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 世界文化遺産の港町、古都・スプリットの遺跡群の内、地下宮殿の紹介です。最初から地下宮殿として建設されたものではなく、長い年月の間に地中に埋もれてしまい、その上に現在の建物が建設されてしまったものとされます。

2012初夏、クロアチア等の東欧旅行(30/50):6月24日(4):スプリット、ディオクレティアヌス宮殿、地下宮殿

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2012/06/20 - 2012/06/27

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旅人のくまさん

旅人のくまさんさん

 世界文化遺産の港町、古都・スプリットの遺跡群の内、地下宮殿の紹介です。最初から地下宮殿として建設されたものではなく、長い年月の間に地中に埋もれてしまい、その上に現在の建物が建設されてしまったものとされます。

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  • 到着した時には、まだ閉まっていた地下宮殿の出入口です。1時間ほど別の場所を見学してきた後には、開いていました。

    到着した時には、まだ閉まっていた地下宮殿の出入口です。1時間ほど別の場所を見学してきた後には、開いていました。

  • 発掘調査された古い時代の遺跡展示です。発掘されたままの井戸らしい石組などが、区画を仕切って展示されていました。

    発掘調査された古い時代の遺跡展示です。発掘されたままの井戸らしい石組などが、区画を仕切って展示されていました。

  • 場所を変えて眺めた、井戸の様な遺跡の光景です。イタリアのトレビの泉の様に、硬貨が投げ込まれていました。

    場所を変えて眺めた、井戸の様な遺跡の光景です。イタリアのトレビの泉の様に、硬貨が投げ込まれていました。

  • 地下宮殿の入口付近の光景です。古代の歴代ローマ皇帝の中で、ディオクレティアヌス帝以外には引退した例はほとんどなかったとされます。引退の引き金は、彼自身の健康問題であったとされます。

    地下宮殿の入口付近の光景です。古代の歴代ローマ皇帝の中で、ディオクレティアヌス帝以外には引退した例はほとんどなかったとされます。引退の引き金は、彼自身の健康問題であったとされます。

  • 天井を支える白っぽい柱と天井の光景です。天井を支える部分は、上向きに末広がりの構造となっていました。

    天井を支える白っぽい柱と天井の光景です。天井を支える部分は、上向きに末広がりの構造となっていました。

  • 壁面のアップ光景です。縦筋の様に赤色系のレンガがあり、大部分は石材とセメントが使われているようです。

    壁面のアップ光景です。縦筋の様に赤色系のレンガがあり、大部分は石材とセメントが使われているようです。

  • 南側が直接アドレア海に面していた時代のディオクレティアヌス宮殿の模型です。地元産の白い石灰石やブラチ島で切り出された大理石で造られました。およそ300メートル四方の広さです。

    イチオシ

    南側が直接アドレア海に面していた時代のディオクレティアヌス宮殿の模型です。地元産の白い石灰石やブラチ島で切り出された大理石で造られました。およそ300メートル四方の広さです。

  • ドーム型に造られた部屋の光景です。壁には大きめの石材が使われていました。明りとりの窓の下には、修復に使われたらしい新しい石材が見えました。

    ドーム型に造られた部屋の光景です。壁には大きめの石材が使われていました。明りとりの窓の下には、修復に使われたらしい新しい石材が見えました。

  • 左右の上部に明り採りの窓が開いていて、明るくなっていた部屋の光景です。広い部屋の中は、綺麗に片づけられていました。明り採りの窓ではなく、照明器具が使われていたかも知れません。

    左右の上部に明り採りの窓が開いていて、明るくなっていた部屋の光景です。広い部屋の中は、綺麗に片づけられていました。明り採りの窓ではなく、照明器具が使われていたかも知れません。

  • ライトアップされた天井の光景と、その先に見えるアーチ型の出入口の光景です。現地ガイドさんによれば、アーチ型の出入口の先に見えるのは、長年にわたって堆積したゴミなどの様です。

    ライトアップされた天井の光景と、その先に見えるアーチ型の出入口の光景です。現地ガイドさんによれば、アーチ型の出入口の先に見えるのは、長年にわたって堆積したゴミなどの様です。

  • アーチ型の出入口付近のアップ光景です。下の方につもっているのは、大昔のごみの様です。普通の土砂の様に見えます。

    アーチ型の出入口付近のアップ光景です。下の方につもっているのは、大昔のごみの様です。普通の土砂の様に見えます。

  • 石材が使われた様な、凹凸が目立つ壁面の光景です。右上には雨水が浸入したのでしょうか、苔生した部分がありました。

    石材が使われた様な、凹凸が目立つ壁面の光景です。右上には雨水が浸入したのでしょうか、苔生した部分がありました。

  • 数箇所で目にしたドーム型の屋根を持った部屋の光景です。そのドーム型の天井を真下から見上げた光景です。創建当時の原型を、ほぼ留めているようです。

    数箇所で目にしたドーム型の屋根を持った部屋の光景です。そのドーム型の天井を真下から見上げた光景です。創建当時の原型を、ほぼ留めているようです。

  • 古い時代の石像遺物の展示のようです。羊の様な動物や、デフォルメされた植物のレリーフが刻まれていました。

    古い時代の石像遺物の展示のようです。羊の様な動物や、デフォルメされた植物のレリーフが刻まれていました。

  • ディオクレティアヌス像のようです。ネット情報でも同じような記載がありました。ディオクレティアヌスは、一兵卒から親衛隊長官にまで出世し、先帝ヌメリアヌスの死後、軍に推戴されて小アジア西北のニコメディアで即位し、ローマ皇帝となりました。

    ディオクレティアヌス像のようです。ネット情報でも同じような記載がありました。ディオクレティアヌスは、一兵卒から親衛隊長官にまで出世し、先帝ヌメリアヌスの死後、軍に推戴されて小アジア西北のニコメディアで即位し、ローマ皇帝となりました。

  • 長い間歴史から忘れ去られていたディオクレティアヌス宮殿が、再び脚光を浴びたのは18世紀に入った1764年のことです。フランス人の芸術家で古物収集家のシャルル・ルイ・クレリソ達によって調査が開始され、その成果が公刊されたことがきっかけです。新古典主義への刺激となったとされます。清掃や補修工事は2009年頃までに終了したようです。

    長い間歴史から忘れ去られていたディオクレティアヌス宮殿が、再び脚光を浴びたのは18世紀に入った1764年のことです。フランス人の芸術家で古物収集家のシャルル・ルイ・クレリソ達によって調査が開始され、その成果が公刊されたことがきっかけです。新古典主義への刺激となったとされます。清掃や補修工事は2009年頃までに終了したようです。

  • 首が無くなった動物らしい石像です。ディオクレティアヌス宮殿に残された何体かのスフィンクス像の内の1体のようです。

    首が無くなった動物らしい石像です。ディオクレティアヌス宮殿に残された何体かのスフィンクス像の内の1体のようです。

  • 壁に飾られた黄金の人物像です。元々は本物の金製のマスクが飾られていたようですが、これはレプリカです。オリジナルの品は博物館に展示されているともお聞きしました。左側周辺にディオクレティヌスの文字が読み取れました。

    イチオシ

    壁に飾られた黄金の人物像です。元々は本物の金製のマスクが飾られていたようですが、これはレプリカです。オリジナルの品は博物館に展示されているともお聞きしました。左側周辺にディオクレティヌスの文字が読み取れました。

  • 出入口があった場所でしょうか、壁の部分がアーチ型にくり貫かれていました。その先に見えるレンガ造りの構造物が異様な造りに見えました。

    出入口があった場所でしょうか、壁の部分がアーチ型にくり貫かれていました。その先に見えるレンガ造りの構造物が異様な造りに見えました。

  • 同じ場所の石造の部屋の壁から天井にかけてのアップ光景です。穴の先に造られたレンガ造りの構造物は、遺跡の上に建てられた新しい建物のようです。複数個所で目にしました。

    同じ場所の石造の部屋の壁から天井にかけてのアップ光景です。穴の先に造られたレンガ造りの構造物は、遺跡の上に建てられた新しい建物のようです。複数個所で目にしました。

  • オリーブを絞る施設のイラストによる説明図のようです。設備構成の概要は分かりますが、メカニズムについてはよく理解できません。イメージ的には、テコの原理を利用して圧搾しているように見えます。

    オリーブを絞る施設のイラストによる説明図のようです。設備構成の概要は分かりますが、メカニズムについてはよく理解できません。イメージ的には、テコの原理を利用して圧搾しているように見えます。

  • イラストに描かれた部分の光景です。イラストと同じような設備が残されていました。オリーブの圧搾によるオイルの抽出は、石臼でオリーブの果実を砕いてペーストを作り、ペーストはオイルを取り出しやすいようによく練り、マットに何層にも重ね広げてから圧搾機にかけられます。イラストの支点部分に見えるのが、そのマットの様にも見えます。

    イラストに描かれた部分の光景です。イラストと同じような設備が残されていました。オリーブの圧搾によるオイルの抽出は、石臼でオリーブの果実を砕いてペーストを作り、ペーストはオイルを取り出しやすいようによく練り、マットに何層にも重ね広げてから圧搾機にかけられます。イラストの支点部分に見えるのが、そのマットの様にも見えます。

  • 同じく、オリーブを絞る施設の光景です。古代から利用されている圧搾法のほか、現在では遠心分離法とパーコレーション法が使われています。パーコレーション法は最高級のオリーブオイルを製造する時に使われます。この方法は、オリーブのペーストから遠心分離機でオリーブオイルのジュースを取り出し、金属のプラスとマイナスの電極を用意して、このジュースの中からオイルだけを金属に引きつけて集める方法です。品質は良いものの効率は良くないとされます。

    イチオシ

    同じく、オリーブを絞る施設の光景です。古代から利用されている圧搾法のほか、現在では遠心分離法とパーコレーション法が使われています。パーコレーション法は最高級のオリーブオイルを製造する時に使われます。この方法は、オリーブのペーストから遠心分離機でオリーブオイルのジュースを取り出し、金属のプラスとマイナスの電極を用意して、このジュースの中からオイルだけを金属に引きつけて集める方法です。品質は良いものの効率は良くないとされます。

  • 絞ったオリーブを一時保管しておく石造の容器のようです。地下宮殿が建設された時代よりも新しい中世の時代のもののようです。葡萄を絞った時にも使われたかも知れません。

    絞ったオリーブを一時保管しておく石造の容器のようです。地下宮殿が建設された時代よりも新しい中世の時代のもののようです。葡萄を絞った時にも使われたかも知れません。

  • ドームの様な構造をした天井光景です。ディオクレティアヌス宮殿の創建当時からの建築部分の様な年輪が感じられました。

    ドームの様な構造をした天井光景です。ディオクレティアヌス宮殿の創建当時からの建築部分の様な年輪が感じられました。

  • 地下宮殿の説明看板です。文字が滲んでしまいましたが、右半分は英文で記されているようです。

    地下宮殿の説明看板です。文字が滲んでしまいましたが、右半分は英文で記されているようです。

  • 平面図と写真入りで紹介されていた地下宮殿の案内図です。各国の国旗の下に、9ヶ国語で記されていました。

    平面図と写真入りで紹介されていた地下宮殿の案内図です。各国の国旗の下に、9ヶ国語で記されていました。

  • 英文などに交じって、日本語の解説文もありました。地下宮殿の歴史的経緯と構造等についての解説でした。

    英文などに交じって、日本語の解説文もありました。地下宮殿の歴史的経緯と構造等についての解説でした。

  • あまり大きくないアーチ型の出入口です。出入口の先はオレンジ色に照明されていました。この出入口は使えないですが、他の出入口から出入りできるようです。

    あまり大きくないアーチ型の出入口です。出入口の先はオレンジ色に照明されていました。この出入口は使えないですが、他の出入口から出入りできるようです。

  • 創建当時の素地らしい部分のアップ光景です。大雑把に分けて、石材、レンガと古代セメントが使われているようです。古代コンクリートはローマン・コンクリートと呼ばれ、ケイ酸ポリマーを形成しているため、その寿命は数千年とされます。因みに現代のポルトランドセメントを使った鉄筋コンクリートは、50年から100年程度の寿命です。

    創建当時の素地らしい部分のアップ光景です。大雑把に分けて、石材、レンガと古代セメントが使われているようです。古代コンクリートはローマン・コンクリートと呼ばれ、ケイ酸ポリマーを形成しているため、その寿命は数千年とされます。因みに現代のポルトランドセメントを使った鉄筋コンクリートは、50年から100年程度の寿命です。

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