2012初夏、クロアチア等の東欧旅行(33/50)：6月24日(7)：モスタル、内戦の傷跡が残された町並み、スタリ・モスト

2012/06/20 - 2012/06/27

　旧ユーゴスラビアからの独立の際、内戦が激しかったボスニア・ヘルツェゴビナです。モスタルの街角には、悲惨な内戦を忘れ去らないよう、銃弾の跡が残った建物があちこちに保存されていました。モスタルで昼食の後、世界文化遺産の石橋のスタリ・モストを見学しました。

エリア モスタル(ボスニア・ヘルツェゴビナ)

近代建築のような外観を持った、聖ペーター教会の尖塔です。オスマントルコの支配から脱した1847年の創建とされます。1990年代のボスニア・ヘルツェゴビナ紛争時に大きな被害を受けた後での再建かも知れません。

銃弾の跡が残る建物の壁面です。ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争は、ボスニア・ヘルツェゴビナがユーゴスラビアから独立した1992年から1995年まで続いた内戦です。この内戦で、死者20万人、難民・避難民200万人が発生したとされます。

ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の時にも咲いていた花でしょうか、ムクゲ(木槿)の白い花です。アオイ科フヨウ属の落葉低木です。

野草に交じって咲いていた、マツバギク(松葉菊)の花です。南アフリカを原産とする、ハマミズナ科マツバギク属の多年草です。

花壇で咲いていた真っ赤な花です。バーベナでしょうか、バーベナですと、クマツヅラ科クマツヅラ属の多年草です。

タチアオイ(立葵)(の花です。長い茎の先に、白とピンクの花が咲いていました。アオイ科ビロードアオイ属の多年草です。タチアオイのいくつかの花言葉の中に、『平安』もあります。

銃弾の跡が生々しい壁面の光景です。二度と内戦が起きないようにとの願いを込めて、あえて修復是図に保存された箇所のようです。

少し不確かですが、現地ガイドさんかはユダヤ人居住区域とお聞きしたようです。フェンスで囲われていました。

外壁にあったマークです。三角形を2つ組み合わせた、『ダビデの星』の文様です。イスラエル国旗にも描かれています。

左手前の商店街は内戦の傷跡は残されていませんが、左奥には周りとは異なる建物光景がありました。

前の写真で、左手奥に見えていた建物です。この建物は、内戦の悲惨さを後世に伝えるために残されたものと、現地ガイドさんからお聞きしました。蜂の巣のように銃弾の跡があります。

同じく、モスタルの街並み光景です。確かに銃弾の跡が残った建物がなければ、平和で長閑な街にしか見えません。

スタリ・モストの石橋に向かう通りの光景です。世界文化遺産の石橋を祀る門前町のような光景でした。お土産屋さんの店先光景です。

ミュージカル、『オペラ座の怪人』を連想させるようなお面が並んだお店です。色々と意匠を凝らした、カラフルなお面でした。

階段状の棚に飾られたお土産品です。金属工芸の内、鍛金や彫金技術で造られた銅製品や、ポシェット風の品が見えます。

一見、カーテンの展示販売のお店かと思いましたが、カーテン生地に似た女性用の服地だったようです。

マフラーやネッカチーフを扱っているお店です。原色系ではなく、草木染めの様な味のある色です。絞り染めもあるようです。

階段状の棚に飾られた小物のお土産品です。一番下の段にはスタリ・モスト橋の置物、一番上にはロシアのマトリョーシカ風の人形等がありました。

金属パイプに吊るしたり、立看板や籠を使って展示してあったお店です。一番左のワッペン風の小物には、1ユーロの値段表示がありました。

ネレトヴァ川の光景ですが、手前側の樹木で川面は隠されてしまいました。下流方向になるようです。

ネレトヴァ川に懸かるアーチ型の石橋の光景です。世界文化遺産のスタリ・モストとは別の橋です。

イスラム教の尖塔、ミナレットのようです。川に面した、コスキ・メフメッドパサモスクのようです。

歩道の足元のアップ光景です。コンクリートの基盤に、川の流れで丸くなったらしい小石が敷き詰められていました。

緑色のテントを張ったレストランらしいお店の光景です。昼食の時間が終わり、夜の時間までは一休みのようです。背後に台形をした異様な姿の岩山がありました。

道路が分岐した場所の光景です。川沿いの道ですから、四差路ではなく三差路だった記憶です。それぞれの道に沿って露店が並んでいました。

ピンク色のパラソルがあった露店の光景です。写真看板に表示された、アイスキャンディがメインの売り物のようです。

緩い坂道を登りながら川沿いの商店街を見学しました。見晴らしが利く場所から眺めたネレトヴァ川の流れです。

露店だけではなく、石造りの立派な造りのお店も並んでいました。上階が居住区域、1階が店舗のようでした。

細長い注ぎ口が付いた容器や皿などが並べられていたお店です。すべて金属製品のようです。イスラム文化の雰囲気がする文様でした。

歩いてきた方向を振り返っての撮影です。そろそろ、同じ道を引き返すことにしました。