　

7：Nuernberg　＝＞Iphofen　80km　（80分）＜＝＞（Wuerzburg＝或いは近在Volkach）　60km（60分）或いは40km（50分）
Romantik Hotel Zehntkeller泊

8：Iphofen ＝＞(Wuerzburg)＝＞Frankfurt（クリスマス市）145km（100分）機中泊

12月14日（月） NH210　 Frankfurt　　LV　20：45　　機中泊

12月15日（火） NH210　　成田　　　　AR　16：00　　

　合計　予定走行距離　962km　　　　（2009.10.07.作成）

写真は3F・16号室　kleines Schlosszimmer

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＜ドイツのクリスマス・第1日12月7日（月）Wuerzburg＞

12月7日（月）；成田は晴、フランクフルトは曇り、7.5℃、145km

NH209成田　LV　12：20　Frankfurt 　AR　16：25（23G/F）　B777-300
Frankfurt 17：30　＝＞A3・B8・L?　145km　20：00　Wuerzburg：
Schloss Steinburg

＊フランクフルト空港を出る頃は既に暗くなり、途中、車4台の事故発生で渋滞した以外は順調に走りました。

近年、年齢と共に段々と夜のドライブがきつくなってきた。
高速で走るアウトバーンの交通標識をとらえきれなくなってきたのでしょう。ANAの旅行券を使用する必要上、16：25着の便となる。
LHであれば、二時間ほど早く着き、明るいうちにホテルを目指す事が出来る。冬の時期はLHが良いのであろう。

写真は3F・16号室　kleines Schlosszimmer

Wuerzburgヴュルツブルクに着いてみると、昼間に走ったようには行かず、間違って対岸のマリエン大要塞の麓あたりをウロウロしてしまった。

対岸から見ると、古城ホテルは美しく夜の闇に浮かんでいる。街中の家々のクリスマスの飾りつけも美しい。
今夕の古城ホテルは一度、春に行った事があったのですが、夜は分かりにくく、二、三度人に聞きながら、迷いつつ丘の上の古城ホテルに漸く着きました。

写真は3F・16号室　kleines Schlosszimmerのテラス

この古城ホテル・・登り道もせまく、雪でも降っていたら、どうなったものか？！

ドイツの冬の日暮れの早さと、寒さで早めの移動、チェックインを心がけているのだが、最初の日から、迷ってしまうとは困ったもの。

やはり、春や夏の旅とは勝手が違うのです。

写真は3F・16号室　kleines Schlosszimmerのテラスからの眺望

＜夕食：古城ホテルシュロス　シュタインブルク＞

レストランErkerzimmer張り出し窓の間は全独ランク1451位。
Schlemmer Atlas　Spoon xx (13.3点　；2010年)

写真はSchloss Steinburg　シュロス　シュタインブルク

シュロスホテル シュタインブルク ホテル

ホテルの中には立派なレストランがあり、今夕はErkerzimmer張り出し窓の間という素敵なレストランでの夕食でした。

この日は米軍関係者の数人を含めて、9割方、席が埋まっていた。
また、Turmzimmer塔の間、Schlossgewoelbe丸天井の間と言ったレストランがあるようです。ホテルの部屋やレストランの良さに今夕の食事も大いに期待した。
春はRittersaal騎士の間でお茶を頂きましたが、なかなか洒落たレストランで、明日の朝食はここになるらしい。

写真はホテルのロビー

その騎士の間では“Mord im Paradies天国の殺人”と言う4品の夕食（Euro79）を楽しみながら、コメディータッチの演劇を楽しむ催しの最中でした。
舞台は”ハワイのホテルパラダイス”だとのことでムウムウを着た出演者が、出入りしています。時々、大笑いの声や拍手も起こり、何やら楽しげである。
ホテルに置かれたパンフレットによると【Dinner Krimi（犯罪を魚に夕食を・・とでも言ったら良いのか？！）】と称したもので、10月から3月の間、このホテルで上演されるとの事でした。他のホテルでもパンフレットを見たので、冬季シーズンには、ホテルはこれでお客を呼んでいるようだ。

この為、駐車場に停める場所が無かったのも理解した。

写真は騎士の間

さて、疲れもあって、夕食は前菜とメインの2品だけにした。
20：30?22：15　 Euro80（11千円）。

飲み物：ビール（樽）0.3Lx2　、お水0.75Lx1。
シェフのご挨拶：3色のテリーヌ。
前菜：エビの串刺し、カブラの薄切りのカルパッチョ。
メイン：私は鴨の胸肉（硬くて残した！）、芽キャベツ、ジャガイモのピューレ。
家内は鵞鳥の胸肉（大きすぎたらしく残す！）、キャベツ、クヌードルの輪切り。
デザート：なし。　　　

写真はビール（樽）0.3Lとシェフのご挨拶：3色のテリーヌ

素敵なレストランなので、料理に期待したが、残念ながら、夕食は食べてみると、料理への気配りが中途半端に思えました。
多分、Dinner Krimiの催しがあり、そちらに手が取られたのだろうか？！　
全独ランクの意味が如実に理解できたのは残念なもの。

写真は前菜：エビの串刺し、カブラの薄切りのカルパッチョ

写真は鴨の胸肉、芽キャベツ、ジャガイモのピューレ

≪Schloss Steinburg　シュロス　シュタインブルク≫
D-97080 Wuerzburg 　、Auf dem Steinberg
古城ホテル　全50室・4星　　Euro155（3F・16号室　kleines Schlosszimmer）
TEL：[phone] 　　FAX：−97121 　
http://www.steinburg.com　

古城ホテルはクリスマスの飾りにあふれていて、大変好ましい雰囲気に包まれている。
通された部屋はErkerzimmer（張り出し窓の間）レストランの横にある階段を上がり、廊下の奥にありました。広さはkleines小さめとの事でした
が、十分な広さでしょう。

窓の外には広いテラスが付いています。丁度、レセプションの上あたりに位置しているようでした。ホテルが一番自慢している、眺望の良さは確かで、テラスから見る、この町の夜景や朝の眺望は素晴らしかった。

写真は鵞鳥の胸肉、キャベツ、クヌードルの輪切り

Wuerzburgの大司教Rheinsteinラインシュタインが13世紀の半ばに、居城マリエンベルグ城塞の対岸・Steinbergシュタインベルクの丘に築城したのが、現在の古城ホテルの始まりである。

但し、市民と仲が悪く、とかく対立した大司教の城はWuerzburgの市民の攻撃で10年しないうちに、城は破壊され、今は何も残っていないと云う。

1897年Wuerzburgの市民Schneiderシュナイダー氏が、この丘からの眺望の良さを気に入り、館を建てた。

1937年にBezoldベツォルド家がこれを手に入れ、ホテル・レストランを開業し、現在に至っている。

テラスからのマイン川とブドウ畑の眺望は見事なもので、対岸の丘に建つマリエン大要塞も見える。
旧市街から約2kmの近さで、中央駅からタクシーで約10分、料金は15ユーロ程度でしょう。

写真はホテルの夜景

この春に来た古城ホテルだが、丘の裏手から車で登る上り口は一応標識もあるが、夜だとなかなか見にくく、見つけるまで3人に聞いたほどだ。
登る道は狭く、対向車がくると大変なものだ。傾斜もあって、雪道で無かったのが、幸いと言えようか！

メイン・レストランのErkerzimmer張り出し窓の間、それから、この春にお茶を楽しんだRittersaal騎士の間があり、それ以外にもTurmzimmer塔の間、Schlossgewoelbe丸天井の間と言ったレストランがある。

写真は朝の眺望：マイン川とブドウ畑の眺望は見事なもので、対岸の丘に建つマリエン大要塞も見える。

写真は朝の眺望

＜クリスマスツリー＞

クリスマスツリーに灯がともると・・・
すでに今から600年前には、常緑樹の枝で部屋を装飾する風習がありました。そこからのちに、天井からつり下げるアドベントリースとクリスマスツリーが出てきました。

17世紀になってツリーは今日のように立てて置かれるようになり、自分で焼いたクッキーやレープクーヘンや赤いリンゴ、薄紙で作ったバラで飾り付けをしました。

その後さまざまなデコレーションが創造されてきました。
クリスマスツリーのキャンドルの灯りでツリーとデコレーションは光を放ちます：ガラス玉や鐘、金銀線細工の彫刻、金色の天使、スイーツ、小さなギフト、モール、エンジェルヘア、手作り品などなど。

デコレーションを作ったり、飾ったり、明かりに映える手工芸品を愛でたりするのは、子供にも大人にも大きな喜びです。

写真はクリスマス時期の聖ニコラウスNikolaus