奥の細道を訪ねて第10回01一関散策、”カッパ崖”・”二夜庵”・”一関藩家老宅跡”等

2012/07/03 - 2012/07/03

奥の細道を訪ねて第10回の旅のスタート、東北新幹線一関駅。

一関駅南東の関が丘団地への上り口の坂の麓に”ここは松尾芭蕉の奥の細道”とか書かれた案内板があり、その中で”この辺り一帯をカッパ崖と云う”とある。

芭蕉達は、金沢で馬を乗り捨て、着ているカッパが染みて肌を濡らすほどの雨の坂道を、徒歩で一関の宿へ向かって辿った。


一関駅西側の大町の交差点には”日本の道　百選　奥の細道”と云う石碑と、その脇に”芭蕉が辻”と刻んだ石碑が置かれているが、宿への途上芭蕉はここを通ったことも有ったのだろうか。

昭和23年一関を襲ったキャサリン台風より、一関の中心部を大きく西から東に蛇行して流れる磐井川の堤防が決壊、街の中心は殆ど冠水し、壊滅的な被害を受けた。

その際の写真と、押し寄せた水位を示す看板が”芭蕉が辻”の石碑の近くに立っていた。

2008年一関を訪れた際、立ち寄った”ひとくち餅膳”の主人の勧めで、大幅に改修された磐井川の堤防を、奥州街道の”上の橋”から、”いわいはし”迄歩いた事を思い出す。

”いわいはし”の麓に”芭蕉二夜庵跡”という案内板があり、芭蕉が地主町の金森家に二泊したと書かれている。

磐井川の東側一帯は大手町で、城下町の面影を残しており、その一角にある家老であった旧田沼家が保存されていた。

2008年の堤防散策の帰り、それこそびしょ濡れになりながら、この道を一関駅前のホテルに戻った。

夜、何人かとご一緒に夕食後のデザートを兼ねて、やはり2008年に訪れた”ひとくちもち膳”を食べに出かけた。

＊参考
みちのく一人旅?-17一の関寸描（磐井川・芭蕉二夜庵跡・酒の民族文化博物館・旧沼田家武家住宅）
http://4travel.jp/traveler/shintch/album/10295005/

みちのく一人旅?-16陸中海岸国立公園最後の旅：大島・浦の浜〜気仙沼・商港海岸〜一関
http://4travel.jp/traveler/shintch/album/10292279/

エリア 一関(岩手)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 観光バス 新幹線 JRローカル
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

＊参考
みちのく一人旅?-17一の関寸描（磐井川・芭蕉二夜庵跡・酒の民族文化博物館・旧沼田家武家住宅）
http://4travel.jp/traveler/shintch/album/10295005/

みちのく一人旅?-16陸中海岸国立公園最後の旅：大島・浦の浜〜気仙沼・商港海岸〜一関
http://4travel.jp/traveler/shintch/album/10292279/