2014/07/15 - 2014/07/16
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Michyさん
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世界的に有名な庭園。
ため息の出るイタリア式テラスガーデン。
ポウィズ城とその庭園を表す数々の言葉。
写真を眺めてため息をつくより、お城のトップ・テラスに立って美しい景色を眺めながら深呼吸してみたい。
そんな期待が溢れていた憧れのポウィズ城と、期待以上に素晴しかった世界遺産のポントカサステ水路橋。
この日はドラマティックな絶景に圧倒されました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
泊まったホテルからハイストリートを歩いて約10分。
こんな近くにお城へのゲートがあったので驚きました。 -
でもそこで油断が出来ないのは過去の経験から学んでいました。
ゲートからお城まで歩ける距離ではありますが、10分や15分というレベルではありません。
キャッスルハワードだってヘアウッド・ハウスだってエントランスゲートから30分近く歩いたことを思い出しました。 -
こちらも30分は歩いたでしょうか。
でもお天気が良いのと、だんだんと遠くに見えたお城が近くなってくるので
当然期待も高まります。 -
お城の内部の見学まで時間があるのと、ガイドツアーに参加するまでの時間に一時間以上はあります。
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ざっと見渡して人もあまりいないし、まずはガーデンを歩いてみましょう。
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奇妙な鳴き声に聞き覚えがあったと思ったら、孔雀が!
孔雀の姿、この写真からわかりますか?
色が地味なのでこれはメスですね。 -
広〜い!
バルコニー側に出てみてびっくり。
これは思ったより巨大な庭です。 -
テラスからの眺めが素晴しいので、近くのこのテラス自体の美しさに気が付かないところでした。
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ガーデンはゆっくり時間をかけて歩く価値のある場所です。
設計を依頼してから20年以上の歳月が過ぎて完成したということを知りましたが、気の遠くなる期間です -
下のガーデンに向かって降りて行きましょう。
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先ほどの孔雀ですが、恐ろしいほどのジャンプ力で飛びました。
ご存じでしょうか、孔雀って飛ぶのです。
飛ぶことは知っていましたが、こうして間近で飛ぶのを見たのは初めてでした。 -
お城が入ってきた時に見えたのとは明らかに印象が違ってきます。
まるでここがお城の正面のように見えてきます。 -
花々の美しいこと!
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寄せ植えの組み合わせ、色の組み合わせにセンスを感じます。
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木々の壁に囲まれた階段を下って行きましょう。
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写真ではそのスケールが思うように伝わらないのが残念。
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ここのガーデンはとてもすっきりと広々とした芝が広がり、それを取り囲む様に色とりどりの花々が並ぶスタイルになっています。
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中央はこんな感じで、これも良く手入れされた芝が広がります。
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芝を囲む花々、それぞれがとても上手に組み合わせられて並んで咲いています。
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こんな風に芝を取り囲む花々…。
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なんとなく雑多に咲いている様に見えますが、実はどれもお手入れが行き届いています。
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色も植物の高さも考慮されているのでしょう。
こんなすっきりとしたフォーマルガーデンを見たのは初めてかもしれません。 -
私の好きな薔薇、見つけた!
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そのガーデンから振り返ってお城を眺めます。
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花を取り巻くガーデンの次にあるのは、またかなり広々とした芝が広がり、こんもりとカットされた木々がバランスよく配置されています。
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テラスの向かい側は小高い丘になっていて、木々が茂る遊歩道になっていました。
そこを歩きながらテラスの正面まで行ってみましょう。 -
イチオシ
素晴しい眺めです。
ここまで来るのにかなり歩きました(−−;)
少し薄暗い道でしたが、そこに病気療養の為に作ったといわれる水のはった小さな池のようなところがあり、そこに浸かってリフレッシュをしたと書いてありました。
森の中の露天風呂みたいなもの?かもしれませんが、今ではあまりに暗く苔生した井戸の様だったので写真には収めませんでした。
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そろそろお城内部のツアーが始まります。
庭からお城へと戻りましょう。 -
私がガーデンで目にした、ちょっと気になった黒い植物。
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こちらのお城の中は撮影が禁止。
みんな集まったところで案内役の方が
”Croeso i Gymru!”
と話を始めるではありませんか。
続いて”ようこそウェールズへ、ようこそポウィズ城へ…”と英語に変わりましたが、自然にウェールズ語が聞き取れたことがとても嬉しかったです。
-
こちらの庭、領主の奥様がかなりの思い入れで作り上げ、イギリスそしてウェールズで最も美しい庭を目指して力を注いでいたとの話でした。
その奥様も1929年に交通事故で死亡、二人の息子さんも戦争で死亡、主人が亡くなった1952年に彼のいとこによってナショナルトラストへ委託されて現在に至っています。 -
お城の中のミュージアムも見ごたえのある内容で、18世紀のインドで集めたという様々なコレクション(象牙や翡翠、テキスタイル等)が展示されてオリエントな雰囲気が漂っていました。 -
イチオシ
さて、お城のエントランスに放し飼いの孔雀。
かなり自己顕示欲が強いらしく?私のカメラ攻撃にひるむことなくポーズを取り続けてくれました。 -
そしてとうとう…。
その羽を広げてくれました。 -
イチオシ
わぁ〜っ!と、人が集まってきました。
ギャラリーに囲まれて、なんとなく嬉しそう?
夢中でシャッターを切る私に、白髪の老婦人が
”貴方の国では、この動物はいないの?”
と、私に話しかけてきました。
すかさず私は答えます。
”いますよ、でも庭にはいません。”
…日本で孔雀を放し飼いにしている場所ってありますか? -
名残惜しい気持ちでテラスからの景色をもう一度目に焼き付けます。
-
さぁ、またあのゲートへ戻りましょう。
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ウェルシュプールの町の中心に戻り、駅を目指します。
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こちらはウェルシュプールの旧駅舎。
1990年代に駅としての役目を終えて今では色んなお店が入っています。
新しい駅はと言えば、新しい道路が出来た為に移動し、シンプルなホームがあるだけになってしまいました。 -
ウェルシュプールから色々経由してやって来ましたポントカサステ水路橋です。
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う〜ん、これまたウェールズ語ですね。
2009とあるので、2009年に世界遺産として登録されたことが書いてあるのでしょう。 -
ここにたどり着くまでポントカサステ(Pontcysyllte Aquedcut)
の発音に苦労しましたが、尋ねた人達がAquedcutの部分のみだけを読んでいたので、
以後Pontcysyllteを言わずに済ませました。 -
こちらポントカサステの水路は全長が18キロもあります。
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こちらは行き止まりになっているので、水路を走るナローボートの溜り場というか、方向転換をしたり駅のような役目を果たしている様です。
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さて、肝心の水道橋はどこ…?
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あ、見えてきました。
わぁ〜、すごい高さ。
自分がいる所がこんな高い場所だったのに驚きました。 -
橋の脇に説明がありました。
こちらはウェールズ語の下に英語の説明が併記されています。 -
土木技師であるトーマス・テルフォードが考案し、19世紀の土木建築の偉業と評されています。
鋳鉄と鍛鉄の両方を用いることにより、軽くて強いアーチ構造が可能になりました。 -
橋の上はナローボートが走るのが右手。
左側は歩道となっています。
歩道側は手すりがありますが… -
ボート側には手すりはありません。
必要はありませんもんね。
きっとボートからの眺めは絶景でしょう。 -
歩道からの眺めも絶景です。
この時、空がぱぁ〜っと晴れてきて、歩道を歩くのに快適な天気となりました。 -
橋の下を流れるのはディー川。
下を見ると吸い込まれそうな高さです。
それもそのはず橋の高さは38mもあって、これを作る要因となったのは渓谷間の物資の輸送だったとのこと。 -
眺めは素晴しいのですが、
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風が強かったり、お天気が悪いと歩道を渡ることも躊躇うかもしれない高さです。
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でも左右どちらを見ても広がる景色の美しさに見とれてしまいます。
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あ、後ろからボートがやってきました。
追い越して行きましたが、かなりゆったりとしたペースで、小走りするとすぐに追いつきそうな位です。 -
歩道からの眺め
しばしお楽しみ下さい。 -
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川を渡ったところで振返って一枚。
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この水路橋以外にもトーマス・テルフォードは数々の埠頭や運河、吊り橋などを手がけていており、その中にシュルーズベリー城の改築も含まれていました。
お城を見た時は気が付きませんでしたが、アイアンブリッジを見てお城を見学したので、そこからもうトーマス・テルフォードがつながっていて、こうして今ポンテカサステ水路橋を見学しているのだと感慨深いものがありました。 -
橋を渡りきっても水路はまだまだ続きます。
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誰もいない静かな空間。
このままちょっとお散歩をしましょう。 -
ナローボートが泊っています。
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観光用としてのナローボートの旅もあるみたいですし、ナローボートを借りての旅も実現はできそうです。
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こんなのどかなところをゆっくりと進むのだから、あくせくせず楽しい船旅でしょう。
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あ、橋を渡る時に見かけたボートが見えてきました。
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なるほど、こうやって手動で橋を上げて水路を進むのですね
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あの船は今日はどこまで進むのでしょう。
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はるか先に橋が見えるでしょうか?
先ほどから上をずっと歩いてきた橋が遠くに見えます。 -
ベンチに座ってずっとナローボートか行き交うのを眺めるのも楽しそうです
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ジョギングしている人がいたり
犬を連れてのお散歩を楽しむ人もいます。 -
平和な時間が流れていきます。
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カルガモに餌をあげたり
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小鳥のさえずりや木々の美しさを堪能しながら、
ゆっくり橋へと戻りましょう。 -
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-
スタート地点に戻ってきました。
日が暮れてきました。
あたりはひっそりとして人影も見えません。 -
ここはアイアンブリッジを見た時とは全然違った感動がありました。
同じ産業革命における象徴とする橋でありながら、ポンテカサステ水路橋は辺りの雰囲気が静かだったせいか、私の想像していた産業遺産のイメージとは遠いもので、かなりくつろいだ時間を過ごすことが出来ました。
また再びここを訪れる機会があれば、水路橋を渡って進むナローボートの旅もいいなぁ…。 -
電車を乗り換えて、ウェールズ語のアナウンスを聞きながら帰りましょう。
-
明日は更にウェールズを西に進みます
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この旅行記へのコメント (2)
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- 幸ちゃんさん 2014/10/21 23:40:43
- うえーるず
- 行く機会がありませんでしたが、機会を作って訪れたいところです。
写真がとてもよかったです。
- Michyさん からの返信 2014/10/22 08:49:50
- うえーるず←是非行ってください!
- 幸ちゃんさん、おはようございます。
嬉しくなるようなコメントを、どうもありがとうございます!
ウェールズは、まだ日本では知名度が低い場所も多い気がしますが、とても素敵な村や町、素晴らしい自然があるのでお薦めしますよぉ〜。
写真を褒めて頂けるなんて感激です。
いつも色んな旅行記を拝見しながら、どうしたらこの美しさが伝わるのか?!と四苦八苦しています(^。^;)
そちらの旅行記にも伺いますね。
Michy
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