2012初夏、クロアチア等の東欧旅行(28/50)：6月24日(2)：スプリット、ディオクレティヌス宮殿、アカペラ演奏

2012/06/20 - 2012/06/27

　世界文化遺産の港町、古都・スプリットの遺跡群の内、ディオクレティアヌス宮殿の紹介です。伴奏なしで歌うアカペラ合唱も楽しむことが出来ました。現地ガイドさんにお聞きした話ですが、伴奏なしで歌うアカペラ唱法は、スプリットが発祥の地とされるようです。『ア・カペラ』はイタリア語で、無伴奏の合唱・重唱を指す言葉とされます。

エリア スプリット(クロアチア)

地下宮殿の見学が出来るまでの時間調整のために見学した、ディオクレティアヌス宮殿です。荘園に見える尖塔は聖ドムニウス大聖堂の鐘楼です。

世界文化遺産に登録されたディオクレティアヌス宮殿の特徴の一つは、世界文化遺産内に居住区域があったり、店舗が展開していることです。この辺りも居住区域のようです。

私達が立っている場所の光景は遺跡ですが、前方に見える建物は生活臭が感じられる立派な建物です。新しいですが、周りの景観には十分配慮されているようです。

居住区域らしい場所で咲いていたピンク色のブーゲンビリアです。立派に育っていること地合いが、現に居住区域になっていることの証明のようです。

満開のブーゲンビリアの花のアップ光景です。スプリットは地中海性気候で、亜熱帯の植物にとっては生育に適しているようです。ブーゲンビリアもその例に漏れないようです。

遺跡の光景です。尖塔は大聖堂の鐘楼、その右下は大聖堂の六角形の建物です。

ディオクレティアヌス宮殿を取り囲む城壁の内側からの光景です。後年の補修部分も混在しているようです。

横から眺めたディオクレティアヌス宮殿を取り囲む城壁の内側の光景です。世界文化遺産内に居住区域や店舗が残されたのは、国内の不動産業界のロビー活動があったためとのネット情報がありました。

こちらも遺跡の中の居住区域らしい建物の壁面光景です。建物の一部が壊されて出現した壁のようにも見えました。

次は建物の中に入っての見学です。現地ガイドさんが予め予約していたらしい、アカペラ合唱を聴く場所への移動です。

アカペラ合唱をお聞きしたドーム内の光景です。丸く開いたドーム天井から、遺跡内の尖塔の先端が見えていました。

同じくアカペラ演奏を聴いたドーム内の光景です。現地ガイドさんは、アカペラの発祥の地はスプリットと説明されていましたが、諸説があるようです。その1つがルネサンス後期のイタリアの音楽家、ジョヴァンニ・ダ・パレストリーナ(1525？〜1594年)の教会音楽作品とされます。

ドームの壁面光景です。アカペラ合唱た建ったまま聞きましたが、もともとこのドーム内に観客席は造られていないようです。

ドーム内に集合されたアカペラ合唱のメンバーの方達です。複数のグループが活動されているようでした。

アカペラを披露してくれたメンバーの方達です。男声合唱でした。CDを販売していましたので見学代の代わりに購入しておきました。

真下から見上げたドームの上部の光景です。元々は屋根が葺かれていたような光景でした。

見事なアカペラ合唱をお聞きした後で、もう一度ドームの撮影です。最後まで、このドームの元々の使用目的が分かりませんでした。

アカペラ合唱を聴き終えた後で、遺跡の見学の際回です。建物に囲まれた、中庭のような光景です。

コリント様式の柱腰に見える高い建物は、聖ドムニウス大聖堂の鐘楼です。ネオ・ロマネスク様式の建物とされます。

古代ギリシャ風の破風を持った建物の光景です。その屋根と破風を支える柱はコリント様式でした。鉄パイプの足場を組んで、補修工事の最中でした。

補修された跡が残っていますが、柱や土台など、創建時代の建築資材を再利用して復元されているようでした。

首は無くなっていますが、黒っぽい石を使ったスフィンクス像です。このディオクレティヌス宮殿に10体前後が残されているとされますが、その内の数体を目にしました。ディオクレティヌス帝がエジプト遠征の戦勝品として持ち帰ったものか、エジプトから皇帝に贈られた品かは、はっきりしませんでした。

入場はしませんでしたが、ディオクレティアヌス宮殿の中にある展示館のようです。写真を摂るのは遠慮しましたが、スフィンクスの横に係の方がいました。

ディオクレティアヌス宮殿の中にあったアーチ門の光景です。金から鉄までの4つの門とは別の施設です。

別の場所から撮影した光景も紹介しましたが、一際高い、聖ドムニウス大聖堂の鐘楼の光景です。手前はエジプトから取寄せた建材で造られた12本のコリント式の列柱です。

『銀の門』と呼ばれる東側までやって来たようです。その内側からの光景です。

外側から眺めたディオクレティアヌス宮殿の中の光景です。世界文化遺産の施設の中ですが、テントを張ったお店がありました。

遺跡とその周辺の建物光景です。年代を感じさせる石造りの建築ですが、新しい窓が取り付けられていました。

同じく、遺跡とその周辺の建物光景です。年代を感じさせる石造りの建物ですが、生活臭も感じさせます。多分、現住の居住区域でしょう。

石垣の間から蔓を伸ばし白い花を咲かせた植物の光景です。逞しい植物の生命力を思い知らされます。