2012冬14　カンボジア(アンコール遺跡 Pre Rup/East Mebon)

2012/02/05 - 2012/02/26

遺跡巡り３日目。
今日は通称『大回りコース』を、やっぱり自転車で周ります。

さすがに『大回り』はかなり距離がありそうなので、トゥクトゥクで周ろうと考えていました。
ホテル前に待機している運転手さんと話して13US$で話もまとめたのですが、「やっぱりマイペースで周りたいなぁ」と思い直しました。
誰かを待たせていると思うと、どうしても焦ってしまう性格。
「あ」と思った場所で「停めて！」なんて言えない性格（聞こえないだろうし）。
とにかく、当たり前だけれど自転車ほど自由には動けない。
とは言え、途中でへばったらどうしようもない･･･。

不安は拭えませんでしたが、思い切って自転車で出かけました。

結果、大変ではありましたが上には上がいくらでもいました。
どう見ても60歳以上と思しき御婦人もガンガン走ってました。
お互いに競い合うようなスローペースで遺跡巡りをしました。

帰路はさすがにペダルがかなり重く感じましたが、とことんマイペースで周ることができて満足でした。


【大回りコース】
プレ･ループ
　　↓
東メボン
　　↓
タ･ソム
　　↓
ニャック･ポアン
　　↓
(クオル･コー)
(バンデアイ･プレイ)
　　↓
プリア･カン

エリア シェムリアップ(カンボジア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 自転車
• 航空会社: 中国東方航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

二日目と同じ道を通って『スラ･スラン』へ。
今日は、突き当たりの道を東へ向かいます。

美しい景色に、自転車を停めてしばし見とれる。

今日は二日目より少し湿度が高い感じ。
すでにちょっと休憩したい。

【プレ･ループ(Pre Rup)】961年


一つ目の遺跡プレ･ループに到着。

小回りコースの時よりもはるかに多くのトゥクトゥクやバスに追い越される。

東塔門

なんとなく『すいている』と思い込んでいたのですが、かなりの人出。

中央伽藍

多くの人で賑わっています。
意外でした。

中央伽藍と東塔門の間にある石槽。

ここでは火葬の儀式が行なわれ、この石槽で死者を荼毘に付したと言われています。

周壁内の北の隅には小さな建物があり、

ここで、火葬した死者の灰を流したと言われています。

『迫り出し構造』で造られた経蔵の天井

石段を上って祠堂のある上部へ。

いい眺めです。

シンハのお尻は本当に可愛い。

四方に配された祠堂

全ての祠堂は、東側の入口以外は全て偽扉で閉ざされています。

屋根はこちらも『迫り出し構造』

スタイル抜群のシンハの背後から。

ブラフマー神の妻『サラスヴァティー』

4つの顔を持っています。

こちらは女神『ラクシュミー』

風化が激しくて分かりづらいですが、イノシシの顔をしています。

破風の彫刻


これは『象に乗るインドラ神』

中央祠堂

中央祠堂の偽扉

中央祠堂から見下ろす

あぁっ！　シンハがっ！

南側の階段から下へ降ります。

消えてしまいそうな偽扉

『プレ･ループ』を後にして『東メボン』に向かいます。

地図に『湖跡』と書かれている辺り。

【東メボン(East Mebon)】952年


先ほどのプレ･ループによく似た造りの『東メボン』に到着。
ここも多くの人で賑わっています。

元は、東バライの大池の中央に浮かぶように建っていたのだそうです。

ガイドブックに『水に浸かっていた部分は色が変色している』とあったので探してみたのですが、残念ながら分かりませんでした。

周壁の四隅に立つゾウ

主祠堂

副祠堂

カーラは、破風やまぐさ部分の彫刻に頻繁に登場します。

カーラの口からナーガが湧き出しています。

こちらのカーラは恐らくオリジナルだと思われます。

祠堂内部の仏像

興味深くてついつい撮ってしまう『迫り出し構造』の屋根

他にも美しいレリーフが残っています。

こちらもカーラ

これまたついつい撮ってしまうシンハの後姿。








『アンコール遺跡　タ･ソム／ニャック･ポアン』へ続く→
http://4travel.jp/traveler/252525/album/10651910/