2012/05/05 - 2012/05/05
2358位(同エリア8373件中)
TMBSさん
香川県の県都高松市を中心に3つの路線を持つローカル私鉄・高松琴平電鉄。
現在では京急や京王、名古屋市営地下鉄の中古車両が活躍するこの私鉄では、つい10年ほど前まで全国各地から集まった戦前製の電車が数多く活躍していました。
今では残り4両となった大正末期〜昭和初期の古典車両ですが、年に13回ほど休日に琴平線の高松築港と琴電琴平の間でイベント列車として運転されています。
そういえば最近四国に行っていないなあということもあり、2012年のこどもの日、思い立って足を運んでみました。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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旅のスタートは、JR三ノ宮駅前のミント神戸1階にある高速バス乗り場。
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7時50分発の高松駅・国分寺バスターミナル行きフットバスで出発します。
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イチオシ
バスの前面行き先表示に「うどん県」の文字。官民一体となって香川県を盛り上げていこうと言う熱い気持ちがうかがえました。
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「フットバス」のブランド名にちなみ、バスの車体には足の絵が描かれていました。
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一般的に、神戸三宮から四国方面に行く高速バスは阪神高速道路3号神戸線の生田川入口から高速に入りますが、例外的にフットバスは六甲山系を貫く新神戸トンネルを抜け、その出口にある阪神高速道路7号北神戸線の箕谷入口から高速に入ります。
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布施畑JCTで阪神高速道路7号北神戸線と別れ、淡路島・四国方面に伸びる神戸淡路鳴門自動車道に入ります。
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長いトンネルを抜け、明石海峡大橋手前の高速舞子バス停に停車。
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お待ちかねの明石海峡大橋にかかります。
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淡路島上陸。昔はこの真下を、明石港と淡路島北端の岩屋港を結ぶたこフェリーが行き来していましたが、数年前に廃止されました。
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春の瀬戸内海や大阪湾を見ながら淡路島を縦断し、右手に大鳴門橋が見えるところまで来ました、
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淡路島と四国の境にかかる大鳴門橋を通過中。
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無事四国に上陸しました。
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四国の東の玄関口、徳島県鳴門市は大塚グループの本拠地。倉庫の外壁にもポカリスエットのパッケージが描かれていました。
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鳴門ICから高松自動車道に入ります。
鳴門西ICの先にあるこのトンネルは、古墳の下をくぐる珍しいトンネルです。 -
鳴門市の隣にあるのが板野町。AKB48のファンが反応しそうな地名です。
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板野町の隣の東かがわ市からうどん県こと香川県に入ります。
さぬき市の津田の松原PA手前からは、ご覧のように見事な瀬戸内海のオーシャンビューを楽しめます。 -
徳島県内から香川県三木町にかけての高松自動車道は片側1車線ずつの対面通行区間が大半ですが、高松市内に入ると片側2車線全線高架、都市高速道路さながらの道路に一変します。
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高松中央ICで一般道に降り、市内のショッピングモールや官庁街、繁華街のバス停にこまめに停車しながら高松駅を目指します。
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高松駅前のバスターミナルに到着。
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「サンポート高松」と名打った再開発プロジェクトのもと、宇高連絡船が発着していた時代と比べ大きく様相を変えたJR高松駅前。
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「サンポート高松」を代表する建物の1つであるシンボルタワー。
シンボルタワーと高松駅舎、高層ホテルが妍を競う風景は、大学の卒業旅行で訪れたベルリンのポツダム広場を彷彿とさせます。 -
JR高松駅から幹線道路一本隔てた、高松城址の玉藻公園のそばに、高松琴平電鉄の始発駅・高松築港駅があります。
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今日のお目当てはこの「レトロ電車特別運行2012」
年に13回ほど開催されるレトロ電車の特別運転です。 -
ホームすれすれに高松城の石垣が張り出した高松築港駅。
すでにレトロ電車目当ての鉄道ファンが集まり出しています。 -
今回は1,200円の1日フリーきっぷを利用して、レトロ電車を楽しみます。
いくつか種類がある中から、レトロ電車の図案のものを選択。
これ1枚で高松琴平電鉄の全線が乗り放題です。 -
そうこうするうち、琴電琴平行きレトロ電車が4両編成でやって来ました。
先頭車は120号です。1926(大正15)年、高松琴平電鉄琴平線の前身・琴平電鉄の開業に合わせて製造された車両です。 -
「サンポート高松」を代表する建築物、「ホテルクレメント高松」をバックに停車するレトロ電車。
琴電琴平寄りの先頭車は300号。他の車両は白と茶色のツートンに塗られていますが、この車両だけは茶色一色です。この車両も、上の120号車と同じ時期、琴平電鉄の開業に合わせて製造されました。 -
行先表示板の「高松築港」の「高」の字がいわゆる「はしご高」になっていて、時代を感じさせます。
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300号車のトレードマークの1つが、楕円形の戸袋窓。昭和初期の喫茶店を思わせる窓です。
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高松琴平電鉄琴平線のレトロ電車と戦前からの駅舎や橋梁は、平成21年に近代化産業遺産に認定されました。
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近代化産業遺産のプレート。
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発車直前の300号車の車内。
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もちろん冷房の類はありません。
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300号車の運転台。
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300号車から、2両目の23号車を覗いた図。
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瓦町で長尾線と別れた後、栗林公園と三条の間で、真新しい高架橋を走ります。
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途中、高松市郊外の一宮駅で1回目の長時間停車がありました。
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一宮駅のホームで乗務員から全4種類の乗車証明書の配布があり、乗客たちは列に並んで順番に受け取っていました。
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レトロ電車は現在の車両と比べて車体幅が狭く、そのままでは駅でホームとの間に隙間が空いてしまうため、ドアに写真のようなステップを付けています。
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一宮駅の駅舎
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一宮駅で出発を待つ300号車。
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「高松琴平電鉄」の社名が書かれたプレート。この「高」も「はしご高」です。
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一宮からは、琴平寄りの23号車に乗り移ります。
1925(大正14)年、現在の近鉄南大阪線にあたる大阪鉄道のデロ20形として製造された電車で、今回のレトロ電車復活運転に使用されている4両の中では最も古い車両です。 -
23号車の運転台。
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回送列車としての運用時に使う標識板。
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木材が使われた、時代を感じさせる23号車の天井。
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レトロな内装の電車が、田園地帯を駆け抜けます。
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日除けも昔懐かしい木製のものです。
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日除け戸を上げてみた状態。
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滝宮駅で撮影タイムを兼ねた2度目の長時間停車。他のお客さんが降りてしまった隙を狙い、23号車の車内を撮影しました。
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こちらは一宮まで乗ってきた300号車の車内。
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滝宮駅の駅名標
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イチオシ
滝宮駅に停車中の300号車を先頭とするレトロ電車4両編成。
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300号車の台車。
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滝宮駅前の牛乳販売店。「森永ホモ牛乳」の文字が昭和30年代テイストを感じさせます。
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イチオシ
滝宮駅の駅舎。1926(大正15)年、高松琴平電鉄琴平線の前身・琴平電鉄の暫定的な終着駅として開業した当時から使用されている名駅舎です。
駅前の丸ポストもいい味を出しています。 -
滝宮駅舎のアンティークな照明具。
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この滝宮駅舎も、レトロ電車と一緒に近代化産業遺産に認定されました。
金比羅参りに出かける観光客や、地元の通勤通学客のために長年使われてきた歴史の重みを感じる建物です。 -
危険品注意の掲示。手書きのレトロ感が泣かせます。
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2両目の23号車。
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23号車の台車。
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3両目の500号車。
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500号車の台車。
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最後尾の120号車。
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120号車の台車。
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120号車の台車に取り付けられた「昭和16年 川崎車輛」の銘板。
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120号車の琴電琴平行きと、1080形(元京急1000形)の高松築港行きの2ショット。
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こちらは1100形(元京王5000系)。滝宮駅の折り返しホームでお休み中。
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先頭の300号車の付近に何やら人だかりができていたので、行ってみると他の乗客たちが記念撮影を楽しんでいました。
写真は記念撮影に使うプレート。 -
イチオシ
記念撮影の順番を待つ間に撮影したレトロ電車の琴電琴平行きと1200形(元京急700形)の琴電琴平行き。
レトロ電車は滝宮駅で長時間停車する間に、高松築港を後から出発した1200形に道を譲ります。 -
順番が回ってきたので自分もレトロ電車300形を背景に、1枚撮っていただきました。
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イチオシ
発車時刻までしばらく時間があるので、滝宮駅周辺をしばらくぶらつきます。
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最後は最後尾の120号車に乗ります。
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120号車のトレードマークは、上方にカーブした窓枠。
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120号車の履歴を書いた車内吊り広告。
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車内の沿線案内図。約10年前の経営破たん以降、琴電は掲示物や媒体物の類に力を入れるようになった印象があります。
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乗務員室に置かれていた方向板。「佛生山」と旧字体を用いた表記なのが泣かせます。
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120号車の乗務員室。
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120号車の車内には昔の琴電の車両や駅舎の写真が飾られていました。
写真の電車は30形(元京急230形)。昭和初期に製造された車両で、1978(昭和53)年ごろに琴電に移籍後2007(平成19)年まで現役で使用されていました。
私も高校生の時分に乗ったことのある、想い出の電車です。 -
こちらは旧瓦町駅舎の写真。昭和初期に建設されたコンクリート造りの洋館で、高松空襲にも耐えた建物でしたが、平成になってから再開発のため取り壊されました。
現在の駅舎は高松天満屋の入居する高層ビルに建て替えられています。 -
イチオシ
120号車の車内。
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年季を感じさせる120号車の網棚。
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イチオシ
終点琴電琴平に向け走行中の120号車の車内。開いた窓から5月の心地よい風が吹き込みます。
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一宮駅での長時間停車中にいただいた乗車証明書とレトロ電車の紹介パンフレットと、滝宮駅で入手した琴電の案内パンフレット。
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このまま終点琴電琴平まで一気に突っ走りたいところですが、2駅手前の羽間駅で対向列車との行き違いのため小休止。
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イチオシ
羽間駅で発車を待つレトロ電車。
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羽間駅の南には大きなため池があります。降水量の少ない讃岐平野には、昔から渇水対策のためたくさんため池が作られてきました。
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ため池のそばの小さな駅で静かに発車を待つ120号車。
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120号車の車内灯。
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この網棚の固定具のデザインが何とも言えません。
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まもなく終点琴電琴平です。
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琴電琴平駅の駅名標。
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古レールを再利用したホーム柱が印象的な琴電琴平駅のホーム。
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ホームに吊るされた駅名標の自体もレトロ感たっぷりです。
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一仕事終えて、高松築港への折り返しを待つ300号車。
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寺院風の琴電琴平駅の駅舎。一代前の、開業当初の欧風駅舎が建て替えられてしまったのが惜しまれます。
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到着後は金刀比羅宮を参拝し、1080形の琴電琴平行きで折り返します。
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1080形を仏生山駅で下車。車庫と車両工場があり、琴平線・長尾線の運行の要になっている駅です。
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仏生山車庫の入り口には、電動貨車のデカ1が停車していました。
運転室部分は、昔の琴電車両の標準カラーであるクリームとサーモンピンクの塗り分けです。 -
イチオシ
わざわざ仏生山車庫に来た目的は、これ。
今日の保存運転に使用されたレトロ電車の撮影会に参加するためです。
左から順に23号、120号、300号、500号。 -
仏生山車庫の留置線から真南に向かって、1本の路地が伸びていました。
今ではごく普通の路地になっているこの敷地を、昭和初期の一時期、高松の奥座敷として知られる塩江温泉へのアクセス鉄道である塩江温泉鉄道のガソリンカーが走っていました。
その名残でこの路地は今も「ガソリン道」と呼ばれています。 -
ガソリン道を塩江温泉方向に遠望した図。
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琴平線の電車で琴電琴平方向に戻り、栗熊駅というどこかユーモラスな名前の駅で下車します。
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栗熊駅を降りて、道路を挟んで向かい側にあるさぬきうどん店「香川屋」へ。
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ぶっかけうどんと穴子のてんぷら、こんにゃくのおでんでちょっと早い夕食。
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イチオシ
店内には要潤の「うどん県」ポスターが。
昼に訪れた琴平のうどん屋さんでもこのポスターを見かけました。
この後、高松駅から神戸三宮行きの高速バスで帰途につきましたが、GWのUターン渋滞に引っかかってしまい、自宅に着いたのは日付が変わってからでした。
最後の最後に大変な思いをした旅行でしたが、琴電のローカル電車とさぬきうどんを楽しみに近い内また高松に行こうと思います。
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この旅行記へのコメント (4)
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- 横浜臨海公園さん 2013/08/05 06:47:58
- はじめまして
- TMBSさま、はじめてメッセージを差し上げます。
この度は、小生のページに初訪問を賜りまして誠に有難うございました。
コトデンの旅行記を興味深く拝見させて頂きました。
高松琴平電気鉄道創世記の電車は、当時直流600ボルトが主流の時代に直流1500ボルトを採用した最新型でした。
カム軸式制御機では無く電磁式制御機を使用している為に、ノッチが自動進段では無く手動式な為に、速度に応じてノッチを進めなければならず、下手な運転士に当たると、ノッチの入れ具合でドカンドカンとショックが伝わってくる所がたまりません。
今後とも宜敷くお願いします。
先ずは御礼とご挨拶まで。
横浜臨海公園
- TMBSさん からの返信 2013/08/05 23:27:26
- RE: はじめまして
- 横浜臨海公園様
はじめまして。
このたびは書き込みありがとうございます。
琴電琴平線は、大正末期の地方私鉄にしては異例の高規格を
採用したことで有名ですよね。開業当時から1500Vというのは、
大手私鉄でもあまり例がありませんでした。
こちらこそどうかよろしくお願いします。
TMBS
-
- ateruiさん 2012/07/01 16:56:28
- こんにちは
- 素晴らしい車両ですね!
こんな車両に毎日乗れたら嬉しいです!
私は京王線で通勤してますが 5000系懐かしいですね!
現役なのが嬉しいです!
ありがとうございました!
enn8801
- TMBSさん からの返信 2012/07/02 21:36:04
- RE: こんにちは
- enn8801さん
はじめまして、投票とコメントありがとうございます。
こんな素晴らしく味のある車両が、日本に残っていたわけで、
実際に乗りに行って改めて感動しました。
さすがに今ではイベント専門ですが、つい10数年前までは、
高松市とその近郊に住む人の一部は毎日こんな電車で通勤通学
していました。
そちら出身の友達曰く、冷房が無く御世辞にも快適ではなかった
らしいですが、鉄道ファン的には羨ましい限りです。
5000系も、つい10数年前まで京王で普通に乗れましたよね。
今でも松山・高松・松江・山梨で元気に走っていますので、
機会がありましたら、ぜひ訪ねてみてください。
TMBS
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