2011/05/15 - 2011/05/19
274位(同エリア347件中)
旅人のくまさんさん
- 旅人のくまさんさんTOP
- 旅行記6398冊
- クチコミ0件
- Q&A回答0件
- 5,046,719アクセス
- フォロワー202人
台湾中部の名勝、日月潭見学の続きです。湖畔の散策を終えた後、文武廟に向かいました。日月潭のダムが完成する前、龍鳳宮と益化堂の2つの廟がありましたが、水没するため、現在の場所に纏めて移設されました。
-
イチオシ
日月潭の湖畔の散策が一区切りついた場所で、バスが先行して待っていてくれました。その場所から少しの距離でしたが、バスの乗って次の見学ポイントの文武廟に到着しました。文武廟で出迎えてくれたのは、ユニークなデザインの大きな獅子像です。
-
ユニークなデザインの獅子像は、例にもれず一対です。その片方の像です。中華民国61年5月竣工のプレートがありました。中華民国が成立した辛亥革命の1912年を元年としていますから、西暦では1972年のことになります。
-
文武廟の門、牌楼です。文武廟が完成したのは、戦前の1934年のことです。まだ日本統治時代のことでした。中国北朝宮殿式の建築様式とされます。
-
入口の右手にある塑像です。文武廟は、2つの廟を合体したものですから、規模が大きく、三殿に分かれてやや複雑です。前殿二楼は水雲宮です。開基元祖および文昌帝君を祀ります。中殿武聖殿は関聖帝君および岳武穆王を祀ります。後殿大成殿は至聖先師孔子を祀ります。この塑像はどの範疇にはいるのでしょうか。孔子の関連でないことだけは間違いないようです。
-
金文字が刻まれた立派な石碑です。タイトルは、『文武廟震後製建記念碑文』です。中華民国91年元年の日付けがあります。西暦では2002年になります。台湾中部の南投県集鎮付近を震源としたモーメントマグニチュード7.6の大地震は、1999年9月21日に起きました。
-
石碑の台座部分です。亀に良く似た想像像の動物が石碑を背負っています。亀ではありませんから、歯を持っています。台湾はユーラシアプレートとフィリピン海プレートの衝突する場所に位置します。台湾で起こる大地震は、この運動に起因するとされます。
-
文武廟の前段の建物光景です。この水雲宮には、開基元祖および文昌帝君を祀ります。文昌帝君は、中国の晋時代の実在の人、張亜子の名でした。今は、学問の神様とされます。開基元祖とは、開基者のことでしょうか。
-
イチオシ
日月潭方向を振り返っての撮影です。文武廟の文字が記された、牌楼の全景です。なぜか、中華街の入口を思い出してしまいます。
-
文武廟の金文字が記された赤い額です。『武』の文字が独特の字体ですが、現地ガイドさんは、『戈』を『止』める、と説明してくれました。『武』の本質を攻撃ではなく防御、戈(ほこ)を止める盾と教えているようです。
-
文武廟の前段の建物の中から眺めた中断の建物光景です。斜面に築かれた文武廟ですから、石段が上に向かって続いていました。因みに、現地ガイドさんは、一番大きな寺院施設から順番に廟、宮、祠と呼ぶと説明されていました。その他にも、観、庵、殿、閣、堂、洞や院等、様々な呼び名もあるようです。
-
石像の狛犬風の光景です。全身に鱗のようなものが彫られ、頭も獅子とは少し違うようです。想像上の動物、麒麟でしょうか。『麒』が雄で、『麟』が雌、一対で麒麟となります。
-
1999年の大地震の時の復興事業の寄進者名簿のようです。左側の名簿には『921震災』の文字があり、中央の横長の名簿には、中華民国94年(2005年)の日付けがあります。
-
文武廟のテラスから眺めた日月譚の光景です。日月譚の一帯は、日本の国立公園に相当する『日月潭国立風景区』に指定されています。台湾全土の国家風景区は12箇所が指定されています。
-
少しだけ位置を替えて撮影した、文武廟のテラスからの日月譚の光景です。今回の旅行では、もう1箇所の国家風景区のタロコ渓谷も見学します。
-
魔除けの屋根飾りのアップです。前の像は、鶏のような動物に跨った人物像、後ろの像は獅子です。鶏のような動物は、中国神話の鳳凰でしょうか、インド神話のガルーダも連想します。
-
大屋根の両橋の鬼瓦の一つです。デフォルメされた龍の像のようです。屋根瓦も、屋根飾りも濃い黄色に統一されています。
-
オレンジ色の屋根と屋根の間から覗いた日月潭の光景です。数えきれないほどの、魔除けの屋根飾りが見えていました。
-
屋根の端の鬼瓦を2段に入れての日月譚の光景です。流をデフォルメしたデザインの相似形の鬼瓦でした。日月譚には高級ホテルの姿も見えました。記憶は曖昧ですが、皇太子時代の昭和天皇が泊まられたホテルもあるようです。
-
色々な角度で撮影した文武廟の屋根の光景です。この文武廟は、台湾全土で最大規模の廟とも言われます。
-
破風部分を含めた大屋根のアップ光景です。1999年の大地震の影響は、窺い知ることは出来ませんでした。見事に復興されていました。
-
屋根の端の鬼瓦を2段に入れての日月譚の光景です。流をデフォルメしたデザインの相似形の鬼瓦でした。日月譚には高級ホテルの姿も見えました。記憶は曖昧ですが、皇太子時代の昭和天皇が泊まられたホテルもあるようです。
-
日月譚の工事中の場所です。2008年の旅行の時には、古い石垣だった箇所です。修復作業ではなく、新たに整備工事が行われている最中でした。
-
整備工事中の壁の光景です。屋上の展望台からの撮影です。立派なレリーフが全面に施されていました。両側に龍のレリーフがある『徐暴安良』のタイトルが入った群像レリーフです。
-
新しく整備された空間には、精密に彫刻された石像も設置準備がされていました。中国の想像上の動物像のようです。一角獣のような頭をしています。
-
文武廟が創建された当時からの流のレリーフ像です。一部隠れていますが、中華民国61年元年の文字が読み取れました。
-
古い石垣が整備されて立派になった壁の上から、椰子の木が2本頭を覗かせていました。風景のアクセントに格好の樹木です。
-
オレンジ色の屋根が折り重なった光景です。ここまでは、屋上の展望台からの眺めです。文武廟は、天下の名所、日月譚に相応しい廟として、確実に地歩を固めているようです。
-
武聖殿である中殿の室内光景です。金箔をふんだんに使った絢爛豪華な祭壇です。祭壇の前には、ドーム状の天井の造りがありました。祀ってある神様は、岳飛と関羽です。岳飛は、12世紀初頭の中国南宋の武将、関羽は、3世紀初頭の中国後漢末期の武将です。
-
イチオシ
無数の仏像で飾られた天蓋の光景です。三国時代の蜀の創始者である劉備に仕えた関羽は、その人並み外れた武勇や義理を重んじる人物とされます。敵の曹操や多くの同時代人からも称賛されました。中国本土や香港等でも、今なお人気の高い神様です。
-
右斜め前から撮影した金箔をふんだんに使った絢爛豪華な祭壇の光景です。岳飛(1103-1141年)は、三国時代の関羽より時代が下って、南宋の武将でした。無実の罪を着せられて誅殺されましたが、無実が分かり、長い間救国の英雄として称えられることになりました。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
2011春、台湾旅行記6
-
前の旅行記
2011春、台湾旅行記6(3/20):台中、台中で泊まったホテル、日月譚へ
2011/05/15~
台中
-
次の旅行記
2011春、台湾旅行記6 (5/20):日月潭、文武廟、孔子像、群龍像、黒檀の家具店
2011/05/15~
日月潭周辺
-
2011春、台湾旅行記6(1/20):出発、セントレア国際空港から台湾桃園国際空港へ
2011/05/15~
台北
-
2011春、台湾旅行記6(2/20):台北からバスで台中へ、夜の台中市内散策
2011/05/15~
台中
-
2011春、台湾旅行記6(3/20):台中、台中で泊まったホテル、日月譚へ
2011/05/15~
台中
-
2011春、台湾旅行記6(4/20):日月潭、文武廟、獅子像、水雲宮
2011/05/15~
日月潭周辺
-
2011春、台湾旅行記6 (5/20):日月潭、文武廟、孔子像、群龍像、黒檀の家具店
2011/05/15~
日月潭周辺
-
2011春、台湾旅行記6(6/20):台中から台南へ、車中で観た長編アニメのバッテンライ、赤嵌楼
2011/05/15~
台南
-
2011春、台湾旅行記6(7/20):台南、赤嵌楼、昌文閣、普城稜堡残跡、小葉南洋杉
2011/05/15~
台南
-
2011春、台湾旅行記6(8/20):高雄、蓮池潭、龍虎塔、九曲橋
2011/05/15~
高雄
-
2011春、台湾旅行記6(9/20):高雄、寿山公園、高雄港、高雄市街、忠烈祠
2011/05/15~
高雄
-
2011春、台湾旅行記6(10/20):高雄、寿山公園、高雄港、六合夜市、マンゴー、ドリアン
2011/05/15~
高雄
-
2011春、台湾旅行記6(11/20):花蓮、高雄から電車で花蓮へ、花蓮の大理石工場
2011/05/15~
花蓮
-
2011春、台湾旅行記6(12/20):花蓮、大理石工場、タロコ渓谷、慈母橋
2011/05/15~
花蓮
-
2011春、台湾旅行記6(13/20):花蓮、花蓮で泊まったホテル、花蓮から電車で瑞芳駅、バスで九分へ
2011/05/15~
花蓮
-
2011春、台湾旅行記6(14/20):九分、九重町、茶舗、お菓子店、オカリナ実演販売
2011/05/15~
九分
-
2011春、台湾旅行記6(15/20):九分、鉱山労働者ブロンズ像、翁山英故居
2011/05/15~
九分
-
2011春、台湾旅行記6(16/20):九分からバスで台北へ、故宮博物院
2011/05/15~
台北
-
2011春、台湾旅行記6(17/20):台北、忠烈祠、衛兵交代儀式、大殿、大門
2011/05/15~
台北
-
2011春、台湾旅行記6(18/20):台北、忠烈祠、衛兵交代儀式
2011/05/15~
台北
-
2011春、台湾旅行記6(19/20):帰国、台北で泊ったホテル、台湾桃園国際空港
2011/05/15~
台北
-
2011春、台湾旅行記6(20/20):帰国、台湾桃園国際空港、展示コーナー
2011/05/15~
台北
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
日月潭周辺(台湾) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2011春、台湾旅行記6
0
30