イギリス街歩き～カーライル（世界遺産ハドリアヌス長城を歩く）

2013/08/24 - 2013/08/25

イギリス人は歩くのが好き。

ロンドンやイギリス中のどの観光地でもウォーキングのツアーがあるくらいだし、何キロも平気で歩いたりする。
今回の旅で自然がいっぱいの中で、イギリス人みたいにひたすら歩いてみたかった。

私は城壁を歩くのが好き。
そして世界遺産を見て歩く旅が好き。

私の好きと、歩く目的が同時に楽しめそうなのがここなのでは？と、選んたのがハドリアヌスの長城。

中国の万里の長城と違って起伏が激しい場所にぶつからず、そんなにハードな場所はなかったけれど、歩いた、歩いた、かなり歩いた。　

そう、ひたすら歩くのがこの旅でここでの目的。

エリア カーライル(イギリス)

• 旅行の満足度: 4.5

• 交通手段: 高速・路線バス

まだ心残りがするグラスゴーを後にし、次の目的地のカーライルへ移動です。

車窓からの景色を飽きることなく眺めて

カーライルへ到着。

駅を出てすぐに宿泊先に荷物を置き、インフォメーションセンターへダッシュでした。

インフォメーション・デスクが閉じてしまう5分前に駆け込み、なんとかハドリアヌスへのバス情報と地図を入手します。

駅を出るとすぐ目に入るのは砦跡です。

さて、翌日一番早いバスに乗ろうと駅前のバス停にやってきました。

バスの本数も少ないのでどこで降りるか、どこからバスで戻ってくるか色々と考えながら、この日のシェフィールドへの移動の電車時間も気になります。

ハドリアヌスの長城を歩くにあたってイギリスの世界遺産を改めて調べてみると、スコットランドの中央に位置するアントニアヌスの長城も世界遺産に登録されていることに気が付きました。

どちらも行ってみたいと迷ったのですが、スコットランドとイングランドのちょうど境にあるハドリアヌスがスケールとしては大きいようなのでこちらに決めました。

さて、どこから歩こう？

イギリスにはフットパスが充実しています。

私は過去にくまのプーさんのハートフィールドへ行った時にフットパスを歩く楽しみにはまって、今回も是非城壁を眺めながらフットパスを歩きたいと思っていました。

なんにもない、なんにもない、まったくなんにもな〜い♪

生まれた、生まれた、何がうまれた〜♪

誰の曲だったっけ？

自然にメロディーが浮かんだけど…
この景色に合ってる（笑）

城壁をずっとたどって歩くこともできますが、途中で途絶えてしまうようなところもあり、こんなわかりやすい表示があればいいのですが、無い場合はフットパスの表示を頼りに小道を歩くしかありません。

約120キロ弱の城壁をたどって、全行程を歩いてしまう方達も沢山います。

私は根性が無いのと、体力も無し。
そこまでは出来ません。


それでもこの数時間だけで日本で一日歩く歩数は完全に超えてます。

こういう普通の道に出るとほっとしつつ、ちょっと寂しくもあり。

人がいません。

いるのは牛に羊。

そして城壁跡。

視線を感じた先にいたものは…。

何もない平原から小さな町が見えてきました。

お、お茶できる！

Ｍのマークに運命を感じて、
ここで休憩しよす！（って大げさですね）

こちらメグさんが経営している普通のお宅を改造したようなティー・ハウス。

新聞に洗剤、チョコやミルクも売っていて、スーパーもないこの村にはなくてはならない存在みたいです。

かわいいティーカップ！
やっぱりお茶がなくっちゃ。

ご近所の常連さんが次々とやってきます。

暖炉の前のいつもの席に座って、まるで自分のリビングにいる様にくつろいでいるおじいちゃんがいました。　
その姿が微笑ましく、とても幸せな気分にさせてくれました。
その場を離れるのが辛かったです。

お茶して少し気分がリフレッシュ。

また少し歩きましょう。

のどかな風景が広がります。

城壁の途中では時々いろんな遺跡が見られ、こうして日本語でも説明が書かれているのが嬉しくなります。

私が歩いたフットパスは牧草地が広がっていたので、羊や牛をよく目にしたので寂しくはありませんでしたが、近寄ると逃げてしまうのです。

なのでそっとお邪魔しないようにしました。

こちらの橋はこの位置に1999年にヘリコプターによって運ばれたと書いてありました。

ちょっと気になっていたので調べてみました。

航空写真で見るとやはりそのスケールの大きさを感じます。

http://www.visitcumbria.com/car/willowford-bridge/

あざみの花。

確かスコットランドの花はあざみだった。

なんとか一番近くのバス停にたどり着きました。

ハンギングバスケットのお花がとても綺麗だったので、その色の美しさにおもわず何枚も写真を撮ってしまいました。

緑も美しいのだけど。

こんなカラフルな綺麗なお花を見ると嬉しくなります。

ん？また視線を感じました。

今日は視線を感じて目が合ったことが多かったけど、みんな人間じゃなかったな（笑）

バス、ほとんど貸切です。

お疲れ様でした。

カーライル駅前に到着。
ホテルへ戻って荷物をピックアップする前に…

遅いご褒美ランチでもしましょうか？

こちらのパブはとても広々として明るい雰囲気です。

みんな昼間からビールですもん、カフェ感覚で来ている感じでいいなぁ。

カーライルにあったパブはどこもパブ・ミールが充実していました。

ランチというわけでもなくビールとの食事のセットメニューは時間帯が限られていなかったので、こちらでは３食パブでお食事もできるかも？！


歩いた後のビールは美味しかった！

こちらはカーライルの街の中心のマーケットプレイスです。

ツーリストインフォメーションはここにありますが、今日はもう閉まっていました。

素敵なアンティックなポストがあったので、記念に一枚。

カーライルを離れる前にマーケットプレイスからほど近い場所にある、大聖堂へ寄りました。

前日ツーリストインフォメーションに行った帰りに立ち寄りましたが、お祈りをしている方達がいたので、写真を撮りませんでした。

旅の中でこういった空間に身を置くのは、私にとって心が静まる大切な時間です。

今日はずっと歩き続けて自然を満喫したけれど…。

自分の足で歩いて、行きたい場所に自由に行くことができることは
幸せなことなんだと…あらためて感謝。

この旅行記へのコメント （6）

• わんぱく大将さん 2013/10/07 18:51:00

  フットパス

  Michyさん
  
  英語が懐かし感じる今日この頃。　エジンバラから入ったグル―プ。湖水地方に入る前によって行く所でした、ここは。でも、最終まで行くと、湖水地方の到着が遅くなるので、半分まで。パンフで見たことはあっても、行ったことはありません。ＵＫ担当してた割にはね。
  
  プ―さんも行かれましたか？　　ここはグループについて視察でいきましたよ。　　”フットパス”の響きに懐かしさを感じました。
  １１月３日間だけですが、ロンドンに行きます。　観光ではありませんけどね。
  
  　大将

  Michyさん からの返信 2013/10/13 23:59:10

  RE: フットパス

  大将さん、こんばんはぁ〜！
  
  フットパス、イギリスにちょっと住んでいた頃には公園に行く位しかお散歩しなかったくせに、日本に戻ってから旅行で行ってフットパスの魅力がわかった（ような？）気がしています。
  歳を重ねると若い頃には良いと思わなかったことが、わかってくるっていうのでしょうか？
  東京に住んでいるとあんなひたすら歩く機会ってないですし、場所を選ばない限りフラットな高原が広がるような場所って近くにないのです。
  
  日本ではこれからの季節はフットバスです（＾。＾）
  足が冷えるのでフットバス大好き！
  
  ここ何日かは夏のような気温の日々の日本です。
  でもあの灼熱の夏の日とは少し違って湿度は低めで助かってます。
  これから寒くなるのかな？って疑問に思う変な天気が続いてますが、私は一年の中でも5月の次に11月が好きなので、秋から冬にかけてが楽しみです♪
  
  Michy
  

• たらよろさん 2013/10/05 22:32:25

  前半は長閑。。。後半はおしゃれ〜

  こんばんは、Michyさん。
  
  素敵な遺産を鑑賞しながらの町歩き。
  さすが、古からの歴史を刻む国ですね。
  
  それにしても、何もない、、、そんな高原が長閑で心優しくなるなぁ。
  天然動物園のようなほのぼのーーー感が最高♪
  
  それに対して、パブでのスタイリッシュでおしゃれな空間は相反するけれど、
  どっちのイギリスも体験してみたいなぁ。
  
  昼間からビール☆
  私にとっては旅の醍醐味だったりして。。。（笑）
  
  
  たらよろ

  Michyさん からの返信 2013/10/06 16:14:55

  RE: 前半は長閑。。。後半はおしゃれ〜

  たらよろさん、ようこそ！
  そしてコメントをありがとうございます♪
  
  こちらの旅行記、最初のハドリアヌスの長城の部分は何もない草原というか、私の撮った写真があまりにも同じ様な景色ばかりで、旅行記としてアップしてもどうなんだろう？ってちょっとためらっていました。
  
  でもその何もないことの良さ、ほのぼの感を感じてくださって嬉しいです。
  
  草原の写真ばかりじゃちょっと…と思ってカーライルの街の写真を加えましたが、これでやっと街歩きらしい旅行記になったとホッとしています。
  
  イギリスのパブはいいですよ〜。
  たらよろさんもそうだと思いますけど、旅先での昼間からのお酒っていいですよね（＾。＾）
  写真ではちょっとおしゃれっぽく見えるかもしれませんが、ここのパブでは子供連れあり、女子会？らしきグループあり、老夫婦がいたりとロンドンの街中のパブとは違い客層は幅広くて、人間観察するだけでも面白かったです。
  
  いつか、たらよろさんがイギリスを旅する時は是非、昼間のビールとパブランチを楽しんでもらいたいです。　
  私のお薦めは地方都市のパブです♪
  
  
  Michy

• まほうのべるさん 2013/10/03 23:29:37

  ロンドンらしいポスト！

  今晩は、Ｍｉｃｈｙさん。
  コメントが書き込まれたので遊びにきました。
  
  海外で「Ｍ」の字を見るとメトロを連想してしまいます。
  でもここはカフェなんですね。
  お花のティーカップ可愛いですね。
  
  羊さんと目が合ってビックリ！
  
  アンティックな赤いポストはロンドンらしくって素敵ですね。
  このポストに日本へのエアメールをいれたいな。
  
  ｂｙまほうのべる

  Michyさん からの返信 2013/10/04 18:26:59

  RE: ロンドンらしいポスト！

  べるさん、ようこそ！
  
  > 今晩は、Ｍｉｃｈｙさん。
  > コメントが書き込まれたので遊びにきました。
  
  いつも写真の細かいところまで見ていただいて、小さなところにも気が付いてくださって嬉しいです。
  
  > 海外で「Ｍ」の字を見るとメトロを連想してしまいます。
  > でもここはカフェなんですね。
  > お花のティーカップ可愛いですね。
  >
  実はこちらのカフェは名前がMeg's cafeという名前だったのです。
  私は自分の名前の頭文字がM、それにここにたどり着くまでかなり歩いて疲れていたこともあり
  この小さなカフェには特別な思いを感じてしまいました。
  かわいい名前の通り、働いていた女性はとってもチャーミング！来ている常連のお客さんも みんな素敵でとてもくつろげる雰囲気でした。
  
  > 羊さんと目が合ってビックリ！
  
  牛さんとも目が合いました。
  子犬にも見つめられました。
  本当に動物とのアイコンタクトの多い1日でした（笑）
  
  >
  > アンティックな赤いポストはロンドンらしくって素敵ですね。
  > このポストに日本へのエアメールをいれたいな。
  >
  べるさんは旅先からエアメール、絵葉書を送ったりしますか？
  せっかくならこんな素敵なポストへ絵葉書を投函したいです。
  いくら電子メールが当たり前の時代になっても、絵葉書っていいですよね。
  私は旅先での日記と思い出に家族や友達、そして自分宛に絵葉書を書きます。
  今回のイギリスの旅でも自分自身へ2通出しました。
  今は壁の世界の絵葉書コーナー（と、勝手に自分で命名）に貼ってあります♪
  絵葉書は写真に撮れない場所も記念に残るので、大切な旅の思い出です。
  
  
  Michy