2012冬18　カンボジア(プノンペン)

2012/02/05 - 2012/02/26

【シェムリアップからプノンペンへ】
キャピトルツアーのバスで移動（5US$）。
2日前にオールドマーケット近くにあるデスクで申し込みました。
シェムリアップの街中には多くの旅行社があり、さまざまなルートのバスを運行しているようです。
シェムリアップからプノンペンへは4?9US$くらい。
３列シートのVIPバスなどもあるようです。
大抵は、ホテルまでのピックアップも料金に含まれています。

プノンペンでの到着場所の便利さと次のホーチミンへの移動を考えて、キャピトルツアーを選びました。
バスは、行きのシンツアーとは違って地元の人でいっぱいでした。
（乗車率90％くらい。外国人旅行者は3人くらい）


シェムリアップを11時に出発してプノンペンには夕刻着。
予定より長くシェムリアップに滞在したため、プノンペンでは2泊のみ。1日目と3日目は移動なので、街歩きできるのは実質1日だけです。
王宮にも国立博物館にもあまり興味がわかないし、マーケットもそれほど･･･。
などと考え、とりあえず『トゥール･スレン博物館』へ向かいました。
結果、こことトンレサップ川沿いを訪れただけになってしまいました。

ほとんどが『トゥール･スレン博物館』の写真です。

※むごたらしい写真がありますので、ご注意ください。



カンボジアの通貨：R(リエル)
1US$＝約80円(2012年2月)
1US$＝4000R

エリア プノンペン(カンボジア)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: 中国東方航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

1泊目の宿は『キャピトル１』。
バスを降りてすぐそこなので非常に便利だが、到着が夕方になってしまったためシングルもツインも空きがなく、トリプルルームを一人で使うことに。

窓もあり清潔だが広すぎて落ち着かない。
まるでドミトリーのよう。

トイレ･温シャワー･エアコン･ファン付き。
1泊10ﾄﾞﾙ
（この部屋以外選択肢がなかったので少し値引きしてくれた。エアコンなしの部屋だとかなり安い様子）

すぐに暗くなったので、少しブラッとして夕食を摂っただけで早目に休むことにする。

夕食は、宿のすぐ近くの『オルセー』で。
ワンタン麺　8000R

人気店だけあってなかなか美味しかった。


キャピトルのチケット窓口横の商店で菓子パンとファンタを購入。
値段が明記されているのでありがたい。

翌朝、窓から外を1枚。

『ナイスＧ.Ｈ』に移動。同じ10US$でダブルルーム。
『キャピトル１』との違いは、
冷蔵庫があること、窓はあるが外は見えないこと、
ファンがないこと、フロントの人が感じ良いこと。


チェックインを済ませ、宿の2本西の通りを南下して『トゥール･スレン博物館』へ向かう。
プノンペンの人々も親切で優しく、この国をもっとゆっくり周りたかったと悔やむ。

【トゥール･スレン博物館】

ポル･ポト政権下（1975〜1979）において、社会主義改革という名目で行なわれた残虐行為を後世に伝える博物館。

反革命分子とみなされた人々は家族共々この収容所に捕えられ、激しい拷問・尋問の後、キリングフィールドで処刑された。

『Ｓ２１』という暗号名で呼ばれていたここは、元は高校の校舎だった。

周囲は先の尖った鉄杭と鉄条網で囲まれている。

Ａ棟の前に並ぶ墓

囚人を逆さ吊りにしたポール

水に漬ける拷問が行なわれていた

解説の写真（Ｄ棟に展示）

向かって一番左のＡ棟には尋問室が並ぶ

鉄製のベッドだけが置かれている

壁には目を背けたくなるような写真も展示されている。

続くＢ棟には、収容された人々のおびただしい数の顔写真

番号札を下げている。

女性も

子供も

赤ん坊までも

彼女たちは番号札を下げてない。
看守だったということだろうか。

むごたらしい遺体の写真もある

外務副大臣の妻であったチャン･キム･スルン


この目が頭から離れなくなってしまった。

彼の背後を見ると、雑居房の劣悪な環境がわかる

ポスターの写真

顔写真を撮影する際に使用された椅子
（ガラスケースに入れられている）

掘り起こされた夥しい数の遺骨

雑居房で使われていた足枷

その横にあるポル･ポトの胸像。
顔面に大きく×が書かれている。

おそらく見学者から破壊されないように鉄枠に入れられたのであろう。

別の場所に展示されていた写真もこのような状態。

続くＣ棟は囚人の収容房。

有刺鉄線が張り巡らされている。

1階の独居房

排泄に使われたという弾薬箱が転がっている

こちらはレンガで仕切られている

ここは木

3階は雑居房

壁に描かれた番号が生々しい

敷地内には朽ちかけたトイレもそのまま残されている

Ｄ棟には拷問の様子を描いた絵や器具が展示されている

遺骨が並べられている

Ｄ棟3階ではドキュメント映画を見ることができる。

この日は上映開始後20分ほどで停電になり、途中までしか見ることができなかった。


すっかり沈み込んで博物館を後にする。

宿へと戻る途中に立ち寄った『関帝廟』

一旦宿に戻り、気持ちを立て直す。


ぶらぶらと歩いて『シソワット･キー』へ。

トンレサップ川

潜って何かを獲っている子供がいた。

陽射しが強いので、東屋に腰掛けて川を眺める。

王宮とシルバー･パゴダ


『王宮』というものにはどうも興味がわかないので行かなかった。

宿の近くは大変賑わっている。

ホーチミンほどではないが、道を渡るのが一苦労。

二日目の夕食はインド料理『ロイヤル･インディア』で。

ベジタブルターリー　4ﾄﾞﾙ






『ホーチミン2』へ続く→
http://4travel.jp/traveler/252525/album/10653570