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我々のバスは、芭蕉達が辿った玉造川に沿って、紆余曲折しながら西へ向かう。<br /><br />二つの川が合流する三角地帯の先に”尿前の関跡”はある。<br /><br />出羽街道中山峠越えの道は多賀城から、仙台藩の西の端・尿前を最短距離で結ぶ道として作られ、西端の国境手前に仙台藩が設けたのが”尿前の関”。<br /><br />ここまでが仙台藩(宮城)の領域で、関を越えると間もなく新庄藩(山形)の領域になる。<br /><br />そのため関所のチェックは厳重を極め、芭蕉達も通過するのに難儀したらしい。<br /><br />近くに芭蕉の句碑が立つ。<br /><br />   蚤虱 馬の尿する枕もと  芭蕉<br /><br />杉並木の先に関所の門が再現されていたが、案内の先生に寄ると、実際に有った関所の門は、門を潜ったかなり下の川の近くの民家の一角にあり、案内板をは元より、それらしき目印となるものは何も見当たらない。<br /><br />仕方が無いので、ご一緒に旅をしたI さんに、指摘のあった関所の門跡と思われる場所に立って貰い、目印代わりになって頂いた。<br /><br />林の切れ目から望む、川向こうの山裾に構える建物群は、我々の今夜の宿・鳴子温泉。<br /><br />夕食後、幸運にもホテルの玄関で出会った、正に出かけようとするIさんに誘って貰って、それぞれ質が違う鳴子温泉のハシゴをすると云う思わぬ経験させてもらった。<br /><br />急なことでついカメラを持参してなくて残念。<br />

奥の細道を訪ねて第10回23出羽街道中山峠越え沿線の景観②芭蕉達が通過するのに難儀した関所・”尿前の関跡”と2日目の宿・鳴子温泉

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2012/07/04 - 2012/07/04

467位(同エリア501件中)

WT信

WT信さん

我々のバスは、芭蕉達が辿った玉造川に沿って、紆余曲折しながら西へ向かう。

二つの川が合流する三角地帯の先に”尿前の関跡”はある。

出羽街道中山峠越えの道は多賀城から、仙台藩の西の端・尿前を最短距離で結ぶ道として作られ、西端の国境手前に仙台藩が設けたのが”尿前の関”。

ここまでが仙台藩(宮城)の領域で、関を越えると間もなく新庄藩(山形)の領域になる。

そのため関所のチェックは厳重を極め、芭蕉達も通過するのに難儀したらしい。

近くに芭蕉の句碑が立つ。

   蚤虱 馬の尿する枕もと  芭蕉

杉並木の先に関所の門が再現されていたが、案内の先生に寄ると、実際に有った関所の門は、門を潜ったかなり下の川の近くの民家の一角にあり、案内板をは元より、それらしき目印となるものは何も見当たらない。

仕方が無いので、ご一緒に旅をしたI さんに、指摘のあった関所の門跡と思われる場所に立って貰い、目印代わりになって頂いた。

林の切れ目から望む、川向こうの山裾に構える建物群は、我々の今夜の宿・鳴子温泉。

夕食後、幸運にもホテルの玄関で出会った、正に出かけようとするIさんに誘って貰って、それぞれ質が違う鳴子温泉のハシゴをすると云う思わぬ経験させてもらった。

急なことでついカメラを持参してなくて残念。

同行者
一人旅
交通手段
観光バス 新幹線 JRローカル
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)

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