奥の細道を訪ねて第10回07中尊寺④”伝大池跡”に咲いたいた800年の眠りから覚めた”中尊寺ハス”

2012/07/03 - 2012/07/03

芭蕉達は中尊寺本堂参詣を終え、金色堂別当の案内でいよいよ”金色堂”に向かう。

芭蕉達は現在の月見坂を辿り、金色堂の北側正面に向かったと思われるが、我々は金色堂のやや南東にある、団体バス駐車場でバスを降りて、近くの”大池跡”を通って金色堂に向かった。

”大池跡”の蓮池に近づき、案内の先生が「この池の蓮は、800年の眠りから覚めた”中尊寺ハス”だけど今年の花はまだなのかしら・・」、との説明で、向けた目に、大きな蓮の葉に隠れるように一輪だけ咲いている蓮の花が写った。

思わず近づいてみるとやや小振りで、花びらの数もあまり多くなく、花の色も清楚で淡いピンク。

これが800年の眠りから覚め、今年一番に咲いた”中尊寺ハス”と知り、なんともいえない感動が心を満たした。

近くに有った案内板によると、”学術調査の際、4代目泰衡の首桶の中にあった、何種かの種のうちから、蓮の種を見つけ、培養し、蘇生した苗がここ大池跡で育てられ、平成10年始めて開花した”とある。

知らなかったこともあり、これから向かう”金色堂”に一層ロマンを感じた瞬間！

エリア 平泉(岩手)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 観光バス 新幹線 JRローカル
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）