2014/07/17 - 2014/07/17
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Michyさん
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現在イギリスの皇太子であるチャールズ皇太子は、プリンス・オブ・ウェールズという称号を持っています。 そのプリンス・オブ・ウェールズとしての戴冠式が行われるのがここカナーヴォン城。
少し前にイギリスからスコットランド独立の選挙が話題になりましたが、こちらウェールズもスコットランド同様しっかりと独自の歴史と文化があり、そう・・・言語も! イングランドから独立の可能性も…もしかしたらありかもしれません。
私のウェールズの旅のハイライトとなったカナーヴォン。
土砂降りの雨から始まったこの日、お城見学の時には青空が見えてとても幸せな気持ちになりました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 5.0
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カナーヴォンへの移動はローカルバスで。
バスに揺られて30分。 激しい雨にどうなることかと本当に心配になりましたが、到着してから少し雨が止むまでどこかでお茶でもしようと、とりあえずお城のゲートに近い場所のカフェに入ります。 -
お茶だけのつもりが、せっかくだから早めのランチも済ませましょうか。
イギリスらしいもの…そうね久しぶりにシェパーズパイでも食べましょう。
添えた野菜もたっぷりで、お腹が満たされました。
自宅でも作ってみたことがあるシェパーズ・パイ。でも使うひき肉は牛か豚になってしまいます。 -
すっかり雨も上がったようです。
まだ空は暗いけど、まずはお城に向かって歩きましょう。 -
インフォメーションで情報もしっかり入手。
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雨ですっかり濡れていたけど、そのポップな色が鮮やかだったお城の前にあったかわいいカフェ。
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お腹がいっぱいなので、残念ながらアイスはパス。
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お城に入る頃にはすっかり雨も上がり陽射し出てきました。
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1日に四季があると言われるイギリス。
移動の時に雨だったのはラッキーと言えるかもしれません。 -
さて、このお城はウェールズの世界遺産であるグウィネズのエドワード1世の城郭と市壁の中の4つのお城のひとつ。
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先に見学したコンウィ城と同じく現在廃墟となっているお城ではありますが、規模はかなり大きいです。
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城壁に登り、川と海そして丘の眺めを楽しむとしましょう。
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プリンス・オブ・ウェールズとしての戴冠式が行われるお城ではありますが、実際にこのお城で式典が行われたのは過去に2名のみ。
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チャールズ皇太子の前は映画にもなった”世紀の恋”として有名なエドワード8世です。
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父親であるジョージ5世の死後、王位を継承したもののわずか一年足らずでイギリス国王の座を退位した話は、ウォレス・シンプソン夫人との結婚の話と共にセンセーショナルな皇室スキャンダルでした。
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エドワード8世の退位後国王になったのが、映画”英国王のスピーチ”のジョージ6世で、そしてその娘は現エリザベス女王…。
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イギリスの皇室の歴史を考えると、それぞれの王や女王の人物像について色々と調べてみたくなります。
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このウェールズの旅の後でエドワード8世に関して色々と調べてみましたが、どうしてもその”王冠を賭けた恋”についての話ばかり取り上げられてしまいます。
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でも外見は勿論、人柄は気さくでかなり魅力的。
とても多趣味なチャーミングな方だったというのがわかりました。 -
そして皇族らしからぬ言動も多かったこと…。
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人妻との不倫の恋のみならず、人種差別発言に、戦争時にヒトラーやムッソリーニに近づいたりと、イギリス側からマークされる様な行動も多かったみたいです。
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イギリス側というのも、国王を退位してからすぐにイギリスを離れ、ウォリスとフランスで生活することになったこと、イギリス皇室との確執は長きに渡り、イギリスには戻れなかったことなどを知りました。
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彼が亡くなったのは、パリにあった住まいだったということです。
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遺体となってイギリスへ戻り、ウインザー城にあるセント・ジョージ・チャペルで葬儀が行われたそうです。
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退位してウィンザー公爵となったエドワード8世でしたが、そのウィンザー公爵夫人となったウォレスは、イギリス皇室のみならず、イギリス全体からのバッシングを受けてかなり辛い想いをしたそうです。
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夫のウィンザー侯爵が亡くなった後は、その存在感も薄れ、彼女の認知症の症状も進みます。
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その後夫人の弁護士が彼女の宝石を勝手に友人に売ったり、寝たきりになると医者と看護婦以外は面会を受付なかったとか、寂しい最後となったようです。
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私はその昔イギリスに住んでいた頃に彼女のドラマをTVで観る機会があり、その頃は全然その存在を知らず、英語の理解もあまりなかったこともあってランドレディーに色々聞いたことを思い出しました。
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何て説明してくれたかも覚えていないのですが、
”彼女、アメリカ人だから!”
みたいなことを言っていたことだけは印象に残っています。 -
それが良い意味に聞こえなかった感じがあったことだけは確かですが、今更ながら保守的な意見だったのかなぁ?なんて思ったりします。
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モノクロの映し出されたニュース映像と共に、色んな記憶が蘇ってきました。
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ウェールズにいた時にイングランドとの違いを実感することが多かったけれど、イギリス人って島国だからか?日本人と似ているところが多いなって思います。
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グローバルだとか言われてるけど、結構保守的なところってありますね。
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イギリス人のあの独特なちょっとエキセントリックな部分は、日本人にはあまり見られないけれど、ふと思ったのはアメリカ人女性のおおらかなところ、イギリス人女性にない魅力ってあるなぁ〜ってこと。
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きっと彼女、ウォリスもそんな魅力溢れる人だったのでしょう。
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さて、とりとめのない私の思いはここまでとして、お城の内部へ戻りましょう。
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お城の内部にはチャールズ皇太子の式典の様子を写した写真が飾ってありました。
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わぁ〜!
すごいな、こんな風にとり行なわれたんだ! -
さすがに写真の女王は若いです。
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実際に使用された椅子も展示されています。
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お天気はすっかり良くなって、青空も見えます。
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さて、お城の見学の後は地元で有名なお店へGO!
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地元のビールもしっかりオーダーです。
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このレストラン、ウェールズの旅で一番の内容でした♪
フレンドリーなマダム、一生懸命サービスしてくれたウェイトレス。
イギリスの食事が美味しくないなんて言わせない、素敵なお店でした。 -
通りに出たらまだ青空!
帰りのバスからの景色は楽しめそうです。 -
これは昔の通りの写真。
本や伝記として残らないかもしれないけれど皇族の人々と同様に、ここに住む人達にもそれぞれの歴史があるのだということを想いながら、カナーヴォンを後にしました。
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この旅行記へのコメント (8)
-
- rinnmamaさん 2014/11/04 01:18:02
- カナーヴォン
- Michyさん、こんばんは
出張からお帰りでしょうか?
つづくだったからコメント待ちしていましたが、少しだけ書き込み(^_^)
カナーヴォンの城はカーディフのキープと似ていますね。
要塞と建たれているのかしら?
後、カフェのテーブルクロス?は
ポールスミスの裏地みたい^ ^
息子の大好きなブランドなんです。
私もカキコ次回に続くです(^_^)
お疲れがでないといいですが・・
お気を付けてね
rinnmama
- Michyさん からの返信 2014/11/04 18:14:43
- ただいま〜です。
- rinnmamaさん、こんばんは♪
出張から戻ってまいりました。
今回はかなりの時間、立ち通しでいたので脚がむくんでパンパンに・・・。
自分の体力不足を思い知らされた感じがしました。
旅行で歩き回るのと違って、やはり仕事は気も遣うし疲れますね。
カーディフのお城、行ったことがあるのにどんなだったか記憶が飛んでいました。 rinnmamaさんのコメントを頂いて、慌ててどんなだったのか写真を改めて見直した次第です。
今回訪れたウェールズのお城は要塞としての役目を果たしているので、内部はあまり見るところがありませんでした。 でもそれぞれのタワーに登っての眺めはとても良かったです。
> 後、カフェのテーブルクロス?は
> ポールスミスの裏地みたい^ ^
> 息子の大好きなブランドなんです。
ポール・スミスの裏地ですか、わぁ〜素敵、
あんなカラフルな色使いなのですね、とってもお洒落!
> 私もカキコ次回に続くです(^_^)
>
私は次回に続く・・・からなかなか先へ進めず、自分でイライラしてしまうほどのスローペース。 書き出しては書き直しの繰り返しで、たいした文章でもないのに時間ばかりかかって困っています。
今は出張の残務と次の出張の準備が入ってしまって、どうしたものか・・・やるべきことが多すぎて放心状態です(><)
> お疲れがでないといいですが・・
> お気を付けてね
どうもありがとうございます。
rinnmamaさんの言葉に励まされました。
旅行記の続きはかなり先になりそうですが、またそちらへはお邪魔に参ります。 rinnmamaさんも寒くなってきたので、ご自愛下さいね。
Michy
-
- わんぱく大将さん 2014/10/28 10:50:50
- チャールズ皇太子
- Michyさん
チャールズ皇太子、わかっ!! 大将
- Michyさん からの返信 2014/11/03 14:15:44
- エリザベス女王も!
- 大将さん
エリザベス女王もわかっ!
ですよね(^。^)
Michy
-
- zunzunさん 2014/10/23 21:21:18
- シェパーズ・パイ!!
- Michyさん、こんばんは〜☆
カナーヴォン城って初めて知りましたよ。
イギリスは一度しか行った事がなくて、、、持ってる情報が少ないの。
だからMichyさんさんが見せてくれる旅行記がとっても新鮮です^^
そうそう、このお城屈強な感じがしますね。
お城から望む風景がとっても素敵、ヨットが浮かんでるのがいいわ♪
シェパーズ・パイ。
検索したんだ、どんな料理だってね。
そしたら何気に作っていたお料理がシェパーズ・パイだった。
本場の味を味わいたいなぁって思ったよ。
Michyさん、またお時間ができたらコメント入れてね。
待ってるよ^^
zun
- Michyさん からの返信 2014/10/26 21:00:00
- zunzunさんのシェパーズ・パイ、食べたいな♪
- zunzunさん、こんばんは!
コメントをどうもありがとうございます!
zunzunさんの何気に作っていた料理がシェパーズ・パイだなんてお洒落♪
私には何気に作れないお料理なので、羨ましい、あぁ〜食べてみたいですぅ。
コメント頂いてから改めてレシピを検索したら、色々とお手軽(缶詰めのミートソースを利用したりレンジでチンのマッシュポテト等々)に作れるみたいで、久しぶりにラム肉を買って作ろうかな?って気持ちになりました(^^)
イギリスって食事が美味しくないって有名だけど、それなりに美味しいものも結構あると私は思います。(日本は普通のレベルが高いというか、平均的に水準が高いと思うのです)
ジャンクなメニューだけど、パブでイギリスのビールを飲みながらフィッシュ&チップスを味わいたいなぁ〜なんて時々思ったりするこの頃です。
Michy
-
- Oakatさん 2014/10/21 17:55:28
- カナーヴォン城
- Michyさん、こんにちは!
旅行記の完成前での書き込みすみません・・・
カナーヴォン城は、イングランドのエドワーズ1世に攻められて、ウエールズがイングランド支配下におかれることになった象徴の城・・・歴史を感じますね、世界遺産にふさわしいお城ですね・・・
ところで今回の旅行記にも英語とウエールズ語の併記がみられました(アイスクリームの表示)が、日本では、日本語と英語などの外国語との併記はあったとしても日本語(標準語)と地方のいわゆる田舎弁が併記された看板や標識などは見ることはないので、さすが世界は広いと感じます・・・
この間のスコットランドの独立問題や、このウエールズ語と英語の併記などをみると、イギリスの国と地方の関係は、アメリカの国と州の関係や、日本の国と地方の関係とはずいぶん違うんだろうなと感じます・・・
一国の理想的な姿とはどういうものなんでしょうか・・・
oakat
- Michyさん からの返信 2014/10/21 23:58:42
- ウェールズも独立を!?
- Oakatさん、こんばんは!
すみません、書きたいことが色々あってまだ旅行記が完成できずにいます。
歴史について思うことがあったり、旅で調べたこと学んだことなど書いておきたいと思っていたら、たかが旅行記なのですがゆっくり文を推敲したいと思って、つい時間をかけてしまっています。 推敲って程の内容の文章でもないのですが(笑)
このカナーヴォン城は様々な逸話があって、イングランドの王エドワード一世がウェールズ征服した後、ウェールズの人々の反乱を避けるためにわざわざ身重の妃にこのお城で出産させ、ここウェールズ生まれの王子だと認めさせたこと、だからイングランドの王子なのにプリンス・オブ・ウェールズの称号が与えられたということなど、面白い話がいっぱいです。
Oakatさんも書いてらっしゃる様に、いわゆる日本の標準語と方言という考え方とは明らかに違うウェールズ語。 イギリスはやはり連合国だということを実感することが多いですね。
北アイルランド、スコットランド、そしてここウェールズを旅して言語の部分でウェールズが(あくまで個人的な感想ですが)一番独立できそうな気がしました。宗教の部分で大変だなぁ〜と感じたのは北アイルランドでしたが、私が旅したのはIRAのテロで平和とはいえなかった頃なので、今はどうなのか気になります。私は個人的にスコットランドの独立に賛成派だったので、なんだかウェールズもイギリスからの独立運動とか起こらないかしら?なんて密かに思ったりしていました。
というわけで、いつもどこか脇道にそれて、自分の興味があちこち移って旅行記を仕上げるのはいつになることやら…。
早めに仕上げたいと思いますので、良かったら是非またお寄り下さいませ。
コメント嬉しかったです! ありがとうございました。
Michy
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